VOL. 356 2026 · JUNE ISSUE 着物リメイク おすすめの頼み方

着物リメイクの料金相場と依頼先ランキング

結論:着物リメイクの費用は「何を作るか」でほぼ決まるよ。ワンピースで3〜6万円前後(平均3.5万円前後)、バッグや日傘なら1〜2.6万円程度、小物なら数千円〜が目安。これとは別に解き代・洗い代・材料費がかかる店が多いの。そして大前提が「切ったら元には戻せない」——形見や高そうな着物は、切る前に価値の確認と家族への相談をね。「仕上がりの品質/費用/手間/対応の幅/思い出の品への配慮」の5基準で、頼み方をランキングしたよ。

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  • 01相場の幅 — ワンピース3〜6万円・バッグ1万円台〜・小物数千円〜。解き代や洗い代が別のことが多いの
  • 02鉄則 — 切ったら戻せない。形見・高そうな着物は切る前に査定と家族相談、残り布は返してもらおう
  • 03納期 — 目安は約1ヶ月。七五三・成人式前の秋冬は混むから、使いたい日から逆算して早めにね

01CHAPTER 01

着物リメイクはいくら?相場と「費用の決まり方」

結論:着物リメイクの費用は「何を作るか × デザインの難易度 × 下処理」の3つで決まるよ。まず品目——いちばん人気のワンピースは3〜6万円前後、豪華な留袖・振袖からのドレスは6〜10万円程度バッグや日傘は1〜2.6万円程度、ポーチなどの小物は数千円〜が目安なの。次にデザイン——仮縫いつきのフルオーダーほど高く、型が決まったセミオーダーほど手頃。最後に下処理——着物をほどく解き代(1着2,000〜3,300円程度)洗い代、裏地・ファスナーなどの材料費が本体と別にかかる店が多いから、見積もりは総額で比べてね。

似たテーマとの区別はこうだよ。着物を売りたい→着物買取洗ってきれいに保管したい→着物クリーニング着物のまま着たい→着物の着付け洋服のサイズ直しをしたい→洋服のお直し洋服や小物に作り変えたい→このページ。品目別の目安は下のカードにまとめたね。

ワンピース・チュニック

3〜6万円前後・平均3.5万円前後が目安。リメイクのいちばん人気で、訪問着や小紋の柄がそのまま生きるの。仮縫いの有無で値段が変わるよ。

留袖・振袖のドレス

デザイン相談・型紙・仮縫いまで含めて6〜10万円程度が目安。結婚式の母親衣装や演奏会用に人気の本格フルオーダーだよ。

バッグ・日傘

バッグは1〜2.6万円程度、日傘は1.2万円〜が目安。トート型なら1万円弱の例も。制作は30日前後みておくと安心なの。

ポーチ・小物

数千円〜が目安。御朱印帳入れや数寄屋袋など3,000円前後の例もあるよ。形見を毎日持ち歩ける形にする入口にぴったりなの。

帯のリメイク

厚みと張りがあるからバッグやテーブルランナー向き。解き代は帯800〜1,650円程度と着物より手頃で、柄の存在感は抜群だよ。

解き代・洗い代(下処理)

解き代は着物1着2,000〜3,300円程度、丸洗いは2,000円前後〜。反物に戻して洗う「洗い張り」は1万円台で納期50日〜が目安なの。

数字は「目安」だよ:リメイク料金は生地の状態・デザインの難易度・職人の手間で1着ずつ変わるんだ。同じワンピースでも、仮縫いつきか・裏地を付けるか・シミを避ける柄取りが必要かで数万円動くことがあるの。だから「総額いくらか」「解き代・洗い代・材料費は込みか」を見積もりの段階で必ず確認してね。最新の料金は各工房の公式情報で確かめよう。

02CHAPTER 02

着物リメイクの頼み方ランキング7【2026年6月】

編集部が「仕上がりの品質・費用・手間・対応の幅・思い出の品への配慮」の5基準で、はじめてでも失敗しにくい順に頼み方をまとめたよ。作りたい物と予算で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。金額はどれも目安で、生地の状態やデザインによって変わるんだ。

目的で絞り込み
比較
1

着物リメイク専門店でフルオーダーする(ワンピース・ドレスの王道・仮縫いつき)

デザイン相談から仮縫いまで職人と一緒に——大切な1着を体に合う1着に作り直す王道ルートなの

費用 ワンピース3〜6万円前後が目安 向く人 形見・思い入れの強い着物 注意 解き代・洗い代が別の店が多い
編集部おすすめ迷ったら
母の訪問着をワンピースに、祖母の留袖を式典用のドレスに——思い入れの強い着物ほど、リメイク専門店のフルオーダーが安心だよ。デザイン相談から型紙起こし、仮縫いでの体型合わせ、縫製まで職人が伴走してくれるから、「イメージと違った」が起きにくいの。費用はワンピースで3〜6万円前後、留袖からのドレスで6〜10万円程度が目安。シミや黄ばみは柄の取り方で避けたり隠したりできるから、長く眠っていた着物でも相談する価値があるんだ。確認したいのは総額——解き代(2,000〜3,300円程度)・洗い代・裏地などの材料費が本体と別の店が多いから、見積もりで「全部でいくらか」を聞いてね。納期は約1ヶ月、秋冬の繁忙期はもっとかかるから早めの相談が吉だよ。
4.7
比較
2

宅配・郵送リメイクに送る(全国対応・近くに店がなくてもOK)

着物は軽くて送りやすい——写真とメールの相談で、全国どこからでも専門工房に頼めるの

費用 店舗オーダーとほぼ同水準だよ 向く人 近くに専門店がない・非対面派 注意 採寸は自己申告・寸法表を正確に
手軽さ◎
リメイク専門店は都市部に集中しているから、「頼みたいけど近くにない」が実はいちばん多い悩みなの。そんなときは郵送対応の専門工房が頼れるよ。流れはかんたんで、写真を送って相談→着物を郵送→メールや電話でデザイン決め→仕上がりが届く。料金は店舗オーダーとほぼ同水準で、ワンピース3〜6万円前後が目安だよ。気をつけたいのは3点:①採寸が自己申告になるから、寸法表は説明どおりていねいに測る(不安なら仮縫いを郵送でやりとりできる工房を選ぶ)②送るときの補償——形見の着物は追跡と補償のある発送方法で ③仕上がりイメージのすり合わせ——参考写真を渡して、デザイン・寸法・納期をメールの文面で残しておくこと。この3つを押さえれば、地方からでも専門店品質で作れるんだ。
4.5
比較
3

定番デザインのセミオーダーで作る(型が決まっている分、手頃で早い)

人気の型から選んで生地だけ持ち込む——フルオーダーより1〜2万円安く、納期も読みやすいの

費用 ワンピース2万円台〜の例も 向く人 費用を抑えて洋服にしたい 注意 細かいデザイン変更は不可も
「フルオーダーは予算オーバー、でも既製品じゃ意味がない」——そんなときの現実解がセミオーダー(パターンオーダー)だよ。工房が用意した定番の型(チュニック・Aラインワンピース・ベストなど)から選んで、生地に手持ちの着物を使う方式なの。型紙起こしと仮縫いを省ける分、ワンピースで2万円台〜と手頃で、納期も読みやすいんだ。トートバッグなど小物の定番メニューなら1万円弱の例もあるよ。トレードオフは自由度——丈や袖の細かい変更、凝ったデザインには対応できないことが多いの。だから「定番の形でいいから、この柄を日常で着たい」という人にぴったり。サイズ展開(S/M/Lなど)と、自分の体型が型に合うかだけは注文前に確認してね。
4.3
比較
4

バッグ・日傘・小物にリメイクする(手頃に毎日使える形見に)

1〜2万円台で「毎日持ち歩ける形見」に——サイズ合わせ不要で失敗が少ない人気ルートなの

費用 日傘1.2万円〜・バッグ1〜2.6万円 向く人 洋服は着ないけど形に残したい 強み 帯の活用先としても一番人気
「洋服にしても着る機会がなさそう」——それならバッグ・日傘・小物へのリメイクがいちばん現実的だよ。日傘は1.2万円〜(制作30日前後)、バッグは型によって1〜2.6万円程度、ポーチや御朱印帳入れなら数千円〜が目安。洋服と違ってサイズ合わせがいらないから失敗が少なく、毎日持ち歩けるのがうれしいの。とくに帯はバッグと相性抜群——厚みと張りがあって型崩れしにくく、金襴の柄がそのまま主役になるんだ。1着の着物からバッグ+ポーチ+日傘と家族の人数分の小物を作って分ける使い方も人気だよ。注文時は、内布・持ち手などの材料費が込みかと、残り布を返してもらえるかを確認してね。日傘はUV加工の有無もチェックポイントなの。
4.1
比較
5

仕立て直し・洗い張りで着物のまま生かす(寸法直しで次の代へ)

切らずに反物へ戻して仕立て替える——「いつかまた着るかも」を残せる唯一の選択肢なの

費用 洗い張り1万円台+仕立て代 向く人 着物のまま着たい・譲りたい 注意 納期50日〜と長め・要逆算
「切ってしまうのはやっぱり迷う」——その気持ち、大事にしていいんだよ。着物は直線裁ちだから、ほどいて反物に戻し、洗って仕立て替える「洗い張り+仕立て直し」ができる、洋服にはない構造なの。洗い張りは1万円台(納期50日〜)が目安で、これに仕立て代が加わるよ。母から娘へ寸法を直して譲る、サイズの合わなくなった着物を自分サイズに直す、八掛(裾裏の布)を替えて印象だけ変える——どれも着物のまま生かす道なんだ。リメイクと違って後戻りできるのが最大の強み。直したあとのお手入れは着物クリーニング、着る機会づくりは着物の着付けの記事が役に立つよ。「着る予定はないけど手放したくない」なら、まず洗ってきれいに保管しておく手もあるの。
3.9
比較
6

洋服のお直し店・ハンドメイド作家に相談する(部分使いで小さく試す)

襟やポケットの「部分使い」から1点物のオーダーまで——身近な窓口で小さく始められるの

費用 部分使いなら数千円〜が目安 向く人 まず小さく試したい人 注意 着物の扱い経験は店ごとに差
「専門店に頼むほどじゃないけど、何かに使いたい」なら、身近な洋服のお直し店や、個人のハンドメイド作家に相談する道もあるよ。手持ちの服の襟・ポケット・裏地に着物地をあしらう「部分使い」なら数千円〜で試せるし、ハンドメイド作品のオーダーマーケットには着物地の洋服や小物を得意にする作家がたくさんいて、既製のリメイク服を買って雰囲気を確かめることもできるの。気をつけたいのは経験の差——正絹は滑りやすく扱いが難しい生地だから、着物地の実績(作品例・口コミ)を必ず確認してね。個人間のオーダーは、デザイン・納期・キャンセル条件を文面で残しておくとトラブルを防げるよ。洋服のサイズ直し全般の頼み方は洋服のお直しの記事にまとめてあるから、あわせて見てみてね。
3.8
比較
7

自分でリメイクする(費用最小のDIY・ほどきと洗いから)

材料費だけで作れる費用最小ルート——ただし正絹の水洗いは縮みと色滲みに要注意なの

費用 材料費のみ・数百円〜数千円 向く人 裁縫が好き・気軽な着物で試す 注意 正絹の水洗いは縮む危険大
裁縫が好きなら、自分でリメイクがいちばん安くて自由だよ。費用は糸や接着芯などの材料費だけ。着物は直線裁ちだから生地が無駄なく取れて、帯からのバッグやポーチ、かんたんなチュニックは直線縫い中心で初心者でも形になるの。日傘の手作りキットを使う手もあるよ。成功のカギは下準備——縫い目をリッパーで少しずつほどき、洗うときは目立たない端で縮みと色落ちを必ずテスト。とくに正絹は水で縮みやすく、色が滲むと元に戻せないから、最初はウールや木綿の普段着物で練習するのが鉄則なんだ。アイロンで布目を整える「地直し」までやると仕上がりが見違えるよ。形見や高そうな着物でのぶっつけ本番だけは避けて、大事な1着は1位の専門店に任せてね。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(仕上がりの品質・費用・手間・対応の幅・思い出の品への配慮)の総合判断だよ(2026年6月時点)。金額は複数の公開料金情報をもとにした目安で、生地の状態・デザインの難易度・店や工房によって大きく変わるの。解き代・洗い代・材料費・送料の扱いも店ごとに違うから、正確な内容は必ず各店の公式情報と見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

頼み先選び(=失敗しない5基準)

このランキングは、着物リメイクでつまずきやすい5点を基準にしてるよ。一度切ったら戻せない品物だからこそ、「どこに・どう頼むか」がほとんどを決めるの。

① 仕上がりの品質は?

仮縫いの有無・着物地の縫製実績・作品例の量を見てね。滑りやすい正絹をきれいに縫えるかは経験がものを言うの。

② 費用は明朗?

本体価格に解き代・洗い代・裏地などの材料費が含まれるかで総額が万単位で変わるよ。見積もりは「総額」で比べよう。

③ 手間と通いやすさは?

対面なら相談と仮縫いで2〜3回通うことも。近くに店がなければ郵送対応の工房が便利だよ。採寸方法も確認してね。

④ デザイン・品目の幅は?

洋服が得意な店、バッグ・日傘が得意な店と、工房ごとに得意分野が違うの。作りたい物の作品例がある店を選ぼう。

⑤ 思い出の品への配慮は?

預かり中の保管・進捗連絡・残り布の返却。ここをていねいに約束してくれる店は、形見を任せても安心なんだ。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どれで頼めば?」を一発で。作りたい物と予算にいちばん合う頼み方はこれだよ。

母の訪問着をワンピースに

大切な1着を確実に仕上げたい

推し専門店のフルオーダー

仮縫いつきで体に合うの。シミも柄取りで避けられるよ。

近くに専門店がない

地方からでも専門品質で

推し宅配・郵送リメイク

写真相談→郵送でOK。寸法表だけていねいに測ってね。

費用を抑えて洋服にしたい

2万円台で日常着に

推しセミオーダー

定番の型なら手頃で早いの。サイズ展開だけ確認してね。

毎日使える形見がほしい

洋服は着ないけど形に残す

推しバッグ・日傘・小物

サイズ合わせ不要で失敗が少ないの。帯はバッグと相性抜群。

着物のまま着たい・譲りたい

切らずに次の代へつなぐ

推し洗い張り+仕立て直し

反物に戻して仕立て替え。後戻りできる唯一の道なの。

まず小さく試したい

数千円から雰囲気を確かめる

推しお直し店の部分使い・DIY

襟やポケットの部分使いから。普段着物ならDIYもありだよ。

ちなみに、タンスの着物の出口は「売る・洗って保管・着る・作り変える」の4叉路なの。値段がつきそうな着物を手放すなら着物買取、きれいにして取っておくなら着物クリーニング、着る機会を作るなら着物の着付け、そして思い出を日常で使う形に変えるのがこのページ。迷ったら「売れる価値があるか」を先に確かめてから決めると、後悔がないんだ。

05CHAPTER 05

後悔しないための注意点——切る前に読んでね

切ったら元には戻せない——まず「価値の確認」と「家族への相談」

結論:着物リメイクでいちばん大きな後悔は、仕上がりではなく「切ってから価値や思い入れに気づくこと」なの。作家物や有名産地の着物、状態のいい振袖・訪問着は、売ると思わぬ値段がつくことがあるから、リメイクするか迷う品は先に無料査定で価値を知ってから決めても遅くないよ(売り方は着物買取の記事にまとめてあるね)。そして形見の着物は、切る前に家族へひと声。「あの着物、残しておきたかった」のすれ違いは、相談ひとつで防げるんだ。リメイクすると決めたら、残り布も必ず返してもらって保管——お直しや小物の追加製作に使えるよ。

正絹は水に弱い——自分で洗うときの注意

着物リメイクの失敗でいちばん多いのが、下準備の水洗いでの事故だよ。正絹(シルク100%)は水分で繊維が縮みやすく、濡れた状態でこすると表面が毛羽立って元に戻せなくなるの。染色によっては水で色が滲んで柄がぼやけることもあるんだ。自分で洗うなら、目立たない端切れで縮み・色落ちのテストをしてから、押し洗いでやさしく。不安なら、ほどきと洗いだけプロ(解き代2,000〜3,300円程度+洗い代)に任せて、縫製だけ自分でやる組み合わせもできるよ。リメイク後の服のお手入れも同じ理由でドライクリーニングが基本。日常的に洗いたい物は、ウール・木綿・ポリエステルの着物で作るのが向いてるの。

オーダー品は原則キャンセルできない——仕様は文面で残そう

リメイクは1点物のオーダーメイドだから、製作が始まってからのキャンセル・返品は原則できないと考えてね(通信販売やオーダー品は、訪問販売と違ってクーリングオフの対象外が基本なの)。だからこそ、注文前のすり合わせが大事——①参考写真つきでデザインを共有 ②寸法・納期・総額(解き代・材料費込みか)を見積書やメールの文面で残す ③仮縫いや途中写真の確認タイミングを決めておく、の3つで「イメージと違う」をほぼ防げるよ。万が一、説明と明らかに違う仕上がりなどで困ったら、ひとりで抱えず消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談してね。

納期は約1ヶ月〜——秋冬の行事シーズンは前倒しで

リメイクの納期は約1ヶ月が目安で、洗い張りを挟むと50日以上かかることもあるの。注意したいのが繁忙期——七五三・成人式の前後(10〜12月と1月以降)は着物のお手入れやリフォームの依頼が集中して、納期がぐっと先になりやすいんだ。「結婚式でドレスとして着たい」「夏に日傘を使いたい」など使いたい日が決まっているなら、2〜3ヶ月前には相談を始めるのが安心。仕上がり時期は注文時に必ず確認して、余裕のない持ち込みは避けようね。

こんな点に気をつけてね

  • 1迷う着物は切る前に査定と家族相談(作家物・状態のいい着物は売る価値があることも。切ったら戻せないから順番が大事だよ)
  • 2正絹を自分で水洗いしない(縮み・色滲み・毛羽立ちは元に戻せないの。洗いはテストするかプロに任せてね)
  • 3仕様と総額は文面で残す(オーダー品はキャンセル原則不可。デザイン・寸法・納期・解き代込みの総額をメールで確認しよう)
注文前に確認することリスト:①その着物の価値(迷うなら先に無料査定)と家族の気持ち ②総額(解き代・洗い代・材料費・送料込みか) ③仮縫い・途中確認の有無と納期 ④残り布を返してもらえるか ⑤仕上がり後のお手入れ方法(洗濯表示)。この5つを押さえれば、はじめてでも安心して任せられるよ。困ったことが起きたら、消費者ホットライン「188」も思い出してね。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・着物リメイク注文の3ステップ

むずかしいことはないよ。着物を選んで状態と価値を確認 → 作りたい物を決めて2〜3か所で見積もり → 仕様を文面で残して注文の3ステップ。

  1. 着物を選んで、状態と価値を確認する:まずリメイクしたい着物を出して、シミ・カビ・生地の弱りをチェック。広範囲のカビや裂けがあると難しいこともあるから、状態は写真に撮っておこう。作家物・有名産地・状態のいい着物は売る価値があるかもしれないから、迷う品は着物買取の無料査定で先に価値を確かめてね。形見なら家族にもひと声。「この子はリメイク、この子は保管」と仕分けるところがスタートだよ。
  2. 作りたい物と予算を決めて、2〜3か所で見積もりを比べる:ワンピースなら3〜6万円前後、バッグ・日傘なら1〜2.6万円程度、小物なら数千円〜——2章のランキングを参考に頼み方を決めて、2〜3か所の工房に写真つきで相談してみよう。比べるのは「総額(解き代・洗い代・材料費込みか)・仮縫いの有無・納期・着物地の作品例」の4点。郵送の場合は発送時の補償採寸方法も確認してね。使いたい日があるなら2〜3ヶ月前に動くのが安心だよ。
  3. 仕様を文面で残して注文→仕上がり確認:デザイン(参考写真)・寸法・納期・総額を見積書やメールの文面で残してから正式注文。オーダー品は途中キャンセルが原則できないから、ここがいちばん大事なの。仮縫いや途中写真の確認があれば遠慮なく希望を伝えて、仕上がったら寸法と縫い目をその場でチェック残り布は返してもらって保管しておくと、ほつれ直しや小物の追加製作に使えるよ。お手入れ方法(ドライ推奨か)も聞いておこうね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

着物リメイクの料金はいくらくらい?

結論:何を作るかでほぼ決まって、ワンピースで3〜6万円前後(平均3.5万円前後)、留袖や振袖からのドレスは6〜10万円程度、バッグは1〜2.6万円程度、日傘は1.2万円〜、ポーチなどの小物は数千円〜が目安だよ。これとは別に、着物をほどく「解き代」(着物1着2,000〜3,300円程度)や洗い代、裏地・ファスナーなどの材料費がかかる店が多いの。料金は店やデザインの難易度でけっこう変わるから、見積もりで総額を確認してね。

仕上がりまでどれくらいかかる?

結論:約1ヶ月が目安だよ。日傘やバッグは30日前後、ほどいて反物に戻して洗う「洗い張り」を挟むと50日以上かかることもあるの。気をつけたいのは秋冬の繁忙期——七五三や成人式の前後(10〜12月と1月以降)は着物のお手入れやリメイクの依頼が混み合って、納期がぐっと先になりやすいんだ。「この日に使いたい」が決まっているなら、2〜3ヶ月前には相談を始めると安心だよ。

シミや汚れのある着物でもリメイクできる?

結論:多くの場合できるよ。リメイクは生地を裁ち直すから、シミの部分を避けて柄を取ったり、縫い目の内側に隠したりできるのが強みなの。長く保管していた着物のシミ・黄ばみ・たたみジワは、むしろリメイクのよくあるきっかけなんだ。ただし広い範囲のカビや、生地そのものが弱って裂けやすくなっている場合は難しいこともあるよ。捨てる前に、まず写真を撮って専門店に相談してみてね。

リメイクした洋服は自分で洗濯できる?

結論:正絹(シルク100%)の着物から作った服は、原則自分で水洗いしないでね。絹は水分で縮みやすく、濡れた状態の摩擦で毛羽立ちやすくて、染色によっては色が滲んで元に戻せなくなることがあるの。お手入れはドライクリーニングが基本だよ。ふだん気軽に洗いたいなら、ウールや木綿・ポリエステルの着物を選ぶか、注文のときに「洗える仕立てにしたい」と相談しておくと安心なんだ。

形見の着物や高そうな着物を切ってしまって大丈夫?

結論:一度切ったら元の着物には戻せないから、その前に2つだけ確認してね。1つめは価値——作家物や有名産地の着物、状態のいい着物は、売ると思わぬ値段がつくことがあるの。リメイクするかどうか迷う品は、先に無料査定で価値を知ってから決めても遅くないよ。2つめは家族——思い出の着物は、切る前にひと声かけておくと後悔やすれ違いを防げるんだ。リメイクすると決めたら、残り布も返してもらって保管しておくと、お直しや小物作りに使えるよ。

自分でリメイクするときのコツは?

結論:「ほどく→洗う→地直し」の下準備をていねいにやるのが最大のコツだよ。縫い目はリッパーで少しずつほどいて、生地を引っぱらないこと。洗うときは目立たない端で縮みと色落ちを必ずテストしてね——とくに正絹は水で縮みやすく色も滲みやすいから、最初はウールや木綿の着物、作る物は帯からのバッグやポーチなど直線縫い中心の小物から始めるのがおすすめなの。高そうな着物や形見でのぶっつけ本番は避けて、大事な1着はプロに任せよう。