VOL. 253 2026 · JUNE ISSUE VFX・映像特殊効果 AIツール比較

VFX・映像特殊効果生成AIの比較

結論:手軽に爆発・炎エフェクトを試すなら Pika Labs(Pikaffects)。本格的なAI VFX生成なら Runway Gen-4。プロ品質のコンポジット合成なら Adobe After Effects。無料でプロ級ツールを試したいなら DaVinci Resolve。「機能・料金・向く用途」を軸に、VFX・特殊効果AIツール8本を比較したよ。

平均閲覧時間:約7分

  • 01手軽さNo.1 — Pika Labs の Pikaffects は動画を選んでエフェクトを選ぶだけ、月80クレジット無料
  • 02本格VFX生成 — Runway Gen-4 はリアルな爆発・炎・粒子をAIが映像生成、Standard 月$15から
  • 03完全無料 — DaVinci Resolve(Fusion合成)・Stable Diffusion+ComfyUI はコストゼロで始められる

01CHAPTER 01

VFX・映像特殊効果生成AIとは?

結論:爆発・炎・粒子・SF変身・空間ひずみなど、実写映像には写らない「視覚効果(Visual Effects)」をAIが自動で生成・合成するツールだよ。プロンプト(テキスト)や参照動画をAIに渡すだけで、従来は高額なVFXスタジオだけが実現できたエフェクトを個人でも作れるようになってきたんだ。

ひとくちにVFX AIといっても、アプローチは大きく2種類あるよ。①AI生成型(Runway・Kling など):テキストや映像からAIがゼロでエフェクトを生成する。②AIコンポジット型(After Effects・DaVinci Resolve など):撮影済み映像にAIが効率よくエフェクトを合成する。どちらを選ぶかは「どこまで自動化したいか」次第だよ。

他カテゴリとの違い:汎用動画生成AI(Sora・Kling・Runwayの動画生成機能)は動画を丸ごと自動生成する。VFX AIはその中でも「特殊効果」の生成・合成に主眼を置いたツールだよ。一般的な動画編集(カット・テロップ・BGM)とも役割が異なるよ。

02CHAPTER 02

VFX・映像特殊効果生成AI 比較8選【2026年6月】

編集部が「機能・料金・無料枠・日本語対応・商用利用・出力品質」の6基準で総合評価して、手軽に試せる順に並べたよ。料金は2026年6月時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

Runway Gen-4

Runway AI, Inc.

料金 月$15〜 向く人 映像クリエイター 強み 高品質VFX生成
編集部おすすめVFX最前線
爆発・炎・粒子・空間ひずみなどをAIで映像に生成できる、VFXクリエイター注目のツール。Gen-4モデルはキャラクター・オブジェクトの一貫性が高く、5〜10秒の映像特殊効果を生成するのに強い。VFX専用ページ(runwayml.com/ai-for-vfx)も公開されていて、映画制作の現場でも使われているよ。Standard 月$15から。
4.8
比較
2

Pika Labs(Pikaffects)

Pika Labs

料金 無料〜月$10 向く人 SNS・手軽に試したい人 強み 爆発・溶岩エフェクト
手軽に始める
「Pikaffects」という独自のエフェクト機能が特徴で、動画をアップロードして「爆発させる」「溶かす」「膨らませる」「押しつぶす」などを選ぶだけで物理エフェクト付きの動画が生成される。テキスト入力なしでもOKな直感操作が最大の魅力で、毎月80クレジットが無料更新されるよ。Standard 月$10から。
4.6
比較
3

Adobe After Effects

Adobe Inc.

料金 月¥4,980〜 向く人 プロ映像クリエイター 強み 業界標準VFX合成
プロ定番
映像業界でVFXコンポジットのデファクトスタンダード。AIによる「Roto Brush 2」(人物や物を1クリックで切り抜き)・「Content-Aware Fill for Video」(映像から不要物をAI除去)・Firefly連携でAIアシスト合成が進化している。プロが使いこなせば最高品質のVFXが実現できる一方、入門の難易度は高め。月¥4,980(日本・単体)から。
4.7
比較
4

Kaiber

Kaiber AI

料金 月$10〜 向く人 MV・アーティスト 強み スタイル変換エフェクト
アーティストやMV制作者に人気の動画変換AIで、実写映像をアニメ・絵画・SF風などに変換するスタイルエフェクト機能が強い。Kling 3.0・Luma Ray・Runway Gen-4.5など複数のAIモデルにも対応していて、エフェクトの幅が広いよ。Creator 月$29 が使い込みやすいプランだよ。
4.2
比較
5

CapCut(VFXエフェクト)

ByteDance

料金 無料〜月$9.99 向く人 SNS・手軽に使いたい人 強み VFXプリセット豊富
初心者OK
VFX専用AIではなく汎用動画編集ツールだけど、爆発・炎・粒子・グリッチ・ホログラムなどのVFXプリセットが豊富で無料枠でも使える。スマホからでもPC Webからでも動作し、完成動画をそのままTikTok・InstagramへSNS投稿できるのが強みだよ。本格AIエフェクト生成より手軽さを優先する人向けだよ。
4.3
比較
6

Kling AI

Kuaishou Technology

料金 無料〜月$10 向く人 VFXシーン丸ごと生成 強み 高品質AI動画生成
中国・快手(Kuaishou)が開発した高品質AI動画生成ツール。「炎の中を歩くキャラクター」「宇宙爆発のシーン」など、VFXが必要な映像シーン丸ごとをプロンプトで生成できるよ。毎日クレジットが補充される無料枠があり、Standard 月$10から本格利用可。Kling 3.0はリアリティが高く人気だよ。
4.4
比較
7

DaVinci Resolve(Fusion VFX)

Blackmagic Design

料金 無料(Studio $295) 向く人 コスパ重視のプロ 強み Fusion無料VFX合成
コスパ最強
内蔵の「Fusion」ページで本格的なノードベースVFX合成が無料で使えるよ。AIによる「Magic Mask」(被写体の自動マスク)・モーショントラッキング・3Dコンポジットも標準搭載。動画編集・カラーグレーディングとVFX合成を1ソフトで完結できるのが強みで、月額無しの買い切り不要版でほぼすべての機能が使えるのは業界でも珍しいよ。
4.5
比較
8

Stable Diffusion + ComfyUI

オープンソースコミュニティ

料金 完全無料 向く人 技術に自信がある人 強み 完全カスタムVFX
オープンソースのAI動画・画像生成基盤で、ComfyUI というノードエディタと組み合わせると自由度の高いVFXワークフローが構築できるよ。AnimateDiff(動画生成)・ControlNet(構図制御)・SVD(映像変換)などを組み合わせることで、爆発・炎・SF変身など多様なエフェクトが完全無料で生成できる。ただし環境構築の難易度は高めだよ。
4.0

03CHAPTER 03

VFX AIツールの選び方

ツール選びで迷ったら、以下の6つの軸で比較してみてね。

  1. エフェクトの種類(何を作りたいか):爆発・炎・粒子ならPika Pikaffects、SF変身・本格VFX生成ならRunway、スタイル全体変換ならKaiber、コンポジット合成ならAfter Effects・DaVinciがそれぞれ強いよ。
  2. 料金と無料枠:まずは無料で試したいならPika(月80cr)・Kling・CapCut・DaVinci・Stable Diffusionが継続的に無料で使えるよ。RunwayとKaiberは試用後に課金が必要だよ。
  3. 操作の難しさ:Pika・CapCut・Klingは直感的で初心者でも扱いやすい。After Effects・DaVinci Resolve・Stable Diffusion+ComfyUIは学習コストが高めだよ。
  4. 日本語対応:CapCut・Kling AIは日本語UIに対応していて使いやすい。RunwayとPika・After Effectsは英語UIが基本だよ。
  5. 商用利用:RunwayはStandard以上で商用可、Pika・CapCutも有料プランは商用可が基本。Stable DiffusionはOSSで基本商用可だけどモデルのライセンスを個別確認してね。
  6. 出力品質:本格品質を求めるなら After Effects か DaVinci Resolve が最高峰。AI生成型では Runway Gen-4 と Kling AI のリアリティが高いよ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

用途に合ったツールをすぐに見つけられるようにまとめたよ。

やりたいことおすすめツール理由
爆発・炎エフェクトを手軽にPika Labs(Pikaffects)選ぶだけ・無料枠あり
本格AI VFX生成(映画品質)Runway Gen-4Gen-4の映像クオリティが高い
プロ映像コンポジットAdobe After Effects業界標準・AI機能も充実
MV・スタイル変換VFXKaiber映像全体スタイル変換が得意
SNS向けにVFXプリセット使用CapCut無料・直接SNS投稿
プロンプトからVFXシーン生成Kling AIリアルなシーン丸ごと生成
無料でプロVFX合成を学ぶDaVinci ResolveFusion VFXが無料で使える
完全カスタム・コスト0Stable Diffusion+ComfyUIオープンソース・完全無料

05CHAPTER 05

Pika Labs(Pikaffects)で爆発エフェクトを作る3ステップ

VFX AIの中でも最も手軽な Pika Labs を例に、実際の使い方を紹介するよ。

  1. アカウント作成・ログイン:pika.art へアクセスしてアカウントを作成。無料枠(月80クレジット)があるのでまずはそこから試してみてね。ダッシュボードへ進んだら「Pikaffects」タブを選ぼう。
  2. 動画をアップロードしてエフェクトを選択:エフェクトを付けたい動画(または静止画)をアップロード。「Explode(爆発)」「Melt(溶かす)」「Inflate(膨らませる)」「Crush(押しつぶす)」などのエフェクトメニューから好きなものを選ぼう。テキストプロンプトで追加指示も出せるよ。
  3. 生成・ダウンロード:「Generate」を押すと数秒〜数十秒でエフェクト付き動画が生成される。プレビューで確認して気に入ったらダウンロード。クレジットが足りなくなったら Standard(月$10)へのアップグレードを検討してみてね。
より本格的なVFXを作りたい場合:Runway Gen-4 の場合は「AI VFX for Filmmakers」ページから始めるのがおすすめ。テキストプロンプトで「a massive explosion engulfs the building」のように英語で詳細に指定するほど品質が上がるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

VFX・映像特殊効果生成AIとは?

結論:爆発・炎・粒子・SF変身など、実写では撮れない視覚エフェクトをAIで映像に生成・合成するツールだよ。テキストや参照動画をもとにAIがエフェクトを自動生成するので、従来は専門スタジオだけの技術だったVFXが個人でも試せるようになってきたんだ。

無料で使えるVFX AIツールはある?

結論:無料で始めるなら Pika Labs(毎月80クレジット)・CapCut・Kling AI・DaVinci Resolve・Stable Diffusion+ComfyUI が使えるよ。Runwayにも125クレジットの初回無料枠があるけど消費したら有料になるよ。

RunwayとAdobe After Effectsはどう使い分ける?

結論:RunwayはAIがエフェクトを「生成」するツール、After Effectsは素材を組み合わせて「コンポジット合成」するプロ向けソフトだよ。アイデア出しやSNS投稿用なら Runway・Pika が手軽で、映画・CM品質の本格合成なら After Effects が強いよ。

VFX生成AIは商用利用できる?

結論:ツールによって異なるよ。RunwayはStandardプラン以上で商用利用可、Pika・CapCutも有料プランは商用可が基本だよ。Stable Diffusionは基本的に商用利用可だけど、使用モデルのライセンスを個別に確認してね。最新の規約は各公式で確認するのが確実だよ。

爆発・炎エフェクトを最も手軽に作れるのはどれ?

結論:Pika Labs の「Pikaffects」が最も手軽だよ。動画をアップして「爆発させる」「溶かす」「膨らませる」などを選ぶだけで物理エフェクトが付いた動画が生成される。無料枠(月80cr)があって登録だけで始められるよ。

VFX AIとVFXエフェクト素材サイトは何が違う?

結論:VFXエフェクト素材サイトはあらかじめ作られたエフェクトをダウンロードして動画に重ねる方式。一方、VFX AIはプロンプトや映像からAIがその場でエフェクトを「生成」するよ。自分の動画の内容や動きに合わせた完全カスタムのエフェクトを作れるのがAIの強みだよ。