VOL. 165 2026 · JUNE ISSUE 曲のリミックス・アレンジAIの比較

曲のリミックス・アレンジAIの比較

結論:まずスマホでも手軽に始めるなら Moises、本格的にステムを編集して作り込むなら RipX DAW、きれいにパートを分けたいなら LALAL.AI がおすすめだよ。「使いやすさ・無料枠・商用/著作権・日本語・得意分野」の5つで、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01迷ったら上位3つ — Moises(手軽・スマホ)、RipX DAW(本格編集)、LALAL.AI(高精度なステム分離)
  • 02無料で試せる — BandLab・Rave.dj・Audacity+OpenVINO は無料、Moises/LALAL.AIにも無料枠
  • 03公開・配信は権利に注意 — 既存曲のリミックスは許諾が必要。自作曲やフリー素材なら安心して出せる

01CHAPTER 01

リミックス・アレンジAIとは?できること

結論:リミックスやアレンジを助けるAIは、すでにある曲をボーカル・ドラム・ベースなどのパーツ(ステム)に分けて、組み替えたり差し替えたりして作り直せるツールだよ。テンポやキーを変えたり、2曲をつないでマッシュアップしたり、ジャンルの雰囲気を変えたりもできるんだ。

「リミックス」は既存曲を作り直すこと、「アレンジ(編曲)」は曲の聞こえ方を組み替えること。AIのステム分離(曲をパーツに分ける技術)が進んで、専門ソフトがなくても手軽にできるようになったよ。こんな場面で活躍するんだ。ボーカルだけ抜いてカラオケを作る/ドラムやベースを差し替える/テンポ・キーを変える/2曲をつなぐマッシュアップ/DJやライブ向けの再構成/練習用に特定パートだけ抜き出す。多くは無料で試せるから、まずは手持ちの自作曲で触ってみるのが近道だよ。

このページの結論を先に:スマホでも手軽なら Moises、本格的に音を編集するなら RipX DAW、きれいに分けるだけなら LALAL.AI、無料で始めるなら BandLab / Rave.dj、ライブでつなぐなら djay Pro。下のランキングで詳しく見ていくね。

02CHAPTER 02

リミックス・アレンジAI 比較ランキング8選【2026年6月】

編集部が「使いやすさ(日本語・手軽さ)・無料枠・商用/著作権の安心・得意分野・価格」で総合評価して、はじめての人〜本格的に作り込みたい人まで、幅広い人に勧めやすい順に並べたよ。料金・規約は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

Moises

曲をパーツに分けてテンポもキーも自在に

ステム分離 無料枠 あり スマホ
編集部おすすめ初心者OK
曲をボーカル・ドラム・ベース・その他に高精度で分けて、テンポやキーを変えたりパートを抜いたりできるオールインワン。スマホアプリが使いやすくて日本語にも対応。まず手軽に始めるならこれだよ。
4.8
比較
2

RipX DAW

音をノート単位で編集できる本格リミックス

ステム分離 ノート編集 買い切り あり
本格派の本命
分けたステムをさらに音符(ノート)単位で編集できる珍しいDAW。間違った音だけ直したり、楽器を差し替えたり、リミックスを細部まで作り込める。買い切りで使い続けられるのも安心だよ。
4.7
比較
3

LALAL.AI

高精度にステムを抜き出す分離の定番

分離精度 多ステム 手軽さ
分離の定番
アップロードするだけで、ボーカル・ドラム・ベース・ギターなどをきれいに分けてくれる分離特化サービス。抜き出した素材をDAWに持っていってリミックスの土台にできる。お試し無料枠があるのもうれしいよ。
4.6
比較
4

BandLab

無料のブラウザDAWでそのまま組み替え

料金 無料 ステム分離 あり DAW内蔵
ブラウザとアプリで使える無料のDAW。曲を4つのパートに分けるSplitterがついていて、分けたあとそのまま並べ替えたりエフェクトをかけたりできる。コスト0でリミックスを試したい人にぴったりだよ。
4.4
比較
5

djay Pro

Neural Mixでパートを抜きながらライブに

マッシュアップ ライブ操作 スマホ
Algoriddimのアプリ。Neural Mixで再生しながらボーカルやドラムをリアルタイムに抜き差しできて、2曲をなめらかにつないだDJミックスやマッシュアップが作れる。スマホでも本格的に遊べるよ。
4.3
比較
6

Soundverse

分離も生成もできるAIリミックススタジオ

ステム分離 素材生成 無料枠 あり
ステム分離に加えて、足りないパートをAIで生成したり、曲を延長・ループしたりできるブラウザ型のスタジオ。元の曲をばらして新しい素材を重ねる、という発想のリミックスがしやすいよ。
4.2
比較
7

Rave.dj

URLを貼るだけで自動マッシュアップ

料金 無料 マッシュアップ 手軽さ
2曲のURLを貼るだけで、AIがテンポとキーを合わせて自動でマッシュアップを作ってくれるWebサービス。細かい編集はできないけれど、「とりあえずつないでみたい」ときの手軽さは抜群だよ。元曲の権利には注意してね。
4.1
比較
8

Audacity + OpenVINO

無料ソフトにAIプラグインを足して編集

料金 無料 オフライン 日本語
定番の無料音声編集ソフトAudacityに、AIのステム分離やジャンル変換ができるOpenVINOプラグインを足す組み合わせ。完全無料でオフラインでも動くから、自分のパソコンでコストをかけずじっくり作り込みたい人向けだよ。
4.0

※ 評価は編集部による5基準(使いやすさ・無料枠・商用/著作権・得意分野・価格)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金・無料枠・商用利用の条件は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトの利用規約で確認してね。為替で円換算は変わるから、金額は公表通貨(ドル・ポンド)を目安にしてね。

03CHAPTER 03

ランキングの評価基準(=失敗しない選び方)

このランキングは、リミックスやアレンジを助けるAIを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしてるよ。あなたの作り方でどれを重視するかを決めると、自分に合う1本が見つかるはず。

① 使いやすさ(日本語・スマホ)

スマホで手軽に始められるか、日本語で扱えるか。MoisesやBandLabは初めてでも迷いにくいよ。

② 無料で使えるか

無料枠の有無と条件。BandLab・Rave.dj・Audacityは無料、Moises・LALAL.AIにも無料枠があるよ。

③ 商用利用・著作権の安心

公開や配信をするなら最重要。ツールの規約に加えて、元の曲の権利(許諾)も必ず確認しよう。

④ 得意分野(分離/本格編集/マッシュアップ)

分離はLALAL.AI、本格編集はRipX DAW、つなぎはdjay Proと、やりたいことで選ぶと近道だよ。

⑤ 価格・コスパ(月額か買い切りか)

毎月使うなら月額、長く使うなら買い切りが得なことも。無料枠で足りる人も多いよ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたの目的にいちばん合う1本はこれだよ。

無料で試したい

お金をかけずにリミックスを始めたい

推しBandLab / Audacity

無料でステム分離から編集まで。まず触ってみるのに十分だよ。

スマホで手軽に

アプリでサッと分けて作りたい

推しMoises

日本語アプリで、分離もテンポ/キー変更もスマホで完結。

きれいに分けたい

高精度に素材を抜き出したい

推しLALAL.AI

アップロードするだけで、各パートをクリアに分離できるよ。

本格的に作り込みたい

ノート単位まで細かく編集したい

推しRipX DAW

音符単位で直せるから、差し替えも修正も自由自在だよ。

曲をつなぎたい

マッシュアップやDJミックスを

推しdjay Pro / Rave.dj

テンポとキーを合わせてなめらかにつなげるよ。

素材を足したい

分離+生成で新しい音を重ねたい

推しSoundverse

分けたうえで足りないパートをAIで生成して重ねられる。

料金・無料枠の比較表(2026年6月時点の目安)

「無料で使える?」「いくらかかる?」をひと目で。金額は公表通貨(ドル・ポンド)の目安で、為替や改定で変わるから最終的な料金は各公式で確認してね。

ツール 料金(目安) 無料枠 商用利用 日本語
Moises無料 / Premium 月3.99ドル / Pro 月9.99ドルあり
RipX DAW買い切り 99ポンド / PRO 198ポンド21日体験
LALAL.AI無料 / Lite 月7.5ドル / Pro 月15ドルあり
BandLab完全無料(一部有料)無料
djay Pro無料 / PRO 月6.99ドル(年49.99ドル)あり△ 配信は要確認
Soundverse無料 / 有料 月9.99ドル〜あり
Rave.dj完全無料無料△ 個人向け
Audacity + OpenVINO完全無料無料

※ Moisesの年払いはPremiumが実質約2.99ドル/月。LALAL.AIは年払い(Lite 90ドル/Pro 180ドル)や買い切りの分数パックもあるよ。RipX DAWは学生・教育機関は50%オフ。商用利用は「ツールの規約」と「元曲の権利」の両方を満たす必要があるよ。料金・条件は2026年6月時点の目安で、必ず各公式で確認してね。

05CHAPTER 05

公開・配信できる?著作権と無料の注意点

いちばん大事:元の曲には権利が残る

リミックスやアレンジで気をつけたいのは著作権だよ。既存の曲には、作詞作曲の権利原盤(音源)の権利があって、AIで作り直してもこれらは消えないんだ。だから市販曲や他人の曲をリミックスして、個人で楽しむ範囲を超えて公開・配信・販売するには、権利者の許諾や所定の手続きが必要になるよ。「AIで作れた=自由に出していい」ではない、と覚えておいてね。

安心して出すなら:自分で作った曲をリミックスする、② ロイヤリティフリーや許諾済みの素材を使う、③ どうしても市販曲を使うなら権利者・管理団体の手続きを確認する。この3つのどれかにすれば、トラブルを避けられるよ。

無料で使える主なツール

BandLab・Rave.dj・Audacity+OpenVINO は無料で始められて、Moises・LALAL.AI にも無料枠があるよ。ただ無料だと、書き出しの音質や回数に制限があったり、分けられるパート数が少なかったりすることがあるんだ。「無料で作れた=そのまま全部使える」とは限らないから、書き出しや商用の条件は確認してね。

AIに任せきりにしないコツ

AIの分離や提案はあくまで「素材・たたき台」。次の3つを意識すると、仕上がりがぐっと良くなるよ。

  • 1元の曲は高音質で用意(圧縮された音源だと、分けたときにノイズが出やすい)
  • 2分離は完璧じゃない前提で(うっすら他のパートが残ることも。気になる所は手で整える)
  • 3公開前に権利を最終チェック(自作曲かフリー素材か、許諾は取れているかを確認してから出す)

06CHAPTER 06

初心者向け・使い方3ステップ

むずかしい知識はいらないよ。曲を入れる → パートに分ける → 組み替えて書き出すの3ステップで、最初のリミックスが作れるよ。

  1. 曲を用意してアップロード:まずは自作曲やフリー素材を準備して、MoisesかBandLabにアップロード。スマホでもOKだよ。なるべく高音質の元データを使うのがコツ。
  2. パート(ステム)に分ける:ボーカル・ドラム・ベース・その他に分けよう。いらないパートを抜いたり、テンポやキーを変えたり、好きなパートだけ音量を調整してみてね。
  3. 組み替えて書き出す:パートを並べ替えたりエフェクトをかけたりして、自分のアレンジに。仕上がったら書き出して完成。公開や配信をするなら、権利を確認してからにしてね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

リミックスやアレンジってAIでできるの?

結論:できるよ。曲をボーカル・ドラム・ベースなどのパーツ(ステム)にAIが分けてくれるから、好きなパートだけ抜いたり差し替えたりして、テンポやキーを変えながら作り直せるんだ。MoisesやLALAL.AIならアップロードするだけで数分でステムに分けられるよ。

無料で使えるツールはある?

結論:あるよ。BandLab(ブラウザDAW+ステム分離)・Rave.dj(URLを貼るだけの自動マッシュアップ)・Audacity+OpenVINOプラグインは無料で始められるんだ。MoisesやLALAL.AIにも無料枠があるよ。ただ無料だと書き出しの音質や回数に制限があることもあるから、本格的に使うなら有料プランが安心だよ。

作ったリミックスは公開・配信していい?著作権は?

結論:元の曲があるリミックスは、勝手に公開・配信・販売はできないよ。既存曲には作詞作曲の権利と原盤(音源)の権利があって、AIで作り直してもこれらは消えないんだ。個人で楽しむ範囲を超えて出すなら、権利者の許諾や所定の手続きが必要だよ。自作曲・許諾済みの素材・ロイヤリティフリー音源を使えば安心だよ。

ステム分離って何?リミックスにどう使うの?

結論:1つの曲を、ボーカル・ドラム・ベース・その他の楽器みたいなパーツに分けることだよ。分けておくと、ボーカルだけ抜いてカラオケにしたり、ドラムを差し替えたり、好きなパートだけ音量やエフェクトを変えたりできるんだ。MoisesやLALAL.AI、RipX DAWが高精度で分けられるよ。

日本語に対応してる?スマホでもできる?

結論:MoisesやBandLabはスマホアプリがあって日本語でも使いやすいよ。LALAL.AIやAudacityも日本語ページ・日本語表示があるんだ。RipX DAWやdjay Proは英語中心だけど操作は直感的。まずはスマホで使えるMoisesやBandLabから試すのがおすすめだよ。

ChatGPTみたいな対話AIでリミックスはできる?

結論:音そのものは作れないよ。対話AIはアレンジの方向性やジャンルの相談、手順の整理には役立つけれど、実際に音を分けたり鳴らしたりはできないんだ。リミックスやアレンジを形にするなら、MoisesやLALAL.AI、RipX DAWのような音を扱えるツールと組み合わせてね。