VOL. 352 2026 · JUNE ISSUE 手すり取り付け おすすめの頼み方

手すり取り付けの費用相場と頼み方の選び方

結論:手すりの取り付けは、室内の1箇所(玄関・トイレなど)で材料費+工事費込み1〜3万円前後、階段は1階分2万6,000〜4万円、屋外の玄関まわりは支柱工事込みで10万円を超えることもある——というのが場所別の目安だよ。そして大事なのが、要支援・要介護の認定があれば介護保険の住宅改修費(上限20万円)で自己負担1〜3割になること。ただし「工事の前の事前申請」が絶対条件で、先に付けてしまうと対象外になっちゃうの。「保険・補助の使いやすさ/費用と見積もりの明朗さ/取り付けの確実さ/スピードと手間/安全・トラブル対策」の5基準で、頼み方をランキングしたよ。

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  • 01室内1箇所1〜3万円が目安 — 階段1階分2万6,000〜4万円、屋外は10〜13万円程度。場所で相場が大きく違うから、まず場所別の目安をチェックしてね
  • 02介護保険で自己負担1〜3割に — 上限20万円の住宅改修費が使えるの。ただし「工事前の事前申請」が絶対条件。先に付けたら対象外だよ
  • 03石膏ボード直付けは危険 — 体重を預ける手すりは壁の中の柱・間柱(下地)への固定が鉄則。下地が探せないならDIYはやめておこう

01CHAPTER 01

手すりの取り付けはいくら?場所別の目安と「値段を決める3要素」

結論:手すり取り付けの費用は「場所・長さ・壁の下地の状態」の3つでほぼ決まるよ。いちばん多い室内の1箇所(玄関の上がり框・トイレ・廊下の短い手すり)は材料費+工事費込みで1〜3万円前後が目安。階段は1階分で2万6,000〜4万円、トイレは2万5,000〜5万円程度なの。一方、屋外の玄関階段やアプローチに支柱から立てるタイプは、基礎工事込みで10〜13万円程度と大きく上がるんだ。さらに壁の中に下地(柱・間柱)がない場所は、補強板を足す工事がプラスになることも。そしてもうひとつ、費用を大きく変えるのが介護保険の住宅改修費——要支援・要介護の認定があれば上限20万円までの工事費の7〜9割が支給されて、自己負担は1〜3割になるの。だから「いくら?」の前に「介護保険・補助を使えるか?」の確認が、実は最初の一歩なんだよ。

似たテーマとの区別はこうだよ。段差解消や扉の交換まで含めた介護リフォーム全体→介護リフォーム訪問介護やヘルパーさんのこと→在宅介護サービス門まわり・フェンスなど外まわりの工事全般→外構・エクステリア工事手すりでは足りず階段の上り下りを機械で支えたい→階段昇降機手すりを1本付けたい→このページ。場所別の目安は下のカードにまとめたね。

室内の1箇所(玄関・廊下)

上がり框の縦手すりや廊下の短い横手すり。材料費+工事費込みで1〜3万円前後が目安だよ。下地があればその日のうちに付くの。

階段(1階分)

2万6,000〜4万円が目安。長さと曲がり(L字・折り返し)で変わるよ。家の中でいちばん事故が多い場所だから優先度は最上位なの。

トイレ・浴室

トイレは2万5,000〜5万円程度。浴室は防水と下地の関係で現地確認が大事なの。立ち座りには縦・L字手すりが定番だよ。

屋外(玄関・アプローチ)

支柱を打ち込む外構タイプは10〜13万円程度が目安。コンクリート基礎が必要で、本数と長さで変わるんだ。

介護保険の住宅改修

認定があれば上限20万円の工事費の7〜9割を支給。自己負担1〜3割で付けられるの。工事前の事前申請が絶対条件だよ。

レンタル(置き型・突っ張り型)

工事不要の福祉用具。介護保険の貸与対象なら月数百円程度から借りられるよ。賃貸やお試しにちょうどいいの。

数字は「目安」だよ:料金は手すりの長さ・形(I型/L字)・壁の下地の状態・地域、そして会社の料金体系で変わるんだ。同じ1箇所でも、下地補強が要るかどうかで金額は変わるの。だから付けたい場所の写真と使う人の様子を伝えて、総額の見積もりを取ってから決めるのが鉄則。介護保険・補助の最新条件は市区町村の窓口とケアマネジャーさんに確認してね。

02CHAPTER 02

手すり取り付けの頼み方ランキング7【2026年6月】

編集部が「保険・補助の使いやすさ・費用と見積もりの明朗さ・取り付けの確実さ・スピードと手間・安全・トラブル対策」の5基準で、はじめてでも失敗しにくい順に頼み方をまとめたよ。介護認定の有無と急ぎ度で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。金額はどれも目安で、場所・長さ・地域によって変わるんだ。

目的で絞り込み
比較
1

介護保険の住宅改修で取り付ける(自己負担1〜3割になる本命ルート)

ケアマネさんに相談して事前申請してから工事——上限20万円・自己負担1〜3割で付けられる本命ルートなの

費用 自己負担1〜3割(上限20万円) 向く人 要支援・要介護の認定がある 注意 工事前の事前申請が絶対条件なの
編集部おすすめ認定があるなら
要支援1〜2か要介護1〜5の認定がある人の本命が、介護保険の「住宅改修費」だよ。手すりの取り付けは住宅改修の代表メニューで、上限20万円までの工事費の7〜9割が支給——たとえば10万円の工事なら自己負担は1万〜3万円という計算なの。玄関・階段・トイレ・浴室はもちろん、屋外の通路も対象になるんだ。進め方は「ケアマネジャーさんに相談→工事前の事前申請→工事→領収書などの実績報告→支給」の順。ここで絶対に守りたいのが申請が先、工事が後ということ——先に付けてしまうと原則対象外になっちゃうの。理由書や見積書はケアマネジャーさんと住宅改修に慣れた業者がほとんど用意してくれるから、まずは担当のケアマネジャーさん(いなければ地域包括支援センター)に「手すりを付けたい」と伝えるところから始めてね。20万円の枠は数回に分けて使えるから、必要な場所から少しずつでも大丈夫だよ。
4.7
比較
2

リフォーム会社・工務店に直接頼む(認定なし・急ぎの最短ルート)

見積もりから数日で取り付け完了——認定がない人・転倒のヒヤリを今すぐ解消したい人の最短ルートなの

費用 室内1箇所1〜3万円が目安 向く人 認定がない・すぐ付けたい 注意 出張費・最低料金は会社ごとに違う
最短で付くよ
介護認定がない人や、「階段でヒヤッとした、今週中に付けたい」という人は、リフォーム会社や地域の工務店に直接頼むのが最短だよ。費用は室内1箇所1〜3万円前後・階段1階分2万6,000〜4万円が目安で、下地があれば作業自体は1箇所30分〜1時間程度。プロに頼む価値は取り付けの確実さだけじゃなくて、「どこに・どの高さで・どの形を付けるか」の提案にあるの——使う人の身長や動作に合わせて、縦・横・L字を選んでくれるんだ。気をつけたいのは出張費や最低料金(◯円以上から)の有無で、1本だけだと割高に感じることもあるから、気になる場所をまとめて頼むと効率的だよ。あとで介護保険を使う可能性があるなら、住宅改修の実績がある会社を選んでおくと、申請のときもスムーズなの。2〜3社の相見積もりで、下地の確認をきちんとしてくれる会社を選んでね。
4.5
比較
3

置き型・突っ張り型の手すりをレンタルする(工事不要の福祉用具)

壁に穴を開けずに今日から使える——賃貸でもOK、体の変化に合わせて交換もできる柔軟ルートなの

費用 介護保険レンタルで月数百円〜 向く人 賃貸・工事に抵抗がある 注意 突っ張り型は天井の強度確認を
「壁に穴を開けたくない」「賃貸だから工事できない」なら、工事不要の置き型・突っ張り型手すりという選択肢があるよ。床に置く据置型、床と天井で固定する突っ張り型などがあって、介護保険の福祉用具貸与(レンタル)の対象——認定があれば月数百円程度から借りられるの。レンタルの良さは「お試しできる・交換できる」こと。体の状態は変わっていくものだから、合わなくなったらサイズや形を変えられるのは、工事で固定する手すりにはない利点なんだ。ケアマネジャーさんに相談すれば、福祉用具の専門相談員が家に来て、置き場所と機種を一緒に選んでくれるよ。気をつけたいのは設置場所の強度——突っ張り型は天井の下地、置き型は床の水平が大事で、ぐらつく設置はかえって危ないの。専門相談員の設置・点検込みで使うのが安心だよ。在宅での暮らし全体の支えは在宅介護サービスの記事も参考にしてね。
4.3
比較
4

屋外の玄関・アプローチに支柱から立てる(外構タイプの本格工事)

玄関までの段差・スロープに支柱から立てる本格工事——家の外の転倒リスクを断つルートなの

費用 支柱工事込み10〜13万円程度 向く人 玄関までの段差・通路が不安 注意 基礎工事が必要・日数がかかるの
転倒のリスクは家の中だけじゃないの。玄関ポーチの段差・アプローチの傾斜・門までの通路は、雨の日や冬場に特に危ない場所だよ。屋外の手すりは壁付けできる場所が限られるから、地面にコンクリート基礎を作って支柱から立てる外構タイプが基本——費用は支柱の打ち込み込みで10〜13万円程度が目安で、長さと本数で変わるんだ。屋内の1箇所と比べると高く感じるけど、ここで朗報——屋外の通路や玄関まわりの手すりも、介護保険の住宅改修の対象になるの。認定があれば1位のルートと組み合わせて、自己負担1〜3割で付けられるんだ。工事はアルミ支柱と樹脂被覆の手すり(冬でも冷たくなりにくい)が定番で、基礎の養生込みで数日かかることもあるよ。門扉やフェンスとまとめて考えるなら外構・エクステリア工事の記事もあわせて読んでみてね。
4.1
比較
5

自治体の補助制度を使って取り付ける(認定がなくても使えることも)

介護保険とは別枠の補助がある自治体も——「うちの市は?」を確認するだけで負担が変わるルートなの

費用 補助の額・割合は自治体ごと 向く人 認定はないけど補助を使いたい 注意 着工前の申請・予算枠に注意なの
「介護認定はまだ受けていないけど、親のために手すりを付けたい」——そんなときに見落としがちなのが、自治体独自の補助制度だよ。市区町村によっては、高齢者のいる世帯や障がいのある人向けに、介護保険とは別枠で住宅改修の補助を用意していることがあるの。名称は「高齢者住宅改修費補助」「バリアフリー改修助成」などさまざまで、補助の割合・上限額・対象条件は自治体ごとに違うんだ。共通する注意は2つ——①着工前の申請が条件のことが多いこと、②年度ごとの予算枠があって、上限に達すると受付終了になること。だから「付けたい」と思ったら、まず市区町村の高齢福祉課か地域包括支援センターに電話で確認するのが確実なの。介護保険の認定を受けられそうなら、申請してから1位のルートを使うほうが手厚いことが多いから、どちらが得かも窓口で相談してみてね。段差解消などまで広げるなら介護リフォームの記事に補助金の話をまとめているよ。
4.0
比較
6

DIYで取り付ける(下地があるところ限定の条件付きルート)

材料費数千円で付けられる——ただし「下地に固定できる場合だけ」の条件付きルートなの

費用 材料費数千円〜1万円台 向く人 下地を探せる・工具に慣れている 注意 石膏ボード直付けは抜けて危険なの
手すり棒と金具はホームセンターで数千円〜1万円台で揃うから、DIYでの取り付けも不可能じゃないよ。ただし絶対条件が「壁の中の柱・間柱(下地)に固定すること」。家の壁の多くは石膏ボード張りで、石膏ボードだけにねじ止めした手すりは、20kg程度の荷重でも抜けてしまった実験報告があるくらい、見た目は付いていても強度がないの。手すりは転びかけた体を受け止める道具だから、120kg級の荷重に耐える固定が求められるんだ。やるなら①下地センサーや針式の下地探しで柱・間柱の位置を確認金具のねじを下地の芯に効かせる取り付け後に全体重をかけてぐらつきを確認——この3つを必ず守ってね。下地の位置に手すりを付けられない場所は、補強板を渡す工事が必要だから業者の出番。あと大事な注意がひとつ——介護保険の住宅改修は、DIYだと材料費しか対象にならないの。認定があるなら最初から1位のルートのほうが結局安く済むことが多いよ。
3.8
比較
7

リフォームのついでに下地補強までしておく(将来に備える先回り)

壁を開けるリフォームの機会に下地だけ仕込んでおく——将来どこにでも手すりを足せる先回りルートなの

費用 ついで工事なら追加が小さい 向く人 リフォーム・張替え予定がある 注意 補強位置の記録を残しておいてね
いま手すりが必要なくても、クロスの張り替えや間取り変更などで壁を開ける機会があるなら、「下地補強」だけ先にしておくという賢い選択があるよ。手すりが付けられない場所のほとんどは「下地がない」のが理由だから、壁の中に合板の補強板を仕込んでおけば、将来必要になったとき好きな位置にすぐ付けられるの。壁を開けるついでなら追加費用は小さく済むし、後から壁を壊して補強するより断然お得なんだ。仕込む場所の目安は廊下・階段・トイレ・浴室まわり・玄関——転倒事故が多い動線だよ。ひとつだけ約束——どこに補強を入れたか、図面か写真で必ず記録を残しておいてね。数年後に「どこに入れたっけ?」では宝の持ち腐れなの。介護を見据えたリフォーム全体の考え方は介護リフォームで、床まわりの張り替えはフローリング張替えでまとめているから、計画があるならあわせて読んでみて。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(保険・補助の使いやすさ・費用と見積もりの明朗さ・取り付けの確実さ・スピードと手間・安全・トラブル対策)の総合判断だよ(2026年6月時点)。金額は複数の公開料金情報をもとにした目安で、場所・長さ・壁の下地の状態・地域・時期によって変わるの。介護保険・補助制度の条件は市区町村ごとに違うから、正確な内容は必ず市区町村の窓口・ケアマネジャーさん・各社の見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

頼み方選び(=失敗しない5基準)

このランキングは、手すり取り付けでつまずきやすい5点を基準にしてるよ。手すりは「制度を知っているかで負担が数倍変わる」「固定が甘いと逆に危ない」という特徴がある工事だからこそ、申請の順番と下地の確認が満足度のほとんどを決めるの。

① 保険・補助を使える?

介護保険の住宅改修(上限20万円・自己負担1〜3割)と自治体補助。事前申請の案内まで丁寧な業者は信頼できるよ。

② 費用と見積もりは明朗?

本体+工事費+出張費の総額で比べてね。「1箇所◯円〜」の表示は下地補強が別料金のことがあるから内訳を確認しよう。

③ 取り付けは確実?

下地(柱・間柱)への固定が鉄則。下地センサーでの確認や補強板の提案をしてくれるかが、技術力の見分けポイントなの。

④ スピードと手間は?

介護保険ルートは1〜2か月、直接依頼なら数日。急ぐ場所はレンタルでつないで、申請後に工事という合わせ技もあるよ。

⑤ 安全・トラブル対策は?

損害保険の加入、取り付け後の保証、連絡のまめさ。訪問販売の高額契約には特に注意——困ったら「188」だよ。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どう頼めば?」を一発で。介護認定の有無と住まいの事情にいちばん合う頼み方はこれだよ。

要支援・要介護の認定がある

負担を抑えてしっかり付けたい

推し介護保険の住宅改修

上限20万円・自己負担1〜3割。工事前の事前申請だけ忘れずにね。

認定なし・今すぐ付けたい

ヒヤリを最短で解消したい

推し業者へ直接依頼

室内1箇所1〜3万円目安。見積もりから数日で付くのが強みなの。

賃貸・壁に穴を開けられない

工事なしで安全を確保

推し置き型・突っ張り型レンタル

介護保険なら月数百円〜。体の変化に合わせて交換できるよ。

玄関までの段差・通路が不安

家の外の転倒リスクを断つ

推し屋外の支柱タイプ

10〜13万円程度目安。屋外も介護保険の対象になるの。

費用を最小限にしたい

自分で安全に付けたい

推しDIY(下地固定が条件)

材料費数千円〜。石膏ボード直付けだけは絶対にやめてね。

リフォーム・張替えの予定がある

将来に備えて仕込んでおく

推しついでに下地補強

壁を開けるついでなら追加が小さい。補強位置の記録も忘れずに。

ちなみに、住まいの「介護に備える」シリーズは考え方が共通なの。本人の動作の確認→制度・補助の確認→事前申請→工事という流れは、段差解消や扉交換まで含めた介護リフォームでも同じだよ。施設も視野に入れて考えるなら老人ホーム・介護施設の記事もあるから、家族で話すときの材料にしてみてね。

05CHAPTER 05

高額請求・トラブルを避ける確認ポイント

「先に工事しちゃった」——介護保険でいちばん多い失敗は順番ミス

結論:手すり取り付けでいちばんもったいない失敗が、事前申請の前に工事を済ませてしまうことだよ。介護保険の住宅改修費は「工事前の申請」が原則で、先に付けてしまうと、本来7〜9割支給されたはずの費用が全額自己負担になっちゃうの。「業者さんが今日付けられると言うから」と急いだ結果がこれだと、悔やんでも悔やみきれないよね。だから認定がある(または申請中の)人は、どんなに急いでいても、まずケアマネジャーさんに一本電話——これだけ覚えておいて。どうしても今日明日の安全が心配なら、工事不要のレンタル手すりでつないで、申請が通ってから工事するのが正解の順番なの。あわせて、領収書や工事前後の写真は実績報告で必要になるから、捨てずに保管しておいてね。

DIYの石膏ボード直付け——「20kgで抜けた」実験もある危険な落とし穴

手すりの事故でこわいのは、「付いているように見えて、強度がない」状態なの。壁の表面の石膏ボードはもろい材料で、ボードだけにねじ止めした手すりは20kg程度の荷重で抜けてしまった実験報告があるんだ。手すりは転びかけた体を瞬間的に受け止める道具——120kg級の荷重に耐える固定が求められるから、壁の中の柱・間柱(下地)に固定するのが鉄則だよ。DIYでやるなら下地センサーでの確認が必須だし、下地のない位置に付けたいなら補強板の工事が必要なの。プロに頼む場合も、「下地はどう確認しますか?」と一言聞いてみて——きちんと答えてくれる業者は信頼できるよ。取り付け後は、本人が実際に握って全体重をかけてもぐらつかないかを一緒に確認してね。

訪問販売・点検商法——クーリングオフ8日と188

高齢者のいる家を狙って、「無料で点検します」と訪ねてきて、不安をあおって高額なリフォーム契約を迫る手口のトラブルが消費生活センターに寄せられているの。手すりやバリアフリー工事も例外じゃないから、頼んでいないのに訪ねてくる業者とはその場で契約しないこと。比べる時間を作るだけで、ほとんどのトラブルは避けられるんだ。もし契約してしまっても、訪問販売・電話勧誘販売にはクーリングオフ制度(契約書面を受け取った日から8日以内)があって、書面(はがき等)や電子メールで無条件解除ができるの。強引な勧誘や納得できない請求に困ったら、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談してね。介護保険の住宅改修を使うなら、ケアマネジャーさん経由で住宅改修に慣れた業者を紹介してもらうのが、変な業者に当たらないいちばんの近道だよ。

こんな点に気をつけてね

  • 1介護保険は「申請が先・工事が後」(先に付けると全額自己負担に。急ぐ場所はレンタルでつないでから工事してね)
  • 2石膏ボードへの直付けはNG(荷重で抜けて転倒の原因に。下地への固定か補強板の工事が鉄則だよ)
  • 3頼んでいない訪問・電話勧誘で契約しない(契約してしまってもクーリングオフ8日があるよ。困ったら「188」に相談してね)
依頼前に確認することリスト:①介護認定の有無(あればまずケアマネジャーさんへ相談) ②付けたい場所と使う人の動作(立ち座りか移動か) ③壁の下地の有無と補強の要否 ④総額(本体+工事費+出張費)と保証の有無 ⑤介護保険・自治体補助の事前申請の段取り。この5つを押さえれば、はじめてでも安心して頼めるよ。納得できないトラブルが起きたら、消費者ホットライン「188」に相談してね。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・手すり取り付け依頼の3ステップ

むずかしいことはないよ。場所と動作の確認 → 制度の確認と見積もり → 工事と仕上がりチェックの3ステップ。

  1. 「どこで・どの動作が」不安かを確認する:まず、使う人が実際にどこでつまずきそうかを一緒に歩いて確認しよう。立ち座りがつらいなら縦手すり、歩くのが不安なら横手すり、階段や上がり框にはL字や斜め——動作で形が決まるの。候補の場所はスマホで写真を撮って、使う人の身長もメモしておいてね。高さの標準は床から75〜80cm前後と言われるけど、最適な位置は人によって違うから、この時点では「候補」で大丈夫だよ。
  2. 制度を確認して、見積もりを取る:要支援・要介護の認定があるなら、まずケアマネジャーさんに相談——住宅改修の事前申請と業者の紹介まで道筋をつけてくれるよ。認定がないなら、市区町村の自治体補助の有無を電話で確認してから、リフォーム会社や工務店の2〜3社に写真を添えて見積もりを頼もう。比べるのは「総額(本体+工事費+出張費)・下地の確認方法・取り付け後の保証」の3点。下地の話をきちんとしてくれる会社を選ぶのが、いちばんの見分けポイントなの。
  3. 工事に立ち会って、本人と一緒に確認する:工事当日は、できれば使う本人が立ち会って、握る高さをその場で微調整してもらうのがコツ——数センチの違いで使いやすさが全然変わるの。取り付け後は全体重をかけてもぐらつかないかを一緒に確認してね。介護保険を使った場合は、領収書と工事前後の写真が実績報告で必要だから大切に保管。最後に「ほかに危ない場所はないか」も聞いてみて——プロの目で動線を見てもらえる、せっかくの機会だからね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

手すりの取り付け費用はいくらくらいかかる?

結論:室内の1箇所(玄関の上がり框やトイレなど)なら材料費+工事費込みで1〜3万円前後が目安だよ。階段は1階分で2万6,000〜4万円、トイレは2万5,000〜5万円程度。屋外の玄関やアプローチに支柱から立てる場合は、基礎工事込みで10〜13万円程度と大きく上がるの。壁の下地の状態や手すりの長さで変わるから、場所と写真を伝えて総額の見積もりで確認してね。

介護保険を使うといくらで取り付けられる?

結論:要支援1〜2か要介護1〜5の認定があれば、住宅改修費として上限20万円までの工事費の7〜9割が支給されて、自己負担は1〜3割になるよ。たとえば10万円の工事なら自己負担1万〜3万円という計算なの。上限20万円は数回に分けて使えるし、要介護度が3段階上がったときや転居したときはリセットされて再利用できる仕組みもあるんだ。詳しい条件は市区町村の窓口かケアマネジャーさんに確認してね。

介護保険の住宅改修はどう申請すればいい?

結論:「ケアマネジャーさんに相談→工事前の事前申請→工事→領収書などの実績報告→支給」の順番だよ。いちばん大事なのは、必ず工事の前に申請すること——先に工事をしてしまうと原則支給の対象外になっちゃうの。申請には理由書や見積書、改修前の写真などが必要で、ケアマネジャーさんと施工業者が慣れていれば書類はほとんどお任せできるんだ。相談から工事完了まで1〜2か月くらいを見ておくと安心だよ。

賃貸住宅でも手すりは付けられる?

結論:壁にねじ止めする工事は大家さん・管理会社の承諾が必要だから、まずは置き型・突っ張り型のレンタル手すりから検討するのがおすすめだよ。介護保険の福祉用具貸与の対象なら月数百円程度から借りられて、工事不要で原状回復の心配もないの。承諾がもらえれば介護保険の住宅改修も賃貸で使えるよ(承諾書が必要)。体の状態が変わったらサイズや形を交換できるのも、レンタルならではの利点なんだ。

手すりを自分で(DIYで)取り付けてもいい?

結論:壁の中の柱・間柱(下地)にしっかり固定できる場合に限り、ありだよ。石膏ボードだけにねじ止めした手すりは、体重をかけると20kg程度の荷重でも抜けてしまった実験報告があるくらい危険なの。手すりには120kg級の荷重に耐える固定が求められるから、下地センサーなどで位置を確かめられないなら業者に任せてね。なお、介護保険の住宅改修はDIYの材料費だけでは対象にならない点も注意だよ。

手すりはどこに付けるのが効果的?

結論:家の中の事故が起きやすい「階段・玄関・トイレ・浴室・廊下」が定番で、動作に合わせて形を選ぶのがコツだよ。立ち座りには縦手すり、歩く場所には横手すり、階段や上がり框にはL字や斜めの手すりが目安なの。高さは床から75〜80cm前後が標準と言われるけど、使う人の身長や癖で最適な位置は変わるんだ。実際に動作をしながら位置を決めてくれる業者やケアマネジャーさんと一緒に決めるのが失敗しないコツだよ。