01CHAPTER 01
珪藻土マットの処分とは?「何ごみか」の前に確かめること
結論:珪藻土マットは、ほかの日用品と手順がひとつだけ違うの。ふつうなら「何ごみか」を調べれば終わりだけど、このマットはその前に「どこの製品か」を確かめるところから始まるよ。理由は、2020年11月から2021年1月にかけて厚生労働省が、石綿(アスベスト)を含む珪藻土製品の流通と、メーカー・販売者による回収について何度も発表したから。バスマットだけでなく、コースターや水切りマット、トレー、消臭や調湿に使う製品も対象になったの。
ここで大事なのは、「珪藻土そのものにアスベストが入っている」わけではないということ。見つかったのは、一部の製品のつくられ方に由来するもので、珪藻土という材料そのものが危ないという話ではないよ。だから「珪藻土=こわいもの」と受け取らなくて大丈夫。日本ではアスベストを使うことが原則としてできなくなっているから、いま売られている製品に含まれることは原則としてないの。気にかけたいのは、2020年ごろまでに買った製品だよ。
そして、いま処分に影響しているのは「作業する人の安全」のほうなの。ごみを集める人や、処理施設で仕分けをする人が、割れた珪藻土のかけらを素手で扱うことになるからね。だから多くの町が「珪藻土だと分かるようにして出してね」「ほかのごみと袋を分けてね」とお願いしているよ。川口市は理由まではっきり書いていて、ごみの処理にたずさわる人の安全を守るために協力してほしい、と呼びかけているの(2026年8月17日時点)。
あなたのマットは、この3つのどれ?
公式の案内をならべてみると、道はきれいに3つに分かれるよ。ここを先に決めると、あとの手続きで迷わなくなるの。
- 回収の対象だと分かっている:メーカーや販売者が回収している製品だと分かったら、ごみとして出さずに、そのメーカー・販売店の窓口へ。横浜市は、対象の製品はメーカーなどが自主回収するものだから市の収集には出さないでほしいと案内しているよ(2026年8月17日時点)。川口市も、メーカーなどが回収している製品は、ごみ集積所でも各環境施設でも受け取らないと書いているの。
- 対象ではないと確認できた:メーカーや販売者がはっきりしていて、回収の対象に入っていないと確かめられたなら、町のふつうの決まりで出せるよ。ここで初めて「燃やさないごみか、粗大ごみか」の話になるの。
- どこの製品か分からない:いちばん多いのがこれ。ここが今回のいちばん大事なところで、ふつうのごみとして出せない町があるの。川口市は、アスベストの有無もメーカーも販売者も分からないものは、ごみステーション・粗大ごみの受付・自分での持ち込みのどれにも出さないでほしいとして、相談の窓口を案内しているよ。神戸市も、判断がつかない製品はクリーンステーションに出さず、区の環境局事業所へ持ち込む形にしているの(2026年8月17日時点)。
町ごとの決まりを、4つの例で見てみよう
同じ珪藻土マットなのに、町によって扱いがここまで違うよ。この4つのどれかに、あなたの町も近いはず。金額ではなく「どこに出すか」と「どう包むか」で分かれているのが特徴なの。
| 町の例 | どう扱っているか | 出すときのお願い |
|---|---|---|
| 神戸市(2026年1月15日) | 判断がつかない製品は、指定袋に入って5kg未満なら区の環境局事業所へ持ち込み。入らない・5kg以上なら大型ごみ | 指定袋で二重に包み「ケイソウド」と貼り紙を。ほかの燃えないごみを同じ袋に入れない |
| 川口市(2023年1月4日) | アスベストを含まないと確認できたものは一般ごみ、1辺が40cmを超えるものは粗大ごみ | メーカーや販売者が分からないものは、ステーション・粗大ごみ受付・持ち込みのどれにも出さず相談 |
| 泉大津市(2023年8月1日) | 珪藻土マットとコースターは、大きさに関係なくすべて小型粗大ごみ | 申し込みのときに珪藻土製品があると伝える。ほかの小型粗大ごみと別の袋に(分けても追加料金なし) |
| 横浜市(2022年6月27日) | 回収の対象になった製品は市の収集に出さない | 心配なときはビニール袋などに入れテープでしっかり封をして、自主回収まで保管 |
まず裏を見る
マットの裏や、貼ってあるシールに品番やロットの表示があるよ。写真を1枚撮っておくと、どこに聞いても話が早いの。
買った時期を思い出す
気にかけたいのは2020年ごろまでに買ったもの。それより後のものは、原則として心配のいらない製品だよ。
「珪藻土」と伝える
申し込みでも持ち込みでも、これを言うだけで受け入れ側が正しく扱えるの。泉大津市も申告をお願いしているよ。
袋は必ず分ける
ほかのごみと混ぜないのが共通のお願い。神戸市は二重に包んで「ケイソウド」と貼り紙まで求めているよ。
大きさを測る
1辺の長さで燃やさないごみと粗大ごみが分かれる町が多いの。川口市の例では40cmが境目になっているよ。
割れていたら封をする
すでに欠けているなら、二重にしたビニール袋に入れてテープでしっかり封を。横浜市と川口市が同じ案内をしているの。
どこに出す?かんたん判定
いまのマットの状態と、あなたの事情にいちばん近いものをタップしてみて。すぐ下におすすめの道が出るよ(送信ボタンはいらないの)。金額は町で変わるから、ここでは行き先だけを出しているよ。
- いまの状態と事情にいちばん近いのは?
袋はほかのごみと分けてね。割ったり削ったりしないで、そのまま入れてね。