VOL. 403 2026 · JUNE ISSUE キクイムシ対策 おすすめ比較

キクイムシ駆除の方法と再発の防ぎ方ランキング

結論:フローリングや木の家具に、ある日ぽつぽつと直径1〜2mmの小さな丸い穴と、その下にきな粉みたいなサラサラの木くず——それがキクイムシのしわざ。ラワンやナラ・ケヤキといった乾いた広葉樹のデンプンを食べる虫で、シロアリほど家全体をすぐ脅かすことは少ないけど、放っておくと家具や床の内部がスカスカになっちゃうんだ。駆除の本丸は開いた穴に殺虫剤を注入して中の虫を断つことで、小範囲なら数百円〜。被害が広がっているなら家具・建材の交換や、業者の防除施工(1㎡5,000〜10,000円程度・最低3万円程度〜)が目安だよ。「効きめ・費用・手間と早さ・安全性・再発予防」の5基準で、合う方法と頼み先をまとめたよ。

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  • 01穴と「きな粉状の木くず」が出たら活動中 — 粉が毎日たまるなら、今まさに中で虫が育って出てきているサイン。早めに穴をふさごうね
  • 02シロアリ・シバンムシとは別の虫 — 乾いた木の小さな穴=キクイムシ。湿った木と土のトンネルはシロアリ、食品から湧くならシバンムシだよ
  • 03幼虫は木の奥=1回では終わらない — 薬剤が届きにくいから、成虫が出る5〜8月を中心に月1回ペースで様子を見てね

01CHAPTER 01

キクイムシとは?被害の見分けと費用相場から

結論:家庭で被害が多いのはヒラタキクイムシという体長3〜8mmほどの細長い甲虫。ラワン・ナラ・ケヤキ・タモ・キリといった乾いた広葉樹に含まれるデンプンを餌にしていて、フローリング・敷居・木の家具・建具などに被害が出るよ。成虫が木の表面に直径1〜2mmの小さな丸い穴を開けて出てきて、その近くに卵を産み、ふ化した幼虫がまた木の中を食べ進む——というサイクルをくり返すんだ。成虫が出てくるのは気温と湿度が上がる5〜8月がピーク。穴の下にきな粉のようなサラサラした木くず(フラス)がたまっていたら、今まさに活動中の確実なサインだよ。

キクイムシで大事なのは、まずシロアリやシバンムシと取り違えないこと。シロアリは湿った木の内部を食べて土の通り道「蟻道(ぎどう)」を作るし、シバンムシは食品や畳から湧いて穴も2〜3mmと少し大きめ。乾いた木に1〜2mmの穴+きな粉状の粉なら、まずキクイムシだよ。駆除の本丸は、飛んでいる成虫退治じゃなくて開いた穴に殺虫剤を注入して中の虫を断つこと。費用の目安は、自分で対処するなら数百〜2,000円程度、業者の防除施工は1㎡5,000〜10,000円程度(10㎡で2〜3万円程度)。ただし最低料金があるのが一般的で、小範囲でも出張費・基本料込みで30,000円程度〜になることが多いんだ。

穴への殺虫剤注入

数百〜2,000円程度。エアゾールの細ノズルを穴に差して注入。小範囲の駆除の本丸だよ。

表面のニス・塗装

数千円程度。木の表面の穴をふさいで産卵させない、再発予防の決め手だよ。

被害材・家具の交換

家具なら買い替え、床・建具は部分張り替え。被害が広がった木は丸ごと断つのが確実。

プロの防除施工

1㎡5,000〜10,000円程度。最低料金があり小範囲でも30,000円程度〜になることが多いよ。

10㎡規模の目安

2〜3万円程度。被害範囲・処理方法・床下の有無で総額は大きく動くよ。

防虫処理木材を選ぶ

新規購入時の予防。処理済み材や針葉樹を選べば被害を受けにくいよ。

数字は「目安」だよ:業者の料金は、被害の範囲・処理方法(穴注入か表面処理か建材交換か)・床下作業の有無・再訪問や保証でけっこう動くんだ。「キクイムシだから一律いくら」とは決まらなくて、同じ家でも総額が大きく変わることがあるの。大事なのは、同じ条件で2〜3社の見積もりをそろえて、総額と内訳・保証で比べること。最新の料金は必ず見積もりと各社の公式情報で確認してね。

02CHAPTER 02

キクイムシ駆除・対策の方法ランキング6【2026年6月】

編集部が「効きめ・費用・手間と早さ・人やペットへの安全性・再発予防の効きめ」の5基準で、はじめてでも失敗しにくい順に対処法と頼み先を並べたよ。被害の広がり(家具1点か、床や複数の部屋か)で選んでね。

目的で絞り込み
比較
1

被害穴への殺虫剤ノズル注入(自分でできる駆除の本丸)

穴の奥の幼虫・成虫を薬剤で直接たたく

費用 ◎ 数百〜2,000円程度 効果 穴の中の虫に直接届く 注意 1回では終わらず複数回
編集部おすすめ迷ったら
キクイムシ退治でいちばん効くのは、空間にスプレーをまくことじゃなくて「開いた穴に薬剤を送り込むこと」。やり方はシンプルで、キクイムシに適用のあるピレスロイド系のエアゾール殺虫剤の細いノズルを、木に開いた1〜2mmの穴に差し込んで注入するだけ。1時間ほどおいてから、もう一度同じ穴に注入——これを2〜3回くり返すと、中にいる成虫や、穴の近くの幼虫に届きやすくなるよ。ただし幼虫は木の奥に潜っていて薬剤が届きにくいから、1回では終わらないのが普通。新しい成虫が出てくる5〜8月を中心に、月1回ペースで処理して、新しい穴と粉が増えないか見張ってね。費用は殺虫剤代の数百〜2,000円程度。家具1点や床の一部など小範囲なら、これだけで食い止められることが多い、いちばん安くて手堅い一手だよ。
4.7
比較
2

被害が広がった家具・建材の撤去や交換(発生源を断つ)

虫が育つ木そのものを家から出す

費用 買い替え〜部分張り替え 効果 ◎ 発生源を根こそぎ断つ 注意 運び出し時に粉を落とさない
被害が大きいとき
穴注入をくり返しても穴が増え続けるとか、家具がもう押すと粉が出るほどスカスカ——そんなときは、被害材そのものを家から出すのがいちばん確実。安価なラワン合板の家具やカラーボックスなら、思い切って買い替えるほうが薬剤と手間より安く済むこともあるよ。床や敷居・建具なら、被害の出た範囲だけ部分張り替えを検討。運び出すときは、移動中に木くず(幼虫の卵を含むことがある)を家じゅうにまき散らさないよう、大きなビニールで包んでから運ぶと安心だよ。処分は自治体の粗大ごみや不用品回収を使ってね。新しく買い替えるときは、防虫処理された木材やデンプンの少ない針葉樹(スギ・ヒノキ)を選ぶと、同じ被害をくり返しにくいよ。
4.4
比較
3

表面のニス・塗装で産卵をブロック(再発予防の決め手)

産卵される「木の穴」を塗膜でふさぐ

費用 数千円程度 安心感 ◎ 殺虫成分をまかない 注意 すでに中にいる虫には効かない
キクイムシのメスは、木の表面にある導管(小さな穴)に卵を産みつける性質があるの。だから表面をニス・ワックス・塗装でコーティングしておくと、産卵する場所がなくなって新しい被害が起きにくくなるんだ。これは「今いる虫を倒す」駆除じゃなくて「次の世代を産ませない」予防だから、穴注入や被害材の処分で今いる虫を片づけたあとに、仕上げとしてやるのが正解だよ。むき出しの白木の家具・建具・棚板は、被害が出ていなくても塗っておくと安心。殺虫成分を空間にまかないから、子どもやペットがいるお家でも気がねなくできるのもうれしいところ。市販の木工用ニスや蜜ろうワックスなら数千円で、見た目もきれいに仕上がるよ。塗る前に、表面の粉をきれいに拭き取っておいてね。
4.2
比較
4

エアゾール噴霧で羽化した成虫を一掃(補助の押さえ)

穴から出てきた成虫を表面でたたく

費用 700〜1,500円程度 効果 ◎ 出てきた成虫に速効 注意 木の中の幼虫には届かない
「穴のまわりや床を、小さな細長い虫が何匹も歩いている・飛んでいる」段階なら、木材用のエアゾール殺虫剤を木の表面に広く噴霧して、出てきた成虫をまとめてたたくのも有効。価格は700〜1,500円程度で、成虫には速効性があるよ。ただし大事な弱点がひとつ。噴霧は木の表面にしか効かず、内部の幼虫・卵には届かないから、これだけでは数日後にまた新しい成虫が出てくるの。あくまで穴注入(1位)の補助として、「表面の成虫は噴霧、穴の中はノズル注入」と役割分担で使ってね。食器棚や食品のそばで使うときは、食品・食器をカバーするか外に出して、使用後はしっかり換気を。ペットや観賞魚も部屋から避難させてね。説明書きの「適用害虫」にキクイムシ(ヒラタキクイムシ)が入っている製品を選ぶのがポイントだよ。
3.9
比較
5

害虫駆除のプロの防除施工(広範囲・床下・建材まで)

調査・薬剤処理・予防まで丸ごと任せる

費用 1㎡5,000〜10,000円程度 対応 ◎ 床下・建材まで一括 注意 最低料金と施工範囲を確認
「家具だけじゃなく床や敷居、柱まで穴が広がっている」「自分で処理してもぶり返す」「被害がどこまで及んでいるかわからない」——ここまで来たら、害虫駆除のプロに任せるのが早くて確実だよ。プロは被害範囲の調査から、専用薬剤の表面処理・穿孔注入、必要なら建材の交換提案、再発防止まで一括対応してくれるんだ。費用は1㎡あたり5,000〜10,000円程度(10㎡で2〜3万円程度)が目安だけど、最低料金が設定されていることがほとんどで、被害が小範囲でも出張費・基本料込みで30,000円程度〜になることが多いの。料金は施工範囲・床下作業の有無・保証条件で大きく変わるから、見積もりでは①基本料金に含まれる範囲 ②追加費用が発生する条件 ③再発保証の有無を必ず確認してね。一括見積もりサイトなどで条件をそろえて2〜3社の相見積もりを取れば、適正価格の物差しができて、作業後の高額請求トラブルも避けやすくなるよ。
3.8
比較
6

防虫処理された木材・乾燥材を選ぶ(買うときの予防)

「被害を受けやすい木」を家に入れない

費用 材料選びの工夫 効果 発生条件を元から減らす 注意 今いる虫には効かない
駆除して終わりにしないのが、キクイムシ対策の仕上げ。やることは「被害を受けやすい木を家に入れない」こと。キクイムシはデンプンの多いラワン・ナラ・ケヤキなどの広葉樹を好むから、家具や建材を新調するときは、防虫処理(防虫剤を加圧注入した材)された木材や、デンプンの少ない針葉樹(スギ・ヒノキ)を選ぶと被害を受けにくいんだ。買ってきた家具は、家に入れる前に裏や底に1〜2mmの小さな穴や粉がないかチェックする習慣も効くよ。とくにラワン合板を使った安価な家具や、古い中古家具は要注意。すでに被害が出ている木には今いる虫を倒す効果はないから、これは「次に被害を出さない仕組みづくり」として、穴注入や塗装とセットで考えてね。新築やリフォームの前なら、使う木材について業者に防虫処理を相談しておくのも安心だよ。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(効きめ・費用・手間と早さ・人やペットへの安全性・再発予防の効きめ)の総合判断だよ(2026年6月時点)。費用は被害の程度・範囲・地域で変わるから目安として見てね。最新の条件は各社の見積もりと製品ラベル・公式情報で確認してね。

03CHAPTER 03

対処法の選び方(=失敗しない5基準)

このランキングは、キクイムシ対策でつまずきやすい5点を基準にしてるよ。どこに・どれくらい被害が出ているかを整理すると、合う方法がすっと決まるはず。

① 本当にキクイムシか

乾いた木に1〜2mmの穴+きな粉状の粉ならキクイムシ。土のトンネルはシロアリ、食品から湧くならシバンムシだよ。

② 被害の広がり

家具1点や床の数か所なら穴注入でOK。床・敷居・柱まで及ぶなら、建材交換やプロの防除に踏み込む段階だよ。

③ 活動中かどうか

毎日新しい粉がたまるなら活動中。粉が止まっていて穴だけなら、過去の被害で今は出ていないこともあるよ。

④ 子ども・ペットへの配慮

薬剤を控えたいなら、被害材の処分+表面塗装の組み合わせで。噴霧や注入を使うときは換気を丁寧にね。

⑤ 再発させたくないか

駆除後に表面のニス・塗装、新調時に防虫処理材を選べば、来シーズンの被害をぐっと減らせるよ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どうすれば?」を一発で。あなたの状況にいちばん合う対処法はこれだよ。

家具や床に数個の穴

今日中に手を打つ

推し穴への殺虫剤ノズル注入

開いた穴に薬剤を注入して1時間後にもう一度。これを2〜3回くり返せば、小範囲は食い止められるよ。

成虫を何匹も見かける

出てきた虫を一気に減らす

推しエアゾール噴霧+穴注入

表面の成虫は噴霧で、穴の中はノズル注入で。役割分担で使うとぶり返しにくいよ。

家具がスカスカ・粉だらけ

発生源ごと断つ

推し被害材の撤去・買い替え

薬剤より処分が早い段階。ビニールで包んで運び出し、買い替えは防虫処理材を選ぼうね。

床・敷居・柱まで広がった

範囲を調べて確実に

推し害虫駆除のプロに相談

調査から表面処理・建材交換まで一括で。最低料金と保証をそろえて相見積もりを取ってね。

駆除後にもう出したくない

再発ゼロを目指す

推し表面のニス・塗装

産卵される木の穴を塗膜でふさげば次世代を防げるの。粉を拭いてから塗ってね。

新築・家具を買い替える

最初から被害を防ぐ

推し防虫処理材・針葉樹を選ぶ

デンプンの多い広葉樹を避けて、処理済み材やスギ・ヒノキを。買う家具の穴も確認しよう。

ちなみに、土でできたトンネル(蟻道)が基礎や壁にあって湿った木が食べられているなら、それはキクイムシじゃなくてシロアリの可能性が高いよ。被害の規模も対策もまるで違うから、心当たりがあればシロアリ駆除の記事をチェックしてね。食品や畳から小さな虫が湧くならシバンムシ駆除の記事が近いよ。家の害虫・害獣全般は害虫・害獣駆除のまとめにもまとめているよ。

05CHAPTER 05

殺虫剤の使い方と、つまずき注意点

「表面に噴霧するだけ」が一番の落とし穴

結論:キクイムシ駆除で多い失敗が、木の表面にスプレーをまいて終わりにするパターン。表面の成虫は倒せても、木の内部では幼虫が育ち続けていて、しばらくすると新しい穴を開けて出てくるの。「何度スプレーしても穴が増える」ときは、薬剤の効きが悪いんじゃなくて中の幼虫に届いていないサインだよ。だから、開いた穴に直接薬剤を送り込む穴注入が本丸。幼虫は薬剤が届きにくいから、1回で終わらせず、5〜8月を中心に月1回ペースでくり返すのがコツなんだ。

シロアリと取り違えないで

木に穴があくとシロアリを心配する人が多いけど、キクイムシとシロアリは別の虫。シロアリは湿った木の内部を食べて、基礎や壁に土と排泄物でできた蟻道(ぎどう)というトンネルを作るのが特徴。一方キクイムシは乾いた木が好きで、表面に1〜2mmの穴ときな粉状の粉を残すよ。シロアリは家の構造材を脅かすことがあって対応の規模もまるで違うから、土のトンネルや羽アリを見かけたら、キクイムシではなくシロアリを疑ってシロアリ駆除を確認してね。判断に迷うときは、写真を撮ってプロに見てもらうのが安心だよ。

食品まわりの薬剤使用は慎重に

食器棚やキッチンの木部で使うときは、食品・食器・調理器具に薬剤がかからないようにするのが大前提。噴霧や注入のときは食品と食器をビニールで覆うか外へ出して、使用後はしっかり換気+拭き掃除を。ペットや観賞魚も部屋から避難させてね。使う殺虫剤は、必ず「適用害虫」にキクイムシ(ヒラタキクイムシ)が入っている製品を選んでね。

こんな点に気をつけてね

  • 1穴を見つけたら粉が出るか確認(毎日きな粉状の粉がたまるなら活動中。粉が止まっていて穴だけなら過去の被害のこともあるよ。粉が出る穴を優先して注入してね)
  • 2新品の家具や床から出ても慌てない(買ったばかりの家具や新築の建材から出るのはよくあること。穴と粉の写真を残して、購入先やメーカーに相談すると対応してもらえることもあるよ)
  • 3「作業後に高額請求」の業者トラブルに注意(格安広告で呼んで作業後に数万円以上を請求する例が消費生活センターに寄せられているよ。作業前に総額見積もりをもらい、困ったら消費者ホットライン「188」へ。訪問販売なら書面受領から8日以内はクーリングオフできる可能性があるよ)
業者に頼む前のチェックリスト:①被害の場所と広がり(穴と粉の写真があると話が早い) ②基本料金に含まれる施工範囲 ③追加費用が発生する条件(床下作業・建材交換など) ④最低料金の有無 ⑤再発保証の有無。この5つがそろえば、安心して任せられるよ。説明と違う高額請求やしつこい勧誘で困ったときは、消費者ホットライン「188」や最寄りの消費生活センターに相談してね。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・駆除3ステップ

むずかしいことはないよ。穴と粉を確かめる → 穴注入で断つ → 塗装と材料選びで予防の3ステップ。

  1. 穴と粉を確かめる:まずはフローリング・敷居・木の家具・建具を点検。直径1〜2mmの小さな丸い穴と、その下にきな粉のようなサラサラの木くずがないかチェックしてね。粉が毎日たまるなら活動中のサイン。土のトンネルがあるならシロアリ、食品から湧くならシバンムシなので、被害の出方をよく見て取り違えないようにしよう。穴と粉は写真に残しておくと、業者に相談するときに役立つよ。
  2. 穴注入で断つ:キクイムシに適用のあるピレスロイド系のエアゾール殺虫剤の細ノズルを、開いた穴に差し込んで注入。1時間ほどおいてもう一度、を2〜3回くり返してね。表面に成虫が出ているなら、木材用エアゾールを表面に噴霧して合わせ技に。幼虫は木の奥にいて薬剤が届きにくいから、成虫が出る5〜8月を中心に月1回ペースで、新しい穴と粉が増えないか見張ろう。被害が床・柱まで広いときや、買い替えたほうが早いほどスカスカな家具は、無理せず処分やプロの防除に切り替えてね。
  3. 塗装と材料選びで予防:駆除して終わりにしないのがコツ。今いる虫を片づけたら、むき出しの木部にニス・ワックス・塗装をかけて、産卵される穴をふさいでおこう。新しく家具や建材を選ぶときは、防虫処理された木材やデンプンの少ない針葉樹(スギ・ヒノキ)を選ぶと被害を受けにくいよ。買ってきた家具は、家に入れる前に裏や底に穴がないか確認する習慣を。これで来シーズンの再発をぐっと減らせるんだ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

キクイムシってどんな虫?シロアリやシバンムシとどう違う?

結論:キクイムシ(家庭で多いのはヒラタキクイムシ)は体長3〜8mmほどの細長い甲虫で、ラワン・ナラ・ケヤキといった乾いた広葉樹のデンプンを餌にするよ。見分けの決め手は3つ。①穴の大きさ=直径1〜2mmの小さな丸い穴がフローリングや家具に点々とあくのがキクイムシ、シバンムシは2〜3mmでもう少し大きいよ。②木くず(フラス)=キクイムシはきな粉のようにサラサラした粉、シバンムシは両端のとがった細長い糞が混じるの。③シロアリは湿った木の内部を食べて土のトンネル「蟻道(ぎどう)」を作るけど、キクイムシは乾いた木が好きで穴と粉を残すのが違い。和室や家具で小さな穴と粉を見つけたら、まずシバンムシシロアリと見比べて、乾いた木の小さな穴ならキクイムシを疑ってね。

キクイムシの被害を自分で駆除できる?

結論:被害が家具1点や床の一部など小範囲なら、自分でも対処できるよ。やり方は、開いている穴に適用のあるピレスロイド系のエアゾール殺虫剤の細いノズルを差し込んで薬剤を注入し、1時間ほどおいてからもう一度。これを2〜3回くり返すんだ。ただし幼虫は木の奥に潜っていて薬剤が届きにくいから、1回では終わらないことが多いの。成虫が出てくる5〜8月を中心に月1回ペースで処理して、新しい穴が増えないか様子を見てね。被害が床下・建材・複数の部屋に広がっているときや、何度処理してもぶり返すときは、無理せずプロに切り替えるのが安全で結局早いよ。

キクイムシ駆除を業者に頼むと費用はいくら?

結論:1㎡あたり5,000〜10,000円程度、10㎡で2〜3万円程度が目安だよ。ただし最低料金が設定されていることがほとんどで、被害がごく小規模でも出張費や基本料金を含めて30,000円程度〜になるケースが一般的なんだ。料金は被害範囲・処理方法(穴注入か表面処理か建材交換か)・床下の有無で大きく変わるから、見積もりでは「基本料金に含まれる範囲」「追加費用が出る条件」「再発時の保証」を確認してね。条件をそろえて2〜3社の相見積もりを取れば、適正価格の物差しができて高額請求も避けやすいよ。

キクイムシはどこから発生するの?新しい家具から出ることもある?

結論:キクイムシは外から飛んでくるより、木材そのものの中にいた卵や幼虫が育って出てくるパターンが多いよ。だから買ったばかりの家具や、新築・リフォームしたばかりの床・建具から出てくることも珍しくないの。ラワン合板やナラ・ケヤキなどデンプンの多い広葉樹が使われていると被害を受けやすいんだ。成虫が木の表面に1〜2mmの穴を開けて出てきて、そこに卵を産みつけてまた中で育つ……というサイクルがくり返されるよ。新品から出た場合は、購入先やメーカーに相談すると対応してもらえることもあるから、穴と粉の写真を残しておいてね。

キクイムシを放置するとどうなる?

結論:キクイムシはシロアリのように家全体の構造をすぐ脅かすことは少ないけれど、放っておくと家具や床・建具の内部がスカスカになって、強度が落ちたり表面が崩れたりするよ。被害が広がると穴と粉が増えて、家具なら買い替え、床や建具なら部分張り替えが必要になることも。年々、羽化する成虫の数が増えて被害材が広がるから、最初の数個の穴のうちに穴注入で食い止めるのがいちばん安くて早いんだ。木くず(フラス)が毎日たまるなら活動中のサインだから、早めに動こうね。

キクイムシを再発させない予防法は?

結論:キクイムシは木の表面の導管(小さな穴)に卵を産むから、表面をふさぐのがいちばんの予防だよ。家具や建具にニスやワックス、塗装をかけておくと、メスが産卵できなくなって新しい被害が起きにくくなるの。新しく木の家具や建材を選ぶときは、防虫処理された木材や、デンプンの少ない針葉樹(スギ・ヒノキなど)を選ぶと安心。買ってきた家具に最初から小さな穴がないかチェックする習慣も効くよ。被害が出た木は、駆除後も翌シーズン(5〜8月)にまた穴が増えないか見張って、増えたらもう一度穴注入してね。