VOL. 485 2026 · JUNE ISSUE 羽アリの正体と対処ガイド

羽アリの見分け方と駆除の頼み先ランキング

結論:羽アリ対策の第一歩は、駆除でも殺虫剤でもなく「正体の見分け」だよ。シロアリの羽アリなら家の土台に巣があるサイン黒アリの羽アリなら家への実害はほぼなし——同じ羽アリでも深刻度がまるで違うの。見分けは触角(まっすぐ数珠状か・くの字か)・羽(4枚同じ大きさか・前が大きいか)・胴体(寸胴か・くびれありか)の3点でできるよ。いま大量発生していても、殺虫スプレーをまくのはちょっと待って——シロアリだった場合、群れが散って被害が広がるおそれがあるの。応急処置は掃除機で吸って窓を閉める。そのうえでシロアリの疑いがあれば無料の床下調査(バリア工法の駆除は1㎡あたり約1,200〜3,000円が目安)へ進もう。「正体の確定・即効性・根本解決・費用の納得感・安全さ」の5基準で、7つの対処・頼み先を比べたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01見分け方 — 触角まっすぐ・羽4枚同大・寸胴ならシロアリ、触角くの字・前羽が大きい・くびれありなら黒アリ。窓際に羽だけ大量に落ちていたらシロアリのサインだよ
  • 02応急処置 — 窓を閉めて掃除機で吸うのが正解。殺虫スプレーの乱用は、シロアリだと群れが散って逆効果になるおそれがあるの
  • 03費用と安全 — シロアリ調査は無料の業者が多く、駆除はバリア工法で1㎡約1,200〜3,000円が目安。アポなしの「無料点検」訪問は点検商法に注意——クーリングオフ8日、困ったら188へ

01CHAPTER 01

その羽アリ、シロアリ?黒アリ?——3点で見分けられるよ

結論:羽アリの正体は「触角・羽・胴体」の3点で見分けられるの。シロアリの羽アリは、触角がまっすぐな数珠状・4枚の羽がほぼ同じ大きさ・胴体はくびれのない寸胴黒アリの羽アリは、触角がくの字に曲がり・前の羽が後ろより大きく・胸と腹の間にはっきりしたくびれがあるよ。シロアリの羽は触れただけで抜けるほど取れやすいから、窓際や風呂場に羽だけが大量に落ちているのもシロアリの有力なサインなんだ。

正体が分かったら、進む先はこうだね。シロアリだった→シロアリ駆除で床下調査と駆除の話へ、黒アリだった→アリ駆除で巣ごと対策へ。このページは「まだどちらか分からない・いま大量発生して困っている」段階の見分けと初動を最短で案内するよ。発生時期もヒントになるから、下のカードと合わせて見てね。

触角で見る

シロアリはまっすぐな数珠状、黒アリは「く」の字に曲がるの。スマホで接写すると分かりやすいよ。

羽で見る

シロアリは4枚ほぼ同じ大きさで抜けやすい。黒アリは前の羽が大きく後ろが小さいの。羽だけ大量に落ちていたらシロアリを疑ってね。

胴体で見る

シロアリはくびれのない寸胴、黒アリは胸と腹の間がきゅっとくびれているよ。3点のうち2点合えばほぼ確定なの。

4〜5月の昼・雨上がり

ヤマトシロアリの羽アリの時期。昼間、雨上がりにいっせいに飛ぶの。風呂場や玄関まわりから湧いたら要注意だよ。

6〜7月の夕方〜夜

イエシロアリの羽アリの時期。夜、灯りに集まる習性があるの。被害が大きくなりやすい種類だから早めに調査してね。

6月〜秋

黒アリの羽アリのシーズン。新しい巣作りのための飛行で、家の木材を食べる心配はないの。侵入対策が中心になるよ。

「家の中から湧いた」か「外から入った」かも大事:風呂場・洗面所・柱の隙間など家の中から羽アリが出てくるなら、建物内に巣がある可能性が高くてシロアリの疑いが強まるの。窓や玄関から入ってくるなら、外で飛び立った羽アリが灯りに引かれただけのことも多いよ。発生場所のメモと写真が、このあとの判断をぐっと早くしてくれるんだ。

02CHAPTER 02

羽アリが出たときの対処・頼み先ランキング7【2026年6月】

編集部が「正体の確定につながるか・いまの発生を止められるか・根本解決と再発防止・費用の納得感・安全さ」の5基準で、後悔しにくい順に対処と頼み先をまとめたよ。羽アリの正体と状況で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。金額はどれも目安だよ。

目的で絞り込み
比較
1

シロアリ専門業者の無料調査を受ける(床下まで見て正体を確定)

羽アリの正体も床下の被害も、プロが見ればその日に分かる——疑いがあるなら最初にここへつなぐのが近道なの

費用 調査・見積もり無料の業者が多いよ 向く人 寸胴・触角まっすぐの羽アリを見た人・羽だけ落ちていた人 注意 その場で契約せず2〜3社比べてね
編集部おすすめ迷ったら
シロアリの疑いが少しでもあるなら、まずこれだよ。シロアリ専門業者の床下調査無料の業者が多くて、羽アリの実物や写真を見せれば正体の判定から、床下の蟻道(ありみち)・食害の有無まで1〜2時間ほどで確かめてくれるの。羽アリは「成熟した巣が近くにある」サインだから、出た場所と日付のメモ+数匹の写真を用意して見てもらおう。駆除が必要になった場合の費用は、薬剤を床下に散布するバリア工法で1㎡あたり約1,200〜3,000円(坪約6,000〜10,000円)、毒餌を外周に埋めるベイト工法は1mあたり約3,000〜5,000円+年間管理費が目安。調査当日の即決はせず、見積書をもらって2〜3社比べるのが、適正価格で頼むいちばんの近道なの。工法の違いや保証の見方はシロアリ駆除で詳しく解説しているよ。
4.8
比較
2

掃除機で吸って窓を閉める(今すぐできる応急処置)

スプレーより掃除機——群れを散らさず、道具いらずで今夜の大量発生を止められる定番の初動なの

費用 0円・家にあるものだけでできるよ 向く人 いま目の前の羽アリをなんとかしたい人 注意 スプレー併用は引火のおそれ・吸うだけにしてね
いま大量発生しているなら、①窓を閉める ②照明を一部消す ③掃除機で吸うの3つで今夜は乗り切れるよ。羽アリは灯りに集まる習性があるから、カーテンを閉めて部屋の灯りを絞るだけでも飛来が減るの。掃除機で吸った羽アリは紙パックごと密閉して捨ててね(サイクロン式ならダストカップの中身をポリ袋に密閉)。やってはいけないのは殺虫スプレーとの合わせ技——スプレーをかけてから掃除機で吸うと、内部の火花に可燃性ガスが引火するおそれがあるんだ。それと、捨てる前に2〜3匹だけテープで捕まえて写真を撮っておくこと。触角・羽・くびれが写った1枚が、正体の見分けと業者への相談を一気に早くしてくれるの。静かに対処したいなら粘着クリーナーや粘着テープでもOKだよ。
4.6
比較
3

総合害虫駆除業者に相談する(正体不明・ほかの虫も気になるとき)

シロアリでも黒アリでも、種類の判定から駆除までワンストップ——「何の虫か分からない」をそのまま投げられるの

費用 黒アリ駆除で約1万〜5万円が目安だよ 向く人 正体が分からない人・ほかの害虫もまとめて見てほしい人 注意 シロアリ被害が見つかったら専門の見積もりも取ろうね
「写真を撮っても、シロアリか黒アリか自信がない」「羽アリのほかにも虫が出ていて気持ち悪い」——そんなときは害虫駆除の総合業者に丸ごと相談するのが早いよ。種類の判定から駆除・再発防止までワンストップで、黒アリの巣の駆除なら約1万〜5万円が目安(範囲と巣の場所で変わるの)。屋外の巣の特定や、壁の中に入り込んだアリの処理など、市販グッズでは届かない場所に強いのが業者の価値なんだ。気をつけたいのは、調査の結果シロアリ被害が見つかった場合——総合業者でも対応はできるけれど、床下の防蟻処理はシロアリ専門の見積もりと比べてから決めると安心だよ。料金体系(出張費・調査費・追加費用の有無)を電話の段階で確認しておくと、あとで揉めないの。
4.4
比較
4

黒アリ用ベイト剤・市販グッズで対策する(黒アリの羽アリ向け)

黒アリと確定したら、毒餌で巣ごと対策——数百円から始められて、働きアリの行列にも効く自衛策なの

費用 数百円〜2,000円程度で買えるよ 向く人 くびれ・くの字触角の黒アリ羽アリだった人 注意 シロアリには効かない——正体確認が先だよ
見分けの結果が黒アリなら、市販グッズで十分対策できるよ。おすすめはベイト剤(毒餌)——働きアリが餌を巣に持ち帰って、巣ごと弱らせてくれるから、毎年羽アリが飛んでくる発生源そのものに効くの。家のまわりのアリの行列や巣穴の近くに置いて、数百円〜2,000円程度。即効性がほしい場所には粘着テープや凍結スプレー(殺虫成分なしのもの)も使いやすいよ。大事な注意がひとつ——黒アリ用のベイト剤はシロアリには効かないの。シロアリは食性も巣の場所も違うから、寸胴・触角まっすぐの羽アリだったら、市販グッズで済ませず床下調査へ進んでね。室内に置くときは、小さい子やペットの手が届かない場所を選ぼう。黒アリの種類別の対策はアリ駆除が詳しいよ。
4.2
比較
5

網戸・隙間・光の対策で侵入を防ぐ(飛来シーズンの予防)

入れなければ発生しない——細かい網戸と隙間テープ、灯りの工夫で、毎年の飛来をぐっと減らせるの

費用 隙間テープや網戸用品で数百円〜数千円 向く人 毎年シーズンに外から入ってきて困っている人 注意 家の中から湧くタイプには効かないよ
「家の中に巣はないけど、毎年この時期に入ってきてうんざり」という人は、侵入経路と灯りの対策がいちばん費用対効果が高いよ。ポイントは3つ。①網戸は18メッシュ以上の細かいものにして、破れや浮きを直す(張り替えの手順は網戸張替えを見てね) ②サッシや玄関ドアの隙間に隙間テープを貼る——羽アリは1mm程度の隙間からでも入ってくるの ③シーズンの夜は窓辺の灯りを絞る。羽アリは光に向かって飛ぶから、レースカーテンを閉めて室内灯を窓から離すだけでも飛来が減るし、屋外灯を虫が寄りにくいタイプの電球に替えるのも効くんだ。換気扇や通風口には防虫フィルターも忘れずに。費用は数百円〜数千円で、羽アリ以外の夏の虫対策にもそのまま効くから、6月前にやっておくのがおすすめなの。
4.0
比較
6

工務店・リフォーム会社で床下補修まで頼む(被害が進んでいたら)

食害で柱や土台が傷んでいたら、駆除だけでは終わらない——補修工事までセットで考える段階なの

費用 補修の規模次第・駆除と別に見積もりが必要 向く人 床がふわふわする・柱が空洞音がするなど被害サインがある人 注意 駆除→補修の順番・両方の見積もりを見比べてね
調査の結果、柱や土台に食害が見つかった場合は、駆除とあわせて補修工事の検討が必要になるよ。床を歩くとふわふわ沈む・柱を叩くと空洞音がする・ドアの建てつけが急に悪くなった——こうしたサインがあるなら、被害が構造材まで進んでいる可能性があるの。流れは「駆除で被害の進行を止める→傷んだ部分を補修する」の順番。補修費用は範囲次第で、部分的な床の張り替えから土台の交換まで幅があるから、駆除業者と工務店・リフォーム会社の両方から見積もりを取って全体像をつかもう。シロアリ駆除とセットで防蟻処理付きのリフォームを提案してくれる会社もあるよ。なお、予防的な防蟻処理(薬剤は約5年で効果が切れるの)についてはシロアリ予防でまとめているから、被害がなかった人はそっちを見てね。
3.8
比較
7

自治体・消費生活センターに相談する(点検商法・契約の不安)

不安をあおる訪問業者・高すぎる見積もり——「これって大丈夫?」の駆け込み先を知っておくと心強いの

費用 相談は無料・消費者ホットラインは188だよ 向く人 訪問業者の契約や見積もりに不安がある人 注意 契約書面と見積書は捨てずに持って相談してね
羽アリの季節は、「無料で床下を点検します」と訪ねてくる点検商法も増える時期なの。不安をあおられて契約してしまった・見積もりが適正か分からない——そんなときの駆け込み先が消費生活センター(消費者ホットライン188)だよ。相談は無料で、訪問販売で契約した工事はクーリングオフ(書面を受け取った日から8日間)で解除できる場合が多いし、書面に不備があれば8日を過ぎても解除できることがあるの。自治体によっては、害虫相談の窓口で羽アリの種類の見分けに応じてくれたり、地域の防除業者団体を案内してくれたりもするよ。契約書・見積書・業者のチラシは捨てずにそろえてから電話すると話が早いんだ。「契約を急がせる業者ほど疑ってかかる」——これだけ覚えておけば、羽アリのドタバタにつけ込まれずに済むの。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(正体の確定・即効性・根本解決と再発防止・費用の納得感・安全さ)の総合判断だよ(2026年6月時点)。金額は複数の公開料金情報をもとにした目安で、建物の広さ・被害の程度・地域・業者によって変わるの。正確な条件は必ず各業者の調査・見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

対処の選び方(=後悔しない5基準)

このランキングは、羽アリ対応で後悔につながりやすい5点を基準にしているよ。「正体も分からないまま殺虫剤で散らす」のがいちばんの遠回りだから、順番を大事にしてね。

① 正体の確定につながる?

シロアリか黒アリかで、その後の費用も緊急度も別物なの。見分けか専門調査につながる行動を最優先にしているよ。

② いまの発生を止められる?

目の前の大量発生を安全に止められるか。群れを散らさず、火気のリスクもない方法を上位にしているの。

③ 根本解決・再発防止になる?

巣や侵入経路という発生源に効くか。表面の駆除だけだと、来年また同じ景色を見ることになるんだ。

④ 費用に納得できる?

無料調査や数百円のグッズから、数十万円の駆除工事まで幅があるの。相場と見積もりの比べ方まで含めて評価したよ。

⑤ 安全・トラブルを避けられる?

引火のリスク、薬剤の扱い、点検商法。あわてた人につけ込むトラブルが多い分野だから、安全さは外せないの。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「うちの場合はどれ?」を一発で。羽アリの見た目と出かたで、最初にやることはこれだよ。

いま大量発生している

今夜をなんとかしたい

推し掃除機+窓閉め+灯りを絞る

スプレーはまかないで。数匹だけ写真用に確保してね。

寸胴・触角まっすぐだった

シロアリの疑いを確かめる

推しシロアリ専門業者の無料調査

羽アリは巣のサイン。床下まで見て被害の有無を確定しよう。

くびれ・くの字触角だった

黒アリを巣ごと対策する

推しベイト剤+侵入経路ふさぎ

家の実害はほぼなし。毒餌で発生源に効かせるのが近道なの。

毎年この時期に入ってくる

飛来そのものを減らす

推し網戸18メッシュ+隙間テープ+光対策

数百円〜数千円で夏の虫ぜんぶに効くよ。5月までが理想なの。

床がふわふわ・羽だけ大量に落ちている

被害の進み具合を確かめる

推し無料調査→駆除+補修の見積もり

構造材の傷みは早いほど小さく済むの。複数見積もりでね。

訪問業者に不安をあおられた

契約・解約の判断をしたい

推し消費者ホットライン188

その場で契約しないで。8日以内ならクーリングオフできるよ。

ちなみに、シロアリと確定したあとの工法と業者選びはシロアリ駆除、黒アリの種類別対策はアリ駆除、被害が出る前の予防はシロアリ予防がそれぞれ詳しいよ。

05CHAPTER 05

NG行動とトラブル回避——あわてる前に読んでね

殺虫スプレーを「まかない」のが正解なの

結論:羽アリの大量発生に殺虫スプレーを浴びせるのは、いちばんやりがちな失敗だよ。もし正体がシロアリだった場合、危険を感じた群れが壁の中や床下の奥へ散らばって、巣の特定が難しくなったり被害が広がったりするおそれがあるの。さらに、スプレーをかけた羽アリを掃除機で吸うのは引火のおそれがあって危険——掃除機内部のモーターの火花に、スプレーの可燃性ガスが触れる事故パターンなんだ。応急処置は「窓を閉める→灯りを絞る→掃除機で吸う」の3つだけでいい。吸ったあとは紙パックやダストカップの中身をポリ袋に密閉して捨ててね。

「羽だけが落ちている」を見逃さないで

シロアリの羽アリは、飛び立ったあと自分で羽を落としてつがいで巣作りを始める習性があるの。だから窓際・風呂場・玄関に羽だけが大量に落ちているのは、本体を見ていなくてもシロアリが飛んだ有力なサインなんだ。羽が4枚とも同じ大きさ・同じ形ならシロアリの可能性がさらに高いよ。「虫はもういないから大丈夫」と掃除して終わりにせず、羽を数枚テープで台紙に貼って保管して、床下調査のときに見せてね。発生した日付と場所のメモも一緒だと、業者の判断材料がそろうの。

アポなしの「無料点検」は点検商法を疑ってね

羽アリのシーズンは、「近所で工事をしていたら、お宅の基礎に蟻道が見えた」「無料で床下を点検します」と訪ねてくる業者が増えるの。なかには、床下で別の家の被害写真を見せたり、その場でわざと木材を傷つけたりして不安をあおり、高額な契約を急がせる点検商法もあって、消費生活センターに相談が寄せられているんだ。守り方はシンプルだよ——①アポなし訪問の点検は断る ②点検させてしまっても、その場では絶対に契約しない ③必要なら自分で選んだ業者に調査を頼む。もし契約してしまっても、訪問販売ならクーリングオフ(契約書面を受け取った日から8日間)で解除できるの。書面を渡さない・解約を妨げる業者の話は、消費者ホットライン188へ。

黒アリだからって「ぜんぶ放置」はちょっと待って

黒アリの羽アリは家の木材を食べないから基本は安心——なんだけど、ふたつだけ例外を知っておいてね。ひとつは室内に巣を作る種類のアリがいること。壁の中や植木鉢に巣を作られると、羽アリの季節のたびに室内で発生をくり返すの。もうひとつは「黒くてもシロアリ」のケース——シロアリの羽アリは名前に反して黒っぽい色をしているから、色だけで黒アリと判断するのは危ないんだ。見分けはあくまで触角・羽・くびれの3点で。毎年大量に出る・出どころが家の中っぽい、そんなときは一度プロの目を入れておくと安心だよ。

こんな点に気をつけてね

  • 1調査当日の即決をしない(「今日契約すれば割引」は急がせるための常套句なの。見積書をもらって2〜3社比べてからでぜんぜん遅くないよ)
  • 2安すぎる広告価格をうのみにしない(極端に安い単価で呼び込んで、現地で追加費用を積む業者もいるの。見積もりは「総額」と「追加の条件」で比べてね)
  • 3保証の中身まで確認する(シロアリ駆除は5年保証が標準的。再発時の再施工は無料か、点検は付くか、保証書は書面でもらえるか——ここまで見て決めよう)
羽アリが出たら確認することリスト:①窓を閉めて掃除機で吸ったか ②数匹(または羽)を写真とテープで残したか ③触角・羽・くびれで見分けたか ④出た場所と日付をメモしたか ⑤シロアリの疑いがあれば無料調査を2〜3社予約したか。この5つを押さえれば、あわてずに最短コースで進めるよ。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・対処の3ステップ

むずかしいことはないよ。止める → 見分ける → 振り分けるの3ステップ。

  1. 止める(応急処置):窓を閉めて、レースカーテンと照明で灯りを絞り、羽アリを掃除機で吸い取ってね。殺虫スプレーの乱用と、スプレー+掃除機の合わせ技はNG(引火のおそれ)。吸う前に2〜3匹をテープで捕まえて、明るい場所で接写しておこう。羽だけ落ちている場合も数枚保管ね。ここまで5分でできるの。
  2. 見分ける(正体の確定):写真を見ながら触角(まっすぐ数珠状か・くの字か)・羽(4枚同大か・前が大きいか)・胴体(寸胴か・くびれありか)をチェック。シロアリ寄りなら無料の床下調査を2〜3社に予約黒アリならベイト剤と侵入経路ふさぎへ。自信がなければ写真を添えて専門業者か自治体の害虫相談窓口に聞けばOKだよ。
  3. 振り分ける(根本対処):シロアリと確定したら、調査結果と見積書(工法・単価・施工範囲・保証年数・追加費用の条件)を見比べて駆除を依頼してね。バリア工法で1㎡約1,200〜3,000円が目安。被害が構造材まで進んでいたら補修の見積もりも。黒アリならベイト剤で巣ごと対策+網戸・隙間の予防で来年の発生を断とう。どっちでも、契約書と保証書は必ず書面でもらって保管ね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

羽アリがシロアリか黒アリか、どうやって見分けるの?

結論:見るのは「触角・羽・くびれ」の3点だよ。シロアリの羽アリは、触角がまっすぐな数珠状・4枚の羽がほぼ同じ大きさ・胴体にくびれのない寸胴。黒アリの羽アリは、触角がくの字に曲がり・前の羽が後ろより大きく・胸と腹の間がくびれているの。羽はシロアリのほうが抜けやすくて、窓際に羽だけ大量に落ちているのもシロアリのサインなんだ。1〜2匹をテープで捕まえて写真を撮ると、業者に相談するときもスムーズだよ。

羽アリが家の中で大量発生したら、まず何をすればいい?

結論:①窓を閉めて広がりを防ぐ ②掃除機で吸い取る ③数匹だけテープで捕まえて写真を撮る、の順だよ。殺虫スプレーを大量にまくのはおすすめしないの——もしシロアリだった場合、危険を感じた群れが壁の中や床下に散らばって、被害が広がるおそれがあるんだ。スプレーをかけた羽アリを掃除機で吸うのも、内部の火花に可燃性ガスが引火するおそれがあるからやめてね。吸い取ったあとは紙パックごと密閉して捨てて、写真をもとに正体の見分けへ進もう。

シロアリの羽アリが出たら、家はもう手遅れなの?

結論:手遅れとは限らないから、慌てなくて大丈夫だよ。ただし、シロアリの羽アリは「成熟した巣が近くにある」サインなの。羽アリ自体は木材を食べないけれど、出どころの巣は数年かけて育っている可能性があるから、放置はせずに床下調査で被害の有無を確かめてね。専門業者の多くは調査・見積もりを無料でやっているよ。早く見つかるほど駆除も補修も小さく済むから、「出た場所・日付・写真」をメモして早めに相談するのが正解なの。

シロアリ駆除の費用相場はいくらくらい?

結論:薬剤を床下に散布するバリア工法で1㎡あたり約1,200〜3,000円(坪あたり約6,000〜10,000円)が目安だよ。一般的な戸建てなら総額10〜30万円程度の例が多いの。毒餌を家の外周に埋めるベイト工法は1mあたり約3,000〜5,000円+年間の管理費がかかって、バリア工法より割高な傾向。施工後は5年保証が標準的だから、保証の年数と範囲もセットで比べてね。広さ・被害の程度・建物の構造で変わるから、数字は目安として2〜3社の見積もりで確認しよう。

黒アリの羽アリなら放っておいても大丈夫?

結論:家の木材を食べる心配はないから、シロアリほど急がなくて大丈夫だよ。黒アリの羽アリは6月〜秋ごろ、新しい巣を作るために飛び立ったもので、家に入ってくるのは灯りに引かれた偶然がほとんどなの。ただし、室内に巣を作る種類もいるし、毎年たくさん入ってくるなら家のまわりに巣がある合図だから、ベイト剤(毒餌)で巣ごと対策しつつ、網戸や隙間テープで侵入経路をふさいでおくと安心。巣の場所が分からない・量が多いときは駆除業者に相談してね。

「無料で床下点検します」という訪問業者は信用していい?

結論:アポなしの訪問点検は、その場で契約しないのが鉄則だよ。「近所で工事をしていて」「無料で点検します」と床下に入り、不安をあおって高額な契約を迫る点検商法の相談が消費生活センターに寄せられているの。床下の写真を見せられても、それが自分の家とは限らないんだ。断ってよいし、必要なら自分で選んだ業者に調査を頼めばいいの。もし契約してしまっても、訪問販売ならクーリングオフ(書面を受け取った日から8日間)で解除できるよ。困ったら消費者ホットライン188に相談してね。