壁の穴・へこみ補修 費用の比較

壁の穴の補修費用と直し方ランキング

結論:穴が 直径3センチ未満 なら補修パテやシールで自分でふさげることが多いよ。こぶしくらい(3〜10センチ) ならリペアプレートを当てる方法、10センチ超や下地まで割れている なら業者にお願いするのが安心。賃貸なら、直す前にまず大家さん・管理会社へ相談してね。「費用のめやす・仕上がりのきれいさ・手間と時間・賃貸での扱いやすさ・失敗したときのやり直しやすさ」の5つの見方で並べたよ。

読むめやす:約20分

最終更新日:2026年8月15日

  • 01自分で直すなら材料費 約500〜2,000円が目安 — 業者にお願いすると約2〜10万円が目安。差は「下地まで割れているか」で大きく変わるよ
  • 02賃貸は「画びょうの穴」と「下地まで届いた穴」で扱いが違う — クロスの耐用年数は6年とされていて、住んだ年数で負担の割合が下がっていくよ
  • 03ぶつけた・倒した事故なら火災保険の「破損・汚損」を確認 — ただし免責金額を下回る修理費は出ないの。困ったら消費者ホットライン188

01CHAPTER 01

壁の穴の補修とは?まず費用相場と「大きさの線引き」から

結論:いまの住宅の内壁は、石膏ボードという板にクロス(壁紙)を張った二層構造がほとんどだよ。だから壁の穴を直すというのは、①へこんだり割れたりしたボードを平らに戻す ②その上のクロスをきれいに見せるという2つの作業になるの。費用が決まるのは「穴の大きさ」より、じつは「下地のボードまで割れているか」と「クロスをどこまで張り替えるか」だよ。

目安としては、自分で直すなら材料費だけで約500〜2,000円業者にお願いすると約2〜10万円。ずいぶん幅があるように見えるけれど、これは「画びょうの跡をひとつ埋める」のと「ボードを切って入れ替えて壁1面のクロスを張り替える」のを同じ言葉で呼んでいるからなの。下の目安で、自分の壁がどこに当てはまりそうか見てみてね。

直径3センチ未満:自分で

画びょう・ピンの跡や小さなへこみ。市販の穴埋め材でふさげることが多く、材料費は約500〜2,000円が目安だよ。

3〜10センチ:自分でもできる

こぶしくらいの穴。リペアプレートを当ててパテで平らにする方法があるよ。材料費は商品によって変わるので売り場で確認してね。

10センチ超・下地も割れた

ボードを四角く切り取って新しい板を継ぐ工事になるよ。平らに戻すのがむずかしいので、業者にお願いするのが安心。

業者にお願いしたとき

約2〜10万円が目安。穴の大きさ・下地の状態・クロスの張り替え範囲でこのくらい動くよ。

クロスの張り替え単価

1平方メートルあたり約800〜1,500円が目安。張り替える広さをかけ算すると、おおよその材料・施工費が見えるよ。

クロスのグレード差

量産品なら1平方メートル約800〜1,000円、デザイン性や機能のあるタイプは約1,200〜1,800円が目安だよ。

金額は「目安」だよ:同じ大きさの穴でも、壁の中に柱や配線があるか・足場(脚立)が必要な高さか・クロスの品番がまだ手に入るかで作業量が変わるの。とくに古いクロスは同じ品番が廃番になっていることがあって、その場合は部分張り替えができず1面ぶんの張り替えになるよ。見積もりでは「クロスは何平方メートル分か」「下地の補修は含まれているか」を必ず確認してね。壁紙の張り替えそのものの相場は壁紙・クロスの張り替えのページでもまとめているよ。

壁の穴の補修費用 かんたん試算(ざっくりのめやす)

直し方と、クロスをどこまで張り替えるかをタップすると、すぐ下に費用のめやすが出るよ(送信ボタンはいらないの)。上で紹介した目安の下限を足し合わせただけのざっくりレンジだから、実際は現地を見てもらった見積もりで確認してね。

  • どうやって直す?
  • クロスはどこまで張り替える?
  • 張り替えるクロスの種類は?
補修費用のめやす:約500円〜
※本文で紹介した目安の「下限」を足しただけのざっくりレンジだよ。クロスは1平方メートル約800円の下限に、選んだ広さをかけ算しているの(グレードを上げたときは1平方メートルあたり約400円の差額を、その広さぶんだけ足しているよ)。実際は下地の傷み具合・壁の高さ・出張費・廃番かどうかで大きく変わるし、業者にお願いするときは基本料金や出張費が別に必要なこともあるの。必ず見積もりで確認してね。

02CHAPTER 02

壁の穴・へこみの直し方 おすすめランキング7【2026年8月】

編集部が「費用のめやす・仕上がりのきれいさ・手間と時間・賃貸での扱いやすさ・失敗したときのやり直しやすさ」の5つの見方で、困っている人が多い順(=当てはまりやすい順)に並べたよ。どれが正解かは穴の大きさと住まいの事情しだいだから、この並びは「決めるときの下地」として使ってね。金額は2026年時点の目安で、条件で変わるよ。

目的で絞り込み
比較
1

補修パテ・シールで自分で直す(小さな穴・画びょう跡)

直径3センチ未満なら、その日のうちにふさげる

費用 材料費 約500〜2,000円 向く人 画びょう跡・小さなへこみ 効果 ◎ 目立たなくできる
編集部おすすめ迷ったら
いちばん多いのがこれ。ポスターを外したあとの画びょう跡や、家具をぶつけた小さなへこみは、市販の穴埋め材でふさげることが多いよ。チューブ入りのパテを穴に押し込んでヘラで平らにするタイプと、シールを貼るだけのタイプがあって、材料費は約500〜2,000円が目安。コツは「盛りすぎない」ことで、少し多めに埋めて乾いてから軽くならすと段差が出にくいの。ただし白いクロスの壁ほど、補修した部分の色や質感の差は近くで見ると分かるから、来客の目線に入る場所なら次以降の方法も考えてみてね。賃貸のときは、直す前に管理会社へ一報を入れておくと安心。自分で埋めたあとに「やり方が違う」と言われてしまうこともあるからだよ。
4.7
比較
2

リペアプレート+パテで自分で直す(こぶしくらいの穴)

3〜10センチの穴に板を当てて平らに戻す

費用 材料費(商品で変動) 向く人 3〜10センチの穴 注意 平らに仕上げるのにコツが要る
やってみたい人に
穴がこぶしくらい(およそ3〜10センチ)になると、パテだけでは支えがなくて奥に落ちてしまうの。そこで使うのがリペアプレート。金網やアルミの板を穴より少し大きく当てて、その上からパテを塗って平らにする方法だよ。市販の補修キットにまとまっていることが多くて、材料費は商品によって変わるから売り場やパッケージで確認してね。難しいのは「平らに仕上げる」ところで、盛りすぎると乾いたあとに山になり、削りすぎるとへこむの。うすく塗って乾かす、をくり返すのが近道だよ。仕上げにクロスをどうするかは別の問題で、パテの白い面はそのままだと目立つから、その上に補修用のクロスを貼るか、面ごと張り替えるかを決めることになるよ。
4.4
比較
3

内装業者にクロスの部分張り替えとセットで頼む

下地を直して、見えるところまできれいに戻す

費用 約2〜10万円(範囲で変動) 向く人 見た目をきちんと戻したい 効果 ◎ 段差も色差も残りにくい
いちばん満足度が高いのがこの頼み方。ボードの補修とクロスの張り替えを、同じ職人さんが続けて仕上げてくれるから、段差も色の差も残りにくいの。費用は約2〜10万円が目安で、幅が出るのは「クロスを何平方メートル張り替えるか」。クロスの単価は1平方メートルあたり約800〜1,500円が目安で、量産品なら約800〜1,000円、デザイン性や機能のあるタイプは約1,200〜1,800円くらいだよ。ここで知っておきたいのが、業者によって「平方メートルで数える」ところと「メートルで数える」ところがあること。同じ工事でも見積書の数え方が違うと比べにくいから、見積もりをもらったら「この数字は何を数えたものか」を聞いてみてね。材料の値上がりで単価はじわじわ上がっているので、古い相場の記憶のままだと差を感じるかもしれないよ。
4.3
比較
4

石膏ボードごと張り替えてもらう(下地まで割れた穴)

10センチ超・奥が見える穴はここから

費用 約2〜10万円の上のほう 向く人 穴から奥が見えている壁 効果 強度ごと元に戻る
穴の奥が見えている、押すとまわりまでボロボロ崩れる——そんなときは、パテで埋めるよりボードを四角く切り取って、新しい板を継ぐほうが確実だよ。裏に木の桟を入れてから板をはめ、パテで段差を消し、その上にクロスを張るという流れ。費用は約2〜10万円の目安のうち上のほうに寄りやすいけれど、強度ごと元に戻るのが大きな利点だよ。気をつけたいのは、壁の中には電気の配線や配管が通っていることがあるという点。大きく切り開く作業は、見えない場所に何があるか分からないまま進めると危ないから、ここは無理をせずプロにお願いしてね。ドアのまわりの壁が壊れているときは、ドアの修理・交換もあわせて相談すると無駄が少ないよ。
4.1
比較
5

賃貸なら、まず大家さん・管理会社に相談する

直す前に伝えるだけで、負担が変わることがある

費用 負担割合は住んだ年数で変わる 向く人 借りている家に穴をあけた 注意 勝手に直すと逆にもめやすい
賃貸ならここから
借りている家なら、自分で直してしまう前に、まず大家さんか管理会社へ連絡するのがいちばんの近道だよ。理由は2つ。ひとつは建物ごとに決まった業者やクロスの品番があることが多く、勝手に直すと逆に「やり直し」で費用が増えることがあるから。もうひとつは、負担のしかたが話し合いで決まる部分があるから。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、クロスの耐用年数は6年とされていて、住んだ年数が長いほど借主が負担するクロス代の割合は下がっていくの。計算は(耐用年数−経過年数)÷耐用年数で、3年住んでいれば50パーセント、6年以上なら残存価値1円=ほぼ0円という考え方だよ。ただし年数が経っていても、張り替える手間そのものは求められることがあるし、下地のボードは別に見られることが多いの。詳しくは進め方の章でまとめているよ。
4.0
比較
6

便利屋・小さな修理の出張サービスに頼む

ほかの困りごとと一緒にお願いできる

費用 作業内容で変動(要見積もり) 向く人 ほかにも直したい所がある 注意 クロスの仕上げは得手不得手あり
「穴ひとつのために内装屋さんを呼ぶのは気が引ける」というときの選択肢だよ。網戸の張り替え・棚の取り付け・家具の組み立てなど、ほかの小さな困りごとと一緒にお願いできるのが強み。1回の出張でまとめられるぶん、別々に頼むより時間もお金も節約できることがあるの。気をつけたいのは、クロスの仕上げは職人さんによって得意・不得意があること。壁の穴を何件やった経験があるか、仕上げまでやってくれるのか(パテまでか、クロス張りまでか)を、頼む前にはっきり聞いておこうね。料金の出し方も「時間で決まる」ところと「作業ごとに決まる」ところがあるから、出張費・材料費が別かどうかも確認しておくと安心。頼み先の探し方は便利屋のページでまとめているよ。
3.9
比較
7

火災保険の「破損・汚損」や借家人賠償が使えるか確かめる

突然の事故なら、自己負担を下げられることも

費用 免責金額を超えたぶんが対象 向く人 ぶつけた・倒したなどの事故 注意 経年劣化・わざとの傷は対象外
これは工事の方法ではなく「支払いを軽くする道」。火災保険に「破損・汚損」の補償がついていれば、突然の事故であけてしまった穴が対象になることがあるよ。掃除機をぶつけた、荷物を倒した、といったケースだね。ただし経年劣化やわざとつけた傷は対象外。そしていちばん見落とされやすいのが免責金額(自己負担額)で、修理費が2万円・免責が5万円なら、保険金は出ないことになるの。壁の穴の修理費は免責を下回ることも多いから、まず金額を見積もってから相談するのが順番だよ。賃貸で大家さんへの弁償が必要なときは、借家人賠償責任保険のほうが関係することが多いの。なお「保険で自己負担0円で直せます」と持ちかけてくる業者もいて、実際より大きな被害に見せかける手伝いをされると、こちらが不利になるから気をつけてね。判断は保険会社に確認しよう。
3.8

※ 評価は編集部による5つの見方(費用のめやす・仕上がりのきれいさ・手間と時間・賃貸での扱いやすさ・失敗したときのやり直しやすさ)の総合判断だよ(2026年8月時点)。費用の目安は穴の大きさ・下地の状態・クロスの張り替え範囲・地域で変わるよ。最新の料金や補償の範囲は、各社の見積もりと保険会社の窓口で確認してね。

03CHAPTER 03

直し方と業者の選び方(=失敗しない5つの見方)

壁の穴でつまずきやすいのは、「自分でやるか、頼むか」を先に決めてしまうところ。下の5つを順番に見ると、どこで線を引けばいいかがはっきりするよ。

① 穴の大きさと深さ

直径3センチ未満/3〜10センチ/それ以上。奥が見えるなら下地まで割れているサイン。

② 仕上がりへの期待

近くで見ても分からないレベルが必要か、遠目に目立たなければいいか。ここで大きく変わるよ。

③ 手間と時間

パテは乾かす時間が要るの。急ぐなら、その日で終わる作業かどうかを先に確認しよう。

④ 賃貸かどうか

借りている家なら、直す前に連絡するのが先。負担の話し合いにも関わってくるよ。

⑤ 見積書の内訳

下地の補修・クロスの平方メートル数・出張費・廃材の処分が入っているか。総額でそろえて比べる。

写真を撮っておくと話が早いよ:穴の全体・近くで撮ったもの・そばに定規やカードを置いて大きさが分かるもの、の3枚があると、電話やメールの時点で「これはボード交換が要りますね」まで教えてもらえることが多いの。賃貸なら、あけてしまった直後の写真は管理会社とのやりとりでも役に立つよ。同じ写真を3社ほどに送って、同じ条件で見積もりをもらうのがいちばんフェアな比べ方だね。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どうすればいいの?」を一発で。あなたの壁の状況にいちばん合う直し方はこれだよ。

画びょうの跡・小さなへこみ

その日で終わる

推し補修パテ・シールで自分で

材料費 約500〜2,000円が目安。盛りすぎないのがコツ。

こぶしくらいの穴があいた

費用重視

推しリペアプレート+パテ

板を当てて支えを作る。仕上げのクロスは別に考えよう。

人が来る部屋できれいに戻したい

仕上がり重視

推し内装業者にクロスごと

約2〜10万円が目安。色差も段差も残りにくいよ。

穴から奥が見える・まわりも崩れる

確実に直す

推し石膏ボードごと張り替え

強度ごと元に戻せる。壁の中の配線に注意だから任せよう。

賃貸で、退去がせまっている

まず連絡

推し大家さん・管理会社へ相談

勝手に直すと費用が増えることも。年数で負担も変わるよ。

ぶつけた・倒したなどの事故

負担を軽く

推し火災保険の破損・汚損を確認

免責金額を下回ると出ないの。先に見積もりを取ろう。

05CHAPTER 05

【重要】けが・やり直し・高額請求を防ぐための注意点

自分で直すときに、いちばん気をつけたいこと

壁の中には電気の配線や、水道・ガスの配管が通っていることがあるの。表面のパテ埋めなら心配はほとんどないけれど、ボードを切り開く・カッターを深く入れる作業は話が別だよ。スイッチやコンセントの近く、キッチンや洗面の裏側はとくに要注意。「奥に何があるか分からない」と思ったら、そこで手を止めてプロに頼むのが正解だよ。もうひとつ、石膏ボードを削ると細かい粉が出るから、削る作業をするときはマスクをして、窓を開けて、下に新聞紙やシートを敷いてね。とがった破片で手を切らないように、軍手もあると安心だよ。

賃貸で、あとからもめないために

借りている家では、直す前に管理会社へ連絡する——これがいちばんのトラブル回避だよ。自分で埋めたあとに「補修のやり方が違うので、やり直します」と言われて、かえって費用が増えてしまうことがあるの。穴をあけた直後の写真と、あけてしまった状況のメモを残しておくと、話し合いのときに役に立つよ。退去のときに提示された金額に納得できないときは、「どの部分に、どんな作業をして、いくらか」の明細を出してもらうところから始めてね。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」は考え方の土台になるものだから、目を通しておくと落ち着いて話せるよ。

訪問営業とクーリング・オフ

これだけは確認:頼んでいないのに訪ねてきた業者と、その場で契約しない ②「火災保険で自己負担0円になります」という誘い文句はうのみにしない(保険が使えるかを決めるのは保険会社だよ) ③書面の見積もりをもらって、3社ほどで比べる ④出張費・材料費・廃材の処分が別料金かどうかを聞いておく。訪問販売(飛び込み営業)での契約は、原則クーリング・オフ(契約書面を受け取ってから8日以内)で解約できるよ。少しでも不安なときは、契約の前でも消費者ホットライン「188(いやや)」に相談してね。

こんな点に気をつけてね

  • 1ボードを切り開く作業は、壁の中の配線・配管に注意(スイッチやコンセントの近くは無理をせずプロへ)
  • 2削るときはマスク・軍手・下敷きのシートを(石膏ボードの粉や、とがった破片でけがをしやすいの)
  • 3賃貸は直す前に連絡・写真を残す(訪問営業は即決しない・クーリング・オフは8日以内・困ったら188)

06CHAPTER 06

初めてでも安心・進め方3ステップと、賃貸/保険の考え方

むずかしく考えなくて大丈夫。大きさをはかる → 自分でやるか頼むかを決める → 賃貸と保険の確認をするの3ステップだよ。順番を守るだけで、むだな出費とやり直しがぐっと減るの。

  1. 穴の大きさをはかって写真を撮る:いちばん広いところの直径をはかって、そばに定規やカードを置いて写真を1枚。奥が見えるかどうかもメモしてね。3センチ未満/3〜10センチ/それ以上、のどこに当てはまるかで進む道が変わるよ。
  2. 自分でやるか、頼むかを決める:3センチ未満なら穴埋め材、3〜10センチならリペアプレート、それ以上や下地まで割れているなら業者へ。仕上がりにこだわりたい壁は、大きさに関係なく頼むほうが満足しやすいよ。頼むときは同じ写真を3社ほどに送って、同じ条件で見積もりをもらおう。
  3. 賃貸と保険を確認する:借りている家なら直す前に管理会社へ連絡。持ち家でも、ぶつけた・倒したといった突然の事故なら、火災保険の「破損・汚損」が使えるか保険証券を見てみてね。修理費が免責金額を下回ると保険金は出ないから、見積もりを取ってから相談するのが順番だよ。

賃貸の負担割合は、住んだ年数で変わるよ

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、クロスの耐用年数は6年とされていて、(耐用年数−経過年数)÷耐用年数で残っている価値の割合を考えるの。だから同じ穴でも、住んだ年数によって借主が負担するクロス代の割合はこう変わるよ。

住んで1年

クロスの残り価値は約83パーセント。張り替え費用のうち、その割合を目安に負担を考えることになるよ。

住んで3年

ちょうど半分の50パーセント。年数が半分過ぎたぶん、負担も半分が目安になるという考え方だよ。

住んで6年以上

残存価値は1円=ほぼ0円という扱い。ただし張り替える手間そのものは求められることがあるよ。

画びょう・ピンの跡

ポスターなどのための小さな穴は、通常の使い方による損耗として貸主の負担が原則とされているよ。

釘・ネジの大きな穴

下地のボードまで張り替えが必要になるような傷は、借主の負担になることがあるとされているの。

張り替える範囲

色の差が出るため、傷んだところだけでなく、その面ごと張り替える見積もりになることが多いよ。

頼む前チェックリスト(これだけ確認すれば安心)

  • 穴のいちばん広いところの直径をはかり、奥が見えるかどうかを確かめた
  • 全体・近く・大きさが分かる写真の3枚を撮った(賃貸なら直後の状態も)
  • 賃貸なら、直す前に大家さん・管理会社へ連絡した
  • 火災保険の「破損・汚損」の有無と免責金額を、保険証券で確認した
  • 同じ写真で3社ほどに見積もりを頼み、下地の補修・クロスの平方メートル数・出張費・処分費が入っているかをそろえた
まとめてやると安くなることも:壁をさわるタイミングは、ほかの内装工事と重ねると出張費や養生の手間がひとつで済むよ。壁紙をまとめて新しくするなら壁紙・クロスの張り替え、床の傷も気になるならフローリングの傷・へこみ補修、これから壁掛けテレビを付けるなら壁掛けテレビの取り付けで下地の考え方を先に見ておくと、あとで穴に悩まなくてすむよ。部屋まるごとの計画なら内装リフォームのページもどうぞ。

08CHAPTER 08

あわせて聞かれる質問(FAQ)

壁の穴の補修費用はどのくらい?

結論:自分で直すなら材料費だけで、直径3センチ未満の小さな穴に使う穴埋め材が約500〜2,000円が目安。業者にお願いすると、おおむね約2〜10万円が目安になるよ。幅が大きいのは、穴の大きさ・下地(石膏ボード)まで割れているか・クロスをどこまで張り替えるかで作業量がぜんぜん違うから。クロスの張り替えは1平方メートルあたり約800〜1,500円が目安で、この単価を何平方メートル分張り替えるかでも総額が動くよ。2026年時点の目安だから、実際は現地を見てもらった見積もりで確認してね。

自分で直せるのは、どのくらいの穴まで?

結論:目安は「直径3センチ未満なら穴埋め材でふさげる」「3〜10センチくらいならリペアプレートを当ててパテで平らにする」「10センチを超える・下地のボードごと割れているなら業者へ」。この線引きは、直したあとの見た目でも変わるの。パテでふさいだところは、まわりのクロスとの段差や色の差がどうしても出やすいから、人がよく見る場所や白いクロスの壁ほど、業者に頼んだほうが仕上がりに満足しやすいよ。賃貸のときは、自分で直す前に管理会社へ相談してね。

賃貸で壁に穴をあけたら、いくら請求される?

結論:金額は「クロス代」と「工事の手間」に分けて考えると分かりやすいよ。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、クロスの耐用年数は6年とされていて、住んだ年数が長いほど借主が負担するクロス代の割合は下がっていくの。計算は(耐用年数−経過年数)÷耐用年数で、3年住んでいれば50パーセント、6年以上なら残存価値1円=ほぼ0円という考え方だよ。ただし、年数が経っていてもクロスを張り替える手間そのものは負担を求められることがあるし、下地のボードの張り替えは別に見られることが多いの。金額に納得できないときは、明細を出してもらったうえで話し合ってね。

画びょうやピンの穴も弁償になるの?

結論:ポスターやカレンダーを貼るために使った画びょう・ピンの小さな穴は、ガイドラインで通常の使い方による損耗と位置づけられていて、原則は貸主の負担とされているよ。いっぽうで、釘やネジであけた大きな穴や、下地のボードまで張り替えが必要になるような傷は、借主の負担になることがあるとされているの。つまり分かれ目は「穴の数」ではなく「下地まで届いているか」。棚や壁掛けテレビを付けるときは、あとで下地の補修が必要になりやすいから、取り付ける前に契約書と管理会社への確認をしておくと安心だよ。

火災保険で壁の穴は直せる?

結論:契約に「破損・汚損」の補償がついていれば、突然の事故であけてしまった穴が対象になることがあるよ。掃除機をぶつけた、物を倒した、といったケースだね。逆に、経年劣化やわざとつけた傷は対象外。もうひとつ大事なのが免責金額(自己負担額)で、たとえば修理費が2万円で免責が5万円なら、保険金は出ないことになるの。賃貸で大家さんに弁償が必要なときは、借家人賠償責任保険のほうが関係することが多いよ。まずは保険証券か保険会社の窓口で、補償の範囲と免責金額を確認してみてね。

クロスは穴の周りだけ張り替えられる?色が違わない?

結論:部分的な張り替えはできるけれど、周りとの色の差はどうしても出やすいの。同じ品番のクロスでも、日焼けや生活の汚れで既存の面は少しずつ色が変わっているし、製造の時期が違うと色味もそろいにくいから。だから業者に頼むときは「穴のある面を1面まるごと張り替える」提案になることが多いよ。柱や建具、入隅(壁の角)で区切ると差が目立ちにくくなるから、どこで切るかは相談してみてね。予算を優先するなら部分張り替え、見た目を優先するなら1面ぶん、という選び方だよ。