珪藻土マットの処分方法の比較

珪藻土マットの処分方法と捨て方ランキング

結論:珪藻土マットは「何ごみか」より先に「どこの製品か分かるか」で道が分かれるの。2020年11月から2021年1月にかけて、厚生労働省が石綿(アスベスト)を含む珪藻土製品の流通と、メーカー・販売者による回収について何度も発表したんだよ。その影響で、いまも珪藻土マットだけを別あつかいにしている町があるの。川口市の案内ではアスベストが入っているかどうかも、メーカーや販売者も分からないものは、ごみステーションにも粗大ごみの受付にも、自分での持ち込みにも出さないでほしいと、はっきり案内しているよ(2026年8月17日時点)。だから最初にやることは、袋に入れることじゃなくてマットの裏を見ること。「どこに出せるか・費用のめやす・手間の少なさ・安全に運べるか・作業する人への配慮」の5つの見方で、7つの道を並べたよ。

読むめやす:約28分

最終更新日:2026年8月17日

  • 01まず見るのは「どこの製品か」 — メーカーや販売者が分からないものは、ふつうのごみにも粗大ごみにも出さないでほしい、と案内している町があるよ(川口市・2026年8月17日時点)
  • 02割らない・削らない — 通常の使い方では飛散のおそれはないけれど、削ったり割ったりすると飛散する可能性がある、と横浜市も川口市も案内しているの
  • 03扱いは町でまるで違う — すべて小型粗大ごみの町も、1辺40cmを超えるものだけ粗大ごみの町も、持ち込み限定にしている町もあるよ

01CHAPTER 01

珪藻土マットの処分とは?「何ごみか」の前に確かめること

結論:珪藻土マットは、ほかの日用品と手順がひとつだけ違うの。ふつうなら「何ごみか」を調べれば終わりだけど、このマットはその前に「どこの製品か」を確かめるところから始まるよ。理由は、2020年11月から2021年1月にかけて厚生労働省が、石綿(アスベスト)を含む珪藻土製品の流通と、メーカー・販売者による回収について何度も発表したから。バスマットだけでなく、コースターや水切りマット、トレー、消臭や調湿に使う製品も対象になったの。

ここで大事なのは、「珪藻土そのものにアスベストが入っている」わけではないということ。見つかったのは、一部の製品のつくられ方に由来するもので、珪藻土という材料そのものが危ないという話ではないよ。だから「珪藻土=こわいもの」と受け取らなくて大丈夫。日本ではアスベストを使うことが原則としてできなくなっているから、いま売られている製品に含まれることは原則としてないの。気にかけたいのは、2020年ごろまでに買った製品だよ。

そして、いま処分に影響しているのは「作業する人の安全」のほうなの。ごみを集める人や、処理施設で仕分けをする人が、割れた珪藻土のかけらを素手で扱うことになるからね。だから多くの町が「珪藻土だと分かるようにして出してね」「ほかのごみと袋を分けてね」とお願いしているよ。川口市は理由まではっきり書いていて、ごみの処理にたずさわる人の安全を守るために協力してほしい、と呼びかけているの(2026年8月17日時点)。

あなたのマットは、この3つのどれ?

公式の案内をならべてみると、道はきれいに3つに分かれるよ。ここを先に決めると、あとの手続きで迷わなくなるの。

  1. 回収の対象だと分かっている:メーカーや販売者が回収している製品だと分かったら、ごみとして出さずに、そのメーカー・販売店の窓口へ。横浜市は、対象の製品はメーカーなどが自主回収するものだから市の収集には出さないでほしいと案内しているよ(2026年8月17日時点)。川口市も、メーカーなどが回収している製品は、ごみ集積所でも各環境施設でも受け取らないと書いているの。
  2. 対象ではないと確認できた:メーカーや販売者がはっきりしていて、回収の対象に入っていないと確かめられたなら、町のふつうの決まりで出せるよ。ここで初めて「燃やさないごみか、粗大ごみか」の話になるの。
  3. どこの製品か分からない:いちばん多いのがこれ。ここが今回のいちばん大事なところで、ふつうのごみとして出せない町があるの。川口市は、アスベストの有無もメーカーも販売者も分からないものは、ごみステーション・粗大ごみの受付・自分での持ち込みのどれにも出さないでほしいとして、相談の窓口を案内しているよ。神戸市も、判断がつかない製品はクリーンステーションに出さず、区の環境局事業所へ持ち込む形にしているの(2026年8月17日時点)。

町ごとの決まりを、4つの例で見てみよう

同じ珪藻土マットなのに、町によって扱いがここまで違うよ。この4つのどれかに、あなたの町も近いはず。金額ではなく「どこに出すか」と「どう包むか」で分かれているのが特徴なの。

各市の公式案内より(かっこ内は、各市のページに書かれている更新日。本文の「◯年◯月◯日時点」は編集部が公式ページで確かめた日だよ)
町の例どう扱っているか出すときのお願い
神戸市(2026年1月15日)判断がつかない製品は、指定袋に入って5kg未満なら区の環境局事業所へ持ち込み。入らない・5kg以上なら大型ごみ指定袋で二重に包み「ケイソウド」と貼り紙を。ほかの燃えないごみを同じ袋に入れない
川口市(2023年1月4日)アスベストを含まないと確認できたものは一般ごみ、1辺が40cmを超えるものは粗大ごみメーカーや販売者が分からないものは、ステーション・粗大ごみ受付・持ち込みのどれにも出さず相談
泉大津市(2023年8月1日)珪藻土マットとコースターは、大きさに関係なくすべて小型粗大ごみ申し込みのときに珪藻土製品があると伝える。ほかの小型粗大ごみと別の袋に(分けても追加料金なし)
横浜市(2022年6月27日)回収の対象になった製品は市の収集に出さない心配なときはビニール袋などに入れテープでしっかり封をして、自主回収まで保管

まず裏を見る

マットの裏や、貼ってあるシールに品番やロットの表示があるよ。写真を1枚撮っておくと、どこに聞いても話が早いの。

買った時期を思い出す

気にかけたいのは2020年ごろまでに買ったもの。それより後のものは、原則として心配のいらない製品だよ。

「珪藻土」と伝える

申し込みでも持ち込みでも、これを言うだけで受け入れ側が正しく扱えるの。泉大津市も申告をお願いしているよ。

袋は必ず分ける

ほかのごみと混ぜないのが共通のお願い。神戸市は二重に包んで「ケイソウド」と貼り紙まで求めているよ。

大きさを測る

1辺の長さで燃やさないごみと粗大ごみが分かれる町が多いの。川口市の例では40cmが境目になっているよ。

割れていたら封をする

すでに欠けているなら、二重にしたビニール袋に入れてテープでしっかり封を。横浜市と川口市が同じ案内をしているの。

費用の話が出てこないのには理由があるの:珪藻土マットの処分は、金額よりも「受け入れてもらえるかどうか」で決まるの。燃やさないごみとして出せる町なら指定袋の代金だけで済むし、粗大ごみになる町なら手数料がかかるよ。ただしその手数料は町ごとに決められていて、珪藻土マットが品目表に名前入りで載っている町はまだ少ないの。だからここでは具体的な金額を書かないでおくね——確かめられていない数字を並べても、あなたの町の役には立たないから。自分の町の「ごみの分け方・出し方」で「珪藻土」を引くのがいちばん早いよ。載っていなければ、受付に電話して「珪藻土のバスマットを捨てたい」と伝えれば教えてもらえるの。粗大ごみ全体の考え方は粗大ごみの出し方のページにまとめているよ。

どこに出す?かんたん判定

いまのマットの状態と、あなたの事情にいちばん近いものをタップしてみて。すぐ下におすすめの道が出るよ(送信ボタンはいらないの)。金額は町で変わるから、ここでは行き先だけを出しているよ。

  • いまの状態と事情にいちばん近いのは?
おすすめの行き先:燃やさないごみとして出す
袋はほかのごみと分けてね。割ったり削ったりしないで、そのまま入れてね。

02CHAPTER 02

珪藻土マットの手放し方ランキング7【2026年8月】

編集部が「どこに出せるか・費用のめやす・手間の少なさ・安全に運べるか・作業する人への配慮」の5つの見方で、当てはまる人が多い順に並べたよ。どれが正解かは、製品名が分かるかどうかあなたの町の決まりで変わるから、この並びは「決めるときの下地」として使ってね。

目的で絞り込み
比較
1

燃やさないごみとして出す

製品名が分かって、袋に入る大きさなら。いちばん多い道だよ

費用 指定袋の代金だけのことが多い 向く人 製品名が分かる・袋に入る 注意 ほかのごみと袋を分ける
編集部おすすめ迷ったら
買ったお店やメーカーが分かっていて、回収の対象に入っていないと確かめられたなら、これがいちばん素直な道だよ。珪藻土は焼きものに近い素材だから、ほとんどの町で「燃やさないごみ(不燃ごみ)」の仲間になるの。燃えるごみには出さないでね。気をつけたいのは3つ。①ほかの燃やさないごみと同じ袋に入れない(神戸市も泉大津市も、袋を分けることをお願いしているよ)②割ったり削ったりして小さくしない袋の外から「珪藻土」だと分かるようにする。神戸市は、判断がつかない製品について指定袋で二重に包み、「ケイソウド」と貼り紙をしてから出す形を案内しているの(2026年8月17日時点)。この包み方は、対象外だと分かっているマットでもそのまま真似して大丈夫だよ。ただし、あなたの町が珪藻土を燃やさないごみで受け入れているかは、必ず先に確かめてね。泉大津市のように、大きさに関係なくすべて小型粗大ごみにしている町もあるの。
4.7
比較
2

メーカー・販売店の回収に出す

2020年ごろに買ったなら、まずここを確かめてほしいの

費用 回収する側が案内する方法にしたがう 向く人 2020年ごろまでに買った・製品名が分かる 注意 対象ならごみに出さない
まず確かめたい
厚生労働省は2020年11月から2021年1月にかけて、石綿(アスベスト)を含む珪藻土製品の流通と、メーカー・販売者による回収について何度も発表したの。対象になったのはバスマットだけでなく、コースター・水切りマット・トレー・消臭や調湿に使う製品まで幅広いよ。対象の製品だと分かったら、絶対にごみとして出さないでね。横浜市は対象の製品を市の収集に出さないでほしいと案内し、川口市はメーカーなどが回収している製品はごみ集積所でも各環境施設でも受け取らないと書いているの。調べ方はかんたんで、①マットの裏や貼ってあるシールで品番・ロット番号を確かめる ②買ったお店やメーカーの案内ページを見る、の2つだけ。自分の町のごみのページにも、対象になった販売者の名前と問い合わせ先が並んでいることが多いから、そこから辿るのもおすすめだよ。回収してもらう場合の送り方や費用の負担は、回収する側が案内する方法にしたがってね。
4.6
比較
3

粗大ごみとして申し込む

大判で袋に入らないとき。町によっては大きさに関係なくこちら

費用 町ごとの粗大ごみ手数料 向く人 大判サイズ・すべて粗大ごみの町 注意 申し込みで「珪藻土」と伝える
指定の袋に入らない大判のマットは、こちらになるよ。1辺の長さで分かれる町が多くて、川口市の案内では「1辺が40cmを超えるもの」が粗大ごみ(2026年8月17日時点)。神戸市は指定袋に入らない、または5kg以上のものを大型ごみとしているの(2026年8月17日時点)。おもしろいのは、大きさに関係なく全部を粗大ごみにしている町があること。泉大津市は珪藻土マットとコースターを小型粗大ごみとして出してもらう形にしていて、可燃ごみに出すことと、細かく割って出すことは絶対にしないでと呼びかけているよ(2026年8月17日時点)。申し込むときは、必ず「珪藻土のマット」だと伝えてね。泉大津市は申し込みのときに珪藻土を使った製品があることを伝えてほしいとお願いしているし、ほかの小型粗大ごみとは別の袋に分けてほしい、袋を分けても追加の収集料金はかからないとも書いているの。袋を分けてもお金は増えない——ここは安心して分けていいところだね。神戸市の大型ごみでは梱包やシートで覆って飛び散らないようにし、「ケイソウド」と貼り紙をする形になっているよ。
4.4
比較
4

町の施設に持ち込む・相談する

どこの製品か分からないとき、いちばん確実な行き先だよ

費用 町ごとの持ち込み手数料 向く人 メーカーも買ったお店も分からない 注意 先に電話で受け入れを確かめる
分からないときはここ
「もらいものだった」「箱を捨ててしまって、どこの製品か分からない」——このページを開いた人でいちばん多いのが、たぶんこれ。そして、この場合はふつうのごみとして出せない町があるの。川口市は、アスベストの有無もメーカーも販売者も分からないものは、ごみステーション・粗大ごみの受付・自分での持ち込みのどれにも出さないでほしいとして、ごみの処理にたずさわる人の安全を守るためという理由まで書いたうえで、相談の窓口を案内しているよ(2026年8月17日時点)。神戸市は行き先まで決めていて、判断がつかない製品は、指定袋に入って5kg未満なら指定袋で二重に包み「ケイソウド」と貼り紙をして、クリーンステーションではなく区の環境局事業所へ持ち込む形にしているの(2026年8月17日時点)。やることは1本の電話だけ。町のごみの担当課に「珪藻土のバスマットを捨てたいが、どこの製品か分からない」と伝えれば、持ち込み先か出し方を教えてもらえるよ。黙ってふつうのごみに混ぜてしまうのがいちばんよくない——集める人が、それと知らずに割れたかけらを扱うことになるからね。
4.2
比較
5

許可のある不用品回収業者にまとめて頼む

引っ越しなどで、ほかにも手放すものがあるときに

費用 基本料金+量で決まる考え方が多い 向く人 ほかにも不用品がある・急いでいる 注意 町の許可の有無を先に確認
マット1枚のためだけに頼むと割高になりやすいけれど、引っ越しや模様替えで、ほかにも手放すものがまとまっているなら現実的だよ。ここでいちばん大事なのは、その会社が自分の町の許可を持っているかどうか。家庭から出たごみを集めて運ぶには市区町村の許可が必要で、国民生活センターは、この許可を持たない事業者とのトラブルが目立つと注意を呼びかけているの。相談は2021年度に2,000件を超えたと公表されているよ。実際に紹介されているのは「安い定額パックのはずが作業後に高い金額を求められた」「トラック詰め放題で頼んだのに、当日は荷台の囲いの高さまでしか積めないと言われた」という内容。許可を持たずに営業することは廃棄物処理法で禁じられていて、罰則も定められているの。珪藻土マットを渡すときは、ひとこと「珪藻土です」と伝えてね。トラックの荷台でほかの荷物の下敷きになって割れると、積みおろしをする人が困ってしまうから。選び方は不用品回収業者のページにまとめているよ。
3.9
比較
6

買い替えるお店に引き取りを聞く

新しいマットを買うなら、聞くだけ聞いてみる価値はあるよ

費用 お店ごと(無料のことも有料のことも) 向く人 同時に買い替える 注意 引き取りをしていない場合も多い
新しいバスマットを買うなら、そのお店に「古いほうを引き取ってもらえますか」と聞いてみて。できれば、買う前に聞くのがこつだよ。ただし正直に言うと、珪藻土マットは家電のような引き取りの決まりがある品物ではないから、引き取りをしていないお店のほうが多いの。それでも聞く価値があるのは、お店によっては下取りや回収のキャンペーンをやっていることがあるから。そして聞くときは、必ず「珪藻土のマットです」と伝えてね。回収の対象になった製品かもしれないと分かれば、お店のほうから正しい窓口を案内してもらえることがあるの。引き取ってもらえなかったときの次の手も決めておくと安心だよ——製品名が分かるなら燃やさないごみか粗大ごみ、分からないなら町の窓口に相談、という順番だね。買い替えるついでにほかの布まわりも見直すなら、カーペット・ラグの処分のページも参考になるよ。
3.6
比較
7

分かるまで包んで安全に保管する

すぐ捨てないという選択も、ちゃんとした答えのひとつだよ

費用 0円(袋とテープだけ) 向く人 すでに割れている・調べる時間がない 注意 置きっぱなしにしない
意外に思うかもしれないけれど、これは公式の案内にも出てくる、れっきとした選択肢なの。横浜市は、心配なときはビニール袋などに入れてテープでしっかり封をして、メーカーなどの自主回収まで保管してほしいと案内しているよ(2026年8月17日時点)。川口市も、すでに割れているなどで心配なときは、二重にしたビニール袋などに入れてテープでしっかり封をと書いているの(2026年8月17日時点)。すでに欠けたり割れたりしているマットは、動かすたびに粉が出るから、まず包んで封をするのがいちばんの応急手当てだね。包み方は、二重のビニール袋+テープでしっかり封+外から中身が分かるように書いておく。置き場所は、お子さんやペットが触らない、乾いたところにしてね。ただし「とりあえず物置へ」で終わらせないのが大事。カレンダーに「◯日までに町の窓口へ電話する」と書いておくと、そのまま何年も置きっぱなし……を防げるよ。
3.4

03CHAPTER 03

手放し方の選び方(=迷わないための5つの見方)

珪藻土マットでつまずきやすいのは、いきなり「何ごみか」を調べはじめてしまうところ。本当の分かれ道は、その手前にあるの。下の5つを順番に見ていくと、行き先が自然に決まるよ。

① どこの製品か分かるか

ここがいちばん大事。分からないと、ふつうのごみに出せない町があるの。まずマットの裏を見てみて。

② 買ったのはいつごろか

気にかけたいのは2020年ごろまでのもの。それより後の製品は、原則として心配のいらないものだよ。

③ 割れていないか

欠けたりひびが入っていたら、先に二重の袋に入れて封をしてね。動かすたびに粉が出るのを止められるの。

④ 大きさと重さ

指定の袋に入るかどうかで、燃やさないごみと粗大ごみが分かれる町が多いよ。1辺の長さを測っておこう。

⑤ ほかにも手放すものは

引っ越しなどでまとめて出すなら、回収を頼む道も現実的。マット1枚だけだと割高になりやすいの。

順番を変えるだけで、ぐっと楽になるよ:やりがちなのが、先に「不燃ごみの日でいいや」と決めてしまって、袋に入れる直前で不安になるという順番なの。正しい順番は、製品名を確かめる → 回収の対象かを調べる → 町の決まりを見る → 出すだよ。最初の一歩はマットをひっくり返して、裏や貼ってあるシールの写真を1枚撮ること。品番やロット番号が写っていれば、そのあと何を聞かれてもすぐ答えられるの。もし読めなくても大丈夫——その場合は「分からない」という答えを持って町の窓口に相談すれば、ちゃんと道を教えてもらえるよ。分からないことは、隠さずに伝えるほうが早く終わるの。ほかにも手放すものがあるなら処分の入り口からまとめて見てみてね。

04CHAPTER 04

目的別の早見表(あなたに近いのはどれ?)

上のランキングを、よくある事情から引けるようにまとめ直したよ。気になる行のおすすめは、ランキングのチップでも絞り込めるようにしてあるの。

製品名が分かる・袋に入る

いちばん多い形

推し燃やさないごみとして出す

袋はほかのごみと分けてね。割らずにそのまま入れるのがこつ。

2020年ごろに買った

まず確かめる

推しメーカー・販売店の回収に出す

対象ならごみには出さないでね。品番の写真を持って窓口へ。

大判で袋に入らない

大きいとき

推し粗大ごみとして申し込む

申し込みで「珪藻土」と伝えて。袋を分けても料金は増えないよ。

どこの製品か分からない

相談が近道

推し町の施設に持ち込む・相談する

ふつうのごみに出せない町があるの。電話1本で解決するよ。

ほかにも手放すものがある

まとめて

推し許可のある不用品回収業者にまとめて頼む

許可の有無と書面の金額。この2つだけは確かめてね。

新しいマットに買い替える

聞くだけ聞く

推し買い替えるお店に引き取りを聞く

していないお店も多いの。断られたときの次の手も決めておこう。

05CHAPTER 05

【重要】粉を出さない・人を困らせない・高額請求を防ぐための注意点

割らない・削らない。これが全部の土台だよ

このページでいちばん覚えて帰ってほしいのがここ。厚生労働省の報道発表資料をもとに、横浜市は「ふつうに使っているかぎり石綿(アスベスト)が飛び散るおそれはないけれど、削ったり割ったりすると飛び散る可能性がある」という趣旨を案内しているの(2026年8月17日時点)。川口市も固形のバスマットなどは、ふつうに使っているかぎり飛び散るおそれはなく健康上の問題が起きるおそれもないが、削ったり割ったりして壊したときには飛び散るおそれがあると、ほぼ同じことを書いているよ(2026年8月17日時点)。つまり、そのまま使っているぶんには問題にならない。危ないのは「壊す」という行為のほうなの。だから「袋に入らないから割って小さくしよう」は絶対にしないでね。泉大津市も可燃ごみに出すことと、細かく割って出すことは絶対にしないでと、はっきり書いているの。袋に入らないなら、割るのではなく粗大ごみに切りかえる——これが正しい対処だよ。

捨てる前の「やすりがけ」がいちばん危ない

意外な落とし穴がこれ。珪藻土マットは吸水力が落ちたときに、目の細かい紙やすりで表面を軽く削ると吸い込みがよみがえる、という手入れの方法が広く紹介されているの。ふだんの手入れとしては、それ自体はまちがっていないよ。でも、回収の対象かもしれない製品では話がまったく変わるの。削るというのは、公式の案内が「飛散する可能性がある」と名指ししているまさにその行為だからね。「もう捨てるから、最後に一度だけ削ってみよう」は、いちばんやってはいけない組み合わせなの。処分すると決めたら、手入れはもうしないでね。とくに2020年ごろまでに買ったマットや、どこの製品か分からないマットでは、やすりがけをしないと決めておこう。

包み方と、貼り紙のひとこと

出すときの包み方は、公式の案内がそろって同じことを言っているよ。すでに割れているなら、二重にしたビニール袋に入れてテープでしっかり封をする(横浜市・川口市)。燃やさないごみで出すなら、指定袋で二重に包んで「ケイソウド」と貼り紙をする(神戸市)。粗大ごみなら、梱包するかシートで覆って飛び散らないようにしたうえで、やはり「ケイソウド」と貼り紙(神戸市の大型ごみ)。そしてどの町にも共通しているのが「ほかのごみと同じ袋に入れない」ということ。神戸市は珪藻土製品を入れた袋にほかの燃えないごみを入れないで、泉大津市はほかの小型粗大ごみとは別の袋に分けてと書いていて、しかも泉大津市は袋を分けても追加の収集料金はかからないと添えているの。分けても損はしない——ここは気持ちよく分けていいところだね。

集める人・仕分けする人のことを思い出してね

なぜここまで細かくお願いされるのか。理由はあなたの健康より、むしろ受け取る側の安全にあるの。川口市は、メーカーや販売者が分からない製品をふつうのごみに出さないでほしい理由として、ごみの処理にたずさわる人の安全を守るためだと、はっきり書いているよ。収集車の中で押しつぶされたり、処理施設のベルトの上で割れたりすると、そこで働く人が粉を吸うことになるからね。「珪藻土だと分かるようにして出す」というたったひと手間が、そのまま誰かの安全につながっているの。逆に言えば、黙って混ぜてしまうのがいちばんよくない——だから貼り紙も、申し込みのときのひとことも、面倒がらずにやってあげてほしいな。

「無料で回収します」と回ってくる車

家庭から出たごみを集めて運ぶには市区町村の許可が必要なの。ところが国民生活センターは、この許可を持たない事業者とのトラブルが目立つと注意を呼びかけているよ。相談は2021年度に2,000件を超えたと公表されているの。実際に紹介されているのは、「安い定額パックのはずが、作業が終わってから高い金額を求められた」「トラック詰め放題で頼んだのに、当日は荷台の囲いの高さまでしか積めないと言われた」という内容。広告で思っていた中身と、当日の中身が食いちがう形だよ。許可を持たずに営業することは廃棄物処理法で禁じられていて、罰則も定められているの。珪藻土マットのように「町のごみでは扱いが特別なもの」は、その事情につけこまれやすいから気をつけてね。「自治体では引き取ってもらえませんよ」と言われても、その場で決めないで、まず自分の町の窓口に電話してみて。頼むなら、自分の町の許可を持っているかを確かめて、金額は必ず書面でもらってからにしてね。

これだけは確認:割らない・削らない(袋に入らないなら粗大ごみに切りかえる) ②ほかのごみと袋を分けて、珪藻土だと分かるようにする ③どこの製品か分からないときは、ふつうのごみに出す前に町の窓口へ ④回収を頼むなら許可の有無と書面の金額。訪問販売や訪問購入で契約したときは、原則として契約書面を受け取った日から8日以内はクーリング・オフができるよ。ただし決まりから外れる場合もあるから、自分の場合に当てはまるかを先に確かめてね。少しでも不安なときは、契約の前でも消費者ホットライン「188(いやや)」に相談してみて。

こんな点に気をつけてね

  • 1割らない・削らない(公式の案内が「飛散する可能性がある」と名指ししている行為なの)
  • 2ほかのごみと袋を分ける(分けても追加料金はかからないと明記している町もあるよ)
  • 3分からないまま黙って出さない(町の窓口に電話1本。困ったら188にも相談できるよ)

06CHAPTER 06

初めてでも迷わない・進め方3ステップ

むずかしく考えなくて大丈夫。裏を見る → 対象かを調べる → 町の決まりで出すの3ステップだよ。「裏を見る」を1番目に置くのがこのページの提案なの。ここを飛ばすと、あとでもう一度やり直すことになるからね。

  1. マットの裏を見る:まずひっくり返して、裏面や貼ってあるシールに、品番・型番・ロット番号・販売者の名前がないかを探してね。バスマットやコースターは、この表示が裏にあることが多いよ。見つかったら、その部分の写真を1枚撮っておこう。このあと、お店に聞くときも、町の窓口に相談するときも、この写真があるだけで話が早く進むの。あわせて買った時期も思い出しておいてね。2020年ごろまでに買ったものかどうかが、次のステップの分かれ目になるよ。ここで何も見つからなくても大丈夫——「分からない」という答えも、ちゃんと次につながるの。
  2. 回収の対象かを調べる:販売者やメーカーが分かったなら、その会社の案内ページで回収の対象になっている製品かどうかを確かめてね。自分の町のごみのページから辿るのもおすすめで、対象になった販売者の名前と問い合わせ先を一覧にしている町が多いよ。対象だと分かったら、そこから先はごみの話ではなくなるの——ごみとして出さずに、その窓口の案内にしたがってね。対象ではないと確かめられたら、ふつうの町の決まりで出せるよ。そしてどうしても分からないときは、この時点で町のごみの担当課に電話するのが最短だよ。「珪藻土のバスマットを捨てたいけれど、どこの製品か分からない」と伝えれば、持ち込み先や出し方を教えてもらえるの。
  3. 町の決まりで出す:行き先が決まったら、自分の町の「ごみの分け方・出し方」で「珪藻土」を引くのが最後の仕上げ。燃やさないごみか、粗大ごみか、それとも持ち込みかが分かるよ。出すときは、割らずにそのまま・ほかのごみと袋を分けて・珪藻土だと分かるようにするの3つを守ってね。粗大ごみで申し込むなら、受付で「珪藻土のマットです」とひとこと伝えるのを忘れずに。すでに割れているものは、二重のビニール袋に入れてテープで封をしてから出そう。

やっておくと差が出る小さなこと

裏の写真を1枚

品番やロット番号が写っていれば、どこに聞いても一発で伝わるよ。撮るだけならすぐ終わるの。

買った時期をメモ

「たしか引っ越したときだから◯年ごろ」でも十分。窓口で必ず聞かれるところなの。

1辺の長さを測る

燃やさないごみか粗大ごみかは、たいていここで決まるよ。メジャーがなければA4の紙が目安になるの。

袋は先に用意する

二重にできるように、少し大きめの袋を2枚。ガムテープも一緒に出しておくと作業が止まらないよ。

貼り紙を書いておく

「ケイソウド」の4文字でいいの。マジックで大きく書いて、袋の見えるところに貼ってね。

まとめられないか考える

ほかにも手放すものがあるなら一緒に。引っ越しのタイミングは、片づけがいちばん進むときだよ。

手放す前チェックリスト(これだけ確認すれば安心)

  • マットの裏を見て、品番や販売者の表示を写真に撮った
  • 買った時期を思い出した(2020年ごろまでのものかどうか)
  • 販売者が分かるなら、回収の対象になっていないかを確かめた
  • 自分の町の「ごみの分け方・出し方」で「珪藻土」を引いた
  • 割らない・削らないと決めた(袋に入らないなら粗大ごみへ)
  • ほかのごみと分けた袋を用意して、「ケイソウド」の貼り紙を書いた
おふろまわりの片づけ、ついでにどうぞ:バスマットを手放すときは、たいていおふろまわり全体を見直したくなるタイミングなの。布のマットやラグをまとめて手放すならカーペット・ラグの処分、割れものの出し方でつまずいたら植木鉢の処分のページが近い話をしているよ。手放すもの全体の入り口は処分から、まとめて回収を頼むなら不用品回収業者のページからどうぞ。

08CHAPTER 08

あわせて聞かれる質問(FAQ)

珪藻土マットは何ごみになるの?

結論:多くの町で燃やさないごみ、大きいものは粗大ごみだよ。ただし、その前に確かめてほしいことがあるの。2020年11月から2021年1月にかけて、厚生労働省が石綿(アスベスト)を含む珪藻土製品の流通と、メーカー・販売者による回収について何度も発表したの。そのため回収の対象になった製品は、ごみとして出せないよ。横浜市は、対象の製品はメーカーなどが自主回収するものだから市の収集には出さないでほしい、と案内しているの(2026年8月17日時点)。対象ではないと確かめられたら、町のふつうの決まりで出せるよ。境目は町ごとで、川口市の案内では1辺が40cmを超えるものが粗大ごみ(2026年8月17日時点)、神戸市は指定袋に入らないか5kg以上なら大型ごみ(2026年8月17日時点)。泉大津市のように、大きさに関係なくすべて小型粗大ごみにしている町もあるの(2026年8月17日時点)。自分の町の「ごみの分け方・出し方」で「珪藻土」を引くのがいちばん確実だよ。

うちのマットが回収の対象かどうかは、どうやって調べるの?

結論:マットの裏を見て、販売者と品番をたどるのが唯一の方法だよ。見た目や触った感じでアスベストが入っているかを見分けることはできないの。手順は3つ。①マットの裏や貼ってあるシールで、販売者の名前・品番・ロット番号を探す ②その会社の案内ページで、回収の対象になっている製品かを確かめる ③分からなければ町のごみの担当課に相談する。自分の町のごみのページから辿るのも早いよ。多くの町が、対象になった販売者の名前と問い合わせ先を一覧にして載せているの。気にかけたいのは2020年ごろまでに買った製品で、日本ではアスベストを使うことが原則としてできなくなっているから、いま売られている製品に含まれることは原則としてないよ。それでも心配なら、ごみに出す前に町の窓口に聞いてみてね。

燃えるごみに出したり、割って小さくしてもいい?

結論:どちらもやめておこうね。珪藻土は焼きものに近い素材だから、燃えるごみではなく燃やさないごみの仲間だよ。そして割るのがいちばんよくないの。厚生労働省の報道発表資料をもとに、横浜市は、ふつうに使っているかぎり石綿(アスベスト)が飛び散るおそれはないけれど、削ったり割ったりすると飛び散る可能性がある、という趣旨を案内しているよ(2026年8月17日時点)。川口市も同じ内容を書いていて、削ったり割ったりして壊したときには飛び散るおそれがある、としているの(2026年8月17日時点)。泉大津市は、可燃ごみに出すことと細かく割って出すことは絶対にしないで、とはっきり呼びかけているよ(2026年8月17日時点)。袋に入らないなら、割るのではなく粗大ごみに切りかえる——これが正しい対処だよ。

メーカーも買ったお店も分からないときは?

結論:ふつうのごみに出す前に、町の窓口に電話してみて。ここが珪藻土マットのいちばん特別なところなの。川口市は、アスベストの有無もメーカーも販売者も分からないものは、ごみステーション・粗大ごみの受付・自分での持ち込みのどれにも出さないでほしいとして、相談の窓口を案内しているよ(2026年8月17日時点)。理由も、ごみの処理にたずさわる人の安全を守るためだと、はっきり書かれているの。神戸市は行き先まで決めていて、判断がつかない製品は、指定袋に入って5kg未満なら指定袋で二重に包み「ケイソウド」と貼り紙をしたうえで、クリーンステーションではなく区の環境局事業所へ持ち込む形にしているよ(2026年8月17日時点)。指定袋に入らないか5kg以上なら大型ごみで、梱包やシートで覆って飛び散らないようにし、やはり「ケイソウド」と貼り紙をして申し込むの。やることは電話1本。「珪藻土のバスマットを捨てたいけれど、どこの製品か分からない」と伝えれば大丈夫だよ。

吸水力が落ちたときの「やすりがけ」はしてもいいの?

結論:処分すると決めたなら、もうしないでね。珪藻土マットは、吸水力が落ちたときに目の細かい紙やすりで表面を軽く削ると吸い込みがよみがえる、という手入れの方法が広く紹介されているの。ふだんの手入れとしては、それ自体はまちがっていないよ。でも、削るというのは、公式の案内が「飛散する可能性がある」と名指ししているまさにその行為なの。回収の対象かもしれない製品や、どこの製品か分からない製品では、この手入れはしないでおこうね。とくに「もう捨てるから、最後に一度だけ削ってみよう」は、いちばんやってはいけない組み合わせだよ。もし過去に削ったことがあって心配なら、二重にしたビニール袋に入れてテープでしっかり封をしたうえで、町の窓口に相談してみてね。2020年より後に買った製品なら、原則として心配のいらないものだけれど、迷ったら削らないという選び方でいいと思うの。

「無料で回収します」と回ってくる車に渡してもいい?

結論:その場で渡すのはやめておこうね。家庭から出たごみを集めて運ぶには市区町村の許可が必要で、国民生活センターは、この許可を持たない事業者とのトラブルが目立つと注意を呼びかけているの。相談は2021年度に2,000件を超えたと公表されているよ。実際に紹介されているのは、「安い定額パックのはずが作業後に高い金額を求められた」「トラック詰め放題で頼んだのに、当日は荷台の囲いの高さまでしか積めないと言われた」という内容。許可を持たずに営業することは廃棄物処理法で禁じられていて、罰則も定められているの。珪藻土マットは町のごみでの扱いが特別だから、その事情につけこまれやすいよ。「自治体では引き取ってもらえませんよ」と言われても、その場で決めないで、まず自分の町の窓口に電話してみてね。頼むなら、その会社が自分の町の許可を持っているかを確かめて、金額は必ず書面でもらってね。訪問販売や訪問購入で契約したときは、原則として契約書面を受け取った日から8日以内はクーリング・オフができるよ。ただし決まりから外れる場合もあるから、自分の場合に当てはまるかを先に確かめてね。困ったときは消費者ホットライン188(いやや)に相談してみて。