VOL. 258 2026 · JUNE ISSUE 防音工事 費用比較

防音工事の費用相場と選び方ランキング

結論:防音工事の費用は「どこを対策するか」で桁が変わるよ。目安は、内窓の設置が1窓5〜15万円程度、壁の防音が1面15〜40万円程度、床の防音が6畳6〜30万円程度、楽器用の防音室は6畳150〜300万円程度。大事なのは、外の車の音みたいな「空気音」と、足音みたいな「固体音」では効く工事がまったく違うこと。困っている音の正体を見極めて、その通り道だけ対策すれば、費用はぐっと抑えられるんだ。気をつけたいのは、性能(D値)を数字で約束しない業者さんと、マンションの管理規約の確認漏れ。「費用と効果のバランス・音の種類との相性・性能の根拠・住まいの条件・依頼先と保証の信頼性」の5基準で、失敗しにくい順にまとめたよ。

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  • 01外の騒音はまず窓から — 音の出入りの大半は窓。内窓1窓5〜15万円程度で体感が変わりやすいよ
  • 02足音などの固体音は床・構造の対策 — 壁や窓をいくら固めても固体音には効きにくいんだ
  • 03楽器は性能(D値)で選ぶ — ピアノはDr-35〜40程度、ドラムはDr-50以上が目安だよ

01CHAPTER 01

防音工事とは?費用相場と「音の種類」の基本

結論:防音工事を考えるときは、まず困っている音が「空気音」か「固体音」かを見分けるのが出発点だよ。空気音は、車の走行音・話し声・テレビの音みたいに空気を伝わってくる音で、窓や壁のすき間が主な通り道。固体音は、足音・ドアの開閉・洗濯機の振動みたいに建物の構造を伝わる音で、床や構造体の対策じゃないと効きにくいんだ。ここを取り違えると「お金をかけたのに変わらない」が起きるから、最初に音の正体を見極めよう。

費用の目安は、内窓(二重窓)の設置が1窓5〜15万円程度、防音合わせガラスへの交換が1窓5〜13万円程度、壁の防音が1面15〜40万円程度、床の防音が6畳6〜30万円程度(二重床・浮き床など本格仕様は30〜90万円程度)。楽器を演奏するなら、ユニット型防音室が50〜300万円程度、部屋ごとつくる自由設計の防音室が6畳150〜300万円程度が目安だよ。窓まわりの工事は、断熱目的の内窓設置と工事内容がほぼ同じだから、防音と断熱・結露対策を一度にかなえられるのもうれしいポイント。床の張り替えを考えているならフローリング張り替えの記事もあわせて見てみてね。

内窓(二重窓)の設置

1窓5〜15万円程度が目安。外の騒音対策の第一歩。断熱補助金の対象になることもあるよ。

壁の防音工事

1面15〜40万円程度が目安。遮音シート+吸音材を壁の中に入れて、隣の生活音を和らげるんだ。

床の防音工事

防音フローリング張り替えで6畳6〜30万円程度。二重床など本格仕様は30〜90万円程度だよ。

ユニット型防音室

50〜300万円程度(0.8〜3.7畳目安)。置くだけ設置で、引越し先にも持っていけるよ。

自由設計の防音室

6畳150〜300万円程度が目安。ドラム対応のDr-50以上は300〜500万円超になることも。

防音ドア・換気口

防音ドア交換は1箇所10〜30万円程度、換気口の防音部材は数千円〜5万円程度が目安だよ。

「窓から」が定石の理由:外の騒音は、壁よりずっと薄い窓ガラスとサッシのすき間から入ってくる割合が大きいんだ。だから外の音に悩んでいるなら、壁の工事より先に内窓を検討するのがコスパのいい順番。逆に、上の階の足音に悩んでいる場合は自分の部屋の窓や壁を固めても効果が出にくくて、音を出している側の床の対策が本筋になるよ。集合住宅では管理組合経由で相談するのが現実的な進め方なんだ。

02CHAPTER 02

防音工事の選び方 おすすめランキング7【2026年6月】

編集部が「費用と効果のバランス・音の種類との相性・性能の根拠・住まいの条件・依頼先と保証の信頼性」の5基準で、多くの家にとって失敗しにくい順に並べたよ。困っている音と住まいの条件で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。費用はどれも目安で、建物の構造・広さ・仕様によって変わるよ。

目的で絞り込み
比較
1

内窓(二重窓)の設置で窓の防音(外の騒音対策の第一歩)

音の最大の通り道「窓」を二重にする定番

費用 1窓5〜15万円程度 工期 1窓1〜2時間程度 補助金 断熱補助の対象になることも
編集部おすすめ外の音に悩むなら
道路や線路の音、近所の話し声みたいな外からの空気音に悩んでいるなら、まず候補にしたいのが内窓の設置。既存の窓の内側にもう1枚窓を付けて、間の空気層とすき間の少なさで音を弱らせる仕組みだよ。1窓5〜15万円程度で、工事は1窓あたり1〜2時間程度とお手軽なのに、体感の変化が出やすいのが強み。さらに、内窓は断熱リフォームでもあるから、条件が合えば国の断熱補助制度(先進的窓リノベ2026事業・条件により最大100万円)の対象になって、防音と光熱費の節約を一度にかなえられるんだ(2026年は高断熱グレードの内窓のみ対象だよ)。気をつけたいのは、低い「ゴー」という振動っぽい音(固体音寄り)にはあまり効かないことと、窓の開け閉めがひと手間増えること。費用相場と製品の選び方は内窓設置の記事に詳しくまとめているよ。
4.6
比較
2

壁の防音工事(隣室・隣家の生活音に)

壁の中に遮音と吸音の層をつくる本格対策

費用 1面15〜40万円程度 工期 1〜4日程度 対象 話し声・テレビ・ペットの鳴き声
隣の部屋や隣家との話し声・テレビの音・ペットの鳴き声が悩みなら、壁の内側に遮音シートと吸音材を入れる防音工事が本命だよ。費用は1面15〜40万円程度が目安で、気になる側の壁だけに絞れば18〜25万円程度に収まることもあるんだ。石こうボードを二重にしたり、防振金具で壁を浮かせたりと、仕様の積み増しで性能と費用が変わる仕組み。だからこそ、「どの音をどこまで下げたいか」を伝えて、仕様と狙いの性能(D値)をセットで提案してもらうのが大事だよ。気をつけたいのは、壁が数センチ厚くなって部屋がわずかに狭くなることと、コンセントや換気口など壁の「穴」をそのままにすると効果が大きく落ちること。クロスの張り替えなど内装工事と一緒にやると養生や職人さんの手配をまとめられるから、内装リフォームの記事もあわせてチェックしてみてね。
4.4
比較
3

床の防音工事(足音・階下への音に)

固体音対策の本筋は「音を出す側の床」

費用 6畳6〜30万円程度〜 本格仕様 30〜90万円程度 規約 マンションはL値の規定あり
足音対策なら
子どもの足音やイスを引く音みたいな固体音は、音を出している側の床を柔らかく・重くするのが本筋。遮音等級の高い防音フローリングへの張り替えが6畳6〜30万円程度、遮音マットの敷き込みや二重床(浮き床)にする本格仕様だと30〜90万円程度が目安だよ。マンションでは床材の遮音等級(LL-45など)が管理規約で決められていることが多く、工事できるのは専有部分だけだから、見積もりの前に管理組合への確認を忘れずにね。工事まで踏み切る前に、厚手のプレイマットやタイルカーペットでどこまで和らぐか試してみるのもあり。床の張り替え自体の相場感はフローリング張り替えの記事で確認できるよ。階下との関係が気になっているなら、先回りの対策はきっと心の余裕にもつながるはず。
4.2
比較
4

自由設計の防音室リフォーム(楽器演奏の本命)

部屋ごとつくり替えて性能を設計する

費用 6畳150〜300万円程度 性能 Dr-40〜50超まで設計可 工期 2週間〜1ヶ月程度
ピアノやホームシアターを時間を気にせず楽しみたいなら、部屋をまるごと防音室につくり替える自由設計リフォームが本命。床・壁・天井を「部屋の中にもう1つ部屋をつくる」構造にして、6畳150〜300万円程度が目安だよ(マンションは構造の制約で割高になりやすいんだ)。最大の強みは、楽器や使い方に合わせて性能(D値)を設計できること。ピアノならDr-35〜40程度、ドラムや深夜の大音量はDr-50以上が目安で、Dr-50超の仕様は300〜500万円超になることもあるから、「何の楽器を・いつ・どのくらい」を最初に伝えて見積もりをもらおう。気をつけたいのは、防音構造の分だけ部屋が一回り狭く・天井が低くなることと、空気がこもらないよう防音換気扇が必須なこと。完成後にJIS規格に沿った測定で性能を確認してくれる専門業者さんを選ぶと安心だよ。
4.0
比較
5

ユニット型防音室の設置(引越しにも持っていける)

部屋の中に置く組み立て式の防音ボックス

費用 50〜300万円程度 広さ 0.8〜3.7畳が中心 性能 D-35〜40程度が上限目安
「工事はできないけど、楽器の練習環境がほしい」なら、部屋の中に置く組み立て式のユニット型防音室を見てみて。0.8〜3.7畳サイズで50〜300万円程度が目安で、置くだけだから賃貸でも導入しやすく、引越し先に移設できるのが最大の強み。中古市場やレンタルもあって、自由設計よりずっと身軽に始められるんだ。気をつけたいのは、遮音性能はD-35〜40程度が上限の目安で、「入ってみたら思ったより音が漏れた」という声があること。歌・管楽器・電子ドラムあたりまでが現実的で、生ドラムや深夜のグランドピアノには力不足になりやすいよ。床への重さ(数百kg)に耐えられるかと、設置部屋への搬入経路・組み立てスペースも事前に確認してね。エアコンや換気のオプションをけちると夏場がつらいから、そこは惜しまないのがおすすめだよ。
3.8
比較
6

防音ドア・換気口の対策(仕上げの弱点つぶし)

音の「抜け道」をふさいで効果を底上げ

防音ドア 1箇所10〜30万円程度 換気口 数千円〜5万円程度 役割 すき間=弱点をつぶす
音は水と同じで、1箇所でもすき間があるとそこから漏れる。壁や窓を対策したのに音が残るときの犯人は、たいていドアの下のすき間と換気口なんだ。室内ドアを防音ドアに替えると1箇所10〜30万円程度、換気口に防音スリーブやサイレンサーを入れるのは数千円〜5万円程度と手頃で、すでにやった対策の効果をグッと底上げしてくれるよ。既存ドアにすき間テープやドア下の戸当たりを付けるだけでも変化はあるから、DIYから試すのもあり。気をつけたいのは、換気口を完全にふさぐのはNGということ。24時間換気は建物に必要な仕組みだから、空気は通して音だけ弱らせる専用部材を使ってね。玄関ドアごと替えたい場合は玄関ドア交換の記事で相場をつかんでおくと話が早いよ。
3.6
比較
7

防音カーテン・吸音パネルのDIY(賃貸・まず手軽に)

工事なしで今日から始められる入門編

費用 数千円〜10万円程度 賃貸 原状回復できる方法が中心 効果 軽減はするが工事には及ばない
「工事までは踏み切れない」「賃貸だから無理」という人は、数千円〜10万円程度のDIY対策から始めてみよう。窓には防音カーテン(数千円〜3万円程度)、床には遮音マットやジョイントマット、壁には立てかけ式・貼ってはがせる吸音パネル。どれも原状回復しやすくて、賃貸でも取り入れやすいんだ。効果は工事に及ばないものの、「音がまろやかになる」「足音のドスンが和らぐ」程度の変化は十分期待できるよ。コツは、吸音(部屋の中の響きを抑える)と遮音(音の出入りを防ぐ)の違いを知っておくこと。スポンジ状の吸音材だけでは外への音漏れはあまり減らないから、外の音・外への音には重さのある遮音シートやカーテンを組み合わせてね。試してみて足りなければ、内窓や壁の工事にステップアップすればいいんだから、まず気軽にどうぞ。
3.4

※ 評価は編集部による5基準(費用と効果のバランス・音の種類との相性・性能の根拠・住まいの条件・依頼先と保証の信頼性)の総合判断だよ(2026年6月時点)。費用相場はいずれも目安で、建物の構造・広さ・仕様・地域によって変わるよ。最新の費用は現地調査つきの見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

防音工事の選び方(=失敗しない5基準)

このランキングは、防音工事で後悔しやすい5点を基準にしてるよ。見積もりを並べるときのチェックリストとして使ってね。

① 費用と効果のバランス

「困っている音」を1つに絞って、その通り道だけ対策するのが節約の近道。全部まとめてやる必要はないんだ。

② 音の種類との相性

空気音は窓・壁、固体音は床・構造。ここを取り違えると「やったのに変わらない」が起きるよ。

③ 性能の根拠(D値)

完成後の遮音等級(D値)を数字で示し、測定までしてくれるか。「静かになります」だけの提案は比較材料にならないんだ。

④ 住まいの条件

マンションは管理規約(床のL値・工事できる範囲)、賃貸は原状回復。先に確認しないと計画ごとやり直しになるよ。

⑤ 依頼先と保証の信頼性

防音専門の実績・内訳のある見積もり・工事保証。一般のリフォームと防音は別の専門分野だと考えておこう。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どうすれば?」を一発で。困っている音と住まいの条件から、いちばん合う対策はこれだよ。

道路・線路沿いの騒音

外の音を弱める

推し内窓の設置

1窓5〜15万円程度。断熱補助金の対象になれば実質負担も軽くなるよ。

隣室・隣家の話し声

生活音を和らげる

推し壁の防音工事

気になる側の壁1面だけなら15〜40万円程度。D値の提案をもらってね。

マンションで子どもの足音

階下への音を減らす

推し床の防音+厚手マット

固体音は床から。管理規約のL値と管理組合の承認を先に確認してね。

ピアノを自宅で練習

気がねなく弾く

推しユニット型 or 自由設計

Dr-35〜40程度が目安。演奏時間帯を伝えて性能を決めるのがコツだよ。

ドラム・深夜の大音量

本気の音楽部屋

推し自由設計でDr-50以上

300万円超の世界。完成後のJIS測定で性能保証してくれる専門業者へ。

賃貸・まず手軽に

工事なしで試す

推し防音カーテン+遮音マット

数千円〜で原状回復もOK。足りなければ内窓へステップアップしよう。

05CHAPTER 05

業者・契約のつまずき注意(ここが最重要)

いちばん多いトラブルは「思ったほど静かにならなかった」

結論:防音工事のトラブルで圧倒的に多いのが、工事をしたのに期待した効果が出なかったというもの。原因の多くは、①空気音と固体音の取り違え、②「静かになりますよ」という感覚的な説明のまま契約、③防音の専門知識が少ない業者さんによる設計、の3つなんだ。防ぐコツはシンプルで、契約前に「完成後にD値(遮音等級)いくつを目指すか」を数字で確認すること。そして大前提として、防音工事は無音にする工事じゃなくて、気にならないレベルまで音を減らす工事だということも覚えておいてね。ここの期待値がずれていると、性能どおりに仕上がっていても不満が残っちゃうんだ。

「D値・JIS測定」を語れる業者さんを選ぼう

信頼できる防音の専門業者さんは、どの材料と構造で、どの周波数の音を、何デシベル減らすかを説明できるよ。見積もりにも、材料の品番・性能値・施工範囲の内訳がきちんと載っているはず。逆に「防音材を入れるので静かになります」だけで数字が出てこない、相場よりずっと安い、契約を急がせる、といった業者さんは要注意。完成後にJIS規格に沿った測定で性能を確認してくれるかも、専門性を見分けるいい質問だよ。防音は一般的な内装リフォームとは別の専門分野だから、防音工事の施工実績(できれば同じ楽器・同じ悩みの事例)を見せてもらってから決めるのが安心なんだ。

マンションは「管理規約の確認」を最初にやる

マンションの防音工事は、工事できるのが専有部分だけで、床材の遮音等級(LL-45など)や工事申請の手続きが管理規約で決められていることがほとんど。順番を間違えて先に業者さんと話を進めると、計画ごとやり直しになりかねないんだ。だから、①管理規約を読む → ②管理組合へ工事申請の流れを確認 → ③そのうえで見積もり、の順で進めてね。それと、上の階の足音に悩んでいる場合、自分の部屋の天井に吸音材を入れても効果は限定的というのが正直なところ。固体音は構造を伝わるから、音を出している側の対策が本筋で、まずは管理組合経由で相談するのが現実的だよ。

補助金は「防音目的」では出にくい。使えるのはこの2パターン

防音工事そのものへの補助は限られているけど、知っておきたいのが2つ。1つめは内窓の設置を断熱リフォームとして申請するパターンで、国の先進的窓リノベ2026事業の対象になれば条件により最大100万円の補助が受けられるんだ(2026年は高断熱グレードの内窓のみ対象で、申請は施工業者が代行する仕組み。予算上限ありだから時期にも注意)。2つめは空港や基地の周辺など航空機騒音の区域で、国の住宅防音工事の助成制度が用意されているケース。どちらも対象条件・申請時期が細かいから、「補助金が使えますよ」という営業トークをうのみにせず、公式窓口で自分でも確認してから契約しようね。

こんな点に気をつけてね

  • 1D値を数字で約束しない提案で契約しない(「静かになります」だけの見積もりは比較できない。困ったら消費者ホットライン「188」へ)
  • 2内訳のある見積もりを2〜3社から取る(材料の品番・性能値・施工範囲・測定の有無まで並べて比べよう)
  • 3マンションは管理規約→管理組合→見積もりの順(床のL値規定と工事申請を先に。順番を守るだけでトラブルの大半は防げるよ)
見積もりで確認することリスト:①困っている音と狙う性能(D値)の共有 ②材料の品番・性能値と施工範囲の内訳 ③完成後の性能測定(JIS準拠)の有無 ④工事保証と効果が出なかった場合の対応 ⑤マンションは管理規約・工事申請の手続き。この5つを聞けば、提案の良し悪しはだいたい見分けられるよ。

06CHAPTER 06

初めてでも安心・防音工事3ステップ

あわてなくて大丈夫。音の正体の整理 → 2〜3社で見積もり比較 → 契約と工事・効果の確認の3ステップで進めよう。

  1. 困っている音をメモして正体を整理する:「いつ・どこから・どんな音が・どのくらい気になるか」を1週間くらいメモしてみよう。車の音や話し声なら空気音(窓・壁の対策)、足音や振動なら固体音(床・構造の対策)と、ここで対策の方向がほぼ決まるんだ。マンションの人は、このタイミングで管理規約の床のL値規定と工事申請の流れも確認しておいてね。逆に自分が音を出す側(楽器など)は、楽器名・演奏したい時間帯・音量をはっきりさせておこう。
  2. 2〜3社から「D値つき」の見積もりを取る:整理したメモを持って、防音の施工実績がある業者さん2〜3社に現地調査を頼もう。比べるポイントは、金額だけじゃなく、狙う性能(D値)を数字で示すか・材料の品番と性能値が載っているか・完成後の測定をしてくれるか・保証の内容。内窓だけで済みそうなら、断熱補助金(先進的窓リノベ2026事業)の対象製品かどうかも聞いておくと、思わぬ節約になるよ。
  3. 契約して工事、完了後に効果を確認する:契約書で工事範囲・性能の取り決め・保証内容を確認してから判を押そう。工事が終わったら、できれば業者さんの測定に立ち会って、約束した性能が出ているかを一緒に確認。気になる点はその場で伝えるのが解決の近道だよ。書類(契約書・保証書・測定結果)はひとまとめに保管してね。効果が物足りなければ、ドアや換気口など「残った抜け道」の追加対策で底上げできることも多いから、あきらめずに相談してみよう。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

防音工事の費用はいくらくらい?

結論:どこを対策するかで桁が変わるよ。目安は、内窓の設置が1窓5〜15万円程度、壁の防音が1面15〜40万円程度、床の防音が6畳6〜30万円程度(二重床など本格仕様は30〜90万円程度)、6畳の防音室リフォームが150〜300万円程度なんだ。「困っている音」を1つに絞って、その音の通り道だけ対策すると費用を抑えやすいよ。数値はどれも目安で、建物の構造や仕様で変わるから、現地調査つきの見積もりで総額を確認してね。

マンションの子どもの足音対策はどうすればいい?

結論:足音みたいな「固体音」は床の対策が基本で、遮音等級の高い防音フローリングへの張り替え(6畳6〜30万円程度)や遮音マットの敷き込みが定番だよ。ただしマンションで工事できるのは専有部分だけで、床材の遮音等級(LL-45など)が管理規約で決められていることが多いんだ。工事の前に必ず管理組合に確認してね。工事までしなくても、厚手のプレイマットやカーペットを敷くだけでかなり和らぐから、まず手軽な対策から試すのもありだよ。

ピアノやドラムの防音室はいくらかかる?

結論:ピアノなら遮音等級Dr-35〜40程度が1つの目安で、ユニット型防音室が50〜300万円程度(広さによる)、部屋ごとつくる自由設計が6畳150〜300万円程度だよ。ドラムや深夜の大音量はDr-50以上の高い性能が必要で、300〜500万円超になることもあるんだ。楽器の種類と「いつ・どのくらいの音量で演奏したいか」で必要な性能が決まるから、楽器名と演奏時間帯を伝えて、性能(D値)つきの提案をもらうのが失敗しないコツだよ。

防音工事に補助金は使える?

結論:「防音そのもの」への補助は限られているけど、使えるケースはあるよ。代表は内窓の設置で、断熱リフォームの国の補助制度(先進的窓リノベ2026事業・条件により最大100万円)の対象になれば、防音と節約を両立できるんだ(2026年は高断熱グレードの内窓のみ対象・申請は施工業者が代行)。それと、空港や基地の周辺など航空機騒音の区域では、国の住宅防音工事の助成制度があるよ。どちらも対象条件が細かいから、契約前に公式窓口で自分でも確認してね。

D値(遮音等級)って何?

結論:D値は「壁や部屋がどれだけ音を遮るか」を表す遮音等級で、数字が大きいほど高性能だよ。たとえばピアノならDr-35〜40程度、ドラムならDr-50以上が1つの目安なんだ。大事なのは、工事前に「完成後にD値いくつを保証するか」を数字で約束してくれるかどうか。きちんとした専門業者は、JIS規格に沿った測定で完成後の性能を確認してくれるよ。「静かになります」みたいな感覚的な説明だけで数字が出てこない業者さんは、いったん立ち止まって比較しよう。

賃貸でもできる防音対策はある?

結論:壁や床を工事できない賃貸でも、できることは結構あるよ。窓には防音カーテン(数千円〜3万円程度)、床には遮音マットやジョイントマット、壁には立てかけ式の吸音パネル。本格的に楽器をやるなら、置くだけで設置できるユニット型防音室(50万円程度〜)をリビングや洋室に入れる方法もあるんだ。退去時に原状回復できるかが大事だから、貼ってはがせるタイプや立てかけ式の製品を選んで、念のため管理会社にも一声かけておくと安心だよ。