VOL. 123 2026 · JUNE ISSUE AI マスタリング・ミックス 比較

AIマスタリング・ミックスツールのおすすめ比較

結論:手軽に自動マスタリングするなら LANDR、プロ仕様で細かく調整するなら iZotope Ozone、3種類の仕上がりから選ぶなら eMastered、完全無料なら BandLab Mastering がおすすめだよ。「仕上がり・料金・無料枠・日本語・商用利用」の観点で、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約9分

  • 01迷ったら上位3つ — LANDR(手軽な自動)/iZotope Ozone(プロ仕様)/eMastered(3種から選ぶ)
  • 02無料でしっかり試せる — BandLab Masteringは完全無料、多くのツールは試聴まで無料。まず聴き比べてね
  • 03自動かプロ調整かで選ぶ — おまかせで仕上げるなら自動型、音を細かく追い込むならOzone・RoExが向くよ

01CHAPTER 01

AIマスタリング・ミックスとは?できること

結論:AIマスタリングは、完成したミックス(2mix)をアップすると、音量バランス・EQ・音圧(ラウドネス)をAIが自動で整えて、配信やCDで聴きやすい「仕上がった音」にしてくれるツールだよ。プロのマスタリングエンジニアがやる仕上げ作業の入口を、ボタンひとつで体験できるイメージなんだ。

主にこんなことができるよ。音圧(ラウドネス)の最適化/全体のEQ補正で低音〜高音のバランス調整/音割れを防ぐリミッティング/配信向けの音量に自動で合わせる/ステレオ感の調整。ツールによっては、パラデータ(ステム)を読み込んでミックス(各楽器の音量・定位の調整)まで自動でやってくれるものもあるよ。

曲をゼロから作る「音楽生成AI(作曲)」とは別ものだから注意してね。マスタリングはできあがった曲の仕上げ専門だよ。だから「曲づくりはもう終わっていて、最後の音をプロっぽく整えたい」ときに使うんだ。作曲から始めたいなら音楽生成AIのページを見てね。

このページの結論を先に:手軽な自動マスタリングなら LANDR、プロ仕様で細かく調整するなら iZotope Ozone、3種類の仕上がりから選ぶなら eMastered、完全無料なら BandLab Mastering、ミックスから整えたいなら RoEx、無料枠で何度も試すなら AI Mastering。下のランキングで詳しく見ていくね。

02CHAPTER 02

AIマスタリング・ミックスツール 人気ランキング8選【2026年6月】

編集部が「仕上がり・料金・無料枠・日本語・商用利用」の観点で総合評価して、手軽な自動からプロ仕様まで、選びやすい順に並べたよ。料金・プランは変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。

料金のめやすをひと目で比較

「結局このタイプは月いくらくらい?」を、月額の目安をひとつのものさしに並べたよ。多くの海外ツールはドル建てだから、まずどの価格帯で探すかを決めるとラクだよ。

無料で使える(完全無料・無料枠)0円(無料)
個人向け月額(自動マスタリング)月10〜15ドル前後
無制限・上位プラン月20〜25ドル前後

横軸は0〜月30ドル。公開価格のあるドル建ての月額主要プランを目安で並べたよ。iZotope Ozoneは買い切り(55〜499ドル)、CloudBounceは1曲約10.9ドルの単発もあるので、このバーには含めていないよ。料金は2026年時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

LANDR

アップして待つだけの自動マスタリング定番

料金 無料〜月11.99ドル 単発 約9.99ドル 日本語
編集部おすすめはじめてOK
AIマスタリングの草分けで、世界中で使われている定番だよ。曲をアップして少し待つだけで、音圧やEQをいい感じに整えてくれるんだ。スタイルや強さの選択もできて、配信・サンプル・プラグインまで一つにまとまっているのが便利。日本語ページもあって、単発1曲(約9.99ドル)からも試せるよ。まず迷ったらこれ。
4.8
比較
2

iZotope Ozone 12

DAWで使うプロ仕様・買い切りの本命

料金 買い切り55ドル〜 タイプ DAW 調整
プロ仕様の定番
マスタリングの業界標準ともいえるソフト。Master Assistantという機能で、AIが曲を分析して処理チェーンを提案してくれて、そこから自分で細かく追い込めるのが強み。月額ではなく買い切り(Elements 55ドル〜)だから、長く使うほどお得だよ。DAWに挿して使う本格派で、音をしっかりコントロールしたい人にぴったり。
4.7
比較
3

eMastered

3種類の仕上がりから選べる自動マスタリング

料金 無料試〜月13ドル 仕上がり 3種類 微調整
比べて選べる
LANDRと並んで有名な自動マスタリングサービス。曲をアップすると、warm(あたたかめ)・clean(すっきり)・loud(大きめ)の3種類の仕上がりを返してくれて、好みのものを選べるよ。さらに手動でEQや音圧を微調整できるのもうれしいところ。仕上がりをプレビューして比べてから決めたい人にぴったり。年払いなら月あたり約13ドルだよ。
4.6
比較
4

BandLab Mastering

回数無制限で完全無料のマスタリング

料金 完全無料 無制限 商用 OK
無料で安心
音楽制作プラットフォームBandLabの無料マスタリング機能。回数無制限で完全無料、WAV/MP3で書き出せて透かしもなし、商用利用もOKという太っ腹さだよ。いくつかのプリセット(雰囲気)から選ぶシンプルな仕組みで、細かい調整はできないけど「とにかくお金をかけずに仕上げたい」人には十分。まず無料で音圧を上げたいときの第一候補。
4.4
比較
5

RoEx Automix

ステムからAIミックス+マスタリングまで

料金 無料〜月14.99ドル ミックス 無料 初回1回
多くのツールが「できあがった2mixのマスタリング」止まりなのに対して、RoExは各楽器のステム(パラデータ)を読み込んで、ミックス(音量・定位のバランス調整)からマスタリングまでAIでやってくれるのが大きな特徴。「ミックスがいまいち決まらない」という人の味方だよ。初回1回は無料でダウンロードでき、Automix Pro(月14.99ドル)なら無制限になるよ。
4.3
比較
6

AI Mastering

無料枠が手厚い・単発も安い自動マスタリング

料金 無料〜月9.99ドル 単発 4.99ドル 無料枠
シンプルな自動マスタリングサービスで、無料プランで気軽に何度も試せるのがうれしいポイント。リファレンス曲(お手本の音)に寄せる調整もできて、YouTube動画のURLをお手本にすることも。単発1曲は4.99ドルと安く、月額もBasic 9.99ドルから。まず無料でいろいろ試してから、必要なら課金、という使い方がしやすいよ。
4.2
比較
7

Masterchannel

設定いらずのシンプル自動マスタリング

料金 無料〜月15ドル 無料 月1〜2回 シンプル
「スタイル選択も細かい設定もなし、アップするだけ」という割り切ったシンプルさが持ち味の自動マスタリング。迷わず仕上げたい人に向いているよ。無料でも毎月1〜2回ダウンロードでき、無制限プランは年払いで月15ドルから。あれこれ調整するより「おまかせで聴ける音にしたい」という人にちょうどいいよ。
4.1
比較
8

CloudBounce

電子系の音に強い自動マスタリング

料金 1曲10.9ドル〜 無制限 月21.9ドル 電子系
EDMやヒップホップなど電子系(打ち込み)の音を素早く仕上げるのが得意な自動マスタリング。スタイルを指定して音の傾向を寄せることもできるよ。1曲約10.9ドルの単発購入と、月21.9ドルの無制限プラン(Infinity)から選べるんだ。プレビューは無料だから、自分の曲に合うか聴いてから決めてね。締め切りに追われがちなトラックメイカー向き。
4.0

※ 評価は編集部による観点(仕上がり・料金・無料枠・日本語・商用利用)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金・プラン・無料枠の条件は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。為替で円換算は変わるから、ドルは公表通貨のまま載せているよ。

03CHAPTER 03

選び方の基準(=失敗しないポイント)

AIマスタリングを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしたよ。おまかせで手軽に仕上げたいのか、自分で音を追い込みたいのかを決めると、合う1つが見つかるはず。

① 自動かプロ調整か

ボタンひとつで仕上げたいなら自動型(LANDR・eMastered・BandLab)、細かく追い込みたいならOzone・RoEx。手間と仕上がりのバランスで選ぼう。

② 無料枠・料金で選ぶ

完全無料ならBandLab、無料枠で試すならAI Mastering。本格運用なら月額や買い切りの総額で比べてね。

③ 商用利用・著作権OKか

配信や販売に使うなら、商用利用OKか・書き出しの音質(ビットレート)の条件をチェック。無料プランは制限があることも。

④ 配信向け(ラウドネス)対応か

SpotifyなどはラウドネスがLUFSで管理されるよ。配信向けの音量に自動で合わせてくれると、出してから音量が変わりにくいよ。

⑤ ミックス(ステム)まで要るか

2mixの仕上げだけならどれでもOK。ミックス自体を整えたいなら、ステムを読めるRoExが心強いよ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたのやりたいことにいちばん合う1つはこれだよ。

手軽に自動で仕上げ

アップして待つだけで仕上げたい

推しLANDR

定番の自動マスタリング。日本語ページもあって安心。

プロ仕様で追い込む

音を自分で細かく調整したい

推しiZotope Ozone

AI提案+手動調整。買い切りで長く使える。

仕上がりを比べて選ぶ

好みの音の傾向から選びたい

推しeMastered

warm/clean/loudの3種類から選べる。

完全無料で済ませたい

お金をかけずに音圧を上げたい

推しBandLab Mastering

回数無制限で無料・商用OK・透かしなし。

ミックスから整える

ステムからバランスも直したい

推しRoEx Automix

各楽器のステムを読んでミックスまで自動化。

無料枠でたくさん試す

何度も試して比べたい

推しAI Mastering

無料プランで気軽に。リファレンス対応も。

05CHAPTER 05

料金の目安と、使う前の注意点

料金・無料枠の目安

まず無料で試せるのが多いよ。BandLab Mastering は回数無制限で完全無料AI Mastering も無料プランがあるよ。LANDR・eMastered・CloudBounce・Masterchannel は、仕上がりを試聴するところまで無料で、ダウンロード時に料金や回数の条件があることが多いんだ。本格的に使うなら、LANDR(月11.99ドル〜・単発1曲は約9.99ドル)eMastered(年払いで月あたり約13ドル)AI Mastering(月9.99ドル〜)RoEx(Pro 月14.99ドル)が目安。プロ仕様で買い切りなら iZotope Ozone(Elements 55ドル/Standard 219ドル/Advanced 499ドル) だよ。

無料枠の「条件」もチェック:無料プランはダウンロードの回数(例:Masterchannel 月1〜2回)に上限があったり、書き出しの音質(ビットレートやサンプルレート)が制限されることがあるよ。試聴は無料でもダウンロードは有料、というパターンも多いんだ。本番で使う前に、必要な音質と商用利用OKかをセットで確認してね。

使う前に気をつけたい3つ

つまずきやすいのはこのあたり。次の3つを押さえると、ムリなくいい音に仕上げられるよ。

  • 1元のミックスがいちばん大事 — マスタリングは仕上げだよ。低音がこもったり音が割れたミックスは、AIがそれごと大きくしてしまうから、まずミックスを整えてね
  • 2音圧の上げすぎに注意 — 大きくすれば良いわけじゃないよ。上げすぎると音が潰れて迫力が逆に減ることが。配信は -14 LUFS前後が目安だよ
  • 3商用利用と権利を確認 — 自分の曲ならOKでも、他人の曲・市販のサンプルを勝手にマスタリングして配信するのは権利の確認を。アップロード型はデータの扱いもチェック

06CHAPTER 06

はじめての・3ステップ

むずかしい設定はいらないよ。ミックスを書き出す → アップして処理 → 聴き比べて微調整の3ステップで、曲をプロっぽく仕上げられるよ。

  1. 完成したミックス(2mix)を書き出す:まずDAWで曲をミックスして、WAVなどで書き出してね。音圧を上げる前提で、少し余裕(ヘッドルーム)を残しておくと仕上がりがキレイだよ。
  2. アップロード(またはDAWに読み込み)して処理:自動型はファイルをアップしてボタンを押すだけ。スタイルや強さ、リファレンス曲を指定できるなら選んでね。Ozoneのようなプラグインはマスタートラックに挿して使うよ。
  3. 原音と聴き比べて微調整:処理後を必ず元の音と聴き比べよう。音が潰れていないか、低音や高音が出すぎていないかをチェック。上げすぎたら戻す——で「自然で聴きやすい音」に寄せてね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

AIマスタリングって何ができるの?

結論:完成したミックス(2mix)をアップすると、AIが音量バランス・EQ・音圧(ラウドネス)を自動で整えて、配信やCDで聴きやすい「仕上がった音」にしてくれるよ。プロのマスタリングエンジニアがやる作業の入口を、ボタンひとつで体験できるイメージ。曲をゼロから作る音楽生成AI(作曲)とは別もので、こっちは「できあがった曲の仕上げ」専門だよ。LANDRやeMastered、iZotope Ozoneなどがあるんだ。

AIマスタリングは無料で使えるの?

結論:無料でしっかり試せるよ。BandLab Masteringは回数無制限で完全無料、AI Masteringも無料プランがあるよ。LANDR・eMastered・CloudBounce・Masterchannelは、仕上がりをプレビュー(試聴)するところまで無料で、ダウンロードするときに料金や回数の条件があることが多いんだ。まず無料枠で自分の曲がどれくらい良くなるか聴き比べてみてね。

料金の目安はどれくらい?

結論:手軽な自動マスタリングなら月10〜15ドル前後が目安だよ。LANDR(月11.99ドル〜・単発1曲は約9.99ドル)、eMastered(年払いで月あたり約13ドル)、AI Mastering(月9.99ドル〜)、RoEx(Pro 月14.99ドル)あたり。プロ仕様で買い切りなら iZotope Ozone(Elements 55ドル/Standard 219ドル/Advanced 499ドル)。完全無料で済ませたいなら BandLab Mastering だよ。2026年時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

日本語に対応してる?日本語の曲でも大丈夫?

結論:マスタリングは音の処理だから、曲の言語は関係なく日本語の曲でも問題なく使えるよ。操作画面については、LANDRは日本語ページがあって分かりやすいよ。eMasteredやOzoneは画面が英語のこともあるけど、アップして処理するだけのシンプルな流れだから安心してね。日本語の解説が欲しい人はLANDRから始めるのがおすすめ。

作った音源は商用利用してもいいの?著作権は?

結論:自分で作った・権利を持っている曲をマスタリングする分には、商用利用OKのツールがほとんどだよ(配信・CD・YouTubeなど)。仕上げの処理そのものに著作権が発生するわけではないんだ。ただし他人の曲や、市販の音源・サンプルを勝手にマスタリングして配信するのは元の権利の確認が必要。無料プランだと商用利用の範囲や音質(ビットレート)の条件が変わることもあるから、本番で使う前に各サービスの規約を見てね。

AIマスタリングを使うときの注意点は?

結論:マスタリングはあくまで「仕上げ」だから、元のミックスが大事だよ。低音がこもっていたり音が割れていると、AIはそれごと大きくしてしまうんだ。あと音圧(ラウドネス)を上げすぎると音が潰れて迫力が逆に減ることがあるよ。配信は -14 LUFS前後が目安。必ず元の音と聴き比べて、上げすぎないバランスを探してね。アップロード型は音源データの扱いも確認しておくと安心だよ。