VOL. 253 2026 · JUNE ISSUE 360度VR動画・バーチャルツアー 作成ツール比較

360度VR動画・バーチャルツアーAIのおすすめ比較

結論:本格的な3Dデジタルツインを作るなら Matterport。無料でツアーを作り始めるなら PanoeeKuula。日本語サポートとRICOH THETAカメラとの連携なら RICOH360 Tours。「料金・無料枠・用途・日本語対応」を軸に、360度VR・バーチャルツアー作成ツール8本を比較したよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01無料で始めやすい — Panoee(無制限プロジェクト・透かしなし)・Kuula・Insta360 Studioに無料枠あり
  • 023D計測が必要なら — Matterportが唯一のフロアプラン自動生成+寸法計測対応
  • 03不動産・施設向けに — RICOH360 Tours・CloudPanoが物件紹介・仮想内見用途に強い

01CHAPTER 01

360度VR動画・バーチャルツアーとは?

結論:360度カメラ(RICOH THETAやInsta360など)で撮影した全方位の写真や動画を、ブラウザやスマホで自由に見回せるインタラクティブな「仮想空間」に変換するツールだよ。画面をドラッグしたりスマホを傾けたりすることで、その場にいるかのような没入感が生まれるんだ。

ホットスポット(クリックすると情報テキストや別シーンに飛ぶポイント)やフロアマップを追加すれば、物件の仮想内見・ホテルの客室案内・博物館のバーチャル展示・工場見学など、幅広い用途に活用できるよ。QRコードやURLを共有するだけで相手に見せられるから、遠方からの集客やオンライン営業に特に役立つんだ。

他カテゴリとの違い:AI動画生成(テキスト→動画のSora・Kling等)はAIが映像を自動生成するのと違い、360度VRツアーは「実際に撮影した360度映像」を素材として使うよ。不動産紹介動画(ai-real-estate-video)は通常の2D動画。360度VRツアーはVRゴーグルにも対応しているのが特徴だよ。

不動産・仮想内見

来場前に間取りや部屋の雰囲気を確認。遠方の物件でも360度で見回せて、内見の効率が上がるよ。

ホテル・観光施設

客室やロビーをバーチャルで体験。予約前に雰囲気を確認できて、クレームの減少にもつながるよ。

工場・施設見学

工場ラインや作業環境を遠隔で見学。採用活動・取引先への説明・新人教育に活用されているよ。

学校・イベント

学校のキャンパスツアーやイベント会場の下見。会場選定や進路選択の判断材料になるよ。

02CHAPTER 02

360度VR・バーチャルツアー作成ツール 比較8選【2026年6月】

編集部が「機能・料金・無料枠・日本語対応・用途の広さ・操作性」の6基準で総合評価したよ。料金は2026年6月時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

料金のめやすをひと目で比較

  • 無料で使える $0(無料)
  • 個人向け有料プラン $10〜$22/月
  • ビジネス向け $33〜$45/月
  • 上位プロプラン $59〜$70/月

軸最大 $70/月(USD)。3DVista Virtual Tour Suite(買い切り約$499一回払い)・Insta360 Studio(完全無料・専用ソフト)・TeliportMe(無料〜・公式で最新確認)は月額軸から除外。2026年6月時点の目安・各公式で要確認。

目的で絞り込み
比較
1

Matterport

Matterport, Inc.

3D計測 無料枠 1スペース 日本語 対応
編集部おすすめ本格派向け
3Dデジタルツインのデファクトスタンダード。360度カメラやiPhone(LiDAR対応)でスキャンすると、フロアプランの自動生成・寸法計測・ドールハウスビュー(空から見た3Dモデル)が生成される。不動産・ホテル・建設現場での導入実績が世界最多級で、国内でも大手不動産が採用しているよ。
4.8
比較
2

Kuula

Kuula Oy

無料枠 操作性 シンプル VR対応 あり
初心者OK
世界中のフォトグラファーやデザイナーに支持される、見た目がきれいなWeb型360度ツアービルダー。RICOH Theta・Insta360・GoPro Maxなど主要360カメラの画像をドラッグ&ドロップするだけでツアーが完成。無料プランでも広告なしで公開でき、まず試してみたい人に最適だよ。
4.5
比較
3

RICOH360 Tours

RICOH Company, Ltd.

THETA連携 最高 日本語 月額 $39〜/月
国内利用におすすめ
日本メーカーRICOHが提供する、THETA(シータ)カメラとのシームレス連携が強みのバーチャルツアープラットフォーム。スマホアプリでの撮影→アップ→公開が最短数分で完了するよ。BusinessプランではAI自動補正・2D画像クロップ機能も使えて、不動産情報サイトへの掲載連携にも対応しているよ。
4.4
比較
4

Panoee

Panoee

無料 ★最大級 透かし なし プロジェクト 無制限
初心者OK
「完全無料で透かしなし・プロジェクト無制限」は業界でも珍しいレベルの太前無料プラン。360度パノラマ写真をアップして7種類のホットスポット(リンク・テキスト・動画・音声など)を追加できるよ。ストレージは3GBまでで、使い切ったら有料プランへ切り替えればOKだよ。
4.3
比較
5

CloudPano

CloudPano, Inc.

料金 $19/月〜 不動産向け チーム利用 対応
不動産・ホテル・レストランのVRツアー制作に特化したノーコードプラットフォーム。月$19のProプランからチームコラボや複数物件管理が可能で、Zillow・Airbnbなどの外部プラットフォームへの埋め込みにも対応。無料プランはないが、14日間のトライアルで試せるよ。
4.2
比較
6

3DVista Virtual Tour Suite

3DVista

価格 買い切り$499 カスタマイズ 最高水準 データ管理 完全自社
プロ定番
買い切り一回払いのデスクトップ型プロソフト。ツアーデータをクラウドに預けず自社サーバーで管理できるのが最大の強み。高度なスキンカスタマイズ・動画埋め込み・VRゴーグル対応・パスワード保護などプロ向け機能が全部入りで、月額費用ゼロで使い続けられるよ。
4.1
比較
7

Insta360 Studio

Arashi Vision Inc. (Insta360)

料金 完全無料 日本語 対応 動画編集
Insta360カメラ(X4・X3・ONE RS等)向けの無料デスクトップ編集ソフト。360度動画の視点固定・リフレーム・スタビライズ・エフェクト追加ができ、通常の動画として書き出す「VRビデオ制作」に強いよ。バーチャルツアービルダーとは違い「動画コンテンツ」として仕上げたい人向けだよ。
3.9
比較
8

TeliportMe

TeliportMe

スマホ 無料枠 あり 操作 シンプル
スマホアプリだけで360度写真を撮影・アップ・VRツアー公開まで完結するモバイルファースト型プラットフォーム。360度カメラのデータをそのまま取り込み、最短数タップでURL共有ができるよ。高度なカスタマイズより「とにかくすぐ公開」を優先したい人に向いているよ。料金の最新情報は公式サイトで確認してね。
3.8

03CHAPTER 03

360度VRツアーツールの選び方と料金比較

① 目的で絞る——3D計測が必要か、写真つなぎで十分か

「フロアプランの自動生成」や「各部屋の寸法を計測」したいなら Matterport 一択。そうでなく「360度写真をつないでホットスポットを追加するだけ」なら Kuula・Panoee・CloudPano で十分だよ。3Dスキャン機能は価格帯が跳ね上がるから、本当に必要かを先に確認してみてね。

② カメラとの相性で選ぶ

RICOH THETAを使うなら RICOH360 Tours が連携・UI両方で最適。Insta360カメラを持っているなら Insta360 Studio は無料で使えて損なし。どちらのカメラも持っていない場合は、equirectangular形式(標準的な360度写真フォーマット)に対応した Kuula か Panoee が使いやすいよ。

③ 料金モデルで選ぶ

月額費用を払いたくない場合は 3DVista(買い切り$499)か、無料枠を使い続ける方法がある。不動産業者など複数物件を定常的に制作するなら月額サービスのほうがコスパが良くなることが多いよ。

迷ったときのまとめ:「まず無料で試したい」→ Panoee(透かしなし・無制限)。「RICOH THETAユーザー」→ RICOH360 Tours。「不動産業者チームで使う」→ CloudPano。「3D計測が必要」→ Matterport。「プロ品質で月額ゼロ」→ 3DVista(買い切り)。

料金比較表

ツール 無料プラン 有料最低額 商用利用 日本語
Matterport1スペース$9.99/月有料プランで可対応
Kuulaあり(制限付き)$20/月(年払い$16)Pro以上で可UI英語
RICOH360 Toursトライアルのみ$45/月($39年払い)対応
Panoee無制限・透かしなし要公式確認有料プランで可UI英語
CloudPanoなし(14日体験のみ)$19/月UI英語
3DVista30日体験版買い切り$499UI英語
Insta360 Studio完全無料—(無料のみ)対応
TeliportMeあり要公式確認有料プランで可UI英語

※ 料金は2026年6月時点の目安。最新は各公式サイトで確認してね。

04CHAPTER 04

使う前に知っておきたい注意点

① 無料プランの落とし穴

「無料で使える」と書いてあっても、公開できる物件数・ストレージ・ホットスポット数に制限があることが多いよ。特にCloudPanoは無料プランがなく14日体験のみ、Kuulaの無料プランは商用利用が禁止されているケースがあるから、事前に利用規約を確認してね。Panoeeは透かしなし・プロジェクト無制限と例外的に太前だよ。

② 撮影データのプライバシーとセキュリティ

物件の内部映像をクラウドにアップするので、機密性の高い物件・施設(病院・工場・金融機関など)では各ツールのデータ取り扱い方針を必ず読んでね。3DVista Virtual Tour Suiteのようなオフライン完結型なら、ツアーファイルを自社サーバーに置けるからデータが外部に出ないよ。

③ 3Dスキャナーの機材コストに注意

Matterportで本格的な3Dスキャンを行うには、RICOH THETAやMatterport専用カメラ(Matterport Pro3:約$7,500〜)、もしくはLiDAR搭載のiPhone/iPadが必要だよ。360度パノラマ写真だけでいいならRICOH THETA SC2(3〜5万円程度)やInsta360 X4(7〜8万円程度)で十分なことが多いよ。

リアルすぎる内見のリスク:物件の詳細な3Dスキャンをすることで、防犯上の配慮が必要な情報(合鍵の位置・窓の構造・隣家との距離など)が漏れないよう、公開範囲と画角に気をつけてね。公開前に必要のない箇所をカットやぼかし処理で削除することも検討しよう。

05CHAPTER 05

目的別おすすめ早見表

まず無料で試したい

コストゼロでVRツアーを作ってみたい

推しPanoee

無料で透かしなし・プロジェクト無制限が業界最太前。

不動産・仮想内見

物件の内見を遠隔でリアルに体験させたい

推しMatterport

フロアプラン自動生成+3D計測で、物件の価値が伝わりやすい。

THETAカメラを持っている

RICOH THETAで撮った写真をすぐツアー化したい

推しRICOH360 Tours

日本語対応でTHETAとの連携が最もスムーズ。

チームで複数物件

不動産チームで物件ツアーを効率よく次々と作りたい

推しCloudPano

チームプランが充実・外部サイト埋め込み対応。

月額なしで使いたい

買い切りで長期利用したい制作プロ

推し3DVista

買い切り$499でデータも自社管理・高度カスタマイズ可。

06CHAPTER 06

360度VRツアーの始め方 3ステップ

機材を持っていない人も、まずは 360度カメラ選び → ツール登録 → アップして公開 の3ステップで最初のVRツアーを作れるよ。

  1. 360度カメラまたはスマホで撮影:RICOH THETA SC2(3〜5万円台)・Insta360 X4(7〜8万円台)が入門向けの定番だよ。LiDAR搭載のiPhone/iPad Proなら追加機材なしでMatterportのスキャンが始められる。撮影は「シーン(部屋・廊下など)ごとに1枚ずつ」が基本で、数枚から始められるよ。
  2. ツールにアップしてホットスポットを追加:撮影した360度写真をPanoee・Kuula・RICOH360 Toursなどにアップ。シーン同士をリンクして「廊下から各部屋に移動できる」経路を設定し、クリックで情報が出るホットスポットを追加するよ。
  3. URLまたはQRコードで共有:完成したらURLをコピーしてメールやSNSで送るか、QRコードを印刷して物件の外壁や資料に貼れば、スキャンした人がすぐにVRツアーを体験できるよ。埋め込みコードでウェブサイトに直接貼り付けることもできるよ。

08CHAPTER 08

あわせて聞かれる質問(FAQ)

360度VR動画・バーチャルツアーとは何?

結論:360度カメラで撮影した全方位画像や動画を、ブラウザやVRゴーグルで360度見渡せるインタラクティブなコンテンツに変換するツールだよ。ホットスポット(クリックで情報を表示)やフロアマップを追加して「仮想内見」「バーチャル施設見学」として活用されているんだ。

無料で360度VRツアーを作れるツールはある?

結論:Panoee・Kuula・Insta360 Studioなど複数のツールに無料プランがあって、最初の1〜2件のツアー作成なら費用ゼロで始められるよ。Panoeeは無制限プロジェクト&透かしなしで使えるから、まず試すのに最適だよ。

360度カメラがなくても使える?

結論:ツールによっては使えるよ。Matterportはスマホ(LiDAR対応機種)で3Dスキャンが可能だし、通常の写真だけでパノラマツアーを組み立てられるサービスもあるんだ。ただしRICOH THETAやInsta360などの360度カメラがあると、全方位の撮影が一気にラクになるよ。

Matterportと他ツールの違いは?

結論:Matterportは3Dデジタルツインを生成でき、フロアプランの自動作成や寸法計測機能が揃っているのが他にない強みだよ。他ツールは360°写真をつなぎ合わせるパノラマ方式が主流で、シンプルな仮想内見には十分だけど3D計測には不向きだよ。

不動産や施設の商用利用はできる?

結論:できるよ。有料プランでは商用利用が認められていて、不動産の物件内見・ホテルの客室案内・施設紹介などに広く使われているよ。ただし無料プランには商用利用禁止の条件があるツールもあるから、各ツールの利用規約を必ず確認してね。

物件映像のプライバシーとセキュリティは大丈夫?

結論:クラウド型のツールは映像データをサーバーにアップするので、機密性の高い物件や施設は利用規約のデータ取り扱い方針を必ず確認してね。3DVista Virtual Tour Suiteのようなデスクトップ完結型は、ファイルを自社サーバーに置けるのでデータを自分で管理できるよ。