VOL. 209 2026 · JUNE ISSUE AI採譜・楽譜作成ツールの比較

AI採譜・楽譜作成ツールの比較

結論:音源から自動で楽譜にするなら Klangio、買い切りで使い続けるなら AnthemScore、弾き語りや歌からその場で楽譜にするなら ScoreCloud がおすすめだよ。「精度・無料枠・対応フォーマット・日本語・得意分野」の5つで、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01迷ったら上位3つ — Klangio(音源→楽譜・タブ・MIDI)、AnthemScore(買い切り)、ScoreCloud(弾く・歌う→楽譜)
  • 02無料で試せる — Basic Pitch は完全無料、ScoreCloud・Songscription・Soundslice は無料枠から
  • 03採譜は「下書き」 — AIが起こした譜面は、最後に自分の耳で手直しする前提で使うのがコツ

01CHAPTER 01

AI採譜・楽譜作成ツールとは?できること

結論:AI採譜ツールは、MP3やWAVなどの音源を読み込ませると、AIが音を聞き分けて五線譜やタブ譜、MIDIに起こしてくれるツールだよ。「耳コピしたいけど時間がかかる」「楽譜が手元にない曲を弾きたい」を、ぐっとラクにしてくれるのが魅力なんだ。

採譜(さいふ)は耳で聞いた音を譜面に書き起こす作業のこと。こんな場面で活躍するよ。好きな曲を耳コピして練習したいとき/自分の演奏や鼻歌を楽譜に残したいとき/ギターのタブ譜がほしいとき/作った音源をMIDIにしてDAW(作曲ソフト)で続きを作りたいとき。多くは無料枠やお試しがあるから、まずは手持ちの音源で試すのが近道だよ。

このページの結論を先に:音源から自動で楽譜にするなら Klangio / AnthemScore / ScoreCloud、完全無料で試すなら Basic Pitch、自分の耳で丁寧に採譜するなら Soundslice / Transcribe!。下のランキングで詳しく見ていくね。

02CHAPTER 02

AI採譜・楽譜作成ツール 比較ランキング8選【2026年6月】

編集部が「精度・無料枠・対応フォーマット・日本語・価格」で総合評価して、音源から手軽に楽譜化したい人〜自分の耳で丁寧に採譜したい人まで、幅広い人に勧めやすい順に並べたよ。料金・規約は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

Klangio

音源・YouTubeから楽譜・タブ・MIDIに

自動採譜 無料デモ あり 書き出し 多形式
編集部おすすめ初心者OK
Piano2NotesやGuitar2Tabs、Sing2Notesなど楽器別のAIがそろっていて、音源やYouTubeのリンクから五線譜・タブ譜・MIDI・MusicXML・GuitarProに起こせる。楽器を絞って採譜できるぶん精度が出しやすく、まず1曲を譜面にしてみたい人にいちばん勧めやすいよ。
4.8
比較
2

AnthemScore

買い切りで使い続けられる定番ソフト

自動採譜 買い切り オフライン
買い切り派の本命
Lunaverusの採譜ソフトで、音源を読み込むと五線譜PDFに起こしてくれる。月額がいらない買い切りで、いちど買えばオフラインで使い続けられて商用利用もOK。Professional以上ならMIDI/MusicXMLで書き出して編集できる。長く使うほどお得な定番だよ。
4.7
比較
3

ScoreCloud

弾く・歌うとその場で楽譜になる

自動採譜 無料枠 あり 録音→楽譜
マイクに向かって演奏したり歌うと、その場で楽譜に起こしてくれるのが得意。MP3やYouTubeの取り込みにも対応していて、メロディとコードのリードシート作りに便利。弾き語りや作曲のメモを譜面に残したい人に向いてるよ。
4.5
比較
4

Songscription

ブラウザで音源を五線譜・タブ・MIDIに

自動採譜 無料枠 あり 多形式
インストール不要、ブラウザに音源をアップロードするだけで五線譜・タブ譜・MIDIに起こせる新しめのAIサービス。無料でも短い曲を試せて、Proなら長めの曲やまとまった本数を採譜できる。とにかく手軽に始めたい人にぴったりだよ。
4.4
比較
5

Basic Pitch

完全無料・オープンソースで音源→MIDI

料金 0円 オープンソース MIDI化
完全無料
Spotifyが公開している無料・オープンソースの音源→MIDI変換ツール。歌・ギター・ピアノなどいろんな楽器に対応していて、ブラウザやローカルで動くからデータをアップロードせずに使える。MIDIをMuseScoreなどで開けば楽譜にできるよ。0円で試したい人の最初の一歩におすすめ。
4.3
比較
6

ScanScore

紙やPDFの楽譜をデジタル化(OMR)

楽譜の取り込み 入力 紙/PDF ライセンス 1年
こちらは音源ではなく、紙やPDFの楽譜を読み取る(OMR)タイプ。スマホで撮ったりスキャンした楽譜を、再生・移調・編集できるデータに変換できる。「手持ちの紙の楽譜をデジタル化したい」「キーを変えたい」ときに頼れるよ。音から起こすAI採譜とは入力が違う点だけ覚えておいてね。
4.2
比較
7

Soundslice

スロー再生+採譜エディタで耳コピ支援

採譜支援 無料枠 あり YouTube同期
自動で全部やってくれるというより、自分で耳コピ・採譜する人を助ける練習&採譜エディタ。スロー再生やループ、YouTubeと譜面の同期ができて、書いた譜面に合わせて再生もできる。AIまかせにせず、自分の耳でしっかり起こしたい人に向いてるよ。
4.1
比較
8

Transcribe!

耳コピ支援の定番・買い切りソフト

耳コピ支援 買い切り 音の見える化
Seventh String社の定番の耳コピ支援ソフト。曲をゆっくり再生したり一部をループしたり、音の高さを見えるように表示して、コードや音を取りやすくしてくれる。自動で五線譜にはしないけれど、買い切りで月額なし。じっくり自分の耳で採譜する人の相棒だよ。
4.0

※ 評価は編集部による5基準(精度・無料枠・対応フォーマット・日本語・価格)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金・無料枠・商用利用の条件は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトの利用規約で確認してね。為替で円換算は変わるから、金額は公表通貨(ドル)を目安にしてね。

03CHAPTER 03

ランキングの評価基準(=失敗しない選び方)

このランキングは、AI採譜・楽譜作成ツールを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしてるよ。あなたの使い方でどれを重視するかを決めると、自分に合う1本が見つかるはず。

① 採譜の精度

音をどれだけ正確に拾えるか。ピアノ・ギター単体に強いKlangioやAnthemScoreは精度が出しやすいよ。

② 無料で使えるか

無料枠やお試しの有無。Basic Pitchは完全無料、ScoreCloud・Songscriptionは無料枠から始められるよ。

③ 対応フォーマット(PDF/MIDI/タブ譜)

五線譜PDFだけか、MIDIやMusicXML、ギターのタブ譜まで書き出せるか。続きを編集するなら大事だよ。

④ 課金のしかた(月額/買い切り)

たまに使うなら無料・月額、長く使うなら買い切り。AnthemScoreやTranscribe!は買い切りで安心だよ。

⑤ 日本語・使いやすさ

日本語で扱えるか、操作が直感的か。日本語サイトのあるKlangioは迷いにくいよ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたの目的にいちばん合う1本はこれだよ。

音源から自動で楽譜にしたい

手間なく譜面を起こしたい

推しKlangio / AnthemScore

音源を読み込ませると、五線譜やタブ譜、MIDIに起こしてくれるよ。

無料で試したい

お金をかけずに採譜したい

推しBasic Pitch / ScoreCloud

Basic Pitchは0円、ScoreCloudは無料枠から始められるよ。

MIDIにしてDAWで使いたい

作曲ソフトで編集したい

推しKlangio / Basic Pitch

MIDIで書き出して、音色を変えたり続きを作り込めるよ。

ギターのタブ譜がほしい

TAB譜で練習したい

推しKlangio / Songscription

Guitar2Tabsなどでタブ譜に書き出せて、ギター練習に便利だよ。

買い切りで長く使いたい

月額なしで使い続けたい

推しAnthemScore / Transcribe!

いちど買えば月額なし。オフラインでも使い続けられるよ。

紙の楽譜をデータ化したい

スキャンして移調・編集したい

推しScanScore

紙やPDFの楽譜を読み取って、再生・移調できるデータにするよ。

料金・無料枠の比較表(2026年6月時点の目安)

「無料で使える?」「いくらかかる?」をひと目で。金額は公表通貨(ドル)の目安で、為替や改定で変わるから最終的な料金は各公式で確認してね。

ツール 料金(目安) 無料枠 商用利用 日本語
KlangioPro 月9.99ドル / Universe 年89.99ドルほど無料デモ
AnthemScore買い切り 29〜110ドル30日体験
ScoreCloudPlus 月4.99ドル / Songwriter 月10.99ドル / Pro 月19.99ドルあり可(有料)
SongscriptionPro 月29.99ドルあり
Basic Pitch完全無料(OSS)0円
ScanScore1年 9〜79ドル(OMR)30日返金
SoundslicePlus 月5ドル(年50ドル) / Teacher 月20ドルあり
Transcribe!買い切り 約50ドル30日体験

※ ScanScoreは音源でなく印刷楽譜を読み取る(OMR)タイプ。Transcribe!とTranscribe系の耳コピ支援は自動で五線譜にはしないよ。料金・条件は2026年6月時点の目安で、必ず各公式で確認してね。

05CHAPTER 05

採譜の精度・無料枠・著作権の注意点

AIの採譜は「下書き」だと思ってね

AI採譜はかなり進化したけど、まだ完璧じゃないよ。ピアノソロやギター単体のように音がはっきりした録音は精度が高い一方、たくさんの楽器が重なった曲やライブ音源だと、音を取りこぼしたりリズムがずれたりすることがあるんだ。AIに大枠を起こしてもらって、細かいところは自分の耳で直す——この使い方がいちばん早くてキレイに仕上がるよ。

無料枠の「落とし穴」に注意

Basic Pitch は完全無料、ScoreCloud・Songscription・Soundslice は無料枠から始められるよ。ただ無料だと、採れる曲の長さに制限があったり、MIDIやMusicXMLなどの書き出しが有料だったりすることが多いんだ。「無料で試せた=ほしい形式で書き出せる」とは限らないから、書き出し形式と上限は先に確認してね。

採譜と著作権のキホン:市販曲を採譜した楽譜をそのまま公開・配布・販売するのは原則NG(楽曲の著作権に関わるよ)。自分の練習やアレンジのためなど私的な範囲で使うのが基本で、人に渡したり公開したりするときは、JASRACなどの管理状況や各サービスの規約を確認してね。自分のオリジナル曲の採譜なら、もちろん自由に使えるよ。

精度を上げる3つのコツ

同じツールでも、入れる音源しだいで仕上がりが変わるよ。次の3つを意識してみてね。

  • 1音がはっきりした音源を使う(雑音やエコーが少ないほど、AIが音を拾いやすいよ)
  • 2先に楽器を分けておく(ステム分離で楽器ごとに分けると、メロディや単一楽器の採譜がぐっと正確に)
  • 3キーやテンポを指定・確認(分かっているなら入力し、書き出した譜面の拍子やキーは自分で見直そう)

06CHAPTER 06

初心者向け・使い方3ステップ

むずかしい知識はいらないよ。音源を用意 → 読み込ませる → 書き出して直すの3ステップで、最初の楽譜が作れるよ。

  1. 音源を用意する:採譜したい曲のMP3やWAVを準備しよう。Klangioなら、YouTubeのリンクをそのまま貼るだけでもOK。音がはっきりした録音ほどキレイに採れるよ。
  2. ツールに読み込ませる:KlangioやSongscriptionに音源をアップロード(または録音)して、ピアノ・ギター・歌など楽器を選ぶと、AIが音を解析して譜面に起こしてくれるよ。完全無料で試すならBasic Pitchも便利だよ。
  3. 書き出して仕上げる:気に入ったら五線譜PDF・タブ譜・MIDI・MusicXMLで書き出そう。MIDIやMusicXMLならMuseScoreなどの楽譜ソフトに取り込んで、間違いを直したり移調したりできるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

音源から自動で楽譜って作れるの?

結論:作れるよ。KlangioやAnthemScore、ScoreCloud、Songscriptionなら、MP3やWAVなどの音源を読み込ませると、AIが音を解析して五線譜やタブ譜、MIDIに起こしてくれるんだ。ピアノやギターのソロみたいに音が重なりすぎない録音ほどキレイに採れるよ。完璧じゃないから、最後は自分の耳で直すのが前提だよ。

無料で使える採譜ツールはある?

結論:あるよ。Basic Pitch(Spotifyの無料・オープンソース)は0円で音源をMIDIに変換できるし、ScoreCloudやSongscription、Soundsliceは無料枠から始められるんだ。Klangioも無料のデモ採譜でお試しできるよ。ただ無料だと曲の長さや書き出し形式に制限があることが多いから、本格的に使うなら有料プランの条件を確認してね。

AIの採譜ってどのくらい正確なの?

結論:かなり進化したけど、まだ「下書き」だと思ってね。ピアノソロやギター単体のように音がはっきりした録音は精度が高いけど、たくさんの楽器が重なった曲やライブ音源だと、音を取りこぼしたりリズムがずれたりすることがあるよ。AIに大枠を起こしてもらって、細かいところは自分で手直しする使い方がいちばん早いよ。

ギターのタブ譜(TAB)も作れる?

結論:作れるツールがあるよ。KlangioのGuitar2TabsやSongscriptionはタブ譜の書き出しに対応していて、ギターやベースの練習に便利なんだ。多くのツールはMusicXMLやMIDIでも書き出せるから、ステム分離・楽器分離AIで先にギターを分けておくと、さらにキレイに採れることもあるよ。

紙の楽譜をデジタル化したいときは?

結論:それは「採譜」ではなく楽譜の読み取り(OMR)だよ。ScanScoreのようなツールを使うと、紙やPDFの楽譜をスマホで撮ったりスキャンして、再生・移調・編集できるデータに変換できるんだ。音源から起こすAI採譜とは入力が違う(音ではなく印刷された楽譜)から、目的に合わせて選んでね。

コード進行や楽器分離のツールとは何が違うの?

結論:このページは「音源を譜面(五線譜・タブ譜・MIDI)に起こす採譜」が主役だよ。和音の流れだけを知りたいならコード進行・作曲補助AIの記事、ボーカルや楽器をパートごとに分けたいならステム分離・楽器分離AIの記事が向いてるよ。採譜の前に楽器を分けておくと、AIが音を拾いやすくなることもあるんだ。