VOL. 394 2026 · JUNE ISSUE 漏電調査・修理 失敗しない頼み方

漏電調査・漏電修理の費用相場と頼み先ランキング

結論:漏電は、電気が本来の配線の外へ漏れ出てしまう状態で、放置すると感電や火災につながる危険なサインだよ。まず知っておきたいのは、名前の似た「漏水(水漏れ)」とは別物だということ。漏電は電気工事士や電気保安協会の管轄なの。費用の目安は、調査だけなら無料〜3万円(電気保安協会の調査は無料)、修理まで含めると1.7万〜6万円ほど。でもその前に、漏電ブレーカーが落ちたなら分電盤のブレーカー操作で「どの部屋が原因か」を0円で絞り込めるの。このページでは「費用と内訳のわかりやすさ・資格と原因特定力・安全と再発防止への対応・スピードと対応時間・高額請求リスクの低さ」の5基準で、漏電の調査・修理の頼み先をまとめたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01調査は無料〜3万円・修理込みで1.7万〜6万円が目安 — 電気保安協会の調査は無料。内訳をそろえて総額で比べてね
  • 02まずブレーカーでどの部屋か絞る — 安全ブレーカーを一つずつ入れて、漏電ブレーカーが落ちる回路が原因。0円でできるよ
  • 03修理は電気工事士の資格が必須 — 無資格のDIYは法律違反で感電・火災の危険。切り分けまでにしてプロへ

01CHAPTER 01

漏電の費用と、原因の調べ方

結論:まず大事な前提から。「漏電」は電気が本来の配線の外へ漏れ出ること、似た言葉の「漏水(水漏れ)」は水道の水が漏れることで、まったくの別物なの。漏電は感電や火災につながる電気のトラブルだから、頼む相手は電気工事士や電気保安協会だよ(水道代が急に上がった・メーターが回るといった症状なら、それは漏水のほう。漏水調査の費用相場と頼み先ランキングを見てね)。費用の目安は、調査だけなら無料〜3万円。地域の電気保安協会に頼めば調査は無料で、電気工事会社や専門業者だと5,000〜30,000円ほど、天井裏や床下まで踏み込むと高くなりがちなの。修理まで含めると、原因調査と作業費込みで1.7万〜6万円が相場だよ。人件費の高騰で費用は全体に上がり気味だから、見積もりでは「調査費・出張費・修理費」の内訳をそろえて比べてね。

もうひとつ知っておきたいのが、漏電ブレーカーが落ちたなら0円でできる切り分けがあること。分電盤の安全ブレーカーを一つずつ入れていって、漏電ブレーカーが落ちる回路が「漏電している部屋」なの(手順は後の3ステップでくわしく説明するよ)。ただし、見つけたあとの配線やコンセントの修理は電気工事士の資格が必須=無資格のDIYは法律で禁止だし、感電のおそれもあるの。切り分けまでにして、直すのはプロに任せてね。雨漏りで濡れた配線から漏電することもあって、その場合は雨漏り修理もセットで考える必要があるよ。

漏電調査(無料〜3万円)

電気保安協会なら無料、工事会社・専門業者は5千〜3万円が目安。難所(天井裏・床下)ほど高くなるの。

分電盤の調査

分電盤まわりを調べる費用は7,000〜8,000円が目安。どの回路が漏電しているかを切り分けるよ。

ブレーカー交換・修理

漏電ブレーカーや分電盤の交換は2万〜2.3万円が目安。古い設備の更新でよく出てくる費用なの。

配線の引き直し

傷んだ配線のやり直しは1か所2,000〜5,000円が目安。範囲が広いほど積み上がっていくよ。

コンセント・スイッチ交換

劣化や水濡れが原因なら、コンセントやスイッチの交換が3,000〜5,000円ほど。部分修理で済むことも。

セルフ切り分け(0円)

分電盤のブレーカー操作で「どの部屋が原因か」までは自分で絞れるの。修理はプロにバトンタッチ。

「漏電」と「漏水」は別物だよ:名前が似ていて混同しやすいけれど、漏電=電気漏水=水のトラブルなの。漏電は感電・火災につながるから電気工事士・電気保安協会へ、水漏れは水道屋さん・水道局へ。頼む相手も調べ方もまるで違うから、まず「どっちのトラブルか」を見分けるのが最初の一歩なの。

02CHAPTER 02

漏電の調査・修理の頼み先ランキング7【2026年6月】

編集部が「費用と内訳のわかりやすさ・資格と原因特定力・安全と再発防止への対応・スピードと対応時間・高額請求リスクの低さ」の5基準で、状況に合わせて選びやすい順に頼み先を並べたよ。今すぐ止めたいのか、まず無料で確かめたいのか、賃貸なのかで、最初に連絡すべき相手は変わるの。

目的で絞り込み
比較
1

電気工事会社(電気工事士が在籍・調査から修理までワンストップ)

資格者がその場で原因特定から修理まで仕上げてくれる

費用 調査込み1.7万〜6万円目安 強み 資格者が即修理できる 注意 出張費が別のことも
編集部おすすめ迷ったら
調査から修理まで一気に任せたいなら、電気工事士が在籍する電気工事会社が本命だよ。そもそも漏電の修理は電気工事士の資格が必須で、無資格のDIYは法律で禁止されているうえ感電・火災の危険があるの。資格者なら、原因の切り分けから分電盤・配線・コンセントの修理までを一本道で進められるのが値打ち。費用は調査込みで1.7万〜6万円が目安で、内訳はブレーカー交換で2万〜2.3万円、配線の引き直しが1か所2,000〜5,000円、コンセント交換が3,000〜4,000円ほど。地域密着の工務店が多くて、夜間・休日の対応力は店ごとに差があるから、急ぎのときは対応時間を先に確認してね。見積もりの内訳と、電気工事士の資格・登録(登録電気工事業者など)を確かめておくと安心。原因究明から再発防止まで、まとめて任せたい人にいちばんの選択肢だよ。
4.7
比較
2

地域の電気保安協会(無料の漏電調査で中立に原因を切り分け)

調査は無料。まず「本当に漏電か」を中立に確かめられる

費用 調査は無料 強み 中立・無料で原因切り分け 注意 修理は対応しない
「本当に漏電なのか不安」「まずは無料で見てほしい」なら、地域の電気保安協会が心強いよ。電力会社から委託されて住宅の電気設備を点検している中立の組織で、漏電調査は無料で受けられるの(戸建ての定期調査でもおなじみだね)。値打ちは、工事の売り込みがない中立の立場で、「どの回路で漏電しているか」を切り分けてもらえること。ただし調査のみで、修理は受け付けていないから、漏電が見つかったら別途、電気工事士のいる業者へ修理を頼む流れになるの。どこに相談していいか分からないときの最初の窓口として優秀で、結果を業者に伝えれば修理の見積もりもスムーズになるよ。不要な工事を勧められたくない・まず無料で確かめたい人にぴったりなの。
4.6
比較
3

比較・予約サイト(マッチング型)で電気工事業者に頼む(料金・口コミで選べる)

料金と口コミを見比べてから決められる

費用 料金を見比べて選べる 強み 口コミ・実績で比較 注意 資格・補償の確認を
「相場感がつかめないから、何社か見比べてから決めたい」なら、地域の電気工事業者を料金・口コミ・実績で見比べて予約できる比較・予約サイト(マッチング型)が使いやすいよ。値打ちは、事前に料金の目安と利用者の評価が見えること。漏電の修理は内容によって価格差が大きい分野だから、複数の候補を並べて検討できる安心感は大きいの。急ぎでなければ、2〜3社に相見積もりを出して、調査方法と内訳を比べるのがおすすめだよ。気をつけたいのは、登録業者によって資格・得意分野・万一のときの補償がまちまちなこと。予約前に「電気工事士の資格があるか」「出張費・キャンセル料の条件」「損害補償の有無」を確認してね。落ちたブレーカーの種類や、焦げ臭い・濡れているといった症状を先に伝えておくと、見積もりの精度も上がるの。費用を抑えつつ、納得して選びたい人にちょうどいい入り口だよ。
4.3
比較
4

24時間対応の電気トラブル業者(夜間・休日の急な漏電に)

深夜でも来てくれる、緊急時の駆け込み先

費用 夜間は割増のことも 強み 深夜・休日でも対応 注意 広告の最低料金に注意
焦げ臭い、ブレーカーが繰り返し落ちる、濡れた場所で電気がビリッとする——放置すると火災や感電につながる待ったなしの状況では、24時間対応の電気トラブル業者が頼りになるよ。電話一本で深夜や休日でも駆けつけてくれて、応急対応から修理まで進められるの。ただし、この分野は「基本料金◯◯円〜」の安い広告と実請求がかけ離れていたという相談が消費生活センターに寄せられている分野でもあるんだ。電話の段階で出張費・夜間割増・キャンセル料を確認して、作業前に必ず総額の見積もりをもらってね。その場で次々と高額な追加作業を提案されたら、即決せず断って大丈夫。実は、漏電している回路の安全ブレーカーを「切」にすれば、その回路だけ電気を止めて一晩しのげるから、深夜の割増料金で慌てず、翌朝に資格のある工事店へ頼む選択肢もあるよ。本当に今すぐ対処したい緊急時だけ、確認を怠らずに使うのがコツなの。
4.0
比較
5

管理会社・大家さんに連絡する(賃貸・マンションはまずここ)

責任区分と費用負担の整理が先——自己手配はNG

費用 負担区分で変わる 強み 共用部なら負担なしも 注意 自分で業者を呼ばない
賃貸やマンションで漏電に気づいたら、業者より先に管理会社(賃貸なら大家さん、分譲なら管理組合)へ連絡してね。建物の配線や設備は専有部と共用部で責任の区分が分かれていて、共用部の設備が原因なら、調査も修理も管理側の負担になることが多いの。自分で業者を手配して進めてしまうと、本来は払わなくてよかった費用を負担することになりかねないんだ。管理会社は提携の電気工事業者を持っていることが多く、建物の図面や過去の履歴も踏まえて動いてくれるから、結果的に対応も早いよ。応急策として、漏電している回路の安全ブレーカーを「切」にするのは自分でやってOK。焦げ臭い・煙が出ているなど火災のおそれがあるときは、ためらわず消防(119)にも連絡してね。集合住宅の漏電は「まず連絡」——これだけ覚えておけば大丈夫なの。
3.9
比較
6

契約している電力会社・送配電会社に相談する(引込線側のトラブルに)

電柱から家までの引込線側なら、電力会社の出番だよ

費用 引込線側は負担なしも 強み 停電・引込線の相談窓口 注意 屋内配線は自己手配
「停電したけれど近所は明るい」「メーターや引込線(電柱から家への線)のあたりが怪しい」というときは、契約している電力会社(送配電会社)へ連絡してみて。電柱からメーターまでの引込線側の不具合は、原則として電力会社側で対応してもらえることが多いの。場所によっては自己負担なしで解決することもあるよ。一方、メーターから家側(屋内配線・分電盤・コンセント)は所有者の管理範囲だから、調査・修理は自己負担で、電気工事士のいる業者に頼む流れになるの。どちら側が原因か自分で判断がつかないときも、まず電話してみれば切り分けてもらえるし、地域の電気保安協会や工事店を案内してくれることもあるよ。停電トラブルやメーターまわりの不安があるときの、お金をかけない最初の相談先として覚えておいて損なしなの。
3.7
比較
7

自分で漏電している回路を特定する(ブレーカー操作で0円切り分け)

業者を呼ぶ前の5分で、漏電している部屋までは絞れる

費用 0円 強み 今すぐ5分で切り分け 注意 修理は資格者だけ
漏電ブレーカーが落ちたとき、どの部屋が原因かは自分で0円・5分で絞り込めるよ。手順はかんたん。①分電盤の安全ブレーカー(小さなスイッチ)を全部「切」にする ②アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを「入」に戻す ③安全ブレーカーを一つずつ「入」にしていく。ある回路を入れた瞬間に漏電ブレーカーがまた落ちたら、その回路がつながっている部屋が漏電のサインなの。その回路だけ「切」にしておけば、ほかの部屋の電気は使えるよ。さらにその部屋の家電のプラグを一つずつ抜いていくと、原因の家電まで分かることも。ただし、見つけたあとの配線やコンセントの修理は電気工事士の資格が必須=無資格でいじるのは法律違反だし感電の危険があるの。切り分けまでにして、直すのは必ずプロへ。0円でできる、すべての出発点だよ。
3.5

※ 評価は編集部による5基準(費用と内訳のわかりやすさ・資格と原因特定力・安全と再発防止への対応・スピードと対応時間・高額請求リスクの低さ)の総合判断だよ(2026年6月時点)。費用は地域・建物の構造・配線の場所・原因で変わるから目安として見てね。電気保安協会の無料調査の範囲や条件は地域ごとに違うの。実際の金額・対応は、必ず見積もりと各窓口の公式情報で確認してね。

03CHAPTER 03

頼み先の選び方(=失敗しない5基準)

このランキングは、漏電対応でつまずきやすい5点を基準にしているよ。費用・資格と特定力・安全・スピード・高額請求リスクを順に確かめると、自分に合う頼み先がすっと決まるはず。

① 費用と内訳はわかりやすい?

調査費・出張費・修理費を分けて確認。調査は無料〜3万円、修理込みで1.7万〜6万円が目安だよ。

② 資格と原因特定力はある?

漏電の修理は電気工事士の資格が必須。資格者か、原因を切り分ける機材・経験があるかを確かめてね。

③ 安全・再発防止に対応できる?

感電・火災のリスクを抑え、原因の家電や劣化配線まで見て再発を防げるか。応急の止め方も教えてくれると安心。

④ スピードは必要?

焦げ臭い・繰り返し落ちるなら24時間対応へ。落ち着いて選べるなら該当回路を切って相見積もりでOK。

⑤ 高額請求のリスクは低い?

作業前の総額見積もり・即決させない姿勢・口コミを確認。怪しいと感じたら断って188に相談してね。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どこに連絡すれば?」を一発で。あなたの状況にいちばん合う頼み先はこれだよ。

漏電ブレーカーが落ちた

まず原因を絞りたい

推し自分でブレーカー切り分け

安全ブレーカーを一つずつ入れて、落ちる回路が原因の部屋。0円・5分で絞れるよ。修理はプロへ。

本当に漏電か不安

まず無料で見てほしい

推し地域の電気保安協会

調査は無料で中立。「漏電かどうか」を切り分けてくれるの。修理は別の業者へバトンタッチ。

焦げ臭い・繰り返し落ちる

今すぐ対処したい

推し該当回路を切って24時間業者

まず該当回路の安全ブレーカーを切る。総額見積もりを確認してから作業を。煙が出たら119。

調査から修理まで任せたい

一気に解決したい

推し電気工事会社(電気工事士)

資格者が原因特定から修理までワンストップ。調査込み1.7万〜6万円目安で再発防止まで頼めるの。

賃貸・マンション

負担を間違えたくない

推し管理会社・大家さん

専有部か共用部かで負担が変わるの。自己手配せず、まず連絡。該当回路は切ってOKだよ。

停電・近所は明るい

引込線側っぽい

推し契約している電力会社

電柱からメーターまでの引込線側は電力会社の対応に。負担なしで解決することもあるから先に連絡を。

水道代が急に上がった・メーターが回るなら、それは漏電ではなく漏水調査の出番だよ。コンセントの増設や交換そのものを考えているならコンセント増設・交換、配線の取り回しはLAN・配線工事もあわせてチェックしてみてね。

05CHAPTER 05

漏電対応のつまずき注意点

修理は電気工事士の資格が必須——無資格DIYは法律違反で危険

結論:漏電の切り分け(どの回路かを調べる)までは自分でできるけれど、配線・コンセント・分電盤の修理は電気工事士の資格が必要なの。無資格で手を出すのは法律で禁止されているうえ、感電や火災のリスクがとても高いんだ。「ネットの手順を見ればできそう」と思っても、通電したままの配線は本当に危ないから、原因の家電を抜く・該当回路のブレーカーを切るところまでにして、修理は資格のある業者へ。頼むときは電気工事士の資格や登録(登録電気工事業者など)を確認しておくと安心だよ。

「基本料金◯円〜」広告の高額請求——作業前の総額見積もりが命綱

電気の緊急対応も、水回りと同じく安い広告金額と実際の請求がかけ離れていたという相談が消費生活センターに寄せられている分野なの。自衛策ははっきりしていて、①作業前に総額の見積もりを書面でもらう ②その場で契約を急かされたら断る ③次々と高額な追加作業を提案されたら即決しない、この3つ。突然の訪問や電話勧誘がきっかけの契約は、条件を満たせばクーリングオフできる場合もあるよ。困ったら消費者ホットライン「188(いやや)」へ。慌てているときほど狙われやすいから、該当回路のブレーカーを切って一呼吸おくのが大事なの。

引込線側か屋内側かで、誰が直すか・費用負担が変わる

同じ電気トラブルでも、電柱からメーターまでの引込線側なら原則として電力会社(送配電会社)の対応、メーターから家側(屋内配線・分電盤・コンセント)なら所有者の負担、と分かれているの。停電したのに近所は明るい、メーターのあたりが怪しいといったときは、業者より先に契約している電力会社へ連絡すると、負担なしで解決することがあるよ。どちら側か分からないときも、電話で切り分けてもらえるから、まず相談してみてね。

賃貸・マンションの漏電は「自己手配しない」が鉄則

集合住宅では、配線や設備が専有部か共用部かで調査・修理の負担者が変わるよ。自分で業者を入れて進めてしまうと、本来は管理組合負担だった費用を自分で払うことになったり、原因の切り分けがこじれたりするの。まず管理会社・大家さん・管理組合へ連絡して、指示を待ってから動こう。応急策として、漏電している回路の安全ブレーカーを切るのは自分でやってOK。なお、雨漏りで濡れた配線から漏電が起きているなら、雨漏り修理もセットで考える必要があるの。原因が水のほうなら、頼む相手は漏水調査に変わるから、まず「電気か水か」を見分けてね。

依頼前のチェックリスト:①焦げ臭い・煙が出ているなど火災のおそれがあれば、ためらわず消防(119)へ ②漏電している回路の安全ブレーカーを「切」にして応急的に止める ③安全ブレーカーを一つずつ入れて、漏電ブレーカーが落ちる回路(部屋)を絞り込む ④賃貸・マンションは管理会社へ、停電・引込線側が怪しければ電力会社へ連絡 ⑤修理を頼むなら電気工事士の資格を確認し「調査費・出張費・修理費」の内訳をそろえて複数見積もり。高額請求かなと思ったら消費者ホットライン「188(いやや)」に相談できるよ。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・依頼前の3ステップ

むずかしいことはないよ。安全を確保する → ブレーカーで回路を絞る → 頼み先を決めて見積もりの3ステップ。順番どおりに進めると、ムダな出費なく安全に解決できるの。

  1. まず安全を確保する:焦げ臭い・煙が出ている・濡れた場所で電気がビリッとするなど火災や感電のおそれがあるときは、ためらわず消防(119)へ。そこまでではなくても、漏電が疑われる場所の家電のプラグは抜いておこう。濡れた手や濡れた場所でブレーカーや配線に触らないことも大事だよ。
  2. ブレーカーで漏電している回路を絞る:分電盤の安全ブレーカーを全部「切」にしてから、アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを「入」に戻し、安全ブレーカーを一つずつ「入」にしていくの。漏電ブレーカーがまた落ちた回路が、漏電している部屋。その回路だけ「切」にしておけば、ほかの部屋の電気は使えるよ。賃貸・マンションならこの段階で管理会社へ、停電・引込線側が怪しければ電力会社へ連絡してね。
  3. 頼み先を決めて見積もりを取る:まず無料で確かめたいなら電気保安協会、調査から修理までまとめたいなら電気工事士のいる工事会社、見比べて決めたいなら比較・予約サイト(マッチング型)へ。見積もりでは「調査費・出張費・修理費」の内訳と総額をそろえて2〜3社で比較して、作業前の総額提示と、電気工事士の資格・登録があるかも確認してね。この3ステップで、はじめてでも安心して進められるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

漏電の調査や修理の費用はいくらかかるの?

結論:漏電の調査だけなら無料〜3万円が目安だよ。地域の電気保安協会に頼むと調査は無料、電気工事会社や専門業者だと5,000〜30,000円ほどで、天井裏や床下まで調べると高くなりがちなの。修理まで含めると、原因調査と作業費込みで1.7万〜6万円くらいが相場だよ。内訳の目安は、分電盤の調査が7,000〜8,000円、ブレーカーの交換・修理が2万〜2.3万円、配線の引き直しが2,000〜5,000円、コンセントやスイッチの交換が3,000〜5,000円ほど。人件費の高騰で費用は上がり気味だから、どれも目安として見て、作業前に総額の見積もりを取ってね。

漏電しているか自分で確かめる方法はある?

結論:漏電ブレーカーが落ちたときなら、どの部屋が原因かを0円で絞り込めるよ。手順は、①分電盤の安全ブレーカー(小さなスイッチ)を全部「切」にする ②アンペアブレーカーと漏電ブレーカーを「入」に戻す ③安全ブレーカーを一つずつ「入」にしていく、の3ステップ。ある回路を入れた瞬間に漏電ブレーカーがまた落ちたら、その回路がつながっている部屋で漏電しているサインなの。その回路だけ「切」にしておけば、ほかの部屋の電気は使えるよ。さらにその部屋の家電のプラグを一つずつ抜いていくと、原因の家電まで分かることも。ただし、見つけたあとの配線やコンセントの修理は電気工事士の資格が必要だから、切り分けまでにして直すのはプロに任せてね。

漏電と漏水(水漏れ)はどう違うの?

結論:「漏電」は電気が本来の通り道(配線)の外へ漏れ出てしまうこと、「漏水」は水道の水が漏れることで、まったく別のトラブルなの。名前が似ているから混同しやすいけれど、漏電は感電や火災につながる電気の問題で、頼む相手は電気工事士や電気保安協会だよ。水道の水漏れは水道屋さんや水道局の管轄で、調べ方も対処もぜんぜん違うの。水道メーターのパイロットが回る・水道代が急に上がったといった症状なら、それは漏水のほうだから、漏水調査の調べ方をチェックしてみてね。ちなみに雨漏りで濡れた配線から漏電が起きることもあって、その場合は雨漏りの修理もセットで考える必要があるよ。

漏電を放置するとどうなるの?すぐ直すべき?

結論:漏電は放置すると感電事故や火災につながる、とても危険なサインだから早めの対処が大事だよ。焦げ臭いにおいがする、ブレーカーが繰り返し落ちる、濡れた場所で電気製品に触れるとビリッとする、といった症状があるときは特に注意してね。まずは漏電している回路の安全ブレーカーを「切」にして、その回路の電気を止めるのが応急策。そのうえで、電気工事士のいる業者か電気保安協会に相談してね。漏電の修理は資格が必要で、無理に自分でいじると感電の危険があるの。「様子を見る」より「早めにプロへ」が安全なの。

賃貸で漏電したら、まず何をすればいい?

結論:自分で業者を手配する前に、まず管理会社(賃貸なら大家さん、分譲マンションなら管理組合)に連絡してね。建物の共用部の配線や設備が原因なら、調査も修理も管理側の負担になることが多いの。勝手に進めると、本来は払わなくてよかった費用を負担してしまうこともあるんだ。応急策として、漏電している回路の安全ブレーカーを「切」にするのは自分でやってOK。焦げ臭い・煙が出ているなど火災のおそれがあるときは、ためらわず消防(119)にも連絡してね。戸建ての持ち家なら、契約している電力会社や地域の電気保安協会が相談先になるよ。

「基本料金◯円〜」の電気トラブル広告は大丈夫?

結論:表示どおりの金額で終わらないことがあるから、慎重に見てね。安い基本料金の広告を見て呼んだら、作業後に高額を請求されたという相談が消費生活センターに寄せられている分野なの。作業前に総額の見積もりを出さない、契約を急かす、次々と高額な作業を勧めてくる業者は断って大丈夫だよ。突然の訪問や電話勧誘がきっかけの契約なら、条件を満たせばクーリングオフできることもあるの。困ったら消費者ホットライン「188(いやや)」へ。電気工事は電気工事士の資格が必要だから、資格や登録(登録電気工事業者など)を確認しておくと安心なの。