VOL. 188 2026 · JUNE ISSUE AIモーションキャプチャ おすすめ比較

動画から3Dの動きを取り出すAIモーションキャプチャの選び方と人気ランキング

結論:スマホ1台で手軽に全身モーションを撮るなら Move One、無料でブラウザから始めるなら Rokoko Vision、動画をアップして多人数まで3D化するなら DeepMotion が選びやすいよ。「対応デバイス・無料枠・料金・書き出し形式・商用利用」の軸で、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01迷ったら上位3つ — Move One(スマホ単体)/Rokoko Vision(無料で始める)/DeepMotion(動画→3D・多人数)
  • 02無料で試せる — Rokoko Vision・DeepMotion・Plask・FreeMoCap・Flow Studio などに無料枠あり
  • 03きれいに撮るコツ — 全身がフレームに入るように・明るい場所で・書き出した動きは仕上げで調整

01CHAPTER 01

AIモーションキャプチャとは?できること

結論:AIモーションキャプチャは、動画やカメラ映像から、人の全身の動きを3DのモーションデータとしてAIが取り出してくれる技術のことだよ。これまでは体にマーカーを貼ったり、高価なセンサースーツを着たりする必要があったけど、いまはスマホで撮った映像だけでも3Dキャラを動かせるようになったんだ。

取り出した動き(ボーンのアニメーション)は、FBXやBVHといった形式で書き出して、Blender・Unity・Unreal Engine・MMDなどに取り込めるのが基本の流れだよ。VTuberのアバターを動かしたり、ゲームやアニメ・3DCGのキャラに動きを付けたり、ダンスやスポーツの動作を解析したり…と使い道はいろいろ。マーカーを使わない「マーカーレス」方式が手軽さで人気だよ。

このページの結論を先に:スマホ1台で手軽なのは Move One、無料でブラウザから始めるなら Rokoko Vision、動画アップで多人数まで対応するのは DeepMotion、実写にCGキャラを合成するなら Autodesk Flow Studio、費用ゼロの本格派は FreeMoCap。下のランキングで詳しく見ていくね。

02CHAPTER 02

AIモーションキャプチャツール 比較ランキング7選【2026年6月】

編集部が「対応デバイスの手軽さ・無料枠・料金のわかりやすさ・書き出し形式(FBX/BVH)・商用利用のしやすさ」の5基準で総合評価して、はじめての人〜本格的に作り込む人まで、幅広く勧めやすい順に並べたよ。料金・無料枠は変わることがあるから、最終的な条件は各公式サイトで確認してね。

料金のめやすをひと目で比較

「AIモーションキャプチャって結局いくら?」を、月額の目安をひとつのものさしに並べたよ。無料で始められるものも多いから、まずどの価格帯で探すかを決めるとラクだよ。

無料・無料枠で使える0ドル(無料・無料枠)
個人向けエントリー月9〜20ドル
本格・プロ向け月45〜95ドル
上位・大量処理月225〜490ドル

横軸は0〜月500ドル。上のランキングの料金(無料枠〜上位プラン)を月額の目安で並べたものだよ。Move Oneの上位プランやクレジット制・年払いで実際の金額は変わるよ。料金は2026年時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

Move One(Move.ai)

iPhone1台でマーカーレス全身モーキャプ。手軽さと精度のバランスが良い定番

撮影 ◎スマホ単体 無料 枠あり 料金 月18ドル〜
編集部おすすめ初心者OK
iPhoneのカメラ1台で、マーカーやスーツなしに全身の動きを撮って3Dデータにできるアプリ。スタジオの大がかりな機材がいらないのに、動きの自然さで高い評価を得ているよ。無料の30クレジットでまず試して、たくさん撮るようになったら月額プランへ、という流れがおすすめ。撮ったモーションはWebプラットフォームから書き出せるよ。
4.7
比較
2

Rokoko Vision

ブラウザで動画をアップするだけ。1カメラなら無料で使い続けられる

無料 ◎1カメラ無期限 撮影 動画アップ 料金 無料〜月20ドル
無料で始める
モーキャプ機材で知られるRokokoが提供する、ブラウザ完結のマーカーレスツール。スマホやWebカメラで撮った動画をアップすると、AIが全身の動きを3Dにしてくれるよ。1台のカメラなら無料で使い続けられるのが大きな魅力。2台のカメラ(デュアル)やBVH書き出し、Rokoko Studioとの連携を使いたくなったら有料プランへ、という流れがおすすめだよ。
4.6
比較
3

DeepMotion(Animate 3D)

動画アップで3D化。最大6〜8人の多人数トラッキングにも対応

得意 ◎多人数 無料 月60秒 料金 月9ドル〜
書き出し豊富
動画をアップロードするとAIが3Dモーションに変換してくれる定番のWebサービス。FBX・BVHなど多彩な形式で書き出せて、複数人が映った動画から全員ぶんの動きを取り出す多人数トラッキングにも対応しているよ。無料で毎月60秒ぶん試せて、上位プランでは1本あたりの長さや人数の上限が広がるんだ。年払いにすると月あたりがぐっと安くなるよ。
4.5
比較
4

Plask Motion

3D化から編集・書き出しまでブラウザで完結。アニメ制作と相性が良い

得意 編集まで完結 無料 1日15秒 料金 月18ドル〜
スマホやWebカメラの動画から3Dモーションを取り出し、そのままブラウザ上でモーションの編集・調整・書き出しまでできるツール。キャラへの割り当て(リターゲット)もできるので、アニメや3DCG制作の作業がひとつの画面で進むのがうれしいよ。無料は1日15秒まで。たくさん作るなら月10分のStandard、本格運用ならPro、と段階的に選べるんだ。
4.4
比較
5

Autodesk Flow Studio(旧Wonder Dynamics)

実写映像にCGキャラを合成。モーキャプ・カメラ・ライティングまで自動

得意 ◎実写合成 無料 枠あり 料金 月10ドル〜
もとはWonder Dynamics(Wonder Studio)として知られた、Autodeskのクラウド型VFX/アニメ制作ツール。実写動画の人物にCGキャラを自動で置き換え、モーションキャプチャ・カメラの動き・ライティングまでまとめて付けてくれるのが大きな強みだよ。AIモーキャプはクレジット制(4クレジット/秒)。無料枠で試して、用途に応じてLite/Standard/Proへ。映像作品やショートフィルムに向いてるよ。
4.3
比較
6

FreeMoCap

完全無料のオープンソース。複数のカメラで本格的なマーカーレス

料金 ◎完全無料 特徴 複数カメラ 商用 OK
誰でも無料で使える、オープンソースのマーカーレスモーションキャプチャ。複数のWebカメラやスマホを並べて、全身の動きを3Dで記録できるよ。費用がいっさいかからず、商用にも使えるのが大きな魅力。ただし自分のPCにセットアップする必要があり、英語のドキュメントを読みながら環境を整える手間はかかるよ。コストをかけずに本格的に取り組みたい人向けだね。
4.1
比較
7

Cascadeur

AIがポーズや物理を補助。キャプチャ後の調整や手付けの仕上げに強い

得意 ◎仕上げ・調整 無料 非商用OK 料金 無料〜月19ドル
こちらは「撮る」ツールではなく、撮ったモーションを仕上げる側のソフト。AIがポーズや物理(重心・バランス)を補助してくれるので、モーキャプで取り込んだ動きの調整や、ゼロからの手付けアニメがぐっとラクになるよ。AIモーキャプは足が滑る・関節がブレるといったノイズが残りがちだから、こうしたツールで整えると仕上がりが自然になるんだ。非商用なら無料で、書き出し(FBX/DAE)まで使うならIndie以上へ。
4.0

※ 評価は編集部による5基準(対応デバイスの手軽さ・無料枠・料金のわかりやすさ・書き出し形式・商用利用)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金・無料枠・商用利用の条件は変わることがあるから、最終的な条件は各公式サイトの利用規約で確認してね。RADiCALのように提供を終える/別サービスへ統合されるツールもあるので、申込み前に提供状況も確認しよう。

03CHAPTER 03

選び方の5つの基準(=失敗しないコツ)

AIモーションキャプチャを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしてるよ。あなたが何を重視するかを決めると、自分に合う1本が見つかるはず。

① 対応デバイス(スマホ/PC)

スマホ1台で撮れるか、PCでじっくり処理するか。手軽さ重視ならMove One、ブラウザ完結ならRokoko Vision・Plaskが候補だよ。

② カメラの台数

1台でOKか、複数カメラで精度を上げるか。1台ならMove OneやRokoko Vision、複数カメラの本格派ならFreeMoCapが向くよ。

③ 無料で使えるか

無料枠の有無と中身。Rokoko Visionは1カメラ無料、DeepMotionは月60秒、FreeMoCapは完全無料だよ。

④ 書き出し形式(FBX/BVH)

BlenderやUnityで使うなら、対応形式が大事。FBX・BVHで書き出せるか、プランに含まれるかを確認してね。

⑤ 商用利用・精度

仕事で使うなら商用OKのプランか。速い動きや隠れた部位の精度、ノイズの少なさも仕上がりを左右するよ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたの目的にいちばん合う1本はこれだよ。

スマホ1台で手軽に

機材を増やさず全身の動きを撮りたい

推しMove One

iPhone1台でマーカーレス全身モーキャプ。手軽さと精度のバランスが良い。

まず無料で試す

お金をかけずに精度や使い心地を知りたい

推しRokoko Vision / DeepMotion

1カメラ無料や月60秒の無料枠で、ブラウザからすぐ試せる。

多人数の動きも

複数人が映った動画をまとめて3D化したい

推しDeepMotion

多人数トラッキング対応。FBX/BVHなど書き出し形式も豊富。

実写にCGキャラ合成

撮った映像の人物をCGキャラに置き換えたい

推しAutodesk Flow Studio

モーキャプ・カメラ・ライティングまで自動。映像作品向き。

費用ゼロで本格

コストをかけず複数カメラで取り組みたい

推しFreeMoCap

オープンソースで完全無料・商用OK。セットアップの手間は要る。

撮った動きを仕上げ

ノイズの残ったモーションを自然に整えたい

推しCascadeur

AIがポーズや物理を補助。調整や手付けの仕上げに強い。

05CHAPTER 05

無料で使える?商用利用・注意点

無料で使える主なツール

Rokoko Visionは1台のカメラなら無料で使い続けられるのが大きな魅力だよ。DeepMotionは毎月60秒ぶん、Plaskは1日15秒の無料枠があって、ブラウザで試せるんだ。FreeMoCapはオープンソースで完全無料、Move OneAutodesk Flow Studioにも無料枠があるよ。ただ無料だと書き出し形式・解像度・1本の長さ・透かしに制限があることが多いんだ。まず無料で「思った精度が出るか」を試してから、必要に応じて有料プランを選ぶのがおすすめだね。

装着型(センサースーツ)という選択肢も

このページはカメラ映像だけで動きを取り出すマーカーレスを中心にまとめているけど、装着型のセンサースーツ(Rokokoのスーツや、手軽なウェアラブル製品など)という方法もあるよ。装着型は隠れた部位や速い動きでも精度が安定しやすい一方、機材の費用と装着の手間がかかるんだ。手軽さ・費用重視ならマーカーレス、精度の安定を最優先するなら装着型、と用途で選んでね。

作ったモーション、商用利用はどうなる?

気をつけたいのは「ツールの利用規約」「元になった映像に映る人の権利」の2つだよ。多くのツールは有料プランにすると商用利用OKになるけど、無料プランは個人利用のみ・透かし付きが多いんだ。さらに、他人が映った動画を本人の同意なく使うとトラブルになることがあるよ。仕事で使うときは、各公式の規約とプランの条件、そして被写体の許諾を必ず確認してね。

きれいに撮るコツ:カメラに足元まで全身がしっかり映るように、少し引いて撮るのが基本だよ。明るい場所で、背景はすっきりさせて、体と服のコントラストを付けると精度が上がる。当たりが出たら本番の解像度で書き出すと、クレジットのムダ遣いも減らせるよ。

使うときに気をつけること

気持ちよく使うために、次の3つを意識してね。

  • 1全身がフレームに入っていないと精度が落ちるので、引きで・明るい場所で撮る
  • 2足が滑る・関節がブレるノイズが残ることがあるため、CascadeurやBlenderで仕上げる
  • 3商用利用は「プランの条件」と「被写体の権利」の両方を確認する

06CHAPTER 06

AIモーションキャプチャ 3ステップ

むずかしい知識はいらないよ。撮影の準備→撮影して3D化→書き出して仕上げの流れは、どのツールでもだいたい同じだよ。

  1. 撮影の準備をする:足元まで全身がフレームに入る場所を確保して、明るく・背景はすっきりさせる。スマホ1台ならMove OneやRokoko Vision、複数カメラで精度を上げるならFreeMoCapなど、目的に合うツールを選んでね。動きはゆっくり大きめにすると拾われやすいよ。
  2. 撮影して3D化する:撮った映像をアプリやブラウザにアップすると、AIが全身の動きを3Dのモーションデータに変換する。まず短く試して、思った動きが取れているか確認してから本番を撮ると、クレジットのムダが減るよ。
  3. 書き出して仕上げる:FBXやBVHなど、使いたいソフトに合う形式で書き出す。Blender・Unity・MMDなどに取り込んでキャラに割り当て、足の滑りや関節のブレが気になるところをCascadeurなどで整えると、ぐっと自然な動きになるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

AIモーションキャプチャって何ができるの?

結論:動画やカメラ映像から、人の全身の動きを3Dのモーションデータ(ボーンやアニメーション)としてAIが取り出してくれる技術だよ。専用のセンサースーツやマーカーを着けなくても、スマホで撮った映像から3Dキャラを動かせるんだ。VTuberやゲーム、アニメ・3DCG制作などで使われているよ。

マーカーレスって普通のモーションキャプチャと何が違うの?

結論:体にマーカーやセンサーを着けず、カメラ映像だけでAIが動きを推定するのが「マーカーレス」だよ。装着型のセンサースーツは精度が安定する一方で、機材の費用や装着の手間がかかるんだ。マーカーレスは手軽で費用を抑えやすいけど、隠れた部位や速い動きはやや苦手なことがあるよ。用途と予算で選んでね。

無料で使えるAIモーションキャプチャはある?

結論:あるよ。Rokoko Visionは1台のカメラなら無料で使い続けられるし、DeepMotionは毎月60秒ぶん、Plaskは1日15秒の無料枠があるんだ。FreeMoCapはオープンソースで完全無料。Move OneやFlow Studioにも無料枠があるよ。まず無料で精度や使い心地を試してから、必要に応じて有料プランを選ぶのがおすすめだね。

スマホだけで全身モーションキャプチャできる?

結論:できるよ。Move One(iPhoneアプリ)はスマホ1台で全身の動きを撮って3Dデータにできるんだ。Rokoko VisionやPlaskも、スマホで撮った動画をアップロードすれば3D化できるよ。足元まで全身がフレームに入るように撮ること、明るい場所で撮ることが、精度を上げるコツだよ。

書き出したモーションはBlenderやUnityで使える?

結論:使えるよ。多くのツールはFBXやBVHといった汎用フォーマットで書き出せるから、Blender・Unity・Unreal Engine・MMDなどに取り込めるんだ。ツールやプランによって書き出せる形式が違うので、使いたいソフトに合う形式があるかを各公式で確認してね。

AIモーションキャプチャを使うときの注意点は?

結論:カメラに全身がしっかり映っていないと精度が落ちるよ。手足が隠れる・背景がごちゃつく・暗い場所だと、動きが乱れやすいんだ。AIが出したモーションは、足が滑ったり関節がブレたりするノイズが残ることもあるから、CascadeurやBlenderで仕上げの調整をすると、ぐっと自然になるよ。