VOL. 141 2026 · JULY ISSUE 手話翻訳・手話アバターAI比較

手話翻訳・手話アバターAIのおすすめ比較

結論:日本語(日本手話)で手話とやりとりするなら SureTalk、Webサイトや動画に手話アバターをつけるなら Signapse、アプリで手軽に手話アバターを見るなら Hand Talk がおすすめだよ。「対応している手話・無料枠・日本語・料金」の観点で、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約9分

  • 01迷ったら上位3つ — SureTalk(日本語対応手話・無料)/Signapse(ASL/BSLの手話アバター動画)/Hand Talk(無料アプリで手話アバター)
  • 02手話は世界共通じゃない — アメリカ手話(ASL)・イギリス手話(BSL)・日本手話はそれぞれ別の言語。使いたい手話に対応しているか必ず確かめてね
  • 03大事な場面は人の通訳も — AIの手話翻訳はまだ発展途上。医療・法律・緊急など正確さが要る場面は、人の手話通訳と併用すると安心だよ

01CHAPTER 01

手話翻訳・手話アバターとは?AIでできること

結論:手話をあつかうAIには、大きく2つの方向があるよ。ひとつは「音声や文字を手話に変える」方向で、CGの手話アバター(3Dのキャラクター)が手話で表現してくれるんだ。もうひとつは「手話を文字や音声に変える」方向で、カメラで手や表情を読み取ってテキストにするよ。

使われている場面はこんな感じ。空港や駅の案内を手話アバターで表示する/Webサイトの文章を手話に翻訳する/耳が聞こえる人と聞こえない人が手話と音声でやりとりする/動画に手話の通訳をつける。人手の手話通訳が足りない場面を、AIが補う形で少しずつ広がっているよ。

ここで大切なのが、手話は世界共通の言語ではないということ。アメリカ手話(ASL)、イギリス手話(BSL)、日本手話は、それぞれ文法も単語も違う別々の言語なんだ。さらに日本には、独自の文法を持つ日本手話と、日本語の語順に手話単語をあてる日本語対応手話があるよ。だからツールを選ぶときは「どの手話に対応しているか」がいちばん大事。海外製の多くはASL/BSL向けで、日本手話にそのまま使えるわけじゃないから注意してね。

このページの結論を先に:日本語(日本手話)でやりとりなら SureTalk、Webや動画に手話アバターをつけるなら Signapse、無料アプリで手話アバターを見るなら Hand Talk、開発者・企業がアプリに組み込むなら Sign-SpeakSignAll、施設の案内を手話アバターでなら SignAvatarKinTransSiMAX。AIの手話はまだ発展途上だから、大事な場面は人の手話通訳と併用してね。下のランキングで詳しく見ていくよ。

02CHAPTER 02

手話翻訳・手話アバターAI 人気ランキング8選【2026年7月】

編集部が「対応している手話・無料枠・日本語対応・料金・使いやすさ・実用度」の観点で総合評価して、はじめてでも選びやすい順に並べたよ。料金・プランは変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。為替で円換算は動くから、公表通貨(ドル)のまま載せているよ。

目的で絞り込み
比較
1

SureTalk

日本発の手話×音声コミュニケーション。無料で使える定番

料金 無料 日本語 方式 読み取り
編集部おすすめ日本語ならこれ
ソフトバンクと電気通信大学が開発した、日本発の手話コミュニケーションサービス。カメラで手話の動きをAIが読み取って文字にし、音声も文字にすることで、耳が聞こえる人と聞こえない人が同じ画面でやりとりできるのが特徴だよ。今は日本語の文法に沿った「日本語対応手話」が中心で、独自の文法を持つ「日本手話」への対応も進めているところ。個人なら無料で使えて、アプリ(iPhone/iPad)とWebに対応。日本語で手話をあつかいたい人の、いちばんの入り口だよ。
4.7
比較
2

Signapse

リアルな手話アバターの本命。ASL/BSLで動画・案内に

料金 無料〜月390ドル 対応 ASL/BSL 方式 アバター
手話アバターの本命
イギリス発のAI手話翻訳サービスで、本物の手話通訳者から学んだリアルな「デジタルサイナー」が特徴。カクカクした簡易アバターではなく、自然な映像に近い手話を生成するのが強みだよ。テキストや動画をアメリカ手話(ASL)・イギリス手話(BSL)に翻訳して、Webサイト・動画・空港や駅の案内・配信のライブ字幕まで対応するんだ。SignStudioの料金はStarterが月0ドル(透かしあり・自分で作る用)、Teamが月390ドル、Enterpriseが月780ドル(いずれも12か月契約)。日本手話には対応していないから、ASL/BSL向けの用途で選んでね。
4.6
比較
3

Hand Talk

無料アプリの手話アバター。HugoとMayaが手話で表現

料金 アプリ無料 対応 ASL・ブラジル手話 方式 アバター
まず無料で試すなら
ブラジル発の人気サービスで、3Dの手話アバター「Hugo」と「Maya」が入力した文章を手話で表現してくれるよ。スマホアプリ(iOS/Android)は無料でダウンロードして使えるのが魅力で、手話にふれる・学ぶ入り口にもぴったり。広告なしなどの有料サブスク「Plus」もあるよ。Webサイトに設置して文章を手話に翻訳するアクセシビリティ・プラグインも提供していて、こちらは要問い合わせ(見積り)。対応はアメリカ手話(ASL)とブラジル手話(Libras)が中心で、日本手話には対応していないよ。
4.5
比較
4

Sign-Speak

開発者向けの手話API。認識とアバターをアプリに組み込む

料金 1件0.08ドル〜 対象 開発者・企業 方式 API/SDK
アメリカのアクセシビリティ企業が提供する、手話の認識と手話アバター生成をAPI・SDKで提供するサービス。自分たちのアプリや機器、窓口システムに手話の機能を組み込みたい開発者・企業向けだよ。料金は手話通訳タスク1件あたりBasic 0.08ドル、Expert 0.12ドルという従量制で、企業ごとにカスタムプランを作れるんだ。単体のアプリというより「部品」として使う形。アメリカ手話(ASL)が中心で、耳の聞こえない・聞こえにくい人がいろいろなデバイスでやりとりできる体験づくりに向いているよ。
4.3
比較
5

SignAll

カメラで手話を読み取るキオスク。窓口・受付の対応に

料金 要問い合わせ 対象 施設・法人 方式 読み取り
カメラを使ってアメリカ手話(ASL)を英語に自動翻訳する先進的なシステム。据え置きのカメラで手や表情を読み取るキオスク(受付端末)型が特徴で、銀行や行政の窓口、飲食店の注文端末などに導入されているよ。開発者が自分のアプリや機器に組み込めるSignAll SDKも提供していて、こちらはGoogleの技術(MediaPipe)を使って手話インターフェースを作れるんだ。料金は施設・法人向けの要問い合わせ。受付や店頭でろう者の対応をスムーズにしたい組織に向いているよ。
4.2
比較
6

SignAvatar

交通機関の案内に。音声を手話アバターで多言語表示

料金 要問い合わせ 多言語 30言語+ 方式 アバター
音声やテキストを手話アバターに自動変換するサービスで、最初の製品「TransportSign」は空港や駅の案内放送を手話で表示するのが得意だよ。画面のサインや音声アナウンスを、耳の聞こえない人に手話で届けることを目指しているんだ。30以上の言語(スペイン語・ドイツ語・フランス語・アメリカ手話・国際手話など)に対応し、地域の手話への展開も進めているよ。料金は公共施設・法人向けの要問い合わせ(デモ)。日本手話への対応は要確認だけど、交通機関や公共空間のアクセシビリティを手話で高めたい場面に向いているよ。
4.1
比較
7

KinTrans

動きを読み取り音声に。空港・病院など施設向け

料金 要問い合わせ 対象 施設・法人 方式 読み取り
体の動きをとらえるセンサー技術を活かして、手話を音声やテキストに変換する企業向けシステム。もともとゲーム用に発展した深度センサーの技術を応用しているのが特徴だよ。空港・病院・ホテル・商業施設など、人が行き交う場所での案内・対応を想定していて、中東(GCC諸国)の公共アクセシビリティ施策などで採用が進んでいるんだ。料金は施設・法人向けの要問い合わせ。多言語展開を進めているけれど日本語(日本手話)対応は要確認。窓口や施設でろう者の来訪対応を手話で支えたい組織に向いているよ。
4.0
比較
8

SiMAX

テキストから手話アバター動画。案内・告知の定型文に

料金 要問い合わせ 対象 法人・公共 方式 アバター
ヨーロッパ発の手話アバターシステムで、テキストを入力すると3Dアバターが手話で表現する動画を作れるのが特徴だよ。役所や公共機関の案内、告知、Webサイトの説明といった定型の情報を手話アバター動画で用意したい場面に向いているんだ。人の手話監修を組み合わせて品質を高める仕組みもあるよ。料金は法人・公共向けの要問い合わせ(制作・導入の見積り)。多言語のアバターに対応するけれど、日本手話への対応は要確認。まとまった案内文を手話動画にして繰り返し使いたい組織に合っているよ。
3.9

※ 評価は編集部による観点(対応している手話・無料枠・日本語対応・料金・使いやすさ・実用度)の総合判断だよ(2026年7月時点)。料金・プラン・無料枠・対応言語は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。為替で円換算は変わるから、ドルは公表通貨のまま載せているよ。手話は言語ごとに違うから、使いたい手話に対応しているかも必ず確かめてね。

03CHAPTER 03

選び方の基準(=失敗しないポイント)

手話AIを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしたよ。やりたい方向(手話に変える/手話を読み取る)・使いたい手話の種類・個人か施設向けかを思い浮かべながら読むと、合う1つが見つかるはず。

① どっちの方向がしたい?

「音声や文字を手話に見せたい」なら手話アバター型(Signapse・Hand Talk・SiMAX)。「手話を文字や音声にしたい」なら読み取り型(SureTalk・SignAll・KinTrans)だよ。

② どの手話に対応しているか

手話は世界共通じゃないよ。日本手話・日本語対応手話ならSureTalk、アメリカ手話(ASL)やイギリス手話(BSL)ならSignapseなど、対応言語を必ず確認してね。

③ 個人向けか、施設・企業向けか

個人が無料で使うならSureTalkやHand Talk。窓口・案内・Webサイトに導入するなら法人向け(SignAll・SignAvatar・KinTrans・SiMAX)を検討しよう。

④ 無料枠・料金の形

無料アプリ、月額サブスク、1件いくらの従量、要問い合わせと形はさまざま。まず無料枠で表現の自然さを試してから、必要な分だけ有料に進むと安心だよ。

⑤ どこまで正確さが要るか

案内やちょっとした会話ならAIで十分なことも。医療・法律・緊急など正確さが命の場面は、人の手話通訳と併用する前提で選んでね。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたのやりたいことにいちばん合う1つはこれだよ。

日本語で手話とやりとり

耳が聞こえる人と手話で会話

推しSureTalk

日本語対応手話を文字化。個人は無料。

Web・動画に手話アバター

ASL/BSLでリアルな手話動画

推しSignapse

自然な手話アバター。Starterは無料。

無料アプリで手軽に

手話アバターを見て学びたい

推しHand Talk

HugoとMayaが手話で表現。アプリ無料。

アプリに手話機能を組込む

開発者・企業でシステムに

推しSign-Speak

認識+アバターをAPI/SDKで。従量制。

窓口・受付で対応したい

手話を読み取り文字・音声に

推しSignAll

カメラ式キオスクで受付対応。法人向け。

施設の案内を手話で

空港・駅の放送を手話に

推しSignAvatar

音声を手話アバターで多言語表示。

05CHAPTER 05

料金の目安と、使う前の注意点

料金・無料枠の早見表

料金は無料アプリ・月額サブスク・1件いくらの従量・要問い合わせと形がさまざまだよ。個人やお試しなら無料枠から、窓口や案内への本格導入なら法人向け・要問い合わせを検討、が基本。主要ツールの料金と日本語(日本手話)対応を、ひと目で分かるようにまとめたよ。

ツール 料金の目安 無料枠 日本語・方式
SureTalk無料(個人利用)無料で利用可日本語対応手話◎・読み取り
SignapseTeam 月390ドル/Enterprise 月780ドル(12か月契約)Starter 月0ドル(透かし)ASL/BSL・手話アバター
Hand Talkアプリ無料/プラグインは要問い合わせアプリ無料ASL・ブラジル手話・アバター
Sign-Speak手話通訳 1件0.08〜0.12ドル・企業カスタムAPI発行(要確認)ASL・API/SDK
SignAll要問い合わせ(キオスク/SDK)SDKあり(要確認)ASL↔英語・読み取り
SignAvatar要問い合わせ(交通機関向け)なし(デモ)30言語+(要確認)・アバター
KinTrans要問い合わせ(施設・法人向け)なし(デモ)多言語(要確認)・読み取り
SiMAX要問い合わせ(アバター動画制作)なし(デモ)多言語(要確認)・アバター
「どの手話に対応か」を先に確認:手話AIはアメリカ手話(ASL)やイギリス手話(BSL)向けが中心で、日本手話にそのまま使えるものは少ないよ。日本語で使いたいなら、まずSureTalkを試して、手話の読み取りや表現が用途に合うかを確かめてね。海外製ツールは対応言語の欄を必ずチェックしよう。

使う前に気をつけたい3つ

つまずきやすいのはこのあたり。次の3つを押さえると、手話AIを安心して活かせるよ。

  • 1手話は世界共通じゃない — ASL・BSL・日本手話は別の言語。さらに日本手話と日本語対応手話も別物。使いたい手話に対応しているか必ず確認してね
  • 2AIの精度はまだ発展途上 — 手話は表情や体の動き、空間の使い方でも意味が変わる豊かな言語。AIが取り違えることもあるから、内容は本人と確かめ合おう
  • 3大事な場面は人の通訳と併用 — 医療・法律・緊急・面接など正確さが命の場面は、AIだけに頼らず人の手話通訳を手配すると安心だよ

06CHAPTER 06

はじめての・3ステップ

むずかしい準備はいらないよ。やりたい方向を決める → 対応する手話でツールを選ぶ → 無料枠で試して合うか確かめるの3ステップで始められるよ。

  1. やりたい方向を決める:「音声や文字を手話で見せたい(手話アバター)」のか、「手話を文字や音声にしたい(読み取り)」のかを決めよう。用途がはっきりすると、候補がぐっと絞れるよ。
  2. 対応する手話でツールを選ぶ:日本語(日本手話・日本語対応手話)ならSureTalk、アメリカ・イギリス手話ならSignapseやHand Talk、施設の案内ならSignAvatar/SiMAX——と、対応言語で選んでね。まずは無料枠・アプリからでOK。
  3. 無料枠で試して確かめる:実際に短い文や手話で試して、表現の自然さや読み取りの精度が用途に合うかを確認しよう。本人と一緒に確かめると、伝わり方のズレに気づきやすいよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

手話翻訳AI・手話アバターって何?AIで何ができるの?

結論:大きく2つの方向があるよ。ひとつは「音声や文字を手話に変える」方向で、CGの手話アバター(3Dキャラ)が手話で表現してくれるんだ(SignapseやHand Talkなど)。もうひとつは「手話を文字や音声に変える」方向で、カメラで手や表情を読み取ってテキストにするよ(SureTalkやSignAllなど)。案内表示のバリアフリー化や、耳が聞こえる人と聞こえない人のやりとりを助ける用途で広がっているよ。

日本語(日本手話)に対応したツールはある?

結論:数は少ないけれど、あるよ。日本での代表格はソフトバンクと電気通信大学が開発したSureTalkで、手話と音声を文字でつなぐ仕組みなんだ。今は日本語の文法に沿った「日本語対応手話」が中心で、独自の文法を持つ「日本手話」への対応は開発が進んでいる段階だよ。SignapseやHand Talkはアメリカ手話(ASL)やイギリス手話(BSL)が中心で、日本手話には対応していないから、日本語で使いたいならSureTalkから見てみてね。

無料で使えるものはある?

結論:あるよ。SureTalkは個人なら無料で使えるし、Hand Talkはスマホアプリが無料(広告なしにする有料プランもあり)。Signapseも個人向けのStarterプランが月0ドルから試せる(映像に透かしが入る・自分で作る用)んだ。ただし手話アバターを企業サイトや施設の案内に本格導入する場合や、大量の翻訳を扱う場合は有料・要問い合わせになることが多いよ。まずは無料枠で、対応している手話の種類と表現の自然さを確かめてね。

料金の目安はどれくらい?

結論:無料〜法人向けまで幅が広いよ。SureTalkは個人利用が無料、Hand Talkはアプリ無料(プラグインは要問い合わせ)。Signapse SignStudioはStarterが月0ドル、Teamが月390ドル(年400分・4席)、Enterpriseが月780ドル(年1,200分)で、いずれも12か月契約が条件。Sign-Speakは手話通訳1件0.08ドル〜(開発者・企業向けAPI)。SignAll・SignAvatar・KinTrans・SiMAXは施設や企業向けで要問い合わせだよ。料金は2026年時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

AIの手話翻訳ってどれくらい正確?注意点は?

結論:この分野はまだ発展途上で、とくに「手話を読み取って文字にする」精度は場面によってブレるよ。手話は手の形だけでなく、表情・口の動き・体の向き・空間の使い方で意味が変わる豊かな言語だから、AIが取り違えることもあるんだ。案内表示やちょっとした会話の補助には便利だけど、医療・法律・緊急・面接のような正確さが命の場面では、人の手話通訳と併用するのが安心だよ。大事な内容は必ず本人と確認し合ってね。

ASL・BSL・日本手話って何が違うの?手話は世界共通じゃないの?

結論:手話は世界共通じゃなくて、国や地域ごとに別の言語なんだ。アメリカ手話(ASL)、イギリス手話(BSL)、日本手話はそれぞれ文法も単語も違うよ。しかも日本には、日本手話(独自の文法を持つ言語)と、日本語の語順に手話単語をあてる日本語対応手話があるんだ。だからツールを選ぶときは「どの手話に対応しているか」を必ず確認してね。海外製の多くはASL/BSL向けで、日本手話にそのまま使えるわけではないよ。