VOL. 135 2026 · MAY ISSUE 介護リフォーム・バリアフリー おすすめ比較

介護リフォーム・バリアフリー おすすめ・選び方ランキング【2026年5月最新】

結論:介護リフォームは、まず効果が大きくて費用も小さい 手すりの設置 から。つまずきやすい 段差の解消・スロープ、事故の多い 浴室・トイレのバリアフリー化 も優先度が高いよ。これらの多くは 介護保険の住宅改修費(上限20万円・自己負担1〜3割) の対象。まずは担当のケアマネジャーに相談して、本人に合うところから進めてね。「転倒・事故の予防効果・介護保険や補助金が使えるか・費用のわかりやすさ・本人の負担減と自立しやすさ・工事の手軽さ」の5つの目線で、改修メニューをまとめたよ。

他の人の平均所要時間:約9分

  • 01まずは手すり・段差解消から — 効果が大きく費用は小さい。手すりは1か所数千円〜、段差解消・スロープは約5〜30万円が目安
  • 02介護保険の住宅改修費が使える — 要支援・要介護なら上限20万円・自己負担1〜3割。手すり/段差/床材/引き戸/便器交換などが対象
  • 03必ず着工前に申請・まずケアマネに相談 — 先に工事すると支給されないことも。「無料点検」の訪問営業は即決しない・困ったら188

01CHAPTER 01

介護リフォームとは?まず改修メニューと費用・介護保険の仕組みから

結論:介護リフォームは、加齢や病気で体が不自由になっても、転倒・事故を防ぎ、本人ができるだけ自分で安全に暮らせるように住まいを整える改修のこと。大がかりな工事だけでなく、手すり1本など小さな工事から始められるのが特徴だよ。そして大切なのが、要支援・要介護の人は介護保険の「住宅改修費」(上限20万円・自己負担1〜3割)が使えること。まずは下の費用と制度の目安をつかんで、ケアマネジャーに相談しながら、必要なところから進めてね。

費用は改修する箇所と内容で決まるよ。優先度が高いのは、効果が大きく費用の小さい手すり・段差解消、事故の多い浴室・トイレ。下は箇所別の費用と、介護保険の住宅改修費の目安だよ。なお、在宅介護のサービス全般は在宅介護の記事もあわせて見てね。

手すりの設置

1か所数千円〜、玄関前6〜11万円・トイレ2〜18万円・浴室5,000〜5万円。最優先。

段差の解消・スロープ

約5〜30万円。つまずき防止・車いすの出入りに。保険対象。

トイレの改修

和式→洋式で約20〜40万円、広さの拡張で約10〜30万円。

浴室のバリアフリー

床の段差解消・滑りにくい床・浴室暖房など。転倒・ヒートショック対策。

介護保険の住宅改修費

上限20万円・自己負担1〜3割。20万の改修でも自己負担2万円〜。

まずケアマネに相談

本人に合った改修を。着工前の申請が必須。慣れた業者だと安心。

費用は「目安」だよ:同じ手すりでも、付ける場所・長さ・下地の補強で金額は変わるよ。いちばん大切なのは、介護保険の住宅改修費を使うなら「必ず工事の前(着工前)に申請する」こと(先に工事すると支給されないことがある)。手続きは、まず担当のケアマネジャー(いなければ地域包括支援センター)に相談し、『住宅改修が必要な理由書』を作ってもらうのが出発点。自治体独自の上乗せ補助が使えることもあるよ。制度や金額は年度・自治体で変わるので、最新情報を市区町村の窓口で確認してね。

02CHAPTER 02

介護リフォームの改修メニュー おすすめランキング7【2026年5月】

編集部が「転倒・事故の予防効果・介護保険や補助金が使えるか・費用のわかりやすさ・本人の負担減と自立しやすさ・工事の手軽さ」の5つの目線で、多くの人にとって優先度が高い順に並べたよ。本人の体の状態でやるべき場所は変わるので、ケアマネジャーと相談しながら選んでね。費用は目安で、住まいの状態で変わるよ。

目的で絞り込み
比較
1

手すりの設置(最優先・介護保険の住宅改修の対象)

効果が大きく費用が小さい・まずここから

費用 1か所数千円〜 効果 転倒予防◎ 保険 対象
編集部おすすめ迷ったら
介護リフォームでいちばん効果が大きく、費用も抑えやすいのが手すりの設置だよ。玄関・廊下・階段・トイレ・浴室・ベッドわきなど、立ち座りや移動・段差のある場所に付けると、転倒やふらつきをぐっと防げるんだ。費用の目安は1か所あたり数千円〜、玄関前の階段や壁付けで6万〜11万円、トイレで2万〜18万円、浴室で5,000円〜5万円ほど。介護保険の住宅改修の対象なので、自己負担を抑えて付けられるよ。大切なのは「本人の体の状態に合った位置・高さ・形」にすること。よかれと思った場所が、かえって動きづらいこともあるので、ケアマネジャーや作業療法士に相談して決めると失敗しにくいよ。壁に十分な下地がないと付けられないので、設置前に業者に見てもらってね。まずはここから始めるのがおすすめ。
4.6
比較
2

段差の解消・スロープ(つまずき/車いす・保険対象)

つまずき防止・車いすの出入りに

費用 約5〜30万円 効果 つまずき防止 保険 対象
転倒対策
家の中のわずかな段差や、玄関の上がりかまち・部屋の敷居は、つまずき・転倒の大きな原因になるよ。床のかさ上げや、ミニスロープ・くさび状の部材を使った段差解消、車いすが通れるスロープの設置で、移動がぐっと安全・ラクになるんだ。費用の目安は約5万〜30万円(簡単な敷居の解消なら数万円〜、玄関や屋外の本格的なスロープは高めに)。介護保険の住宅改修の対象だよ。車いすを使うなら、スロープの勾配(ゆるやかさ)や幅、手すりの併設が大切なので、本人の状態に合わせて専門家と設計してね。ちょっとした段差は、まず介護保険でレンタルできる「設置式スロープ」や「すべり止め」で対応できることもあるので、工事の前にケアマネに相談すると、費用を抑えられることもあるよ。
4.3
比較
3

浴室のバリアフリー化(転倒・ヒートショック対策)

家庭内事故の多い場所をまず安全に

費用 数万円〜数十万円 対策 転倒・寒さ 一部 保険対象
浴室は、家庭内の事故が多い場所。介護リフォームでも優先度が高いよ。ポイントは2つで、(1)転倒対策=出入り口の段差解消、滑りにくい床材への変更、手すりの設置、またぎやすい高さの浴槽への交換。(2)ヒートショック対策=急な温度差で起こる事故を防ぐ、浴室暖房乾燥機の設置や窓・壁の断熱。費用は、やる内容で数万円(手すり・滑り止め)〜数十万円(浴室まるごとのユニットバス化)と幅があるよ。手すり・段差解消・床材変更は介護保険の住宅改修の対象、浴室暖房など省エネ設備は別の補助が使えることもあるんだ。本格的な浴室リフォームは浴室・お風呂のリフォームの記事もどうぞ。本人の入浴動作(またぐ・立つ・座る)を見て、必要な対策から進めてね。
4.2
比較
4

トイレの改修(和式→洋式・広さ・手すり)

毎日使う場所の負担を軽くする

洋式化 20〜40万円 拡張 10〜30万円 一部 保険対象
トイレは1日に何度も使う場所だから、体がつらくなると負担が大きいよ。介護リフォームでよくあるのが、和式から洋式への変更(約20万〜40万円)、立ち座りを助ける手すりの設置、車いすや介助のためのスペース拡張(約10万〜30万円)、ドアを引き戸にして出入りしやすくすること。費用は内容で変わるけれど、和式→洋式の便器交換・手すり・引き戸化・床材の変更は介護保険の住宅改修の対象になることが多いよ(温水洗浄便座のグレードアップだけなど、本人の自立・介護に直接関係しない部分は対象外のことも)。立ち座りがラクな高さの便器や、夜間でも安全に使える明るさ・動線も大切。本人がどの動作でつらいかを見て、便器交換・手すり・広さのどれを優先するか、ケアマネや業者と相談して決めてね。
4.1
比較
5

扉を引き戸に・開け閉めしやすく(保険対象)

出入りの「しづらさ」を解消

費用 約5〜20万円 効果 出入りがラク 保険 対象
開き戸(手前に引いて開けるドア)は、体を引きながら開けるので、杖や車いす・手すりを使う人には負担が大きいよ。そこで、横にスライドする「引き戸」に取り替えると、立ったまま・座ったままでも開け閉めしやすく、出入り口の前で体を動かす必要が減るんだ。費用の目安は、扉まわりの状況によって約5万〜20万円ほど。引き戸への取り替えは介護保険の住宅改修の対象だよ。引き戸が難しい場所では、ドアノブをレバーハンドルに替える・開き戸を折れ戸にする・ドアを軽くする、といった小さな工夫も有効。車いすで通るなら、出入り口の有効幅(通れる幅)も確認してね。トイレ・浴室・居室の入り口など、本人が出入りに困っている場所から優先して直すといいよ。
3.9
比較
6

床材を滑りにくいものに変更(保険対象)

滑り・つまずきを足元から防ぐ

費用 畳数で変動 効果 滑り防止 保険 対象
滑りやすいフローリングや、つまずきやすい畳のヘリ、濡れて滑る浴室・洗面所の床は、転倒の原因になりやすいよ。滑りにくい床材やクッション性のある床に張り替えると、足元から事故を防げるんだ。具体的には、廊下や居室を滑りにくいフローリング・クッションフロアに、浴室を滑りにくい床に、畳を段差の少ない床や滑りにくい畳に、車いすを使うなら畳からフローリングへ、といった変更。費用は範囲(畳数)で変わるよ。「滑りの防止・移動の円滑化のための床材の変更」は介護保険の住宅改修の対象。手すりや段差解消とあわせて行うと、移動全体が安全になるよ。本人がよく通る動線(寝室〜トイレなど)から優先するのがおすすめ。掃除のしやすさや、冬の冷たさ(断熱)も考えて選んでね。
3.8
比較
7

玄関・屋外のスロープ・アプローチ

外出をあきらめないための改修

費用 数万円〜数十万円 効果 外出しやすく 一部 保険・自治体補助
玄関の上がりかまちや、門から玄関までの階段・段差は、外出のハードルになりやすいよ。玄関の段差を解消する式台・手すり、屋外スロープの設置、アプローチの舗装・手すりなどで、杖や車いすでも安全に外に出られるようになるんだ。外出できると、通院やリハビリ、買い物、人との交流が続けやすく、心身の元気にもつながるよ。費用は内容で数万円〜数十万円。玄関の段差解消や手すりは介護保険の住宅改修の対象になることが多く、屋外の大がかりなスロープは自治体独自の補助が使えることもあるよ。車いすを使うなら、スロープの勾配・幅・踊り場・雨で滑らない仕上げが大切。屋外は土地の高低差で工事が変わるので、現地を見てもらって設計してね。外構工事については外構工事の記事も参考になるよ。
3.7

※ 評価は編集部による5つの目線(転倒・事故の予防効果・介護保険や補助金が使えるか・費用のわかりやすさ・本人の負担減と自立しやすさ・工事の手軽さ)の総合判断だよ(2026年5月時点)。費用相場は目安で、住まいの状態・改修の範囲・地域で変わるよ。介護保険の住宅改修は要支援・要介護の認定が必要で、原則上限20万円・自己負担1〜3割、着工前の申請が必要。対象になるか・最新の制度は、ケアマネジャーやお住まいの市区町村の窓口で確認してね。在宅介護のサービスは在宅介護の記事もどうぞ。

03CHAPTER 03

介護リフォームの選び方(=後悔しない5つの目線)

このランキングは、介護リフォームで迷いやすい5点を目線にしてるよ。本人の体の状態で、どこにいちばん困っているかを整理すると、優先する改修が見えてくるはず。まずはケアマネジャーに相談してね。

① 転倒・事故の予防効果

つまずき・滑り・お風呂やトイレの事故をどれだけ防げるか。効果の大きい所から。

② 介護保険・補助金が使えるか

住宅改修費(上限20万円)や自治体補助の対象か。着工前申請を忘れずに。

③ 費用のわかりやすさ

手すり1本など小さく始められるか。内訳と相見積もりで総額を比較。

④ 本人の負担減・自立しやすさ

本人が自分で安全に動けるか・介助がラクになるか。体の状態に合うか。

⑤ 工事の手軽さ

大がかりにせず必要な所から。レンタル福祉用具で代えられないかも検討。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「どこから手をつければ?」を一発で。本人がいちばん困っている状況に合う改修はこれだよ。まずケアマネに相談してね。

立ち座り・移動・階段が不安

まずここから

推し手すりの設置

効果大・費用小。保険対象。位置は専門家と相談。

段差でつまずく・車いす

移動を安全に

推し段差の解消・スロープ

敷居や上がりかまちを解消。保険対象。勾配・幅も。

お風呂での転倒・寒さが不安

事故の多い場所を

推し浴室のバリアフリー化

段差解消・滑り止め・手すり・暖房で転倒/寒さ対策。

和式がつらい・立ち座りが大変

毎日の負担を軽く

推しトイレの改修

和→洋・手すり・広さ・引き戸。多くは保険対象。

費用を抑えたい・保険を使いたい

制度を活用

推し介護保険の住宅改修を活用

上限20万・自己負担1〜3割。着工前にケアマネへ相談。

玄関の上り下り・外出が大変

外出をあきらめない

推し玄関・屋外のスロープ

式台・手すり・スロープで安全に。一部は保険/補助も。

05CHAPTER 05

【重要】まずケアマネに相談・着工前申請・訪問営業に注意

まずケアマネジャー・専門家に相談、着工前に申請を

介護リフォームでいちばん大切なのは、本人の体の状態に本当に合った改修にすること。よかれと思って付けた手すりが、かえって動きの邪魔になることもあるんだ。だから、自己判断で進める前に、担当のケアマネジャー(いなければ地域包括支援センター)や、作業療法士・理学療法士に相談して、どこをどう直すと安全で自立しやすいかを一緒に考えてね。そして、介護保険の住宅改修費を使うなら『必ず工事の前(着工前)に申請する』こと。先に工事をしてしまうと、支給を受けられないことがあるよ。流れは、ケアマネに相談→『住宅改修が必要な理由書』を作成→見積もりと着工前の写真→市区町村に事前申請→承認後に着工→完了後に支給申請、の順。書類や写真は、介護リフォームに慣れた業者やケアマネがサポートしてくれることが多いよ。

介護保険・補助金の確認、相見積もり

これだけは確認:介護保険の住宅改修費(要支援・要介護の認定が必要、原則上限20万円・自己負担1〜3割、着工前申請)の対象になるか ②自治体独自の上乗せ補助が使えるか・介護保険と併用できるか(市区町村の窓口で確認) ③見積書の内訳(工事内容・使う製品・費用が分かれているか)と、できれば複数業者で相見積もり。介護リフォームや申請に慣れた業者だと、対象工事の判断や書類づくりがスムーズだよ。制度や金額は年度・自治体で変わるので、最新情報を確認してね。

訪問営業・点検商法に注意(高齢の方が狙われやすい)

『無料で住まいの点検をします』『手すりを付けないと危険です』などと突然訪ねてきて、不安をあおって高額な工事を契約させる訪問営業・点検商法のトラブルが報告されているよ。とくに高齢の方や一人暮らしの方が狙われやすいので、注意してね。対策は、(1)その場で契約しない・(2)家族やケアマネジャーに必ず相談する・(3)使う製品や費用の内訳を書面でもらい、ほかの業者とも比べること。訪問販売での契約は、原則クーリング・オフ(契約書面の交付から8日以内など)で解約できるよ。少しでもおかしいと感じたら、すぐ契約せず、家族や消費者ホットライン「188(いやや)」に相談してね。本人だけで判断させず、まわりで見守ることが、いちばんの予防になるよ。

こんな点に気をつけてね

  • 1まずケアマネジャー・専門家に相談/本人の体の状態に合った改修に・自己判断で進めない
  • 2介護保険を使うなら必ず着工前に申請/上限20万円・自己負担1〜3割・自治体の上乗せ補助も確認
  • 3「無料点検」「今すぐ危険」の訪問営業は即決しない/家族・ケアマネに相談・相見積もり・訪問販売はクーリング・オフ可・困ったら188

06CHAPTER 06

初めてでも安心・介護リフォームの3ステップ

むずかしく考えなくて大丈夫。ケアマネに相談して困りごとを整理 → 着工前に介護保険を申請 → 見積もりを比べて工事・支給申請の3ステップだよ。手すり1本など、できるところからで大丈夫。

  1. ケアマネに相談して困りごとを整理:本人がどこで・どんな動作(立ち座り・段差・お風呂・トイレ・外出など)に困っているかを書き出して、担当のケアマネジャー(いなければ地域包括支援センター)に相談。専門家の目で、必要な改修と優先順位を一緒に考えてもらおう。要介護認定をまだ受けていなければ、認定の申請から。
  2. 着工前に介護保険を申請:介護保険の住宅改修を使うなら、ケアマネに『住宅改修が必要な理由書』を作ってもらい、業者の見積もりと着工前の写真をそろえて、市区町村に事前申請を。承認が出てから工事を始めてね(先に工事すると支給されないことが)。自治体独自の上乗せ補助が使えるかも、このとき確認を。
  3. 見積もりを比べて工事・支給申請:介護リフォームに慣れた業者で、工事内容・使う製品・費用の内訳を確認し、できれば相見積もり。承認後に着工し、完了したら領収書・改修後の写真などを添えて支給申請。費用は、償還払い(後から戻る)か受領委任払い(最初から自己負担分だけ)かを確認してね。これで、安心して安全な住まいに整えられるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

介護リフォームの費用相場はどのくらい?

結論:改修する箇所と内容で大きく変わるよ。代表的な目安として、手すりの設置は1か所数千円〜(玄関前6〜11万円、トイレ2〜18万円、浴室5,000円〜5万円)、段差の解消・スロープは約5万〜30万円、トイレの和式→洋式は約20万〜40万円・拡張は約10万〜30万円、浴室のバリアフリー化はやる内容で数万円〜数十万円。介護リフォームは手すり1本など小さな工事から始められるのが特徴で、介護保険の住宅改修費(上限20万円)を使えば自己負担を抑えられるよ。まずはケアマネジャーに相談して、必要なところから進めてね。金額は目安で、住まいの状態や地域で変わるよ。

介護保険の「住宅改修費」って?いくら使えるの?

結論:要支援・要介護の認定を受けた人が、自宅をバリアフリーに改修するときに使える制度だよ。1人あたり原則20万円までを上限に、その9割(所得により8割・7割)が支給される(=自己負担1〜3割)。20万円の改修なら、自己負担1割の人で2万円ですむ計算。20万円は一度に使い切らなくてもよく、何回かに分けて使えるよ。原則1人1回だけど、要介護度が大きく上がったとき(3段階上昇)や引っ越したときは、もう一度20万円まで使えるんだ。支払いは、いったん全額払って後から戻る「償還払い」と、最初から自己負担分だけ払う「受領委任払い」があり自治体で異なるよ。まずは担当のケアマネジャーや市区町村の介護保険窓口・地域包括支援センターに相談してね。

介護保険の住宅改修は、どんな流れで申請するの?

結論:いちばん大切なのは「工事の前(着工前)に申請する」ことだよ。先に工事をすると支給されないことがあるので注意してね。流れは、(1)担当のケアマネジャー(いなければ地域包括支援センター)に相談、(2)『住宅改修が必要な理由書』を作ってもらう、(3)業者に見積もりを依頼し改修前の写真(日付入り)を撮る、(4)必要書類を市区町村に提出して事前申請、(5)承認を待って着工、(6)工事完了後、領収書・費用の内訳・改修後の写真などを添えて支給申請、という順。要介護認定をまだ受けていない場合は、認定の申請から始める必要があるよ。書類づくりや写真は、介護リフォームに慣れた業者やケアマネがサポートしてくれることが多いので、早めに相談するとスムーズだよ。

介護保険の対象になる工事は?

結論:おもに次の工事が対象だよ。(1)手すりの取り付け、(2)段差の解消(スロープの設置など)、(3)滑りの防止・移動をしやすくするための床材の変更、(4)引き戸などへの扉の取り替え、(5)洋式便器などへの便器の取り替え、(6)これらに付帯して必要になる工事。一方で、新しい設備のグレードアップだけ・本人の自立や介護に直接関係のない工事は対象外になることがあるよ。何が対象になるかは本人の状態や住まいによって判断されるので、ケアマネジャーや市区町村の窓口、慣れた業者に「この工事は対象になりますか」と確認するのが確実。対象外の部分は、自費や自治体の補助・ほかの制度と組み合わせて考えてね。

自治体の補助や、ほかの制度も使える?

結論:使えることがあるよ。多くの自治体が、介護保険とは別に「高齢者向けの住宅改修補助」を独自に設けていて、介護保険の20万円に上乗せできるもの、要介護認定がなくても使えるもの、などさまざま。介護保険との併用ができるかも自治体で違うので、お住まいの市区町村の窓口で確認してね。このほか、障害のある方向けの助成や、省エネ・断熱リフォームの補助(浴室の断熱など)と組み合わせられることもあるよ。補助金は予算の上限や申請期限、着工前の申請などの条件があるのが一般的なので、対象になるか・いつまでに申請するかを、早めに公式情報や慣れた業者で確認するのが大切。制度や金額は年度・自治体で変わるよ。

業者選びや進め方で、気をつけることは?

結論:(1)まずケアマネジャーや作業療法士など専門家に相談して、本人の体の状態に本当に合った改修を考えること(よかれと思った手すりが、かえって動きづらい位置のことも)。(2)介護保険を使うなら着工前の申請を忘れずに。(3)複数の業者で相見積もりを取り、工事内容・使う製品・費用の内訳を書面で比べること。(4)介護リフォームや介護保険の申請に慣れた業者を選ぶと安心。注意したいのが、「無料で点検します」と突然訪ねてきて不安をあおり高額な工事を契約させる訪問営業・点検商法のトラブル。とくに高齢の方や一人暮らしが狙われやすいので、その場で契約せず、家族やケアマネに相談してね。訪問販売の契約は原則クーリング・オフ(書面交付から8日以内など)で解約できるよ。困ったら消費者ホットライン「188(いやや)」に相談してね。