VOL. 186 2026 · JUNE ISSUE ステム分離・楽器分離AI おすすめ比較

ステム分離・楽器分離AIの比較

結論:楽器の練習や耳コピでパートごとに分けたいなら Moises、最大10パートまで高精度に分けたいなら LALAL.AI、完全無料で本気の分離をしたいなら UVR(Ultimate Vocal Remover) がおすすめだよ。「分離精度・分けられるパート数・無料/料金・対応環境・著作権と利用範囲」の5つの基準で、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約9分

  • 01迷ったら上位3つ — Moises(練習・アプリ)/LALAL.AI(最大10パート・高精度)/UVR(完全無料・高精度)
  • 02無料で使える — UVR・Demucsは完全無料、VirtualDJは家庭用無料。Moises・Gaudioにも無料枠あり
  • 03著作権に注意 — 市販曲を分離した音源の無断公開・配信はNG。自分の曲や許諾済み・フリー素材で

01CHAPTER 01

ステム分離・楽器分離AIとは?できること

結論:ステム分離(楽器分離)は、1つのミックス音源を、AIがボーカル・ドラム・ベース・ピアノ・ギターなど「パートごと」に分けてくれる技術だよ。「ステム(stem)」は、もともと制作現場でパートごとに分けた音源のこと。ボーカルだけを消すボーカルリムーバーと違って、複数の楽器をそれぞれ取り出せるのが大きな違いなんだ。

主にこんなことに使えるよ。バンドの耳コピ(ベースだけ・ドラムだけ聴く)/特定パートを消して一緒に演奏する練習/リミックス・マッシュアップの素材づくり/DJのライブで楽器を抜き差し。最近はAIモデルが進化して、無料ツールでもかなりクリアに分けられるようになったよ。ただし、扱う曲の著作権にはしっかり気をつけてね(あとで詳しく説明するよ)。

このページの結論を先に:練習・耳コピなら Moises、最大10パートを高精度に分けるなら LALAL.AI、完全無料なら UVR / Demucs、買い切りでノート単位の編集なら RipX DAW、DJのリアルタイム分離なら VirtualDJ。下のランキングで詳しく見ていくね。
※ 「ボーカルだけ消したい・抜き出したい」が目的の人は AIボーカルリムーバーのランキング もどうぞ。

02CHAPTER 02

ステム分離・楽器分離AI 人気ランキング8選【2026年6月】

編集部が「分離精度・分けられるパート数・無料/料金・対応環境・著作権と利用範囲」の5基準で総合評価して、練習で気軽に使いたい人〜本格的にリミックスしたい人まで勧めやすい順に並べたよ。料金・仕様は変わることがあるから、最終的な条件は各公式サイトで確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

Moises

練習・耳コピに強いステム分離アプリ

練習 パート 楽器別 料金 無料あり/月3.99ドル〜
編集部おすすめ
ボーカル・ドラム・ベース・ギター・ピアノなどを楽器ごとに分けられて、スマホアプリでも使える人気ツール。キーやテンポの変更、メトロノーム、コード表示など「練習」に役立つ機能がそろっていて、耳コピやパート練習をする人に特に支持されているよ。まず無料枠で試して、よければサブスクに。
4.7
比較
2

LALAL.AI

最大10パートまで分けられる高精度Web

精度 ★高精度 パート 最大10種 料金 無料10分/月9.99ドル〜
多パートに強い
ブラウザで使える高精度な分離ツール。ボーカルや伴奏だけでなく、ドラム・ベース・ピアノ・ギター・シンセ・弦・管楽器など最大10種類のパートに分けられるのが強み。仕上がりがとてもクリアで、たくさんの楽器を細かく取り出したいときに頼れるよ。無料枠で精度を試してから有料パックへ。
4.6
比較
3

Ultimate Vocal Remover (UVR)

完全無料・高精度のオープンソース

完全無料 高精度 ローカル
パソコンにインストールして使う完全無料のオープンソースソフト。Demucsなど複数の最新AIモデルを選べて、無料とは思えない高精度なステム分離ができると評判だよ。自分のPC内で処理するから大量・長尺もOK。少し設定は必要だけど、お金をかけずに本気で分けたい人にいちばんおすすめ。
4.4
比較
4

Gaudio Studio

使う分だけ買えるロスレス分離Web

ブラウザ WAV ロスレス 料金 無料20分/従量
GSEPという独自エンジンで音源を分けられるオンラインサービス。ボーカル・ドラム・ベース・ギター・ピアノなどをロスレス(WAV)で取り出せるのが魅力。月額サブスクではなく使った分だけクレジットを買う方式だから、たまにしか使わない人にも合うよ。まず無料20分でお試しを。
4.2
比較
5

RipX DAW

ノート単位で編集できる買い切りAI DAW

買い切り 編集 ノート単位 リミックス
分離した後の編集・リミックスまで一気にやりたい人に向いた買い切りソフト。パートを分けるだけでなく、音を1音ずつ(ノート単位)でつかんで動かしたり、楽器を差し替えたり、テンポ・キーを変えたりできるのが特長。サブスクが苦手な人や、本格的にマッシュアップを作りたい人に。
4.2
比較
6

Demucs

高精度で評判の無料オープンソース

完全無料 高精度
研究目的で公開された無料のオープンソース分離エンジン。最新のhtdemucsモデルは、ボーカル・ドラム・ベース・その他の4パートを高精度に分けられて、多くの無料ツールの土台にもなっているよ。コマンドやColabで動かすタイプなので、自分で環境を作れる技術者・上級者向け。手軽に使いたいなら、これを内蔵したUVRが楽だよ。
4.1
比較
7

AudioShake

商用・配信/映像向けのプロ用分離

商用 精度 料金 月20ドル〜
レーベルや映像制作などプロの現場で使われている分離サービス。楽器ぜんぶに加えて、セリフや効果音の分離など後処理向けの機能もそろっているよ。商用利用を前提に作られているのが特長で、配信・映像・カラオケ用の素材を正式に作りたい人に。個人なら無料トライアルや下位プランから試せるよ。
4.3
比較
8

VirtualDJ

リアルタイムで分離できるDJソフト

リアルタイム DJ 家庭用 無料
DJソフトの定番で、再生しながらその場で(リアルタイム)ボーカル・楽器・キック・ハイハットなどを抜き差しできるのが魅力。曲をあらかじめ書き出さなくても、プレイ中にアカペラやインストにして遊べるよ。コントローラーを使わない家庭用なら無料。ライブやミックス練習で楽器を切り替えたい人に。
4.0

※ 評価は編集部による5基準(分離精度・分けられるパート数・無料/料金・対応環境・著作権と利用範囲)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金は公表通貨(米ドル等)の目安で、為替や改定で変わることがあるから、最終的な金額・無料枠・機能は各公式サイトで確認してね。

03CHAPTER 03

ランキングの評価基準(=失敗しない選び方)

ステム分離AIを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしてるよ。あなたの目的でどれを重視するかを決めると、自分に合う1つが見つかるはず。

① 分離精度・音質

分けたパートに他の音が混ざらないか。LALAL.AI・Moises・UVR・Demucsが高精度だよ。

② 分けられるパート数

4パートで十分か、ピアノ・ギターまで細かく欲しいか。多パートならLALAL.AIが強い。

③ 無料で使えるか・料金

UVR・Demucsは完全無料、VirtualDJは家庭用無料。まず無料で仕上がりを確かめよう。

④ 対応環境

スマホ・ブラウザで手軽か、PCで本格か、DJ向けにリアルタイムか。用途で選ぶ。

⑤ 著作権・利用範囲

いちばん大事。市販曲の分離音源を無断公開はNG。自分の曲か許諾素材で使ってね。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたの目的にいちばん合う1つはこれだよ。

練習・耳コピ

パートを抜いて練習したい

推しMoises

楽器分離+キー/テンポ変更。アプリで便利。

多パートに分けたい

ピアノ・ギターまで細かく

推しLALAL.AI

最大10種に高精度で分離。無料枠あり。

無料で高精度

お金をかけず本気で

推しUVR

完全無料・ローカル処理で高精度。大量もOK。

リミックス・編集

分けた後に作り込みたい

推しRipX DAW

買い切りでノート単位の編集まで。

DJ・ライブ

その場で抜き差ししたい

推しVirtualDJ

リアルタイム分離。家庭用なら無料。

使う分だけ買いたい

サブスクは避けたい

推しGaudio Studio

無料20分+クレジット買い。ロスレスWAV。

05CHAPTER 05

無料で使える?料金と著作権・利用範囲の注意点

無料で使える主なツール

Ultimate Vocal Remover(UVR)・Demucs は完全無料のオープンソース、VirtualDJ は家庭用ならリアルタイム分離まで無料だよ。Moises・Gaudio Studio・LALAL.AI にも無料枠(曲数・時間の制限つき)があるから、まずは無料で仕上がりを確かめてね。本格的に使うなら、サブスク(Moises 月3.99ドル〜・LALAL.AI 月9.99ドル〜)や、使った分だけ買えるGaudio、買い切りのRipX DAW(約99ドル〜)も検討しよう。料金は2026年時点の目安で、最新は各公式で確認してね。

いちばん大事なのは「元の曲の権利」

分離の処理そのものはツールの規約内ならOKだけど、市販曲やネット配信曲には著作権・原盤権があるよ。分離して取り出したパート(ベース音源・ドラム音源・カラオケ音源など)を、無断でSNSや動画にアップしたり、配信・販売したりするのはNG。トラブルのもとになるから気をつけてね。

安全に楽しむコツ:使うのは「自分が権利を持つ曲」「許諾を得た音源」「フリー素材」が基本だよ。耳コピ・パート練習などの私的利用の範囲なら気軽に楽しめるよ。リミックスやマッシュアップを公開・配信したいときは、原曲の権利や配信先(YouTube等)の楽曲ルール、各ツールの規約も確認しておくと安心だよ。

こんな使い方に気をつけてね

  • 1市販曲を分離したパートを無断で公開・配信・販売しない(著作権・原盤権の侵害リスク)
  • 2自分の曲・許諾済みの音源・フリー素材を使う(これが基本で安全)
  • 3商用利用は規約と権利の確認を(商用OKをうたうツールでも、原曲の権利はまた別だよ)

06CHAPTER 06

初心者向け・使い方3ステップ

むずかしそうに見えても大丈夫。ツールを選ぶ → 音源を読み込む → 欲しいパートを選んで書き出しの3ステップで、最初のステム分離ができるよ。

  1. ツールを選ぶ:練習ならMoisesのアプリ、たくさんのパートに分けるならLALAL.AI、完全無料ならUVRなど、目的に合わせて選ぶ。
  2. 音源を読み込む:分けたい曲(自分の権利曲・許諾素材)をアップ・読み込み。ブラウザ系はアップロードするだけ、UVRは自分のPCで読み込むよ。
  3. パートを選んで書き出し:「ボーカル」「ドラム」「ベース」など欲しいパートを選んで実行 → ダウンロード。公開や配信に使う前に、必ずその曲の権利と各ツールの規約を確認してね。

08CHAPTER 08

あわせて聞かれる質問(FAQ)

ステム分離(楽器分離)って何ができるの?

結論:1つのミックス音源を、ボーカル・ドラム・ベース・ピアノ・ギターなど『パートごと(ステム)』にAIで分けてくれる技術だよ。ボーカルだけ消すボーカルリムーバーと違って、複数の楽器をそれぞれ取り出せるのが特長。耳コピ・パート練習・リミックス・DJの素材づくりに使えるよ。

無料で使えるのは?

結論:UVR(Ultimate Vocal Remover)とDemucsは完全無料のオープンソース、VirtualDJは家庭用なら無料でリアルタイム分離まで使えるよ。MoisesやGaudio Studioにも無料枠(曲数や時間の制限つき)があるから、まずは無料で仕上がりを確かめてみよう。

いちばんきれいに楽器を分けられるのは?

結論:高精度で評判なのはLALAL.AIとMoises。無料で最高精度を狙うなら、最新モデルを積んだUVRやDemucsもとても優秀だよ。元音源の状態(音の重なり方)で仕上がりは変わるから、同じ曲を何個かのツールで試して聴き比べるのがおすすめ。

何パートまで分けられるの?

結論:ツールによるよ。Demucsの標準モデルはボーカル・ドラム・ベース・その他の4パート、LALAL.AIはボーカル・ドラム・ベース・ピアノ・ギター・シンセ・弦・管など最大10種類まで分けられるんだ。多くは4〜6パートが目安。何を取り出したいかで選ぼう。

練習やリミックス・DJに使える?

結論:使えるよ。Moisesはキー・テンポ変更やメトロノームがあって楽器練習に、RipX DAWはノート単位で編集できてリミックスに、VirtualDJはリアルタイムで分離してDJプレイに向いているよ。目的に合わせて選ぶと作業がはかどるよ。

分離した音源を公開・商用利用していい?

結論:いちばん大事なのは『元の曲の権利』だよ。市販曲・配信曲を分離した音源を無断で公開・配信・販売するのは著作権・原盤権の侵害になりうるからNG。自分が権利を持つ曲や、許諾済み・フリーの素材を使って、練習や私的利用の範囲で楽しもうね。各ツールの規約も確認してね。