VOL. 402 2026 · JUNE ISSUE 分電盤交換 おすすめの依頼先・進め方

分電盤交換の費用相場と業者選びランキング

結論:分電盤(ブレーカーがまとまった盤)の交換は、戸建てで約6〜10万円、マンションで約5〜9万円が目安だよ(総額でおおよそ5.5〜10万円)。費用は「分電盤の種類(回路数・漏電ブレーカーやスマート機能の有無)・設置場所・既存の配線の状態・工事の規模」でほぼ決まるんだ。内訳は本体の機器代(約2〜4万円)+作業費+古い盤の撤去処分費+付随工事。交換の目安はおおよそ13年(業界団体の更新推奨は15年前後)で、ブレーカーがよく落ちる・盤が熱い・焦げや異音・1995年より前で漏電ブレーカーがないといったサインが出たら早めに考えてね。大事なのは、分電盤の交換は電気工事士の資格が必須でDIYはできないこと。感電や火災の危険があるから、必ず有資格の業者に頼むの。「費用の明朗さ/有資格と安全/対応の早さ/機能・安全性の向上/点検商法などトラブル回避」の5基準で、頼み先と進め方をランキングしたよ。

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  • 01費用の目安 — 戸建てで6〜10万円、マンションで5〜9万円。本体2〜4万円+作業費+撤去処分費が内訳なの
  • 02交換のサイン — 目安は13年。ブレーカーがよく落ちる・盤が熱い・焦げや異音が出たら早めに点検を
  • 03安全と注意 — 交換は電気工事士の資格が必須でDIY不可。無料点検からの高額契約は即決せず「188」だよ

01CHAPTER 01

分電盤交換はいくら?相場と「費用が決まる4要素」

結論:分電盤は、外から引き込んだ電気を各部屋の回路に分けて、安全に配るための盤だよ。アンペアブレーカー・漏電ブレーカー・部屋ごとの安全ブレーカーがまとまっているの。交換費用は、戸建てで約6〜10万円、マンションで約5〜9万円(総額でおおよそ5.5〜10万円)が目安。費用を決めるのは主に4つ。1つめが分電盤の種類(回路数が多い・漏電ブレーカーやスマート機能つきほど本体代が上がる)、2つめが設置場所(高所や狭い場所は手間がかかる)、3つめが既存の配線の状態(古い配線のやり直しが要ると加算)、4つめが工事の規模(回路の追加・100Vを200Vに・太陽光やEV充電対応などで増える)なんだ。内訳は本体の機器代(約2〜4万円)+交換の作業費+古い盤の撤去・処分費+付随工事費に分かれるよ。基本料金に何が含まれるかは業者で違うから、現地を見てもらったうえ「総額いくらか」を作業前に確認するのが鉄則だよ。

近い電気工事との切り分けはこうだよ。差込口を増やしたい・専用回路を引きたいなら→コンセント増設ブレーカーが落ちる原因が「漏電」っぽいなら→漏電調査・修理ネットの有線環境を整えたいなら→LAN配線工事。このページは「分電盤そのものを新しくする」のがテーマなの。費用の目安は下のカードにまとめたね。

本体の機器代

分電盤本体は約2〜4万円が目安。回路数が多い・漏電ブレーカーやスマート機能つきだと上がるよ。

交換の作業費

古い盤を外して新しい盤を取り付ける人件費。半日〜1日の工事で、設置場所が難しいと加算されるの。

撤去・処分費

外した古い分電盤の撤去と処分にかかる費用。見積もりに含まれているか確認しておこう。

回路の追加・200V化

回路を増やす・100Vを200Vにする工事が加わると費用は上がるよ。エアコンやIH用でよく出てくるの。

戸建ての目安

戸建て全体で約6〜10万円が目安。回路数や配線の状態、付随工事の有無で前後するんだ。

マンションの目安

マンションは約5〜9万円が目安。専有部の盤の交換が中心で、共用部は管理側の範囲になることも。

数字は「目安」だよ:分電盤交換の料金は回路数・漏電ブレーカーやスマート機能の有無・設置場所・既存配線の状態・付随工事で大きく幅があるんだ。同じ交換でも、回路を増やす・200Vにする・太陽光やEV充電に対応させるといった工事が加わると数万円単位で変わることも珍しくないの。人件費の高騰で費用は上がり気味だから、最新の料金は各業者の現地見積もりで必ず確認してね。

02CHAPTER 02

分電盤交換の依頼先・進め方ランキング7【2026年6月】

編集部が「費用の明朗さ・有資格と安全・対応の早さ・機能や安全性の向上・点検商法などトラブル回避」の5基準で、はじめてでも失敗しにくい順に頼み先と進め方をまとめたよ。分電盤の交換は電気工事士の資格が必須でDIYはできないから、「どこに頼むか」と「何を確認するか」がいちばん大事なの。費用と中身のバランスで選べるよう、フィルターも使ってみてね。金額はどれも目安で、回路数・配線の状態・付随工事によって変わるんだ。

目的で絞り込み
比較
1

地域の電気工事店に頼む(有資格・費用も明朗な王道)

資格者が直接来て、回路の増設や漏電ブレーカーの追加までまるごと相談できる——間に会社が入らないぶん料金にムダが出にくい安心ルートなの

費用 戸建て約6〜10万円・中間マージンが出にくい 向く人 確実に安く・電気まわりごと相談したい 注意 資格・登録と総額見積もりを確認
編集部おすすめ迷ったら
分電盤の交換は配線をさわる工事=電気工事士の独占業務だから、資格者が直接来てくれる地域の電気工事店・町の電気屋さんが、まず検討したい王道だよ。古い盤の取り替えはもちろん、回路の増設・漏電ブレーカーの追加・100Vを200Vへの切り替えまで、電気まわりをまるごと相談できるのが強み。間に入る会社がないぶん、料金にムダが出にくいんだ。費用は戸建てでおおよそ6〜10万円が目安(回路数や配線の状態で前後するよ)。選ぶポイントは2つ。1つは「電気工事士の資格や登録(登録電気工事業者など)があるか」、もう1つは「作業費・部材費・撤去処分費を分けた総額の見積もりを出してくれるか」。「ブレーカーがよく落ちる」「盤が熱い」といった気になる症状を伝えると、交換が要るかどうかから提案してくれるよ。あとで話す点検商法を避けるためにも、交換が必要な理由を具体的に説明してくれるかを先に確かめておくと安心なの。
4.8
比較
2

相見積もりで2〜3社を比べる(費用と含む工事の差を見る)

同じ交換でも回路数や付随工事で費用差は当たり前——総額と「どこまで含むか」まで比べるのが賢い使い方なの

費用 現地見積もり無料の業者も・総額に数万円差 向く人 費用を抑えたい・依頼先を迷っている 注意 安すぎは付随工事が別料金のことも
分電盤交換は、回路数や配線の状態、付随工事の有無で業者間の見積もり差が大きくなるの。だから依頼先を迷っているときや、費用を抑えたいときは2〜3社の相見積もりが効くんだ。比べるのは金額だけじゃなくて4点セット:①総額(本体+作業費+撤去処分費、回路追加が要る場合はその費用も) ②分電盤の種類と回路数(漏電ブレーカーやスマート機能の有無、今の暮らしに足りる回路数か) ③交換が必要な理由の説明(古い盤の状態を具体的に示してくれるか) ④出張費・キャンセル料の条件。電話で「築年数・今の盤のメーカーや回路数・気になる症状(よく落ちる・熱いなど)」を伝えると、現地調査の予約と概算を教えてくれる業者が多いよ。注意点は、安すぎる見積もりは「回路追加や撤去処分が別料金」で、あとから差が出ること。どこまで含むかを書面でそろえて比べてね。
4.6
比較
3

電気工事・リフォーム会社に関連工事とまとめて頼む(回路増設も一度に)

コンセント増設やエアコン・IHの200V化と一緒に頼める——足場や出張が一度で済んで、回路も今の暮らしに合わせて組み直せるの

費用 まとめ工事で割安・単発より総額は大きめ 向く人 増設や200V化も一緒にやりたい 注意 分電盤だけの費用も内訳で確認
「どうせなら、コンセントを増やす・エアコンやIH用に200Vにする・古い回路を組み直すのも一緒にやりたい」——そんなときは、電気工事会社やリフォーム会社にまとめて頼むのが向いているよ。分電盤の交換に合わせて、回路の追加・漏電ブレーカーの増設・200V化などを一度の工事で進められるから、出張や段取りが一回で済んで効率的なの。リフォームや増築、太陽光・EV充電器の設置と合わせるなら、なおさら相性がいいよ。注意点は2つ。1つは分電盤の交換だけの費用がいくらかを、まとめ見積もりの中でも内訳で確認すること(何にいくらかかっているかを見えるように)。もう1つは、窓口の担当と実際に工事する電気工事士が分かれることがあるので、資格者が施工するかを確かめておくこと。回路を今の暮らしに合わせて見直せるのは、まとめて頼む大きな値打ちなんだ。
4.4
比較
4

家電量販店・ホームセンターの工事受付を使う(窓口が分かりやすい)

店頭やネットで申し込めて窓口がはっきり——エアコンや家電の買い替えと同時に相談しやすいのが魅力なの

費用 分かりやすいが手配料が乗ることも 向く人 窓口が明確・買い替えと同時に頼みたい 注意 実際の施工者と対応範囲を確認
「近所の電気屋さんに心当たりがない」「窓口がはっきりしているほうが安心」という人には、家電量販店やホームセンターの工事受付という手があるよ。店頭やネットで申し込めて、料金や流れが分かりやすいのがメリット。エアコンやIHクッキングヒーターの買い替え・取り付けと同時に、200V化や分電盤まわりの相談をしやすいのも便利なところなの。注意したいのは、受付は店でも、実際の工事は提携の電気工事業者が来ることが多い点。だから誰が施工するか(電気工事士の資格があるか)と、対応できる工事の範囲・手配料や出張費が乗らないかを申し込み前に確認しておこう。大がかりな回路の組み直しは別途見積もりになることもあるから、やりたい工事を具体的に伝えると話が早いよ。手軽さと窓口の分かりやすさを重視する人に向いているの。
4.2
比較
5

寿命13年・交換サインが出たら早めに点検を依頼する(予防交換)

壊れてからの慌てた交換より、サインのうちに動くほうが安全で安く済む——焦げ・熱・異音は火災の前ぶれなの

費用 緊急対応より落ち着いて相見積もりできる 向く人 築13年以上・サインが気になる家 注意 焦げ臭い・熱いはすぐ業者へ
分電盤は消耗品で、住宅用の交換の目安はおおよそ13年(業界団体が更新をすすめる時期は15年前後)なの。だから「壊れて停電してから慌てて交換」より、サインが出たうちに早めに点検を頼む「予防交換」のほうが、落ち着いて相見積もりもできて結果的にお得だよ。交換を考えたいサインは、①電気を使いすぎていないのにブレーカーがよく落ちる盤の表面が熱い・変色や焦げがある「ジー」「バチバチ」など異音がするカバーのひび割れや変形1995年(平成7年)より前の古い盤で漏電ブレーカーが付いていない、の5つ。とくに焦げ臭い・熱いといった症状は火災につながることもあるから、その場合は様子を見ずにすぐ電気工事士のいる業者へ連絡してね。築13年を過ぎたら、ほかの電気工事のついでに盤の状態を見てもらうだけでも安心につながるよ。ブレーカーが落ちる原因が漏電のこともあるから、切り分けもあわせて相談してね。
4.0
比較
6

スマート分電盤・漏電ブレーカー増設で安全と機能を上げる

どうせ替えるなら、安全性や使い勝手も底上げ——古い盤の漏電ブレーカー追加や、太陽光・EV充電への対応もこのタイミングなの

費用 機能つきは本体代が上がるが安心も増す 向く人 古い盤・太陽光やEV充電を考えている 注意 必要な機能を見極めて選ぶ
分電盤を交換するなら、安全性や使い勝手を底上げするチャンスでもあるの。とくに1995年(平成7年)より前の古い盤で漏電ブレーカーが付いていない場合は、いまの安全基準に合わせて漏電ブレーカーを備えた盤へ更新するのが大切だよ。さらに最近は、スマホで電気の使用量を見られる・回路ごとの状態を確認できるスマート分電盤や、太陽光発電・蓄電池・EV(電気自動車)の充電に対応した盤もあるの。こうした機能つきの盤は本体代が上がるけれど、節電の見える化や、これからの設備の追加を見すえると値打ちがあるよ。注意点は、機能を欲ばりすぎないこと。今の暮らしと数年先の予定(太陽光やEVを入れる予定があるか)に合わせて、必要な機能と回路数を業者と相談して選んでね。回路を増やしたい・専用回路がほしいならコンセント増設とあわせて考えると、ムダなく組めるの。
3.9
比較
7

賃貸・分譲マンションは管理会社やオーナーに相談する(負担区分を確認)

自分で業者を呼ぶ前にまず一報——建物側の設備が原因なら、費用が管理側の負担になることもあるの

費用 建物側が原因なら管理側負担のことも 向く人 賃貸・分譲マンションに住んでいる 注意 勝手に進めず先に連絡する
賃貸や分譲マンションに住んでいるなら、分電盤のことで気になることがあっても、自分で業者を手配する前に、まず管理会社(賃貸なら大家さん、分譲マンションなら管理組合)に連絡してね。なぜなら、建物の共用部の設備や配線が原因の場合は、調査も交換も管理側の負担になることが多いから。勝手に進めると、本来は払わなくてよかった費用を負担してしまうこともあるんだ。とくに賃貸では、勝手に設備を交換すると契約違反や原状回復の対象になることもあるので注意してね。「ブレーカーがよく落ちる」「盤が熱い・焦げ臭い」といった安全に関わる症状は、放置せずすぐ管理会社へ伝えるのが大事。焦げ臭い・煙が出ているなど火災のおそれがあるときは、ためらわず消防(119)にも連絡を。どこまでが自分の負担で、どこからが建物側の負担かは物件で違うから、「どの場所で・どんな症状か」を具体的に伝えて、管理会社経由で進めるのがいちばん安心なの。
3.7

※ 評価は編集部による5基準(費用の明朗さ・有資格と安全・対応の早さ・機能や安全性の向上・点検商法などトラブル回避)の総合判断だよ(2026年6月時点)。金額は複数の公開料金情報をもとにした目安で、分電盤の種類・回路数・設置場所・既存配線の状態・付随工事・地域によって変わるの。分電盤の交換は電気工事士の資格が必要だから、正確な費用と工事の内容は、必ず資格のある電気工事業者の現地見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

依頼先選び(=失敗しない5基準)

このランキングは、分電盤交換でつまずきやすい5点を基準にしてるよ。分電盤は「安さ」だけで選ぶと、必要な工事が別料金だったり、資格や説明があいまいだったりして後悔しがちなの。安全に・納得して交換できるかまで見て選ぶのが大事なんだ。

① 費用は明朗?

本体代・作業費・撤去処分費・回路追加が要る場合の費用まで、作業前に総額を書面で示してくれる業者を選ぼう。

② 有資格で安全?

分電盤の交換は電気工事士の独占業務。資格や登録(登録電気工事業者など)があり、資格者が施工するかを確認してね。

③ 対応は早い?

焦げ・熱・異音など急ぐ症状にどれくらいで来てくれるか。現地調査の予約の取りやすさも確認ポイントだよ。

④ 機能・安全性は上がる?

漏電ブレーカーの追加や必要な回路数の提案があるか。今の暮らしや数年先まで見て選んでくれると安心なの。

⑤ 説明は誠実?

交換が必要な理由を具体的に説明してくれるか、即決を迫らず領収書を出してくれるか。点検商法を避ける見極めだよ。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どうすれば?」を一発で。住まいと目的にいちばん合う頼み先・進め方はこれだよ。

とにかく確実に・安く

ムダなく任せたい

推し地域の電気工事店

資格者が直接施工。中間マージンが出にくく相談もしやすいよ。

費用を比べて決めたい

納得して選びたい

推し2〜3社の相見積もり

総額・回路数・交換理由の説明まで含めて見比べてね。

増設や200V化も一緒に

まとめて済ませたい

推し電気工事・リフォーム会社

回路の組み直しまで一度の工事で。内訳の確認は忘れずに。

窓口が分かりやすいのがいい

買い替えと同時に

推し量販店・ホームセンター

店頭やネットで申込。施工者の資格と対応範囲を確認してね。

よく落ちる・熱い・焦げ臭い

早めに手を打ちたい

推しサインのうちに点検依頼

目安は13年。焦げ臭い・熱いは様子を見ずすぐ業者へ。

賃貸・分譲マンション

負担を間違えたくない

推しまず管理会社へ連絡

建物側が原因なら管理側の負担に。勝手に進めないでね。

ちなみに、電気まわりの悩みは「分電盤そのもの」か「回路や配線」かで打ち手が変わるの。差込口を増やしたい・専用回路を引きたいならコンセント増設、ブレーカーが落ちる原因が漏電っぽいなら漏電調査・修理、ネットの有線環境を整えたいならLAN配線工事のまとめが役に立つよ。「盤が古い・回路を増やしたい」なら、まずこのページの分電盤交換から、というのが王道なんだ。

05CHAPTER 05

分電盤の寿命・交換サインと点検商法への注意

交換の目安は13年——こんなサインが出たら点検を

結論:住宅用分電盤の交換の目安は、おおよそ13年なの。中のブレーカー類(配線用遮断器=安全ブレーカー、漏電遮断器=漏電ブレーカー)も、メーカーや業界団体が更新をすすめる時期は15年前後とされていて、住宅用は13年が一つの目安だよ。年数だけでなく、こんなサインが出たら交換を考えてね。①電気を使いすぎていないのにブレーカーがよく落ちる分電盤の表面が熱い・変色や焦げがある「ジー」「バチバチ」など異音がするカバーのひび割れや変形1995年(平成7年)より前の古い盤で漏電ブレーカーが付いていない。とくに焦げ臭い・熱いといった症状は火災につながることもあるから、様子を見ずにすぐ電気工事士のいる業者へ相談してね。ブレーカーがよく落ちる原因が漏電のこともあるから、切り分けもあわせて見てもらうと安心なの。

分電盤交換は電気工事士の資格が必須——DIYはできない

分電盤やブレーカーの交換は、電気工事士の資格がないとできないと法律で決まっていて、DIYでできる工程はないの。家庭の配線工事は第二種電気工事士の資格があれば行えるけれど、通電したままの活線作業は感電や火災のリスクがとても高くて、実務経験のない人がやるのはとても危険なんだ。無資格での工事は法律違反になるうえ、万一の火災のときに保険が適用されないこともあるの。自分でできるのは、ブレーカーの入切や、どの回路が落ちるかの確認くらいまで。交換そのものは、必ず資格を持つ電気工事業者に頼むのが、安全でいちばんの近道だよ。頼むときは電気工事士の資格や登録(登録電気工事業者など)を確認しておくと安心なの。

「無料点検」からの高額契約に注意

電気設備にまつわる工事では、「無料で点検します」と訪問してきて、不安をあおって高額な分電盤交換や工事を契約させる点検商法のトラブルが報告されているの。消費生活センターには、安い基本料金の広告や突然の訪問をきっかけにした電気トラブルの高額請求の相談が寄せられているよ。手口の特徴は3つ:①「無料点検」を入り口にする ②「このままだと火事になる・危険だ」と過度に不安をあおるその場で契約を迫り、即日工事を始めてしまう。対策はシンプルで、その場で契約を即決しないこと、交換が必要な理由を写真や具体的な状態で説明してもらうこと、作業前に総額を書面で確認すること。気になるなら、いったん持ち帰って別の業者にも見てもらおう。突然の訪問や電話勧誘がきっかけの契約は、条件を満たせば8日以内ならクーリングオフできる場合があるから、あわてて支払う前に確認してね。困ったときや、契約してしまって不安なときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談を。きちんとした業者は、点検結果の説明や見積もりへの質問を嫌がらないよ。

こんな点に気をつけてね

  • 1焦げ臭い・熱い・異音はすぐ業者へ(火災につながることも。目安は13年だけど、サインが出たら年数を待たずに点検を依頼してね)
  • 2交換は電気工事士の資格が必須・DIY不可(無資格は法律違反で感電や火災の危険。資格や登録のある業者に頼んでね)
  • 3無料点検→高額契約に注意・即決しない(交換理由は写真で確認、総額は書面で。8日以内ならクーリングオフできる場合も。困ったら「188」だよ)
依頼の前に確認することリスト:①電気工事士の資格・登録(登録電気工事業者など)があり、資格者が施工するか ②総額見積もり(本体+作業費+撤去処分費、回路追加が要る場合はその費用も)と書面の有無 ③交換が必要な理由を具体的に・写真で説明してくれるか ④今の暮らしに合う回路数・漏電ブレーカーの有無を提案してくれるか ⑤即決を迫らず領収書を出してくれるか。この5つを押さえれば、はじめてでも落ち着いて動けるよ。強引な勧誘や高額請求で困ったら、消費者ホットライン「188」に相談してね。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・分電盤交換の3ステップ

むずかしいことはないよ。今の盤の状態と症状を確認 → 資格のある業者で見積もり → 停電の段取りを決めて交換の3ステップ。

  1. 今の盤の状態と「気になる症状」をメモする:まず分電盤のメーカーや回路数(小さなスイッチの数)、設置場所、築年数を確認しよう。あわせて気になる症状(ブレーカーがよく落ちる・盤が熱い・変色や焦げ・異音・ひび割れ)と、これからやりたいこと(エアコンやIH用に200Vにしたい・回路を増やしたい・太陽光やEVを入れたい)もメモしておくと、見積もりがぐっと正確になるの。盤のフタを開けずに、外から見える範囲をスマホで撮っておくと、電話相談や見積もりの精度が上がるよ。焦げ臭い・熱いといった危険なサインがあるときは、メモより先に、その回路のブレーカーを切って業者へ連絡してね。
  2. 資格のある業者で、必要なら2〜3社の見積もりを取る:分電盤の交換は電気工事士の資格が必須だから、まず資格や登録(登録電気工事業者など)があるかを確認。地域の電気工事店・量販店やホームセンターの工事受付・電気工事やリフォーム会社が候補だよ。2〜3社に「築年数・今の盤のメーカーや回路数・気になる症状・やりたい工事」を伝えて、現地調査と概算を聞き比べよう。比べるのは総額・分電盤の種類と回路数・交換が必要な理由の説明・出張費やキャンセル料の4点。賃貸や分譲マンションの人は、業者を呼ぶ前にまず管理会社(大家さん・管理組合)に連絡してね(建物側が原因なら管理側の負担になることも)。
  3. 停電の段取りを決めて交換・動作確認まで:工事の当日は家全体の電気を止めるから、停電させる時間を業者と決めて、冷蔵庫や在宅ワークの段取りを整えておこう。作業は古い盤の撤去 → 新しい盤の取り付け → 回路ごとの動作確認の順で進むの。仕上げに、どんな盤に・どの回路をどう組んだかの説明を受け取っておこう。領収書や保証書も保管しておくと、あとで安心だよ。工事のあとは、ブレーカーがちゃんと入るか・各部屋の電気が使えるかを一緒に確認してね。気になることがあれば、保証の範囲で手直しをお願いできることもあるの。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

分電盤交換の費用相場はいくら?

結論:分電盤の交換は、戸建てで約6〜10万円、マンションで約5〜9万円が目安だよ(総額でおおよそ5.5〜10万円)。内訳は、①分電盤本体の機器代が約2〜4万円、②交換工事の作業費、③古い分電盤の撤去・処分費、④回路の追加や下地の補修などの付随工事費に分かれるの。費用が変わるのは主に、選ぶ分電盤の種類(回路数・漏電ブレーカーやスマート機能の有無)・設置場所・既存の配線の状態・必要な工事の規模だよ。古い盤で回路を増やす、100Vを200Vにする、太陽光やEV充電に対応させる、といった工事が加わると費用は上がるんだ。金額はどれも目安だから、現地を見てもらって作業前に総額の見積もりで確かめてね。

分電盤の交換時期・寿命の目安は?どんなサインが出たら交換?

結論:住宅用分電盤の交換の目安は、おおよそ13年なの。配線用遮断器(安全ブレーカー)も漏電遮断器(漏電ブレーカー)も、メーカーや業界団体が更新をすすめる時期は15年前後とされていて、住宅用は13年が一つの目安だよ。年数だけでなく、こんなサインが出たら交換を考えてね。①電気を使いすぎていないのにブレーカーがよく落ちる ②分電盤の表面が熱い・変色や焦げがある ③「ジー」「バチバチ」など異音がする ④カバーのひび割れや変形 ⑤1995年(平成7年)より前の古い盤で漏電ブレーカーが付いていない。とくに焦げ臭い・熱いといった症状は火災につながることもあるから、早めに電気工事士のいる業者へ相談してね。

分電盤交換は自分でできる?資格は必要?

結論:分電盤やブレーカーの交換は、電気工事士の資格がないとできないと法律で決まっていて、DIYでできる工程はないの。家庭の配線工事は第二種電気工事士の資格があれば行えるけれど、通電したままの活線作業は感電や火災のリスクがとても高くて、実務経験のない人がやるのはとても危険なんだ。無資格での工事は法律違反になるうえ、万一の火災のときに保険が適用されないこともあるの。自分でできるのは、ブレーカーの入切や、どの回路が落ちるかの確認くらいまで。交換そのものは、必ず資格を持つ電気工事業者に頼んでね。

分電盤交換の業者はどう選ぶ?依頼先はどこがある?

結論:いちばん筋がいいのは、第二種電気工事士などの資格者が直接来てくれる地域の電気工事店だよ。間に入る会社がないぶん料金にムダが出にくく、回路の増設や漏電ブレーカーの追加までまとめて相談できるの。ほかにも、家電量販店やホームセンターの工事受付、リフォーム会社・ハウスメーカーといった頼み先があるよ。選ぶときは、①電気工事士の資格や登録(登録電気工事業者など)があるか ②作業費・部材費・撤去処分費を分けた総額の見積もりを出してくれるか ③古い盤の状態や必要な回路数を見て提案してくれるか、を確認してね。迷ったら2〜3社の相見積もりで、金額と含む工事を見比べるのが安心だよ。

分電盤交換の工事時間・停電する時間はどのくらい?

結論:分電盤の交換そのものは、半日〜1日で終わることが多いよ。同じ場所・同じ回路数の盤に取り替えるだけなら数時間で済むこともあるけれど、回路を増やす・配線をやり直す・設置場所を変えるといった工事が加わると、1日がかりになることもあるの。作業のあいだは家全体の電気を止めるから、その時間は冷蔵庫や在宅ワークの段取りを考えておくと安心だよ。停電させる時間や、当日の流れ(古い盤の撤去→新しい盤の取り付け→回路ごとの動作確認)を、事前に業者へ確認しておこう。

悪質な点検商法・高額請求を避けるには?

結論:「無料で電気設備を点検します」と訪ねてきて、不安をあおって高額な分電盤交換や工事を契約させる、という点検商法のトラブルが報告されているの。対策はシンプルで、①その場で契約を即決しない ②点検結果や交換が必要な理由を、写真や具体的な状態で説明してもらう ③作業前に総額の見積もりを書面でもらう、の3つ。気になるなら、いったん持ち帰って別の業者にも見てもらってね。突然の訪問や電話勧誘がきっかけの契約は、条件を満たせば8日以内ならクーリングオフできる場合があるよ。困ったときや契約してしまって不安なときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談してね。