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耐震補強の工法・対策 おすすめランキング7【2026年8月】
編集部が「効果の大きさ・費用の目安・工事の負担・補助金の使いやすさ・そのあとの安心感」の5つの見方で、多くの家でまず検討されやすい順に並べたよ。どれが正解かは耐震診断の結果しだいだから、この並びは「話を聞くときの下地」として使ってね。金額は目安で、条件で変わるよ。
費用のめやすをひと目で比較
工事1件(1棟)あたりの費用を、同じものさしに並べたよ。バーが右へ伸びるほど高め。「家まるごと」と「一部だけ」でこれだけ幅があるから、予算と相談しながら順番を決めるのがおすすめ。耐力壁の増設は1か所あたりの単価なので、このものさしには入れていないよ。
基礎の補修・抱き合わせ約30〜80万円
耐震シェルター(1部屋)約50〜200万円
屋根の軽量化(葺き替え)約100〜150万円
家まるごとの耐震補強約100〜200万円
横軸は0〜200万円。各バーは本文の相場(最安〜最高の目安)をそのまま並べたものだよ。2026年時点の目安で、実際の金額は各公式(自治体・各社)や現地見積もりで確認してね。
目的で絞り込み
比較
1
壁の耐震補強(耐力壁の増設)
筋交い・構造用合板で踏ん張る壁を足す
費用 1か所あたり約10〜20万円
向く人 診断で壁の量が足りない家
効果 ◎ 揺れへの粘りが上がる
編集部おすすめ迷ったら
耐震補強の王道がこれ。壁の量が足りない面や、窓が多くて弱くなっている面に「耐力壁」を足して、地震の力を受け止められるようにする工事だよ。筋交いを入れる方法と、構造用合板を張る方法があって、どちらも診断で出た弱い方向に合わせて配置するのがポイント。バランスよく入れないと、かえってねじれやすくなることもあるから、場所と数を決めるのは補強設計の仕事なの。内装をいったんはがすので、壁紙や床の復旧費が別にかかることが多いよ。1か所あたり約10〜20万円が目安で、数か所まとめて行うのが一般的。自治体の補助金でも中心になりやすい工事だから、申請の条件とあわせて相談してみてね。
4.6
費用1か所あたり約10〜20万円
向く人壁の量・配置が足りない家
効果◎ 補強の中心になる工事
時期内装リフォームと同時が効率的
注意配置は補強設計に従う・復旧費は別
比較
2
接合部の金物補強(ホールダウン金物など)
柱・土台・梁のつなぎ目を金物で固める
費用 壁補強とセットが多い
向く人 費用を抑えて底上げしたい
効果 柱の抜けを防ぐ
予算重視の人に
古い木造住宅でとくに弱くなりやすいのが、柱と土台、柱と梁のつなぎ目。大きな揺れで柱が引き抜けてしまうと、壁をいくら足しても力が伝わらないの。そこでホールダウン金物などでつなぎ目をしっかり留めるのがこの工事だよ。壁の補強と組み合わせて行うのが基本で、単独では効果が限られるけれど、工事そのものは比較的コンパクト。外側から取り付けられるタイプもあって、内装をあまりこわさずに済むケースもあるの。金額は本数と取り付け方で変わるから、見積もりで「何か所に、どの金物を入れるか」を確認してね。壁の補強とセットで見積もると、全体の費用対効果が見えやすくなるよ。
4.4
費用本数と取り付け方で変動(要見積もり)
向く人費用を抑えて底上げしたい人
効果柱の抜けを防ぐ(壁補強とセットで)
強み外付けなら内装をこわしにくい
注意単独では効果が限られる
比較
3
基礎の補強(ひび割れ補修・抱き合わせ)
足元をつくり直して力を地面へ逃がす
費用 約30〜80万円(規模で変動)
向く人 鉄筋なし基礎・ひび割れが心配
効果 足元の弱点をなくせる
古い家では、
基礎に鉄筋が入っていない(無筋コンクリート)ことや、大きなひび割れが入っていることがあるの。足元が崩れてしまうと、上をどれだけ補強しても力が伝わらないから、診断で指摘されたら優先度は高いよ。工事は、
ひび割れを樹脂で埋める補修から、既存の基礎に沿わせて新しい鉄筋コンクリートを足す「抱き合わせ」まで幅があって、約30〜80万円が目安。さらに範囲が広がると、繊維シートで補強する方法で約60〜100万円、基礎をつくり直す規模だと約100〜250万円まで上がることもあるの。床下に入れる高さがあるか、外周に作業スペースがあるかで金額が動くので、必ず現地を見てもらってね。床下の湿気やシロアリの被害が一緒に見つかることも多いから、
床下湿気対策とあわせて相談すると無駄が少ないよ。
4.2
費用約30〜80万円(大規模は約100〜250万円)
向く人鉄筋なし基礎・ひび割れがある家
効果足元の弱点をなくせる
時期床下工事と同時が効率的
注意床下の高さ・作業スペースで金額が動く
比較
4
屋根の軽量化(重い瓦から軽い屋根材へ)
頭を軽くして揺れそのものを小さくする
費用 約100〜150万円
向く人 重い瓦・屋根の傷みも気になる家
効果 建物の揺れ幅が小さくなる
屋根が重いと、地震のときに家の上のほうが大きく揺さぶられるの。だから
重い瓦から軽い屋根材へ葺き替えて「頭を軽くする」のも、立派な耐震補強だよ。目安は1平方メートルあたり約5,000〜7,000円で、一般的な住宅なら約100〜150万円。
屋根の傷みや雨漏りが気になっている家なら、修理と耐震対策を一度にできるのが大きな利点だね。ただし、これだけで診断の評点が十分になるとは限らないから、
壁や金物の補強と組み合わせて考えるのが基本。足場が必要な工事なので、外壁の塗装や
屋根修理を検討中なら同じタイミングでまとめると、足場代のぶんお得になりやすいよ。
4.1
費用約100〜150万円(1平方メートル約5,000〜7,000円)
向く人重い瓦の家・屋根の傷みも気になる家
効果揺れ幅が小さくなる
強み雨漏り対策と一度にできる
注意これ単独では不足しがち・足場代が必要
比較
5
制震ダンパーの後付け
揺れを吸収する部材を壁の中に入れる
費用 製品・本数で変動(要見積もり)
向く人 くり返しの揺れが心配な家
注意 耐震補強の代わりにはならない
制震は、壁の中にダンパーという部材を入れて、揺れのエネルギーを吸収する考え方だよ。地震のたびに建物へたまるダメージをやわらげる働きが期待されていて、余震がくり返すことを心配している人に選ばれているの。ただし大事なのは、制震は「耐震補強の代わり」ではなく「上乗せ」だということ。まず耐震で建物そのものの粘りを確保して、そのうえで制震を足すのが基本の順番だよ。費用は製品の種類と入れる本数で変わるので、必ず見積もりで確認してね。自治体の補助金は耐震改修が対象で、制震だけでは対象外のことがある点も、申請前に窓口で聞いておくと安心。壁の補強と同じタイミングなら、内装をこわす回数を1回にまとめられるよ。
3.9
費用製品・本数で変動(要見積もり)
向く人くり返しの揺れが心配な家
効果揺れのエネルギーを吸収する上乗せ策
時期壁の補強と同時が効率的
注意補助金の対象外のことがある
比較
6
耐震シェルター・防災ベッド(部分対策)
寝室など1部屋だけを守る箱型の対策
費用 約50〜200万円
向く人 予算や工期が限られている家
注意 家全体の倒れにくさは変わらない
家まるごとの補強がむずかしいときに、寝室など「いる時間が長い部屋」だけを頑丈な箱で守るという選び方もあるよ。目安は約50〜200万円。工期が短く、住みながら設置できることが多いのが利点だよ。ただし守られるのはその部屋だけで、家そのものが倒れにくくなるわけではないので、そこは正直に理解しておいてね。「本格的な補強までは決められないけれど、まず命を守る備えをしておきたい」というときの現実的な選択肢だよ。自治体によっては、シェルター設置に独自の補助(費用の2分の1や3分の2など)を用意しているところもあるの。補助の有無や上限は地域でかなり違うから、契約の前にお住まいの窓口へ確認してね。
3.8
費用約50〜200万円
向く人予算・工期が限られている家
効果その部屋の安全だけを確保
強み工期が短い・住みながら設置しやすい
注意家全体の倒れにくさは変わらない
比較
7
自治体の補助金・減税制度を使って進める
公的な支援を前提に計画を立てる
費用 自己負担を下げられる
向く人 旧耐震基準の木造住宅
強み 診断から設計・工事まで支援
これは工法というより「進め方」。多くの市区町村が、耐震診断と耐震改修に補助制度を用意しているよ。対象はおおむね昭和56年(1981年)5月31日以前に建築確認を受けた木造住宅で、上限額や所得の条件は自治体でかなり違うの。診断の費用をほぼまかなえる地域もあれば、工事に100万円台の上限を設けている地域もあるよ。税金の面でも、耐震改修の標準的な費用(補助金を差し引いた額・上限250万円)の10%=上限25万円を所得税から差し引ける仕組みや、翌年度分の固定資産税が2分の1に減額される仕組み(床面積120平方メートル相当分まで)があるの。いちばん大事なのは「着工前に申請する」こと。工事を始めてしまってからでは受けられない制度が多いよ。減額の申告にも期限(工事完了後おおむね3か月以内など)があるから、見積もりの段階で窓口に相談しておこうね。
4.3
費用自己負担を下げられる(上限は自治体差)
向く人1981年5月以前に建築確認を受けた木造住宅
強み診断・設計・工事まで支援がある地域も
時期着工前に申請(後からは不可が多い)
注意減税の申告にも期限がある
※ 評価は編集部による5つの見方(効果の大きさ・費用の目安・工事の負担・補助金の使いやすさ・そのあとの安心感)の総合判断だよ(2026年8月時点)。費用の目安は家の傷み具合・広さ・工法の組み合わせ・地域で変わるよ。最新の補助制度や料金は、お住まいの自治体の窓口と各社の見積もりで確認してね。