VOL. 298 2026 · JUNE ISSUE 井戸掘り 失敗しない頼み方

井戸掘りの費用相場と頼み先ランキング

結論:井戸掘り(さく井工事)の費用は、機械で掘るボーリング井戸なら深さ20mほどの浅井戸で30万〜50万円50m級の深井戸で60万〜100万円が目安だよ。パイプを打ち込むだけの打ち込み井戸なら10万円前後〜、DIYなら数万円から狙えるの。ここにポンプ代(電動6万〜15万円ほど)が別でかかるのと、飲み水にするなら水質検査が必須なことは先に知っておいてね。夏の散水・断水への備えで井戸を考えている人向けに、「費用と内訳のわかりやすさ・水が出なかったときの保証・掘削技術と地質の知識・ポンプと水質検査までの対応・高額請求リスクの低さ」の5基準で頼み先をまとめたよ。

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  • 01浅井戸30万〜50万円・深井戸60万〜100万円が目安 — 基本料金+深さに応じた追加、という料金体系が多いの。ポンプ代は別だよ
  • 02「水が出なかったとき」の扱いを契約前に確認 — 返金保証でも実費は依頼主負担の但し書きがあることも。書面で確かめてね
  • 03飲み水にするなら水質検査が必須 — 飲用適否の検査で5万円前後が目安。災害用井戸の補助金がある自治体もあるよ

01CHAPTER 01

井戸掘りの費用と、井戸の種類

結論:井戸掘りの費用は「どの掘り方で・どこまで深く掘るか」でほぼ決まるよ。一番手軽なのは、地下水位の高い土地でパイプを地面に打ち込む打ち込み井戸。DIYなら道具代の数万円程度、業者に頼んでも10万円前後〜が目安なの。本格的に機械で掘るボーリング井戸は、深さ20mほどの浅井戸で30万〜50万円、50m級の深井戸で60万〜100万円くらい。基本料金20万〜50万円+掘る深さに応じた追加料金、という体系の会社が多いよ。一般的に深さ30m未満が浅井戸、30m以上が深井戸と呼ばれていて、浅井戸は手頃だけど水量・水質が周辺環境に左右されやすく、深井戸は安定する分だけ費用が上がるの。

忘れがちなのが掘削費以外のお金。井戸水を汲み上げるポンプは、家庭用の電動タイプで本体6万〜15万円ほど、停電に強い手押しタイプは浅井戸用3万〜8万円・深井戸用8万〜20万円が目安で、掘削費とは別にかかるのが普通だよ。飲み水にするなら水質検査(飲用適否の検査で5万円前後〜)も必要なの。工事期間は打ち込みなら数日、ボーリングでも家庭用ならおおむね1〜2週間で使えることが多いよ。ちなみに、すでに井戸がある家のポンプ交換や井戸の掃除は、新しく掘るより断然安く済むの。詳しくは井戸掃除と井戸ポンプの費用相場ランキングにまとめているよ。

打ち込み井戸

パイプを地面に打ち込む手軽な方法。DIYで数万円、業者依頼で10万円前後〜が目安。散水用に人気だよ。

浅井戸(〜30m)

ボーリングで20m級なら30万〜50万円が目安。費用は手頃だけど、水量・水質は環境に左右されやすいの。

深井戸(30m〜)

50m級で60万〜100万円が目安。深い帯水層から汲むので、水量・水質が安定しやすいのが強みだよ。

ポンプ代は別

電動6万〜15万円、手押し3万〜20万円が目安。電動の寿命は10〜15年、電気代は月数百円ほどなの。

水質検査

飲み水にするなら必須。飲用適否の検査で5万円前後、詳細検査は20万円ほどかかる場合もあるよ。

工事期間

打ち込みは数日、ボーリングは2日〜1か月と工法で差があるの。使えるまで1〜2週間が目安だよ。

見積もりは「総額」で比べよう:井戸掘りの見積もりは①掘削費 ②ケーシング(井戸の壁になる管)や仕上げ ③ポンプ本体と設置 ④配管・電気工事 ⑤水質検査まで含むかどうかが会社ごとにバラバラなの。掘削費だけ安く見せて、あとから追加が膨らむパターンもあるから、同じ条件・同じ範囲にそろえた総額で2〜3社を比べるのがいちばん確実だよ。

02CHAPTER 02

井戸掘りの頼み先ランキング7【2026年6月】

編集部が「費用と内訳のわかりやすさ・水が出なかったときの保証・掘削技術と地質の知識・ポンプと水質検査までの対応・高額請求リスクの低さ」の5基準で、目的に合わせて選びやすい順に頼み先を並べたよ。飲み水まで考えるのか、庭の散水用なのか、災害への備えなのかで、合う相手は変わるの。

目的で絞り込み
比較
1

地元のさく井工事専門業者(地質を知り尽くした掘削のプロ)

その土地で何本も掘ってきた実績が、いちばんの保険

費用 浅井戸30万〜50万円目安 強み 地質データと掘削実績 注意 保証範囲は書面で確認
編集部おすすめ迷ったら
井戸掘りの成否は「その土地の地下で水がどう流れているか」を知っているかでほぼ決まるよ。だから本命は、地域で長くさく井工事(井戸掘削)を専門にしてきた業者なの。値打ちは大きくふたつ。ひとつは、近隣で掘ってきた井戸の深さ・水量・水質の実績データを持っていて、「この辺りなら何mで出る見込みか」を根拠つきで説明してくれること。もうひとつは、小型から大型まで掘削機を自社で持っている会社が多く、地質に合わせて工法を選べることだよ。費用は浅井戸30万〜50万円、深井戸60万〜100万円が目安。頼むときは、水が出なかったときの扱い(返金・実費の範囲)を必ず書面で確認してね。事前説明が具体的な会社ほど、当たりのことが多いの。飲み水や生活用水までしっかり使いたい人の最初の相談先だよ。
4.7
比較
2

ポンプ・配管までワンストップの井戸工事会社(設置後の面倒も一本で)

掘って終わりじゃない——使える状態まで一括で

費用 掘削+ポンプの総額見積もり 強み 故障時も窓口が一本 注意 内訳の範囲を確認
井戸は掘ったあとが長い。ポンプの設置、蛇口までの配管、電気工事、水質検査——ここまでそろって初めて「使える井戸」になるの。だから、掘削からポンプ・配管・アフターまで一括で請け負う井戸工事会社は実用派の選択肢だよ。値打ちは、窓口が一本なこと。電動ポンプの寿命は10〜15年ほどで、いつかは必ず交換が来るし、「水の出が悪い」「音がうるさい」みたいな不調も起きるの。掘った会社がポンプまで面倒を見てくれれば、原因の切り分けで業者間をたらい回しにされないんだ。手押しと電動の併用など災害向けの提案をしてくれる会社も多いよ。見積もりでは「どこまで込みか」(ポンプ本体・配管・電気工事・検査費)を細かく確認してね。長く使う前提で、設置後の安心まで買いたい人に合っているの。
4.5
比較
3

一括見積もりサイトで複数社を比較する(価格差の大きい工事だから)

1mあたりの単価差が大きい工事こそ、相見積もりが効く

費用 複数社の総額を比較 強み 相場感がつかめる 注意 条件をそろえて比べる
井戸掘りは会社ごとの価格差がとても大きい工事だよ。掘削単価は工法や地質で1mあたり数千円から数十万円まで幅があると言われていて、同じ条件でも見積もり額が倍近く違うことも珍しくないの。だから、急ぎでないなら一括見積もりサイトで2〜3社にまとめて声をかけて、総額と内訳を見比べるのが堅実だよ。コツは、条件を完全にそろえること。「用途(飲用か散水か)・希望の水量・ポンプ込みか・水質検査込みか」を同じ文面で伝えれば、純粋に技術と価格で比べられるの。注意したいのは、登録業者の専門性に差があること。さく井専門でない業者が混ざることもあるから、掘削実績の数と「出なかったときの扱い」は必ず個別に確認してね。相場感ゼロから始める人の入り口として優秀だよ。
4.3
比較
4

外構・庭工事の業者経由で頼む(散水用の井戸を庭づくりとまとめて)

庭リフォームのついでに、水やり用の井戸も

費用 庭工事とまとめて見積もり 強み 立水栓や配管も一緒に 注意 掘削は下請けのことも
「庭の水やりに毎月の水道代がもったいない」——そんな散水メインの井戸なら、外構・造園の業者に庭工事とまとめて相談する手があるよ。値打ちは、庭全体の設計と一緒に考えられること。井戸の位置、立水栓やスプリンクラーの配置、配管の取り回しまで、庭の使い勝手に合わせてプランしてくれるの。芝生や家庭菜園の散水なら浅井戸や打ち込み井戸で十分なことが多く、費用も本格的な深井戸よりずっと手頃だよ。気をつけたいのは、掘削そのものはさく井業者への下請けになるケースが多いこと。中間マージンが乗る分、井戸単体では割高になることもあるから、「掘削はどこがやるのか」「水が出なかったときの責任はどちらが持つのか」を確認してね。庭リフォームの予定がある人なら、まとめた方が配管の二度手間がなくてお得なの。
4.1
比較
5

打ち込み井戸をDIYで掘る(散水用の浅井戸なら数万円から)

地下水位が高い土地なら、自分の手で掘れる

費用 道具代数万円〜 強み 圧倒的に安い 注意 飲用には不向き
「とにかく安く、庭の水やり用がほしい」なら、打ち込み井戸のDIYという選択肢もあるよ。打ち込みパイプ・先端の打ち込み杭・手押しポンプなどの道具をそろえて、地面にパイプを打ち込んでいく方法で、道具代の数万円程度から井戸が持てるの。ただし、成功のカギは土地の条件。地下水位が高くて(数m〜7mほどで水に当たる土地)、砂質で掘りやすい場所向きなんだ。石や粘土の層に当たると素人では歯が立たないし、深くは掘れないから水質も天候に左右されやすい。だから用途は散水・洗車などの雑用水までと割り切って、飲み水には使わないのが大前提だよ。週末DIYとしての楽しさは抜群だけど、何日かけても水に当たらないリスクはあるの。ダメなら業者に切り替えるくらいの気持ちで挑戦するのがちょうどいいよ。
4.0
比較
6

自治体の窓口で補助金・規制を確認する(災害用井戸の助成があることも)

掘る前のひと手間で、もらえるお金と守るルールが分かる

費用 相談は無料 強み 助成金が出ることも 注意 揚水規制の地域あり
井戸を掘る前に、ぜひ一度市区町村の窓口に問い合わせてみてほしいの。理由はふたつ。ひとつはお金。災害で水道が止まったときの備えとして井戸が見直されていて、「災害時協力井戸」のような制度がある自治体では、登録や新設に助成金が出ることがあるんだ。渇水・災害時に近隣へ水を提供できること、その自治体に住んでいること、税の滞納がないことなどが条件の例だよ。農業用なら農業関係の補助事業が使えるケースもあるの。もうひとつはルール。地盤沈下を防ぐために地下水の汲み上げに条例の規制や届け出が必要な地域があって、ポンプの出力や井戸の口径に制限がかかることもあるんだ。知らずに掘ってから指摘されると面倒だから、「補助金」と「規制・届け出」をセットで確認するのが正解。電話一本でできる、いちばんコスパのいい準備だよ。
3.9
比較
7

ポンプ専門業者に設置・交換だけ頼む(既存の井戸を生かすなら)

実家の古井戸も、ポンプを替えれば現役復帰できる

費用 設置込み10万円台〜目安 強み 新規掘削より断然安い 注意 井戸自体の状態確認を
「庭に使っていない古い井戸がある」「実家の井戸を復活させたい」——その場合は新しく掘る必要はないかもしれないよ。井戸ポンプの設置・交換を専門にする業者(水道設備業者が兼ねることも多いの)に頼めば、本体+設置工事で10万円台からが目安で、新規掘削よりずっと安く井戸を現役復帰させられるんだ。電動ポンプの寿命は10〜15年ほどだから、古いポンプの交換だけで水が戻るケースは実際多いの。停電に備えて手押しポンプを併設する工事も人気だよ。ただし、長年使っていない井戸は内部の汚れや水質の劣化があるから、ポンプの前に井戸内の洗浄と水質チェックを。井戸の掃除や洗浄の費用感は井戸掃除と井戸ポンプの費用相場ランキングで詳しくまとめているの。「掘る」前に「直す」を検討したい人はここからどうぞ。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(費用と内訳のわかりやすさ・水が出なかったときの保証・掘削技術と地質の知識・ポンプと水質検査までの対応・高額請求リスクの低さ)の総合判断だよ(2026年6月時点)。費用は地域・地質・深さ・工法で大きく変わるから目安として見てね。補助金や規制は自治体ごとに違うの。実際の金額・制度は、必ず見積もりと自治体の公式情報で確認してね。

03CHAPTER 03

頼み先の選び方(=失敗しない5基準)

このランキングは、井戸掘りでつまずきやすい5点を基準にしているよ。費用・保証・技術・アフター・安全を順に確かめると、自分に合う頼み先がすっと決まるはず。

① 費用と内訳はわかりやすい?

掘削・ケーシング・ポンプ・配管・検査のどこまで込みか。総額を同条件でそろえて比べてね。

② 水が出なかったときの保証は?

返金保証の有無と範囲を書面で。「タダ」でも実費は依頼主負担、という但し書きに注意だよ。

③ 地質の知識と掘削実績はある?

近隣での掘削実績と「何mで出る見込みか」の根拠を聞こう。説明が具体的な会社ほど安心なの。

④ ポンプと検査まで面倒を見てくれる?

ポンプの寿命は10〜15年。設置後の故障対応や水質検査の段取りまで頼めると長く安心だよ。

⑤ 高額請求のリスクは低い?

契約を急かす・追加費用の説明があいまいな業者は避けて。困ったら消費者ホットライン188へ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どこに頼めば?」を一発で。あなたの目的にいちばん合う頼み先はこれだよ。

飲み水・生活用水に使いたい

水量も水質も安定させたい

推しさく井専門業者で深井戸

深い帯水層なら水量・水質が安定。水質検査と保証の確認をセットで進めてね。

庭の散水・家庭菜園に

水道代を浮かせたい

推し浅井戸・打ち込み井戸

雑用水なら浅くてOK。打ち込み井戸なら10万円前後〜、DIYなら数万円から狙えるよ。

災害・断水に備えたい

停電でも水を確保

推し手押し併用+自治体に相談

電動+手押しの併用が安心。災害時協力井戸の助成がある自治体なら費用も抑えられるの。

費用を最優先で抑えたい

最安ルートを知りたい

推し打ち込み井戸DIY

道具代数万円〜。地下水位の高い砂質の土地向き。飲用には使わない前提で挑戦してね。

相場がまったく分からない

ぼったくりが怖い

推し一括見積もりで2〜3社比較

価格差が大きい工事だから相見積もりが効くの。条件をそろえて総額で比べてね。

使っていない井戸がある

掘らずに復活させたい

推し洗浄+ポンプ交換

新規掘削より断然安いよ。井戸内の洗浄と水質チェックを先にやってからポンプ選定なの。

すでに井戸があって「掃除したい・ポンプを替えたい」だけなら井戸掃除と井戸ポンプの費用相場ランキングへ。宅内の水道配管やポンプまわりの水漏れ・修理は水回り修理の料金相場と高額請求の対策もあわせてチェックしてみてね。

05CHAPTER 05

井戸掘りのつまずき注意点

「水が出なかったらタダ」の但し書き——保証の中身を読もう

結論:井戸掘りには掘っても水が出ない・水量が足りないリスクがつきものだよ。だからこそ「出なかったら無料」をうたう業者もあるんだけど、よく読むと「実費や人件費は依頼主負担」と小さく但し書きされているケースがあるの。契約前に確認するのは3つ。①保証の範囲(全額返金か・実費は残るか)②事前調査の根拠(近隣実績・地質データで見込みを説明できるか)③水量・水質が不十分だったときの扱い。これを書面で残してくれる業者なら、リスクの大半は避けられるよ。説明をはぐらかしたまま契約を急かす相手は、迷わず見送って大丈夫。困ったら消費者ホットライン「188(いやや)」に相談できるからね。

掘削費だけ見て契約すると、総額が膨らむ

井戸は掘削費+ケーシング+ポンプ+配管・電気工事+水質検査でひとそろいなの。掘削費の安さだけで決めると、あとからポンプ代6万〜15万円、配管工事、検査費……と積み上がって「思っていた倍かかった」になりがちだよ。見積もり段階で「蛇口から水が出る状態まででいくらか」を聞くのがコツ。ポンプは電動(寿命10〜15年・電気代月数百円ほど)と、停電に強い手押し(寿命20〜30年)で性格が違うから、災害への備えも考えるなら併用できる仕様にしておくと安心なの。

飲み水にするなら水質検査は省略しない

見た目がきれいでも、井戸水には細菌や化学物質が含まれていることがあるよ。飲用にするなら保健所や登録検査機関での水質検査が必須で、飲用適否の検査は5万円前後、詳細項目まで調べると20万円ほどかかる場合もあるの。飲用井戸の物差しになる水道法の水質基準は51項目あって、そのうち基本的な項目は年1回以上の定期検査が推奨されているんだ。一度合格しても水質は変わるものだから、「掘ったとき1回きり」にしないでね。散水・洗車などの雑用水なら飲用ほどの検査はいらないけれど、用途は最初に業者へ伝えて、適切な仕上げにしてもらおう。

地域によっては「掘ってはいけない・届け出が必要」なことも

地下水の汲み上げすぎによる地盤沈下を防ぐため、地域によっては条例で地下水採取が規制されていて、井戸の口径やポンプの出力に制限があったり、届け出が必要だったりするの。マンション密集地や過去に地盤沈下のあったエリアは特に要注意だよ。逆に、災害時の水源として「災害時協力井戸」の登録・新設に助成金を出す自治体もあるから、掘る前に市区町村の窓口で「規制・届け出」と「補助金」をまとめて確認するのがいちばん確実。工事中の騒音や振動はある程度避けられないから、着工前にお隣へひと言あいさつしておくと、ご近所トラブルの予防にもなるの。

依頼前のチェックリスト:①用途(飲用・散水・災害用)をはっきり決める ②自治体に補助金と規制・届け出を確認 ③2〜3社に同条件で見積もり(蛇口から水が出る状態までの総額) ④「水が出なかったとき」の保証範囲を書面で確認 ⑤飲用なら水質検査と年1回の定期検査まで段取りする。高額請求かなと思ったら消費者ホットライン「188(いやや)」に相談できるよ。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・依頼前の3ステップ

むずかしいことはないよ。用途を決める → 自治体に確認 → 見積もりを比べるの3ステップ。順番どおりに進めると、ムダな出費なくスムーズに井戸が持てるの。

  1. 用途と欲しい水量を決める:飲み水・生活用水まで使うのか、庭の散水や洗車だけか、災害への備えがメインか——用途で井戸の種類と予算がほぼ決まるよ。散水だけなら浅井戸や打ち込み井戸で十分なことが多く、飲用・生活用水なら深井戸+水質検査までセットで考えるの。家族で「いつ・何に・どれくらい使うか」を先に話しておくと、業者への伝え方が具体的になるよ。
  2. 自治体に補助金と規制を確認する:市区町村の窓口に電話して、「災害時協力井戸などの助成があるか」と「地下水採取の規制・届け出が必要か」を聞いてみよう。助成が使えれば数万円〜の足しになるし、規制地域と知らずに掘ってしまう事故も防げるの。飲用にする予定なら、水質検査の窓口(保健所)もこのとき確認しておくと、あとの段取りがスムーズだよ。
  3. 2〜3社に同条件で見積もりを取る:用途・欲しい水量・ポンプ込みか・水質検査込みかを同じ文面で伝えて、「蛇口から水が出る状態まで」の総額で比較してね。あわせて、近隣での掘削実績と「何mで出る見込みか」の根拠、水が出なかったときの保証範囲を必ず書面で確認。説明が具体的で、リスクも正直に話してくれる会社を選べば、はじめてでも安心して進められるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

井戸掘りの費用はいくらかかるの?

結論:掘り方と深さで大きく変わるよ。パイプを地面に打ち込むだけの打ち込み井戸なら、業者に頼んでも10万円前後〜、DIYなら道具代の数万円程度から。機械で掘るボーリング井戸は、深さ20mほどの浅井戸で30万〜50万円、50m級の深井戸だと60万〜100万円くらいが目安なの。基本料金20万〜50万円+深さに応じた追加、という料金体系の会社も多いよ。これに井戸水を汲み上げるポンプ代(電動6万〜15万円ほど)が別でかかるのが普通だから、見積もりは「掘削+ポンプ+配管」の総額で比べてね。地質や地域で変動が大きいから、どれも目安として見て、必ず複数社の見積もりで確かめよう。

打ち込み井戸・浅井戸・深井戸はどう違うの?

結論:深さと掘り方の違いだよ。一般的に深さ30m未満が浅井戸、30m以上が深井戸と呼ばれるの。浅井戸は工事が短くて費用も手頃だけど、浅い地下水を使うから水量・水質が天候や周辺環境に左右されやすいんだ。深井戸は深い帯水層から汲むので水量・水質が安定しやすい反面、掘削費用は高くなりがち。打ち込み井戸はパイプを地面に打ち込む一番手軽な方法で、地下水位が高い土地なら散水用に十分使えるよ。飲み水や生活用水まで考えるなら浅井戸〜深井戸のボーリング、庭の水やり中心なら打ち込み井戸や浅井戸、と用途で選ぶのがコツなの。

井戸水はそのまま飲めるの?水質検査は必要?

結論:検査なしで飲むのはやめてね。井戸水を飲み水にするなら、保健所や登録検査機関での水質検査が必須だよ。飲用井戸は水道法の水質基準(51項目)が物差しになっていて、一般的な飲用適否の検査で5万円前後、詳細な項目まで調べると20万円ほどかかる場合もあるの。しかも一度合格しても水質は変わるから、基本的な項目は年1回以上の定期検査が推奨されているんだ。散水やトイレ・洗車などの雑用水なら飲用ほどの検査は不要だけど、用途を業者に伝えて適切な仕上げにしてもらうのが安心。検査の窓口や費用は自治体の保健所のサイトで確認できるよ。

井戸掘りの工事期間はどれくらい?

結論:家庭用ならおおむね数日〜2週間が目安だよ。打ち込み井戸なら早ければ1日〜数日。ボーリング井戸は工法によって差があって、ダウンザホールハンマー工法なら2日〜1週間ほど、ロータリー工法だと5日〜1か月ほどかかることもあるの。掘削のあとに井戸内の洗浄、ポンプの設置、水質検査と続くから、「使えるようになるまで」で見ると1〜2週間くらいを見込んでおくと安心。庭に掘削機を入れるスペースの確認や、近隣への騒音のあいさつも必要だから、希望時期が決まっているなら早めに相談してね。梅雨や台風の時期は工事が延びることもあるよ。

掘っても水が出なかったら料金はどうなるの?

結論:契約前に「出なかったときの扱い」を必ず書面で確認してね。井戸掘りは掘ってみないと分からない面があって、水が出ない・水量が足りないリスクはゼロにできないの。業者によっては水が出なかったら工事費を返金する保証を用意していることもあるけど、「水が出なかったらタダ」とうたっていても、よく読むと実費や人件費は依頼主負担、と但し書きがあるケースもあるんだ。事前の地質データや近隣の井戸の実績から出る見込みを説明してくれるか、保証の範囲はどこまでか、を見積もり段階で確認しよう。説明があいまいなまま契約を急かす業者は避けるのが安全だよ。

井戸掘りに補助金は使えるの?

結論:自治体によっては使えることがあるよ。災害時に水道が止まったときの備えとして井戸が見直されていて、「災害時協力井戸」のような制度を持つ自治体では、登録や新設に助成金が出ることがあるの。渇水・災害時に近隣へ水を提供すること、その自治体に住んでいること、税金の滞納がないことなどが条件の例だよ。逆に、地盤沈下対策で地下水の汲み上げに条例の規制や届け出が必要な地域もあるから、掘る前に市区町村の窓口で「補助金」と「規制・届け出」の両方を確認するのがおすすめ。農業用なら農業関係の補助事業が使える場合もあるよ。