01CHAPTER 01
床下換気扇の仕組みと、要る家・要らない家
床下換気扇は、床下の空気を機械の力で入れ替える装置のこと。電機メーカーが集まる業界団体である日本電機工業会の案内では、「南側に設けた換気孔から外の空気を取り入れて、家の北側に換気扇をつけ、床下の湿った空気を強制的に外へ出すもの」と説明されているよ。ここで大事なのは、入口と出口がそろってはじめて空気が流れるということ。換気扇は、出口の側を助ける道具なんだよ。
その前に——家にはもともと換気の決まりがあるの
建築基準法施行令の第22条には、いちばん下の階の部屋の床が木造のときの決まりが2つ書かれているよ。ひとつは床の高さを、すぐ下の地面から床の上面まで45センチメートル以上にすること。もうひとつが外壁の床下の部分に、壁の長さ5メートル以下ごとに、面積300平方センチメートル以上の換気孔を設けて、そこにねずみが入らないようにする設備をつけることだよ。そしてただし書きとして、床下をコンクリート、たたきその他これらに類する材料で覆う場合などは、この決まりが当てはまらないとも書かれているの。
要る家・要らない家の見分け方
換気孔がふさがっている家
まず物をどけてね。ここを開けるだけで変わることがあるの。話はそのあとだよ。
まわりを塀や隣家で囲まれた家
換気孔が開いていても、外の風そのものが入ってこないことがあるの。機械の力が効いてくる形だよ。
地面が土のままの家
地面からずっと水蒸気が上がってきているの。換気だけでなく、地面を覆う手だても一緒に考えてみて。
床下がコンクリートの家
地面からの水蒸気が上がりにくい作りだよ。条文のただし書きにあたる形で、急いで足す話ではないの。
雨のあとだけ湿る家
原因が外にあることが多いの。雨どい・地面の傾き・側溝を先に見てみてね。
かびもにおいも出ていない家
言われて不安になっただけかもしれないの。まず写真で記録をとって、様子を見てからで大丈夫だよ。
手だてを、性格でくらべてみる
| 手だて | 電気 | 向いている家 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 換気孔を開ける | 要らない | 前に物を置いている家 | まずここから。お金がかからないの |
| 床下換気扇 | 要る | 風が入りにくい家 | 入口の換気孔とセットで働くよ |
| 調湿材 | 要らない | 音を出したくない家 | 入れ替えが要るかを先に聞いてね |
| 防湿工事 | 要らない | 地面が土のままの家 | コンクリートの家には要らないの |
費用のめやす(2026年8月時点)
本体の金額には、はっきりした手がかりがあるよ。日本電機工業会の案内には、加盟している各社のメーカー希望小売価格の目安として、一般式の標準1セット(床下用換気扇の本体3台とコントローラー1つ)で約70,000円〜75,000円程度、そして取り付けの工事費用は別途かかると書かれていたの(2026年8月に確かめたときの内容だよ)。
どの手だてから考える?かんたん判定
いまの家にいちばん近いものをタップしてみて。すぐ下におすすめの手だてが出るよ(送信ボタンはいらないの)。金額は家ごとに変わるから、ここでは進む道だけを出しているね。
- いまの家にいちばん近いのは?
家のまわりを1周して、床下の小さな窓が見えているか確かめてね。