VOL. 214 2026 · JUNE ISSUE ボーカル音程補正・ピッチ修正AIの比較

ボーカル音程補正・ピッチ修正AIの比較

結論:1音ずつ自然に直すなら Melodyne、歌いながらリアルタイムで補正するなら Auto-Tune、手頃にライブ補正したいなら Waves Tune Real-Time がおすすめだよ。「自然さ・無料枠・リアルタイム対応・課金のしかた・日本語」の5つで、知りたい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01迷ったら上位3つ — Melodyne(自然に1音ずつ)、Auto-Tune(本家・リアルタイム)、Waves Tune Real-Time(手頃にライブ補正)
  • 02無料で試せる — MAutoPitch・GSnap は完全無料、Graillon は無料版、スマホは Voloco の無料枠から
  • 03かけすぎ注意 — 補正は少しずつ。自然に直したいならスピードを遅めに、わざと効果を出すなら速めに

01CHAPTER 01

ボーカル音程補正・ピッチ修正AIとは?できること

結論:ボーカル音程補正ツールは、録音した歌声の外れた音程(ピッチ)を、正しい音の高さにそっと引き寄せて整えてくれるツールだよ。「サビでちょっと音程が外れた」「全体的にフラット気味」みたいな歌を、録り直さずにきれいに直せるのが魅力なんだ。

こんな場面で活躍するよ。歌ってみたや弾き語りを録ったあとに音程をそろえたいとき/デモ音源のボーカルをサッと整えたいとき/わざと“ケロケロ”したオートチューン演出をかけたいとき/ライブ配信で歌いながら補正したいとき。1音ずつていねいに直すタイプと、歌いながらリアルタイムで直すタイプがあって、目的で選ぶのがコツだよ。

このページの結論を先に:自然に1音ずつ直すなら Melodyne / RePitch、歌いながらリアルタイムなら Auto-Tune / Waves Tune Real-Time、無料で試すなら MAutoPitch / GSnap / Graillon、スマホだけなら Voloco。声質ごと別人っぽく変えたいなら歌声変換(AIカバー)が担当だよ。下のランキングで詳しく見ていくね。

02CHAPTER 02

ボーカル音程補正・ピッチ修正AI 比較ランキング8選【2026年6月】

編集部が「自然さ・無料枠・リアルタイム対応・課金のしかた・日本語」で総合評価して、自然にていねいに直したい人〜歌いながらサッと補正したい人まで、幅広い人に勧めやすい順に並べたよ。料金・規約は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトで確認してね。

目的で絞り込み
比較
1

Celemony Melodyne 5

音を1粒ずつ自然に直せる定番

自然さ 買い切り 細かさ
編集部おすすめ自然派の本命
音を「ブロブ」と呼ばれる粒で表示して、1音ずつ高さ・長さ・ビブラート・フォルマントまで手で直せる定番ソフト。ピアノやアコギ、弾き語りのような繊細な歌ものを、不自然にならずに整えるのが本当に得意。プロの現場でも王道で、ていねいに仕上げたい人にいちばん勧めやすいよ。
4.8
比較
2

Antares Auto-Tune

「あの」オートチューンの本家

リアルタイム 効果づくり サブスク/買い切り 両対応
定番・業界標準
ピッチ補正の代名詞ともいえる本家ツール。歌いながらリアルタイムに補正できて、スピードを最速にすればあの“ケロケロ”したオートチューン効果、ゆっくりにすれば自然な補正と、1本で幅広くこなせる。月額のUnlimitedサブスクと買い切りの両方があるから、使い方に合わせて選べるよ。
4.7
比較
3

Waves Tune Real-Time

歌いながらリアルタイムで補正

リアルタイム 低遅延 手頃さ
Wavesの定番ピッチ補正で、低遅延だからライブ配信や録音中の“かけ録り”にも向いてる。定価は149ドルだけど、Wavesは常時セールをやっていて30ドル台で手に入ることが多いのがうれしいところ。スケールや補正の速さを決めれば、あとは歌うだけで自然に整うよ。
4.6
比較
4

Synchro Arts RePitch 2

自然な仕上がりで手頃な買い切り

自然さ 買い切り 手書き編集
VocAlignで有名なSynchro Artsの、1音ずつ手で直すタイプのピッチ補正。Melodyneと近い使い心地で透明感のある自然な仕上がりが魅力なのに、Standardでも149ドルと手頃なのが強み。要点をしぼったElements(69ドル)もあるから、低予算で自然に直したい人に向いてるよ。
4.4
比較
5

Auburn Sounds Graillon

無料から使えるオートチューン系

無料版 あり リアルタイム フル版 29ドル
無料版あり
無料版でもピッチ補正とピッチシフトが使える、コスパ抜群のプラグイン。Auto-Tuneのような自動補正からケロケロ演出まで気軽にかけられて、フル版(29ドルほど)に上げるとビブラート調整やボイス変形などフル機能になる。「まず無料で感じをつかみたい」人の最初の一本におすすめだよ。
4.3
比較
6

MAutoPitch

完全無料で軽い定番プラグイン

料金 0円 リアルタイム おまけ機能
完全無料
MeldaProductionが配っている完全無料のピッチ補正プラグイン。軽くて動作が安定していて、ピッチ補正のほかにフォルマントシフトやステレオ拡張などの遊べる機能もついてる。無料とは思えない使い心地で、まず0円でちゃんとしたピッチ補正を試したい人にぴったりだよ。
4.2
比較
7

GSnap

元祖・無料オートチューン(Windows)

料金 0円 ケロケロ 対応 Windows
GVSTが配布する、世界初の無料オートチューン系として知られる定番プラグイン。設定しだいで自然な補正から強めのケロケロ表現まで出せて、ボカロっぽい味つけも得意。Windows専用だけど、0円でオートチューン演出を楽しみたい人には外せない一本だよ。
4.0
比較
8

Voloco

スマホで歌をその場で自動補正

スマホ 基本無料 ハモリ
スマホ完結
iPhone・Androidで使える人気のボーカルアプリ。録音しながら自動でピッチ補正やハモリ、エフェクトをかけられて、パソコンがなくても歌ってみたをサッと整えられる。基本は無料で、こだわり機能はアプリ内課金。スマホだけで完結させたい人や、まず手軽に始めたい人にぴったりだよ。
4.3

※ 評価は編集部による5基準(自然さ・無料枠・リアルタイム対応・課金のしかた・日本語)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金・無料枠・商用利用の条件は変わることがあるから、最終的な可否は各公式サイトの利用規約で確認してね。為替で円換算は変わるから、金額は公表通貨(ドル)を目安にしてね。

03CHAPTER 03

ランキングの評価基準(=失敗しない選び方)

このランキングは、ボーカル音程補正ツールを選ぶときに迷いやすい5点を基準にしてるよ。あなたの使い方でどれを重視するかを決めると、自分に合う1本が見つかるはず。

① 補正の自然さ

不自然にならず、声の表情を残せるか。1音ずつ直せるMelodyneやRePitchは自然に仕上げやすいよ。

② 無料で使えるか

無料枠やお試しの有無。MAutoPitch・GSnapは完全無料、Graillonは無料版、Volocoは無料枠から始められるよ。

③ リアルタイムか・手直しか

歌いながら直すならAuto-TuneやWaves Tune Real-Time、録音後にじっくり直すならMelodyneやRePitchが向いてるよ。

④ 課金のしかた(月額/買い切り)

たまに使うなら無料・月額、長く使うなら買い切り。MelodyneやRePitchは買い切りで安心だよ。

⑤ 環境(パソコン/スマホ)

DAWで本格的にやるならプラグイン、スマホで完結したいならVoloco。GSnapはWindows専用な点に注意してね。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれ?」を一発で。あなたの目的にいちばん合う1本はこれだよ。

自然にていねいに直したい

声の表情を残して整えたい

推しMelodyne / RePitch 2

1音ずつ手で直せるから、不自然にならず自然に仕上がるよ。

歌いながら補正したい

録音中・配信中にかけたい

推しAuto-Tune / Waves Tune Real-Time

低遅延でリアルタイムに補正。あの効果も自在に出せるよ。

無料で試したい

お金をかけずに補正したい

推しMAutoPitch / Graillon

MAutoPitchは0円、Graillonは無料版からしっかり使えるよ。

ケロケロ効果を出したい

わざとオートチューン演出したい

推しAuto-Tune / GSnap

補正スピードを最速にすると、あの“ケロケロ”が出せるよ。

買い切りで長く使いたい

月額なしで使い続けたい

推しRePitch 2 / Graillon

いちど買えば月額なし。手頃な価格で長く使えるよ。

スマホだけで済ませたい

パソコンなしで整えたい

推しVoloco

録音しながら自動でピッチ補正・ハモリ。SNS投稿まで手軽だよ。

料金・無料枠の比較表(2026年6月時点の目安)

「無料で使える?」「いくらかかる?」をひと目で。金額は公表通貨(ドル)の目安で、為替や改定で変わるから最終的な料金は各公式で確認してね。

ツール 料金(目安) 無料枠 商用利用 日本語
Melodyne 5買い切り 99〜849ドル30日体験
Auto-Tuneサブスク 月24.99ドル(年210ドル) / 買い切り 300〜459ドル14日体験
Waves Tune Real-Time買い切り 定価149ドル(セールで約34.99ドル)デモ
RePitch 2買い切り Elements 69ドル / Standard 149ドル体験あり
Graillon無料版 / フル版 買い切り 29ドルほど無料版
MAutoPitch完全無料0円
GSnap完全無料(Windows)0円
Voloco基本無料 / Premium(ストアで要確認)あり

※ Wavesは常時セール価格が変動するよ。VolocoのPremium料金はApp Store/Google Playの表示が正確だから、購入前にストアで確認してね。料金・条件は2026年6月時点の目安で、必ず各公式で確認してね。

05CHAPTER 05

自然さ・無料枠・著作権の注意点

「かけすぎ」に気をつけてね

ピッチ補正でいちばんやりがちなのが“かけすぎ”だよ。補正のスピードを最速にすると、声がぜんぶ音程にピタッと張り付いて、あの“ケロケロ”した機械っぽい響きになるんだ。演出としてわざとやるなら最高だけど、自然に整えたいときはスピードを少し遅めにして、声のしゃくりやビブラートを残すのがコツ。まず弱めにかけて、足りなければ少しずつ強める——これだけで仕上がりがぐっと自然になるよ。

無料枠の「落とし穴」に注意

MAutoPitch・GSnap は完全無料、Graillon は無料版、Voloco は無料枠から始められるよ。ただ、無料だと書き出しに透かしが入ることがあったり、スマホアプリは便利な機能がアプリ内課金だったりすることもあるんだ。「無料で試せた=そのまま公開に使える」とは限らないから、書き出しの条件は先に確認してね。

ピッチ補正と著作権のキホン:ツール自体は有料版を買えば商用利用OKなものが多いよ。気をつけたいのは“曲”のほう。市販曲のカバーや「歌ってみた」を公開・配信するときは、楽曲(作詞作曲)の著作権の許諾が必要なことがあるんだ。投稿先がJASRACなどと包括契約しているかで変わるから、公開ルールは各プラットフォームで確認してね。自分のオリジナル曲なら、もちろん自由に使えるよ。

自然に仕上げる3つのコツ

同じツールでも、ちょっとした下ごしらえで仕上がりが変わるよ。次の3つを意識してみてね。

  • 1先にボーカルだけ取り出すステム分離で歌を分けると、AIが音程を正確に拾いやすいよ)
  • 2正しいキー(スケール)を指定する(曲のキーに合わせると、近くの“間違った音”に張り付くミスが減るよ)
  • 3補正は弱めから(スピードを遅めにして、しゃくりやビブラートを残すと人間らしさが消えないよ)

06CHAPTER 06

初心者向け・使い方3ステップ

むずかしい知識はいらないよ。歌を録る → ピッチ補正をかける → 弱めに整えて書き出すの3ステップで、最初の補正ができるよ。

  1. 歌を録音する:DAW(GarageBand・Studio Oneなど)やスマホアプリで歌を録ろう。雑音やエコーが少ないほど、AIが音程を正確に拾えるよ。スマホだけならVolocoで録りながら補正もできるよ。
  2. ピッチ補正をかける:ボーカルのトラックにMAutoPitchやAuto-Tuneなどをかけて、曲のキー(スケール)を選ぶよ。リアルタイム型は歌うだけ、Melodyneのような手直し型は外れた音を1音ずつ正しい高さへ動かそう。
  3. 弱めに整えて書き出す:補正スピードは遅めから始めて、自然になる強さを探そう。仕上がったら書き出して完成。無料ツールは透かしの有無もチェックしてね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

そもそもAIで歌の音程って直せるの?

結論:直せるよ。MelodyneやAuto-Tune、Waves Tune Real-Timeなどのピッチ補正ツールは、録音した歌声の外れた音程を、正しい音の高さにそっと引き寄せてくれるんだ。1音ずつていねいに直すタイプ(Melodyne・RePitch)と、歌いながらリアルタイムで直すタイプ(Auto-Tune・Waves Tune Real-Time)があるよ。かけすぎると不自然になるから、少しずつ調整するのがコツだよ。

無料で使えるピッチ補正ソフトはある?

結論:あるよ。MAutoPitchは完全無料で軽くて使いやすいし、GSnap(Windows)も無料の定番だよ。Graillonは無料版でピッチ補正が使えて、フル版は買い切り29ドルほど。スマホだけで済ませたいならVolocoの無料枠が便利。まず無料で感じをつかんでから、もっと自然に仕上げたくなったら有料を検討すると失敗が少ないよ。

ケロケロ(オートチューン)効果と自然な補正は何が違うの?

結論:補正の「速さ(スピード)」の違いだよ。音程に引き寄せる速さを最速にすると、あの“ケロケロ”したエフェクトになって、ゆっくりにすると自然に整うんだ。Auto-Tuneは速さの調整で両方できるし、Melodyneは1音ずつ自然に直すのが得意。自然に直したいときはスピードを遅め、わざと効果を出したいときは速めにしてみてね。

スマホだけで音程補正できる?

結論:できるよ。Volocoのようなスマホアプリなら、iPhoneやAndroidで録音しながら自動でピッチ補正やハモリをかけられるんだ。基本は無料で使えて、こだわりたい機能はアプリ内課金になることが多いよ。パソコンのソフトほど細かくはいじれないけど、歌ってみたをサッと整えてSNSに上げたい人には十分便利だよ。

商用利用や「歌ってみた」での公開はOK?

結論:ツール自体の商用利用は、有料版を買えば基本OKなものが多いよ。ただし気をつけたいのは“曲”のほう。市販曲のカバーや「歌ってみた」を公開・配信するときは、楽曲の著作権(作詞作曲)の許諾が必要なことがあるんだ。投稿先がJASRACなどと包括契約しているかで変わるから、公開ルールは各プラットフォームで確認してね。自分のオリジナル曲なら自由に使えるよ。

歌声を別人の声に変える(変換)ツールとの違いは?

結論:このページは「自分の歌声のまま、音程だけを直す」ピッチ補正が主役だよ。声質ごと別人っぽく変えたいなら歌声変換(AIカバー)の記事、音源をパートごとに分けたいならステム分離の記事が向いてるよ。先にステム分離でボーカルだけ取り出してから補正すると、AIが音程を拾いやすくてキレイに直せることもあるんだ。