社内問い合わせAI・ナレッジ検索 おすすめ比較

社内問い合わせAI・ナレッジ検索の比較

結論:Microsoft 365を使っているなら情報のありかとつながる Microsoft 365 Copilot、国産で手軽に社内wiki+AI検索を始めるなら NotePM、オールインワンで文書管理ごと整えたいなら Notion AI、たくさんのSaaSを全社横断で探すなら Glean や Guru が頼りになるよ。「できること・無料で使えるか・日本語の使いやすさ・料金・セキュリティ」の5つで、知りたい順にまとめたよ。

読むめやす:約18分

最終更新日:2026年10月11日

  • 01迷ったら上位3つ — Microsoft 365 Copilot(M365横断で検索)、NotePM(国産・社内wiki+AI検索)、Notion AI(オールインワン+エンタープライズ検索)
  • 02無料で試せる — NotePM(30日間の無料お試し・AI検索は全プランで追加料金なし)、Dify(セルフホストOSSが無料)、Notion(無料プラン・AIはBusiness以上)から始められる
  • 03カギは情報の整備 — ツールを入れるだけでは不十分。最新で正しいマニュアル・FAQを用意して、見直す仕組みを決めるのが成功の近道

01CHAPTER 01

社内問い合わせAI・ナレッジ検索とは?できること

結論:社内のマニュアル・規程・議事録・FAQなどに散らばった情報を、自然な言葉で質問するだけでAIが横断的に探し出して、要点をまとめて答えてくれるツールだよ。土台になっているのは、生成AIに自社の文書を参照させて答えさせる「RAG(検索拡張生成)」という仕組み。一般的な知識だけで答える普通のAIと違って、登録した自社の情報をもとに「うちの会社のルール」を答えられるのがポイントなんだ。社内のヘルプデスクや総務・情シスが、毎回同じ質問に答える負担も軽くなるよ。

主にこんなことができるよ。「経費精算の締め日は?」など定番の問い合わせへの自動回答/ファイルサーバー・SharePoint・チャット・wikiの串刺し検索/答えのもとになった文書(出典)の提示/TeamsやSlack上でそのまま質問・回答/社内wikiやマニュアルの作成・蓄積/よくある質問のFAQ化。情報を探すのに業務時間の2割近くが消えているとも言われるなかで、その「探す時間」を減らして本来の仕事に集中できるようにするのが目的だよ。多くはブラウザやふだんのチャットツールから使えるんだ。

このページの結論を先に:Microsoft 365中心なら Microsoft 365 Copilot、国産で手軽に社内wiki+AI検索なら NotePM、オールインワンなら Notion AI、全社横断のSaaS検索なら Glean / Guru、問い合わせの自動応答重視なら PKSHA AIヘルプデスク / Helpfeel、自社向けに作り込むなら Dify。下のランキングで詳しく見ていくね。

02CHAPTER 02

社内問い合わせAI・ナレッジ検索 人気ランキング8選【2026年6月】

編集部が「できること・無料で使えるか・日本語の使いやすさ・料金・セキュリティ」の5基準で総合評価して、これから始める会社〜全社で本格運用したい企業まで、幅広く勧めやすい順に並べたよ。料金やプランは変わることがあるから、最終的な内容は各公式サイトで確認してね。

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比較
1

Microsoft 365 Copilot

M365の社内情報を横断検索する本命

M365連携 ◎ 日本語 ◎ 出典提示 ◎
編集部おすすめ
すでにMicrosoft 365を使っている会社なら、社内ナレッジ検索の本命。SharePointやTeams・Outlook・OneDriveに散らばった社内の文書やチャットを横断して探し、「先月の議事録から決定事項をまとめて」「申請書のテンプレはどこ?」のような質問に答えてくれるよ。ふだん使うTeamsの中でそのまま質問できて、答えのもとになった文書も示してくれるから確認しやすい。料金は1人あたり年払い月2,698円・月払い3,778円(税抜・M365のベースライセンスは別途)だよ(Microsoft公式サイトの表示・2026年10月時点)。情報のありかと自然につながるのが最大の強み。
4.8
料金月2,698円/人(税抜・M365別途・2026年10月時点・通常3,148円から2026年12月31日までの初年度の割引・月払いは3,778円)
無料枠無料プランなし。月2,698円/人(税抜)でMicrosoft 365 Business Basic・Standard・Premium(300ユーザーまで)に追加(2026年10月時点・通常3,148円から2026年12月31日までの初年度の割引・月払いは3,778円)。E3/E5など大企業向けのMicrosoft 365 Copilotは年払い月4,497円/人
得意な作業SharePoint・Teams・Outlook・OneDriveなど社内に蓄積された情報を横断検索して回答。Teams上でそのまま質問でき、参照元の文書も示す。Microsoft 365を使う組織の社内検索の本命
対応Web・Windows・スマホ・日本語◎・M365連携
おすすめ用途Microsoft 365の社内情報を横断検索
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2

NotePM(ノートピーエム)

国産の社内wiki+AI検索・導入しやすい

国産 ◎ 社内wiki ◎ AI検索 追加料金なし
国産で安心初心者OK
社内wikiやマニュアル作成でおなじみの国産ツール。蓄積したナレッジに対して「就業規則の有休のとり方は?」のように自然な言葉で質問すると、AIが社内の情報から探して要約して答えてくれる「AI検索」機能があるよ。この機能はすべてのプランで追加料金なしで使えるのがうれしいところ。料金は利用人数で選ぶ形で、プラン10(編集10名・閲覧30名)が月5,400円〜、プラン25なら編集25名+閲覧75名で月13,500円(どちらも税抜)だよ。見るだけのユーザーは無料枠が広く、初期費用0円・日本語サポートも手厚いから、初めての社内ナレッジ整備にちょうどいい1本。プラン構成は変わることがあるから最新は公式で確認してね。
4.7
料金月5,400円〜(税抜・人数で変動)・AI検索は全プランで追加料金なし
無料枠無料お試しあり。利用人数で選ぶ料金で、プラン10(編集10名・閲覧30名)が月5,400円〜、プラン25(編集25名+閲覧75名)で月13,500円(どちらも税抜)。AI検索などのNotePM AIは全プランで追加料金なし・初期費用0円(2026年10月時点の目安)
得意な作業社内wiki・マニュアル作成の国産ツール。蓄積したナレッジに対し、自然な言葉で質問するとAIが探して要約回答(AI検索)。見るだけのユーザーは無料枠が広く、日本語UI・サポートが手厚い
対応Web・日本語◎・国産・初期費用0円
おすすめ用途国産の社内wiki+AI検索を手軽に
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3

Notion AI

文書管理ごと整うオールインワン

オールインワン ◎ 横断検索 ◎ 日本語 ◎
文書・wiki・タスク・議事録を1か所にまとめられるオールインワンの定番。そこにAIが乗って、蓄積したページを横断検索して「このプロジェクトの仕様まとめて」のように答えてくれる(エンタープライズ検索)。SlackやGoogleドライブなど外部のサービスとつないで探しに行くAIエージェント機能もあるよ。AI検索を含むフル機能はビジネスプラン(メンバーごと 月3,150円・2026年10月時点)に同梱されているよ。無料プランもあるけど、AIを本格的に使うにはビジネス以上のプランが必要で、プラス(月1,650円)は体験版までだよ。ナレッジ検索だけでなく、社内の文書管理そのものをこれ1つで整えたい会社にぴったり。
4.6
料金フリー ¥0 / プラス 月1,650円 / ビジネス 月3,150円(メンバーごと・Notion AIはビジネスから・フリーとプラスは体験版・2026年10月時点・年払い時の月あたり/月払いはプラス2,000円・ビジネス3,800円)
無料枠フリープランでもページ作成やデータベースは使えて、AIはお試し枠。AIをしっかり使うならビジネス(月3,150円・メンバーごと)に同梱されていて、プラス(月1,650円)は体験版までだよ(2026年10月時点・年払い時の月あたり/月払いはプラス2,000円・ビジネス3,800円)
得意な作業文書・wiki・タスクを1か所にまとめるオールインワン。蓄積したページをAIが横断検索して回答(エンタープライズ検索)。SlackやGoogleドライブなど外部とつなぐAIエージェントも。文書管理ごと整えたい人向け
対応Web・アプリ・日本語◎・オールインワン
おすすめ用途文書管理ごとオールインワンで整える
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4

Guru(グル)

ナレッジの鮮度管理+横断検索

横断検索 ◎ 鮮度管理 ◎ 連携 100+
社内のナレッジを1か所に集めて、AIが全社の文書やSaaSを横断検索して答えてくれるツール。いちばんの特長は、登録した情報が古くなっていないかを定期的にチェックして、担当者に確認をうながす「鮮度管理」の仕組み。社内ナレッジAIは情報が古いと答えも古くなるから、この発想はうれしいよ。SlackやChrome拡張からそのまま呼び出せて、業務の流れを止めずに調べられる。料金は人数単位の公表価格ではなく、組織の規模に合わせたパッケージを問い合わせる形だよ。UIは英語が中心だから、その点だけ確認してね。
4.5
料金要問い合わせ(規模に合わせたパッケージ)
無料枠無料のプランは公式に見つけられなかった。料金は人数単位ではなく、組織の規模に合わせたパッケージを個別に決める形
得意な作業社内ナレッジを一元管理し、AIが全社のドキュメントやSaaSを横断検索して回答。情報が古くなっていないかを検証(ナレッジの鮮度管理)する仕組みが特長。SlackやChrome拡張から呼び出せる
対応Web・英語UI中心・100以上の連携
おすすめ用途ナレッジの鮮度を保って横断検索
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5

Glean(グリーン)

全社SaaS横断の本格AIアシスタント

全社横断 ◎ 権限制御 ◎ 規模 大企業向け
社内で使っているあらゆるSaaS(Google Workspace・Slack・Confluence・Salesforceなど)を横断して検索する、全社向けのAIアシスタント。質問すると、その人が見ていい情報だけを権限を踏まえて探し出し、出典つきで答えてくれるよ。社内アシスタントとして問い合わせに答えたり、業務を手伝ったりもできる。導入規模が大きい本格派で、料金は公式に公開されておらず、問い合わせる形だよ。たくさんのツールに情報が散らばっている大企業で、全社の知識を1か所から探したいときの選択肢だよ。
4.4
料金要問い合わせ
無料枠料金は公式に公開されておらず、問い合わせる形。大規模向けの全社AIアシスタント
得意な作業社内のあらゆるSaaS(Google Workspace・Slack・Confluence・Salesforceなど)を横断検索する全社AIアシスタント。権限を踏まえて見ていい情報だけを返す。社内アシスタントとして問い合わせにも回答。大企業向けの本格派
対応Web・英語UI中心・全社SaaS横断
おすすめ用途全社のSaaSを横断する本格AI検索
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6

PKSHA AIヘルプデスク

Teamsで社内問い合わせを自動応答

国産 ◎ Teams ◎ 自動応答 ◎
国産で、社内ヘルプデスクの効率化に強いサービス。ふだん使っているMicrosoft Teamsの上で、社内文書を読み込んだ生成AIが「経費精算のやり方は?」「PCの初期設定の手順は?」といった問い合わせに自動で答えてくれるよ。総務・情シス・人事に毎回くる定番の質問を一次対応してくれるから、担当者の負担がぐっと減るんだ。ふだん使っているチャットツールの中で完結するので、社員にとっても聞きやすい。料金は公式で公開されておらず要問い合わせ(無料デモあり)。日本語で安心して使える社内問い合わせ自動化を探しているなら、有力な候補だよ。
4.3
料金要問い合わせ(無料デモあり)
無料枠料金は公式で公開されておらず要問い合わせ(無料デモあり)。導入規模・使い方に応じた個別見積もり(2026年10月時点)
得意な作業国産。Microsoft Teams上で、社内文書を読み込んだ生成AIが問い合わせに自動回答。総務・情シス・人事への定番質問の一次対応を肩代わり。社内ヘルプデスクの効率化に主眼
対応Teams・日本語◎・国産
おすすめ用途Teamsで問い合わせを自動応答
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7

Helpfeel(ヘルプフィール)

あいまい検索に強い社内FAQ

国産 ◎ あいまい検索 ◎ FAQ ◎
「探しているのに見つからない」をなくす、検索に強い国産の自己解決ツール。いちばんの特長は、あいまいな言葉づかいや打ち間違いでも、ちゃんと目的のFAQにたどり着ける独自の検索(意図をくみ取って候補を出す検索)。社員が「これってどうやるんだっけ」を自分で解決できるから、問い合わせそのものを減らせるよ。社内向けのBack Office版があって、総務・情シス系の質問の自己解決に向いてる。社内FAQの作成・整備の面でも頼れる。料金は個別見積もり(無料相談・デモあり)。まずは問い合わせの多いテーマでデモを見てみてね。
4.2
料金要問い合わせ(個別見積もり)
無料枠社内版の料金は個別見積もり(無料相談・デモあり)。記事の量や規模に応じて変わる(2026年10月時点)
得意な作業あいまいな言葉や打ち間違いでも目的のFAQにたどり着ける独自検索が強み(意図予測検索)。社内向けBack Office版で、総務・情シス系の自己解決を促す。社内FAQの作成・整備にも向く
対応Web・日本語◎・国産・社内向け版あり
おすすめ用途あいまい検索に強い社内FAQで自己解決
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8

Dify(ディファイ)

自社向けRAGボットを構築する基盤

OSS 無料 自社構築 ◎ RAG ◎
自社のマニュアルやFAQを読み込ませて、社内問い合わせ用のRAGボットを自分たちで組み立てられる開発者向けの基盤。回答の根拠やどの文書を見るか、精度の調整まで細かく作り込めるのが強みで、「自社専用にチューニングしたい」「既存ツールでは物足りない」ケースに向くよ。セルフホスト版は完全無料のオープンソースだから、自社のサーバーで動かせばコストを抑えられる。クラウド版はSandboxが無料、Professionalが月59ドル(年払いは年590ドル)・Teamが月159ドル(年払いは年1,590ドル)。別途、使うAIモデル(ChatGPTなど)のAPI料金はかかるよ。エンジニアがいる会社向けの本格選択肢だね。
4.1
料金セルフホスト無料 / Cloud Professional 月59ドル(年払いは年590ドル)
無料枠セルフホスト版は完全無料のオープンソース。クラウド版はSandboxが無料、Professional 月59ドル(年払いは年590ドル)・Team 月159ドル(年払いは年1,590ドル)。別途、利用するLLM(ChatGPT等)のAPI料金がかかる(2026年時点の目安)
得意な作業自社のマニュアルやFAQを読み込ませて、RAGの社内問い合わせボットをノーコード寄りに構築できる開発者向け基盤。回答の根拠や精度を細かく調整したい・自社専用に作り込みたいケースに向く
対応Web・日本語UIあり・OSS/クラウド
おすすめ用途自社向けにRAGボットを構築したい

※ 評価は編集部による5基準(できること・無料で使えるか・日本語の使いやすさ・料金・セキュリティ)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金・無料枠・対応プランは変わることがあるから、最終的な内容は各公式サイトで確認してね。

03CHAPTER 03

選び方の基準(=失敗しない5つのポイント)

社内ナレッジAIを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしてるよ。いま社内でいちばん困っていることを決めると、自社に合う1本が見つかるはず。

① 情報のありかとの相性

情報がどこにあるか(Microsoft 365・Google・Slack・自社wikiなど)で相性が変わるよ。M365中心ならCopilot、これから整えるならNotePMやNotionが自然。

② 無料で使えるか・料金

無料枠やトライアルの範囲。多くは利用人数で料金が変わるから、使う人数と「見るだけの人」の扱いも含めて見積もってね。

③ 日本語の使いやすさ

UI・サポート・回答の日本語が自然か。安心重視ならNotePMやPKSHA AIヘルプデスク、Helpfeel(国産)が心強いよ。

④ 出典・回答の正確さ

答えのもとになった文書(出典)を示せるか。根拠をたどれると、作り話(ハルシネーション)に気づきやすくて安心だよ。

⑤ セキュリティ・権限

データの保存先・AI学習に使われるか・部署や役職ごとのアクセス制御。機密を扱うからこそ、ここは必ずチェックしてね。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたの社内の困りごとにいちばん合う1本はこれだよ。

Microsoft 365を使っている

既存の社内情報を横断検索

推しMicrosoft 365 Copilot

SharePoint・Teams・Outlookをそのまま検索。

国産で手軽に始めたい

社内wiki+AI検索を低コストで

推しNotePM

AI検索は全プランで追加料金なし、日本語サポートも安心。

文書管理ごと整えたい

wiki・文書・検索を1か所に

推しNotion AI

オールインワンで蓄積も検索もまとめて。

SaaSがたくさん・全社で探す

全社のツールを横断検索

推しGlean / Guru

権限を踏まえて全社の知識を1か所から。

問い合わせを自動で答えたい

総務・情シスの一次対応を自動化

推しPKSHA AIヘルプデスク / Helpfeel

Teamsや社内FAQで自己解決を促す。

自社向けに作り込みたい

RAGボットを自前で構築

推しDify

OSSで無料、精度や根拠を細かく調整できる。

05CHAPTER 05

無料で使える?料金と社内ナレッジAIの注意点

無料・トライアルで使える主なツール

まず無料で試すなら、NotePMは30日間の無料お試しでAI検索まで試せるし(プランは人数制・AI検索は全プランで追加料金なし)、Difyはセルフホスト版が完全無料のオープンソースで自社RAGを構築できるよ。Notionにも無料プランがある(AI検索はBusiness以上)。GleanやPKSHA AIヘルプデスク・Helpfeelは無料デモから試せる。まずはいちばん問い合わせの多いテーマ(経費・勤怠・申請のやり方など)を1つだけ登録して、ちゃんと答えられるか確かめるのがおすすめ。手応えを見てから、利用範囲や有料プランを広げてね。

「情報の整備」が成功のカギ

社内ナレッジAIでいちばん大事なのは、実はツール選びよりも答えのもとになる情報(ナレッジ)を整えることなんだ。情報が古いまま・あちこちに散らばったまま登録すると、AIも古い答えや的外れな答えを返してしまう。導入の成否は「情報を集約して、構造化して、継続的に更新する体制」があるかにかかっているよ。最初から全部やろうとせず、問い合わせの多いテーマにしぼって、最新で正しいマニュアルやFAQを用意して、見直す担当や更新の仕組みを決めるところから始めよう。

うまく使うコツ:①問い合わせの多いテーマを1つ選ぶ(経費・勤怠・申請など) ②最新で正しい文書だけを登録し、無料枠やデモで答えの精度を確かめる ③出典を見て事実をチェックし、更新の担当・頻度を決める ——この3つを回すと、失敗しにくく社内の「探す時間」をムリなく減らせるよ。

使うときに気をつけること

社内ナレッジAIを使うときは、次の3つを意識すると安心だよ。

  • 1機密・権限の扱いを確認(データの保存先・AI学習に使われるか・部署や役職ごとのアクセス制御。無料の汎用AIに機密はそのまま入れない)
  • 2答えを鵜呑みにしない(AIは作り話をすることもある。出典を示せるツールを選び、大事な判断のもとにする前に根拠を確認する)
  • 3情報は古くなる(登録したマニュアルやFAQは定期的に見直す。更新の担当と頻度を決めておかないと、AIの答えも古くなる)

06CHAPTER 06

初心者向け・導入3ステップ

むずかしく考えなくて大丈夫。ツールを選んで開く → 困っているテーマの情報を登録する → 試して人が確かめながら広げるの3ステップで、社内ナレッジAIの第一歩がすぐ踏み出せるよ。

  1. ツールを選んで開く:Microsoft 365を使っているならMicrosoft 365 Copilotが自然。これから国産で手軽に始めるならNotePM、文書管理ごと整えるならNotion AIを選ぼう。まずは無料枠やデモで触れるものから。
  2. 困っているテーマの情報を登録する:「毎回バックオフィスに聞かれること」を1つ選ぶよ。たとえば「経費精算のやり方」「申請書の場所」「就業規則」など。最新で正しいマニュアルやFAQだけを登録するのがコツ。古い資料を混ぜないでね。
  3. 試して人が確かめながら広げる:実際に質問して、ちゃんと答えられるか・出典が正しいかを人がチェックするよ。うまく答えられない質問は、もとの文書を直して改善。精度が安定したら、次のテーマへ少しずつ広げていけば大丈夫。

08CHAPTER 08

あわせて聞かれる質問(FAQ)

社内問い合わせAI・ナレッジ検索って何ができるの?

結論:社内のマニュアル・規程・議事録・FAQなどに散らばった情報を、自然な言葉で質問するだけでAIが横断的に探し出して、要点をまとめて答えてくれるよ。これは生成AIに自社の文書を参照させて答えさせるRAG(検索拡張生成)という仕組みが土台になっているんだ。「経費精算の締め日いつ?」「育休の申請ってどこ?」みたいな、毎回バックオフィスに聞かれる定番の質問を自動で答えたり、ファイルサーバーやSharePoint・チャットを串刺し検索したりできる。情報を探す時間を減らして、本来の仕事に集中できるようにするのが目的だよ。

無料で使える社内ナレッジAIはある?

結論:あるよ。NotePMは30日間の無料お試しでAI検索まで試せるし(プラン自体は人数制の有料・AI検索は全プランで追加料金なし)、Difyはセルフホスト版が完全無料のオープンソースで、自社でRAGを構築できる。Notionにも無料プランがあるよ(AI検索はBusinessプラン以上)。まずは無料枠や無料トライアルで、いちばん問い合わせの多いテーマ(経費・勤怠・申請のやり方など)を1つだけ登録して、ちゃんと答えられるか試すのがおすすめ。手応えを確かめてから本格導入を検討してね。

普通のChatGPTと社内ナレッジAIは何が違うの?

結論:いちばんの違いは「自社の情報を見て答えるかどうか」だよ。普通の汎用AIは一般的な知識で答えるから、自社の就業規則や独自ルールは知らないし、それっぽい作り話(ハルシネーション)をすることもある。社内ナレッジAIは、登録した自社のマニュアルやFAQだけを根拠にして答えて、どの文書を参照したか出典を示せるものが多いんだ。だから「うちの会社のルール」を正確に答えられるし、根拠をたどって確認もできる。社内の問い合わせ対応には、自社文書を参照するタイプが向いているよ。

導入すれば社内の情報はすぐ整理される?

結論:ツールを入れるだけでは不十分で、答えのもとになる社内情報(ナレッジ)を集めて整える作業が成功のカギになるよ。情報が古いまま・あちこちに散らばったまま登録すると、AIも古い答えや的外れな答えを返してしまうんだ。まずは問い合わせの多いテーマから、最新で正しいマニュアルやFAQを用意して、定期的に見直す担当や仕組みを決めておこう。最初は範囲をしぼって、答えの精度を確かめながら少しずつ広げると、ムリなく定着するよ。

社内の機密情報を入れても安全?

結論:機密情報を扱うからこそ、データの保存先・AIの学習に使われるか・アクセス権限の設定を必ず確認してね。法人向けのツールは、入力した内容をAIの学習に使わない設定や、部署・役職ごとに見られる情報を分けるアクセス制御を備えているものが多いよ。一方、無料の汎用AIは入力が学習に使われる設定のこともあるから、そのまま機密を入れるのは避けたい。導入前に、自社のセキュリティ基準・保管場所(国内かどうか)・権限管理に対応しているかをチェックして、情シスや管理部門のルールに沿って使おう。

はじめての社内ナレッジAI、どれを選べばいい?

結論:すでにMicrosoft 365を使っているならMicrosoft 365 Copilotが情報のありかとつながりやすくて自然だし、まず国産で手軽に始めたいなら社内wiki+AI検索のNotePMが導入しやすいよ。オールインワンで文書管理ごと整えたいならNotion AI、SaaSをたくさん使っていて全社横断で探したいならGleanやGuru、よくある問い合わせの自動応答を重視するならPKSHA AIヘルプデスクやHelpfeel、エンジニアがいて自社向けに作り込みたいならDifyが候補になる。まずは問い合わせの多いテーマを1つ決めて、無料枠やデモで試してから広げるのが失敗しにくいよ。