VOL. 359 2026 · JUNE ISSUE 階段昇降機 おすすめの選び方

階段昇降機の費用相場とレンタル・設置の選び方

結論:いす式階段昇降機の費用は、屋内の直線階段で本体+工事込み70〜100万円前後、L字・U字の曲がり階段はレールがフルオーダーになるから150〜200万円程度——というのが形別の目安だよ。そして知っておきたいのが、工事して付けるいす式は介護保険の対象外だということ。代わりに工事不要の可搬型は福祉用具レンタルの対象になるし、市区町村独自の助成制度が使えることもあるの。「費用と総額の明朗さ/階段への適合/保険・助成の使いやすさ/安全性とメンテナンス/スピードと手間」の5基準で、導入の仕方をランキングしたよ。

平均閲覧時間:約9分

  • 01直線70〜100万円・曲線150〜200万円 — 値段は「階段の形」でほぼ決まるの。レンタルなら初期15〜20万円+月1〜2万円が目安だよ
  • 02いす式は介護保険の対象外 — 工事不要の可搬型は福祉用具貸与の対象。市区町村独自の助成制度がある地域も。まず制度の確認からね
  • 03現地調査なしの契約はしない — 階段の有効幅(直線70cm・曲線75cm程度〜)、上下の停止スペース、コンセントの確認が必須だよ

01CHAPTER 01

階段昇降機はいくら?形別の目安と「値段を決める3要素」

結論:階段昇降機(いす式)の費用は「階段の形(直線か曲がりか)・レールの長さ・屋内か屋外か」の3つでほぼ決まるよ。いちばん多い屋内の直線階段は、本体+設置工事込みで70〜100万円前後が目安。直線はレールを長さに合わせて切るだけだから、工事も半日〜1日で済むの。いっぽうL字・U字・折り返しの曲がり階段は、現地で採寸して一からレールを作るフルオーダーになるから150〜200万円程度と大きく上がるんだ。屋外は防滴仕様のぶん屋内より少し高め。さらに、車いすごと乗れるタイプは直線用400万円〜・曲線用650万円〜と別格だから、家庭ではいす式が基本だよ。そしてもうひとつ大事なのが制度の話——工事して取り付けるいす式は介護保険の住宅改修・福祉用具レンタルの対象外なの。代わりに工事不要の可搬型は福祉用具貸与の対象になるし、市区町村独自の助成制度を使える地域もあるから、「いくら?」の前に「制度を使えるか?」の確認が最初の一歩なんだ。

似たテーマとの区別はこうだよ。階段に手すりを付けて自力の上り下りを支える→手すり取り付け段差解消や扉交換まで含めた住まい全体の改修→介護リフォーム通院など外出の移動そのもの→介護タクシー階段の上り下りを機械の力で支えたい→このページ。形別の目安は下のカードにまとめたね。

屋内・直線階段

本体+設置工事込みで70〜100万円前後が目安。レールを長さに合わせて切るだけだから、工事は半日〜1日で済むよ。

屋内・曲がり階段(L字・U字)

150〜200万円程度が目安。階段に合わせてレールを一から作るフルオーダーで、現地調査から設置まで1〜2か月かかるの。

屋外の階段

玄関ポーチや外階段に付ける防滴仕様。同じ形の屋内用より少し高めが目安で、雨対策のカバーや保守も込みで考えてね。

レンタル

直線用を中心に、初期費用15〜20万円程度+月額1〜2万円程度が目安。期間限定の利用やお試しに向いているよ。

中古・リユース品

直線用なら中古で数十万円安くなることも。レールの再加工や整備の内容、保証の有無をしっかり確認してね。

車いす用・特殊タイプ

車いすごと乗れるタイプは直線用400万円〜・曲線用650万円〜が目安。工事も3〜5日かかる本格設備なの。

数字は「目安」だよ:料金は階段の形・長さ・幅・屋内外、そして機種と会社の料金体系で変わるんだ。同じ直線でも、階段が長い・狭い・途中に踊り場がある、で金額は変わるの。だから必ず現地調査つきの見積もりを取って、本体+工事費+撤去費・保守費まで含めた総額で比べるのが鉄則。介護保険・助成制度の最新条件は市区町村の窓口とケアマネジャーさんに確認してね。

02CHAPTER 02

階段昇降機の導入の仕方ランキング7【2026年6月】

編集部が「費用と総額の明朗さ・階段への適合・保険・助成の使いやすさ・安全性とメンテナンス・スピードと手間」の5基準で、はじめてでも失敗しにくい順に導入の仕方をまとめたよ。階段の形と使う期間で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。金額はどれも目安で、階段の形・長さ・地域によって変わるんだ。

目的で絞り込み
比較
1

屋内の直線階段にいす式を設置する(70〜100万円が目安の標準ルート)

現地調査から最短数週間・工事は半日〜1日——2階の寝室やトイレをあきらめないための、いちばん標準のルートなの

費用 本体+工事込み70〜100万円目安 向く人 直線階段で長く使う見込み 注意 有効幅70cm程度〜が目安なの
編集部おすすめまずはここから
「2階の寝室・トイレ・お風呂に上がれなくなってきた」——そんなときの本命が、屋内の直線階段へのいす式階段昇降機の新品設置だよ。費用は本体+設置工事込みで70〜100万円前後が目安。直線階段はレールを長さに合わせて切るだけだから、工事は半日〜1日で済んで、現地調査から数週間で使い始められることが多いの。いすは使わないとき折りたためる機種が主流で、階段の有効幅70cm程度から設置できると言われているよ。動きはバッテリー駆動でゆっくり安全、電気代は月100〜150円程度とごくわずか。座面の回転・シートベルト・障害物検知など安全機能も標準的に付いているんだ。長く毎日使う機械だから、年2回程度の保守点検(年間2〜3万円目安)とセットで考えるのがおすすめ。メーカー系列や専門業者など2〜3社の現地調査つき見積もりで、総額とアフター体制を比べて選んでね。
4.7
比較
2

レンタルで導入する(初期費用+月額・期間限定や「お試し」に強い)

初期15〜20万円+月1〜2万円目安——「いつまで使うか読めない」を解決する、買わない選択肢なの

費用 初期15〜20万円+月1〜2万円目安 向く人 使う期間が読めない・お試ししたい 注意 曲がり階段は対応外・割高が多いの
期間限定ならこれ
「骨折のリハビリの数か月だけ」「介護がいつまで続くか分からない」——そんなときは、買う前にレンタルを検討してみて。費用の目安は初期費用(取り付け・撤去費など)が15〜20万円程度、月額利用料が1〜2万円程度。たとえば2年使った場合の総額はおおよそ40〜70万円で、使う期間が短いほど購入よりお得になる計算なの。逆に5年10年と長く使うなら、新品購入のほうが総額は安くなりやすいよ。レンタルの良さは「やめられる・試せる」こと——本人が怖がらずに乗れるか、暮らしが本当に楽になるかを、大きな出費の前に確かめられるんだ。注意点はひとつ、レンタルできるのは基本的に直線階段用だということ。曲がり階段用はレールがフルオーダーだから、レンタル不可か割高になることが多いの。「レンタルで試して、長く使うと分かったら買い取り・新品購入へ」という段取りも相談できる会社があるから、見積もりのとき聞いてみてね。
4.5
比較
3

中古・リユース品で設置する(直線向き・費用をぐっと抑える節約ルート)

整備済みの中古なら新品より数十万円安くなることも——「直線階段×費用重視」の人の有力候補なの

費用 新品より数十万円安くなることも 向く人 直線階段で費用を最優先したい 注意 整備内容と保証の確認が必須なの
「直線階段だし、できるだけ安く付けたい」なら、中古・リユース品の設置という選択肢があるよ。いす式階段昇降機は使われる期間が数年というケースも多くて、引き取られた機体を整備して再販売する専門業者があるの。直線用はレールを階段の長さに合わせて切り直せるから中古と相性がよくて、新品より数十万円安くなることもあるんだ。ただし中古で大事なのは値段よりも「どこまで整備されているか」——モーターやバッテリーの状態、消耗部品の交換歴、そして設置後の保証と保守対応があるかを必ず確認してね。極端に安いけれど整備内容が説明されない品や、設置工事が別料金で結局高くつく品もあるから、「本体+工事+保証」の総額で新品・レンタルと比べるのが正解だよ。毎日体を預ける機械だから、安さだけで決めずに、現地調査と試乗をさせてくれる業者を選んでね。
4.3
比較
4

曲がり階段にオーダーレールで設置する(L字・U字対応の本格ルート)

踊り場も折り返しも1本のレールでなめらかに——日本の家に多い曲がり階段の専用ルートなの

費用 150〜200万円程度が目安 向く人 L字・U字・踊り場のある階段 注意 レール製作に1〜2か月かかるの
日本の戸建てに多いL字・U字・折り返しの曲がり階段には、専用のオーダーレール型を選ぶことになるよ。現地で階段を細かく採寸して、その家のためだけにレールを一から製作するフルオーダーだから、費用は150〜200万円程度と直線用の倍近くになるの。そのぶん、踊り場や曲がり角も1本のレールでなめらかにつながって、家のどんな階段でもほぼ対応できるのが強みなんだ。必要な階段幅の目安は75cm程度からで、直線用よりひとまわり余裕が要るよ。気をつけたいのは納期——レールの製作に時間がかかるから、現地調査から設置まで1〜2か月を見ておいてね。「退院までに付けたい」など期限がある場合は、逆算して早めに動くのが大事。費用が大きいぶん、市区町村の助成制度(5位)が使えるかの確認と、複数社の現地調査つき見積もりは必ずセットでやっておこう。メーカーによっていすのサイズや回転機能も違うから、本人の体格に合うかの試乗もおすすめだよ。
4.1
比較
5

自治体の助成制度を確認してから設置する(負担が変わる見落とし注意ルート)

介護保険で付かないからこそ——「うちの市は助成ある?」の電話1本で数十万円変わることがあるの

費用 助成の額・条件は自治体ごと 向く人 高齢・障がいで設置を考えている 注意 着工前の事前申請が条件なの
いす式階段昇降機は介護保険の対象外——でも、あきらめるのはまだ早いよ。市区町村によっては、高齢の人や障がいのある人向けの住宅改修助成の中で、階段昇降機の設置を対象にしていることがあるの。名称は「高齢者住宅改修費助成」「バリアフリー化助成」「日常生活用具の給付」などさまざまで、対象になる人の条件(年齢・要介護度・障がいの程度)・助成額・対象機種・指定業者の有無は自治体ごとに全然違うんだ。共通する注意は2つ——①工事の前の事前申請が条件のことがほとんどで、先に契約・着工すると対象外になりやすいこと。②年度ごとの予算枠や「1世帯1回まで」などの回数制限があること。だから順番はかんたん、見積もりを取るのと並行して、市区町村の高齢福祉課・障害福祉課か地域包括支援センターに電話で確認——これだけなの。階段昇降機の販売業者は助成申請に慣れていることが多くて、図面や見積書など申請書類の用意を手伝ってくれるから、「助成を使いたい」と最初に伝えておくとスムーズだよ。
4.0
比較
6

可搬型階段昇降機を介護保険でレンタルする(工事不要・操作する人が必要)

工事ゼロで介護保険が使える唯一の階段昇降ルート——ただし介助する人の操作が前提なの

費用 福祉用具貸与で自己負担1〜3割 向く人 認定があり介助する人がいる 注意 操作の講習・適合確認が必要なの
「介護保険を使って階段の上り下りを助けたい」なら、対象になるのは工事のいらない可搬型階段昇降機のほうだよ。いすや車いすを載せて、介助する人が操作しながら階段を1段ずつ昇り降りする機械で、設置工事が不要だから介護保険の福祉用具貸与(レンタル)の対象になっているの。認定があれば月額レンタル料の自己負担は1〜3割で済むんだ(対象となる要介護度の条件があるから、ケアマネジャーさんに確認してね)。いす式との違いで大事なのは、本人がひとりで使う機械ではなく、介助する人の操作が前提だということ。安全に使うために事業者による操作の講習と、階段との適合確認がセットになっているよ。「毎日の上り下り」より「通院日だけ」「デイサービスの送り出しだけ」のようなピンポイントの利用に向いているの。外出の移動全体は介護タクシー、在宅の暮らしの支えは在宅介護サービスの記事もあわせて参考にしてね。
3.8
比較
7

屋外の階段に防滴タイプを設置する(玄関までの上り下りを支えるルート)

高低差のある玄関アプローチ・外階段に——「家から出られない」を解決する屋外専用ルートなの

費用 同形の屋内用より少し高め 向く人 玄関までの外階段がつらい 注意 防滴仕様・カバーと保守が大事なの
高台の家や擁壁の上の家で「道路から玄関までの外階段がつらくて外出が減った」——そんな悩みには屋外用の階段昇降機があるよ。雨風にさらされる場所だから、防滴加工された屋外専用モデルを選ぶことになって、費用は同じ形の屋内用より少し高めが目安。使わないときは防水カバーをかけて、いすを折りたたんでおく運用なの。屋外は機械にとって過酷な環境だから、保守点検は屋内以上に大事——保守契約は屋外加算(数千円程度)があることも見込んでおいてね。直線だけじゃなくL字・カーブの外階段に対応するオーダーレール型もあるよ。外構ごと見直すなら、スロープや手すりとの組み合わせも選択肢——外階段の手すりは手すり取り付け段差解消まで含めた改修は介護リフォームの記事でまとめているから、現地調査のときに合わせて相談してみてね。外出そのものの移動支援は介護タクシーという手もあるよ。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(費用と総額の明朗さ・階段への適合・保険・助成の使いやすさ・安全性とメンテナンス・スピードと手間)の総合判断だよ(2026年6月時点)。金額は複数の公開料金情報をもとにした目安で、階段の形・長さ・幅・地域・機種によって変わるの。介護保険・助成制度の条件は市区町村ごとに違うから、正確な内容は必ず市区町村の窓口・ケアマネジャーさん・各社の現地調査つき見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

導入の仕方選び(=失敗しない5基準)

このランキングは、階段昇降機でつまずきやすい5点を基準にしてるよ。階段昇降機は「家ごとに条件が違う」「制度を知っているかで負担が大きく変わる」機械だからこそ、現地調査と制度確認が満足度のほとんどを決めるの。

① 費用と総額は明朗?

本体+工事費+撤去費・保守費まで含めた総額で比べてね。「本体◯万円〜」の広告は工事費が別のことがあるから内訳の確認を。

② 階段に適合する?

有効幅(直線70cm・曲線75cm程度〜)、上下の停止スペース、コンセント。現地調査で適合をきちんと判定してくれるかが第一関門なの。

③ 保険・助成を使える?

いす式は介護保険対象外、可搬型は福祉用具貸与対象。自治体助成の有無と事前申請の案内まで丁寧な業者は信頼できるよ。

④ 安全とメンテは大丈夫?

シートベルト・障害物検知・座面回転などの安全機能と、年2回程度の保守点検(年2〜3万円目安)。緊急時の駆けつけ体制も聞いておこう。

⑤ スピードと手間は?

直線は工事半日〜1日・数週間で導入、曲線はレール製作で1〜2か月。期限があるなら逆算して早めに現地調査だよ。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どれを選べば?」を一発で。階段の形と使う期間にいちばん合う導入の仕方はこれだよ。

直線階段・長く使う見込み

2階の寝室・トイレをあきらめない

推し屋内直線いす式の新品設置

70〜100万円目安・工事半日〜1日。いちばん標準のルートなの。

使う期間が読めない・お試し

大きな出費の前に確かめたい

推しレンタル

初期15〜20万円+月1〜2万円目安。やめられるのが強みだよ。

L字・U字・踊り場のある階段

曲がり階段にも対応したい

推しオーダーレール型

150〜200万円目安・納期1〜2か月。早めの現地調査が大事なの。

直線階段・費用を最優先

できるだけ安く設置したい

推し中古・リユース品

新品より数十万円安い例も。整備内容と保証の確認が条件だよ。

介護認定があり介助者がいる

介護保険を使いたい・工事は避けたい

推し可搬型を福祉用具レンタル

自己負担1〜3割・工事不要。介助する人の操作が前提なの。

玄関までの外階段がつらい

外出のハードルを下げたい

推し屋外用の防滴タイプ

屋内用より少し高め。防水カバーと保守をセットで考えてね。

ちなみに、住まいの「介護に備える」シリーズは考え方が共通なの。本人の動作の確認→制度・助成の確認→事前申請→工事という流れは、手すり取り付け介護リフォームでも同じだよ。施設も視野に入れて考えるなら老人ホーム・介護施設の記事もあるから、家族で話すときの材料にしてみてね。

05CHAPTER 05

高額請求・トラブルを避ける確認ポイント

「介護保険で付くと思ってた」——いちばん多いのは制度の思い込み

結論:階段昇降機でいちばん多いつまずきが、「いす式も介護保険で付けられる」という思い込みだよ。手すりや段差解消は介護保険の住宅改修(上限20万円)の対象だけど、いす式階段昇降機は住宅改修にも福祉用具レンタルにも含まれていないの。だから基本は自費——そのうえで、①工事不要の可搬型なら福祉用具貸与の対象になる②市区町村独自の助成制度が使える地域がある、という2つの抜け道を知っているかで負担が大きく変わるんだ。助成を使うなら「契約・着工の前の事前申請」が条件のことがほとんどで、先に工事すると対象外になりやすいから、順番だけは間違えないで。認定がある(または申請中の)人は、見積もりを取る前にケアマネジャーさんと市区町村の窓口に一本電話——これだけ覚えておいてね。

現地調査なしの「一律◯万円」契約——適合しない機械は危険のもと

階段昇降機は家の階段に合ってはじめて安全に使える機械なの。階段の有効幅(直線70cm・曲線75cm程度〜が目安)、上下の停止スペース、充電用コンセントの位置、そして使う本人の体格や座る力——これらを確認せずに「一律◯万円で付きます」と契約を急がせる話には乗らないで。きちんとした業者は必ず現地調査をして、図面と見積もりを無料で出してから契約に進むよ。賃貸や共同住宅の共用階段に付けたい場合は、大家さん・管理組合の承諾が必要なことも忘れずに。あと地味に大事なのが「使い終わったあと」のこと——撤去費がいくらか、レンタルなら原状回復まで込みか、買い取りや下取りはあるかを、契約前に聞いておくと後悔がないの。試乗できるショールームや体験会を持っている会社なら、本人が怖がらずに乗れるかも確かめられるよ。

訪問営業・高額契約——クーリングオフ8日と188

高齢者のいる家を狙った住宅設備の訪問営業トラブルは、消費生活センターに継続的に寄せられているの。階段昇降機も数十万〜百万円超の大きな買い物だから、頼んでいないのに訪ねてきた業者とその場で契約するのは絶対にやめてね。比べる時間を作るだけで、ほとんどのトラブルは避けられるんだ。もし契約してしまっても、訪問販売・電話勧誘販売にはクーリングオフ制度(契約書面を受け取った日から8日以内)があって、書面(はがき等)や電子メールで無条件解除ができるの。強引な勧誘や納得できない請求に困ったら、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談してね。業者選びに迷ったら、ケアマネジャーさんや地域包括支援センターに相談して、福祉住環境に慣れた業者を紹介してもらうのが、変な業者に当たらないいちばんの近道だよ。

こんな点に気をつけてね

  • 1いす式は介護保険の対象外(可搬型は福祉用具貸与の対象。自治体助成は「契約・着工前の事前申請」が条件だよ)
  • 2現地調査なしの契約はしない(階段幅・停止スペース・コンセント・本人の体格。図面と見積もりを見てから決めてね)
  • 3頼んでいない訪問・電話勧誘で契約しない(契約してしまってもクーリングオフ8日があるよ。困ったら「188」に相談してね)
依頼前に確認することリスト:①階段の形(直線か曲がりか)と有効幅・写真 ②介護認定の有無(あればまずケアマネジャーさんへ相談) ③市区町村の助成制度の有無と事前申請の段取り ④総額(本体+工事+撤去・保守)と保証・アフター体制 ⑤本人が試乗できるか。この5つを押さえれば、はじめてでも安心して頼めるよ。納得できないトラブルが起きたら、消費者ホットライン「188」に相談してね。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・階段昇降機 導入の3ステップ

むずかしいことはないよ。階段と本人の確認 → 制度の確認と現地調査 → 設置と操作説明の3ステップ。

  1. 階段の形と「誰が・いつ使うか」を確認する:まず階段が直線か、L字・U字の曲がりかを確認して、スマホで階段全体と上下の床まわりの写真を撮っておこう。メジャーがあれば階段の幅(目安:直線70cm・曲線75cm程度〜)も測っておくと話が早いの。あわせて大事なのが使う人の状態——ひとりで座って操作できるのか、介助する人がいるのかで、いす式か可搬型かの方向が決まるよ。「いつまで使いそうか」(リハビリ期間だけ? ずっと?)も、購入かレンタルかの分かれ目だから家族で話しておいてね。
  2. 制度を確認して、現地調査つきの見積もりを取る:介護認定があるならまずケアマネジャーさんに相談——可搬型の福祉用具貸与や自治体助成まで道筋をつけてくれるよ。認定がなくても、市区町村の高齢福祉課に助成制度の有無を電話で確認してから動くのが正解。そのうえで、メーカー系列や専門業者の2〜3社に現地調査を依頼しよう(調査・図面・見積もりは無料の会社が多いの)。比べるのは「総額(本体+工事+撤去・保守)・納期・保証とアフター体制」の3点。助成を使うなら申請が通ってから契約・着工の順番を守ってね。
  3. 設置に立ち会って、操作説明を本人と一緒に受ける:設置当日は使う本人が立ち会って、座り心地・ベルト・座面の回転・リモコン操作をその場で確認するのがコツ——いすの高さやひじ掛けは、体格に合わせて調整できることが多いの。緊急停止の仕方と、停電・故障時の連絡先も家族みんなで共有しておこう。最後に保守契約(年2回点検・年2〜3万円目安)とバッテリー交換の時期を確認して、書類は領収書ごと保管——助成を使った場合は実績報告で必要になるからね。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

階段昇降機の価格はいくらくらいかかる?

結論:屋内の直線階段用なら本体+設置工事込みで70〜100万円前後、L字やU字の曲がり階段用はレールがフルオーダーになるから150〜200万円程度が目安だよ。屋外用は防滴仕様のぶん少し高くなりがちで、車いすごと乗れるタイプは直線用400万円〜とぐっと上がるの。階段の長さや形で変わるから、必ず現地調査つきの見積もりで総額を確認してね。

階段昇降機に介護保険は使える?

結論:工事をして取り付ける「いす式階段昇降機」は、介護保険の住宅改修にも福祉用具レンタルにも含まれていないの。いっぽう、工事のいらない「可搬型階段昇降機」は福祉用具貸与の対象で、認定があれば月額レンタルで使えるよ。さらに市区町村によっては、いす式の設置に独自の助成制度を用意していることがあるんだ。条件や金額は自治体ごとに違うから、ケアマネジャーさんと市区町村の窓口に確認してね。

階段昇降機はレンタルできる?費用は?

結論:直線階段用を中心にレンタルできるよ。初期費用(取り付け・撤去費など)が15〜20万円程度、月額利用料が1〜2万円程度というのがよくある目安なの。骨折のリハビリ期間だけ使いたい、介護の期間が読めない——そんなときは買うよりレンタルが合うことが多いんだ。曲がり階段用はレールがオーダーになるからレンタルできない・割高になることが多い点だけ注意してね。

設置できる階段の条件は?

結論:目安として、直線階段用で有効幅70cm程度、曲がり階段用で75cm程度の幅が必要と言われているよ。ほかにも、階段の上下にいすが停止するスペースを確保できること、充電用のコンセントが近くにあることが基本条件なの。階段が狭めでも機種選びや折りたたみ機能で設置できる場合があるから、あきらめる前に現地調査で確認してもらってね。賃貸や共同住宅の共用階段は、大家さんや管理組合の承諾も必要だよ。

電気代やメンテナンス費用はどれくらい?

結論:電気代はバッテリー充電式で月100〜150円程度とごくわずかだよ。維持費の中心は保守点検で、個人宅なら年2回訪問で年間2〜3万円程度の保守契約が目安(屋外設置は少しプラス)なの。保守契約は任意のことが多いけど、毎日体を預ける機械だから、定期点検つきで使うのが安心だよ。バッテリーは数年で交換が必要になることも見込んでおいてね。

工事にはどれくらい時間がかかる?

結論:屋内の直線階段なら、設置工事そのものは半日〜1日で終わることがほとんどだよ。曲がり階段用は階段に合わせてレールを一から製作するから、現地調査から設置まで1〜2か月かかるのが普通なの。車いすごと乗れるタイプは工事だけで3〜5日程度かかることもあるんだ。「夏の帰省までに」など期限があるなら、レール製作の期間から逆算して早めに現地調査を頼んでね。