VOL. 396 2026 · JUNE ISSUE デジタル遺品整理 失敗しない進め方

デジタル遺品整理の費用相場と頼み先ランキング

結論:大切な人が遺したスマホやパソコンの中身、ネット上の契約や資産を整理するのがデジタル遺品整理だよ。まず知っておきたいのは、サブスクは止めないと料金が引き落とされ続けること、そしてロック解除は必ず開くとは限らないこと。費用は専門業者の基本プランで4万円前後〜、ロック解除やデータ復旧が加わると数万〜十数万円になることもあるの。このページでは「費用のわかりやすさ・対応できる範囲・ロック解除やデータ救出の力・相続手続きへの強さ・安心して任せられるか」の5基準で、頼み先をまとめたよ。気持ちの整理も大切な時期だから、無理のないペースで進めてね。

平均閲覧時間:約8分

  • 01まずサブスク・クレカを止める — 解約しないと請求が続くよ。明細とメールから契約を洗い出すのが最優先なの
  • 02費用は内容しだいで数万〜十数万円 — 基本プラン4万円〜+ロック解除やデータ復旧は作業ごとに加算されるよ
  • 03頼み先は専門業者・修理店・専門家から選ぶ — 全部任せたいか、特定の作業だけかで最適解が変わるの

01CHAPTER 01

デジタル遺品整理の費用相場と、やることの全体像

結論:デジタル遺品整理は、故人がスマホ・パソコン・ネット上に遺した「目に見えない財産や契約」を整理すること。写真やメッセージなどの思い出データ、SNSやメールのアカウント、サブスク(定額サービス)、ネット銀行・ネット証券・暗号資産などが対象だよ。費用の目安は、専門業者の基本プランで4万円前後〜。そこにパスワード解除(3万〜15万円ほど)やデータ復旧(軽度1〜5万円・重度は数十万円のことも)、アカウント解約といった作業ごとの料金が加わる形が多いの。契約先が分かっていて自分で解約するだけなら、手数料ほどで済むこともあるよ。費用は作業が増えるほどふくらむから、必ず「総額」と「どこまでやってくれるか」を見積もりで確かめてね。

進めるときのコツは、急ぐもの落ち着いてやるものを分けること。サブスクやクレジットカードは止めないと請求が続くから最優先。一方、思い出の写真やSNSアカウントは、気持ちが落ち着いてからゆっくり整理して大丈夫。ネット銀行・証券・暗号資産などの資産は、相続するか相続放棄するかの判断にも関わるから、早めに有無だけでも調べておくと安心だよ。遺品整理・生前整理で家全体を片付けるときに、デジタルの整理も一緒に進めると抜け漏れが少ないの。

専門業者の基本プラン(4万円前後〜)

機器の調査・データ整理・アカウント解約などをまとめて。内容によって作業料金が上乗せされるよ。

パスワード解除(3万〜15万円目安)

ロックされたスマホ・パソコンを開ける作業。難しいほど高くなり、開けないこともあるの。

データ復旧(軽度1〜5万・重度は数十万も)

水没・破損で読めなくなったデータの取り出し。症状で費用が大きく変わるよ。

サブスク・カードの解約(最優先・低コスト)

止めないと料金が続くから真っ先に。明細とメールから契約を洗い出すのが第一歩なの。

ネット資産の相続手続き(内容で変動)

ネット銀行・証券・暗号資産の調査と名義変更・解約。専門家に代行を頼める領域だよ。

自分で整理(0円〜)

IDが分かり時間をかけられるなら、自分で調べて解約・整理する手も。いちばん安く済むの。

「急ぐもの」から手をつけてね:サブスク・クレカの停止(止めないと請求が続く)→②ネット資産の有無の確認(相続の判断に関わる)→③ロック解除・データ救出(必要なら専門業者へ)→④SNS・メールの整理(落ち着いてからでOK)。クレジットカードを先に解約するとサブスクの請求だけ残ることがあるから、サブスクを止めてからカードの順番が安心だよ。

02CHAPTER 02

デジタル遺品整理の頼み先ランキング7【2026年6月】

編集部が「費用のわかりやすさ・対応できる範囲・ロック解除やデータ救出の力・相続手続きへの強さ・安心して任せられるか」の5基準で、状況に合わせて選びやすい順に頼み先を並べたよ。全部まとめて任せたいのか、ロック解除だけ・相続手続きだけといった特定の作業を頼みたいのかで、向いている相手は変わるの。

目的で絞り込み
比較
1

デジタル遺品整理の専門業者(調査からアカウント解約まで一気通貫)

何から手をつけるか分からなくても、まとめて任せられる

費用 基本4万円〜+作業別 強み 調査〜解約まで一気通貫 注意 作業が増えると高額に
編集部おすすめ迷ったら
「何から手をつけたらいいか分からない」なら、まずデジタル遺品整理の専門業者が本命だよ。ロックされた端末の解除、写真やデータの整理、契約中サービスの特定と解約、SNS・メールの削除、不要データの完全消去まで、デジタルまわりをまとめて任せられるのが値打ち。費用は基本プランで4万円前後〜が目安で、そこにパスワード解除やデータ復旧などが作業ごとに加わるの。気をつけたいのは、作業が増えるほど総額がふくらむこと。だから依頼前に「どこまでやってくれて、いくらになるか」を総額の見積もりで確かめてね。遺族の手で個人情報やデータを扱うのが不安な人、時間や気力に余裕がない人にこそ向いている選択肢。データの取り扱い方針(作業後にどう消去・返却するか)も、あわせて確認すると安心だよ。
4.7
比較
2

パソコン・スマホ修理/サポート店(ロック解除・データ取り出し)

中の写真やデータだけ取り出せれば十分、という人に

費用 1台2〜5万円目安 強み ロック解除・データ救出 注意 解約や相続は範囲外
「中の写真やデータだけ取り出せれば十分」なら、身近なパソコン・スマホの修理/サポート店が頼みやすいよ。ロック解除やデータの取り出しを作業単位で頼めるのが値打ちで、料金体系も「ログイン解除いくら」「データ取り出しいくら」と分かりやすい店が多いの。費用は1台2〜5万円が目安で、難しいほど高くなりがち。気をつけたいのは、対応してくれるのは主にロック解除やデータ救出までで、サブスクの解約やネット資産の相続手続きは範囲外のことが多い点。そこは自分で進めるか、別の相談先が必要になるよ。それでも、必要な作業だけを選んで頼めるので費用を抑えやすいのが魅力。依頼前に機種と症状を伝えて、成功する見込みと料金、ダメだったときの費用を確認してね。近所のお店なら、相談しやすいのも安心だよ。
4.5
比較
3

データ復旧の専門業者(水没・破損データの取り出しに特化)

壊れて読めない機器から、大事なデータを救い出す

費用 症状しだいで変動 強み 重度の故障に強い 注意 高額見積もりのことも
スマホやパソコンが水没した・落として壊れた・電源が入らないといった理由でデータが読めないときは、データ復旧の専門業者の出番だよ。基板やストレージといった物理的な故障からデータを取り出す高い技術を持っていて、ほかでは無理だったケースでも救い出せることがあるの。値打ちは、思い出の写真や、ネット資産の手がかりになるデータをあきらめずに探せること。気をつけたいのは、費用が症状しだいで大きく変わり、軽度なら1〜5万円、重度だと数十万円になることもある点。初期診断のあとに高額な見積もりが出ることもあるから、診断は無料か・成功報酬型か(取り出せなければ費用がかからないか)を先に確認してね。どうしても取り戻したい大事なデータがある人向けの、専門性の高い選択肢だよ。まずは相談して、見込みと料金を聞いてみてね。
4.3
比較
4

遺品整理業者のデジタル対応(部屋の片付けとまとめて)

家全体の片付けと、機器の整理を一度の訪問で

費用 整理費にオプション加算 強み 物理整理とまとめて 注意 高度な解除は外注も
「家全体の片付けと、デジタルの整理を一度にすませたい」なら、デジタル対応のある遺品整理業者が便利だよ。部屋の遺品整理に来てもらう流れで、パソコン・スマホ・タブレットなどの機器の整理やデータ消去もまとめてお願いできるのが値打ち。何度も別の業者を呼ばずに済むから、遠方に住んでいて何度も足を運べない人にも向いているの。費用は遺品整理費に、デジタル対応のオプション料金が加わる形が多いよ。気をつけたいのは、業者によって対応の幅に差があり、難しいロック解除やデータ復旧は提携の専門業者へ外注することがある点。その場合は割高になったり日数がかかったりするの。依頼前に「デジタルでどこまでやってくれるか」「追加費用はいくらか」を見積もりで確かめてね。遺品整理・生前整理の記事もあわせて読むと、全体の段取りがつかめるよ。
4.1
比較
5

司法書士・行政書士など専門家(ネット資産の相続手続きを代行)

ネット銀行・証券・暗号資産の相続手続きを任せられる

費用 手続き内容で変動 強み 相続手続きを代行 注意 ロック解除は範囲外
故人にネット銀行・ネット証券・暗号資産(仮想通貨)などの資産がありそうなら、司法書士・行政書士などの専門家に相談すると安心だよ。取引先の調査から、戸籍謄本などの相続書類の準備、払い戻し・名義変更・口座解約といった相続手続きの代行まで任せられるのが値打ち。ネット上の資産は遺族が実態をつかみにくく、手続きも会社ごとにバラバラで複雑だから、プロの手を借りると抜け漏れを防げるの。相続するか相続放棄するかの判断にも関わるので、借金やマイナスの資産が心配なときも相談先になるよ。費用は手続きの内容や資産の数で変わるから、見積もりをもらってね。気をつけたいのは、専門家は手続きのプロであって、機器のロック解除やデータ整理は専門外なこと。ロック解除が必要なら、専門業者や修理店と組み合わせて進めるといいよ。
3.9
比較
6

各サービスの公式窓口(キャリア・各社で自分で解約・停止)

契約先が分かっているなら、公式手続きで確実に止める

費用 手数料ほどで安い 強み 公式で確実・安心 注意 窓口探しと書類が手間
契約先がはっきり分かっているなら、携帯キャリアや各サービスの公式窓口で、自分で手続きするのがいちばん確実だよ。スマホの回線、サブスク、SNS、メールなど、それぞれの会社が「亡くなった方の契約」向けの手続きを用意しているの。費用は解約手数料ほどで、基本は低コストなのが値打ち。SNSやメールには、遺族の申請でアカウントを削除したり追悼用に切り替えたりできる仕組みもあるよ。気をつけたいのは、サービスごとに窓口や必要書類(死亡が確認できる書類・続柄の分かる書類など)が違って手間がかかること。契約数が多いと、洗い出すだけでも大変なの。電話やフォームで連絡するときは、本人が亡くなったことと、遺族として手続きしたい旨を伝えて、案内に沿って進めてね。数が多くて手に負えないときは、専門業者に特定と解約を任せる手もあるよ。
3.8
比較
7

自分で手続き(生前のID共有・エンディングノートで0円〜)

IDが分かり時間をかけられるなら、いちばん安い

費用 0円〜 強み いちばん安い 注意 ID不明だと手詰まりに
IDやパスワードが分かっていて、時間と気力に余裕があるなら、自分で手続きするのがいちばん安く済むよ。生前にエンディングノートでID・契約情報が共有されていたり、ロック解除の方法が分かっていたりすると、ぐっとスムーズ。手順は、クレジットカードや銀行口座の明細・スマホに届くメールから契約中のサービスを洗い出す→ログインできるものはマイページで解約→できないものは公式窓口へ、という流れだよ。費用は0円〜で、思い出のデータも自分の手で確認できるのが値打ち。気をつけたいのは、スマホ・パソコンのロックが解けないと先に進めないことがある点。最近の端末は遺族でも開けないことがあり、そこで手詰まりになりがちなの。解除が必要なら専門業者や修理店に頼り、自分でできる解約・整理だけ進める、という組み合わせも賢いやり方だよ。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(費用のわかりやすさ・対応できる範囲・ロック解除やデータ救出の力・相続手続きへの強さ・安心して任せられるか)の総合判断だよ(2026年6月時点)。費用は依頼内容・機器の台数や状態・難しさで変わるから目安として見てね。実際の金額・対応可否は、必ず見積もりと各社の公式情報で確認してね。

03CHAPTER 03

頼み先の選び方(=失敗しない5基準)

このランキングは、デジタル遺品整理でつまずきやすい5点を基準にしているよ。費用のわかりやすさ・対応できる範囲・ロック解除やデータ救出の力・相続手続きへの強さ・安心して任せられるかを順に確かめると、自分に合う頼み先がすっと決まるはず。

① 費用はわかりやすい?

基本料金と作業ごとの加算が明確か。「総額でいくら」「どこまでやってくれるか」を見積もりで確認してね。

② 対応できる範囲は?

ロック解除だけか、解約・相続手続き・データ消去までか。やってほしいことに合う相手かを見極めよう。

③ ロック解除・データ救出の力は?

必ず開くとは限らないの。成功の見込みと、ダメだったときの費用を先に聞いておくと安心だよ。

④ 相続手続きに強い?

ネット銀行・証券・暗号資産があるなら、調査と手続きを代行できる専門家が頼りになるよ。

⑤ 安心して任せられる?

故人の個人情報を扱う作業なの。データの取り扱い方針(消去・返却)と実績を確認しよう。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どこに頼めば?」を一発で。あなたの状況にいちばん合う頼み先はこれだよ。

何から手をつけるか分からない

まとめて任せたい

推しデジタル遺品整理の専門業者

調査・データ整理・解約・消去まで一気通貫。総額の見積もりとデータの取り扱いを確認してね。

写真やデータを取り出したい

ロック解除がしたい

推しパソコン・スマホ修理/サポート店

作業単位で頼めて費用を抑えやすいよ。成功の見込みとダメな場合の費用を先に確認しよう。

水没・破損で読めない

どうしても救い出したい

推しデータ復旧の専門業者

物理障害に強い専門技術で取り出し。診断無料か・成功報酬型かを確かめてから頼んでね。

サブスクの請求を止めたい

早く・安く止めたい

推し各サービスの公式窓口

明細とメールで契約を洗い出し、公式窓口で停止。カードより先にサブスクを止めてね。

ネット銀行・証券・暗号資産がある

相続手続きが必要

推し司法書士・行政書士など専門家

調査と名義変更・解約を代行。相続放棄の判断にも関わるから早めの相談が安心だよ。

家の片付けとまとめて

一度の訪問ですませたい

推し遺品整理業者のデジタル対応

部屋の整理と機器の処分を同時に。デジタル対応の範囲と追加費用を見積もりで確認してね。

家全体の片付けや手放しの段取りは遺品整理・生前整理、元気なうちの備えは生前整理、パソコン本体の不調はパソコン修理もあわせてチェックしてみてね。

05CHAPTER 05

デジタル遺品整理のつまずき注意点

サブスク・クレカは「止めないと請求が続く」=最優先

結論:デジタル遺品でいちばん多い困りごとが、サブスク(定額サービス)の解約忘れで料金が引き落とされ続けること。まずはクレジットカードや銀行口座の明細、スマホに届くメールから、契約中のサービス名を洗い出してね。ログインできるものはマイページで解約、できないものは各サービスの窓口に「契約者が亡くなった」ことを伝えて止めてもらうの。注意したいのが順番。クレジットカードを先に解約すると、引き落としができずに請求だけが残ってしまうことがあるから、サブスクを止めてからカードを解約するのが安心だよ。

ロック解除は「必ず開く」わけじゃない

最近のスマホ・パソコンはセキュリティが強く、専門業者でもロックを開けない・データを取り出せないことがあるの。だから「依頼すれば必ず中身が見られる」とは思わずに、成功の見込みと、ダメだったときの費用を先に確認してね。無理な解除でデータが消えてしまうリスクもあるよ。いちばんの対策は、生前に家族がロックを解ける状態にしておくこと。解除方法をエンディングノートなどに書き残しておくと、いざというときに困らないの。

ネット資産は早めに調査——相続放棄の判断にも関わる

ネット銀行・ネット証券・暗号資産・FXなどは、通帳が手元になく遺族が存在に気づきにくいのが難しいところ。見落としたまま相続手続きを終えると、あとから発覚して大変なことになりかねないの。手がかりは、キャッシュカード・メール・アプリ・カード明細の入出金。証券会社が分からないときは証券保管振替機構(ほふり)への開示請求も使えるよ。借金やマイナスの資産が見つかると、相続放棄の判断(期限あり)にも関わるから、資産の有無だけでも早めに調べて、必要なら司法書士・行政書士などの専門家に相談してね。

業者選びは相見積もり+データの取り扱いを確認(困ったら188)

デジタル遺品整理は、作業が増えるほど費用がふくらみやすく、初期見積もりより高くなった・追加料金を後から請求されたという声もあるの。だから「総額」と「どこまでやってくれるか」を書面で出してもらい、できれば2〜3社で相見積もりを取ってね。故人の個人情報を扱う作業だから、作業後にデータをどう消去・返却するかの方針も大事。料金やサービスのトラブルで困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや)」に相談すると、最寄りの消費生活センターにつないでくれるよ。あわてず、納得してから契約してね。

進める前のチェックリスト:サブスク・クレカを止める(明細・メールから契約を洗い出し/サブスク→カードの順) ②ネット資産の有無を確認(相続放棄の判断・期限に関わる) ③ロック解除は成功の見込みとダメな場合の費用を先に確認 ④SNS・メールは各社の正規手続きで(残したいデータは先に保存) ⑤業者は総額と対応範囲を書面で・2〜3社相見積もり、データの取り扱いも確認。料金トラブルは消費者ホットライン188へ。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・進め方の3ステップ

むずかしいことはないよ。急ぐものを止める → 資産と中身を調べる → 頼み先を決めて整理の3ステップ。順番どおりに進めると、ムダな出費なく落ち着いて整理できるの。

  1. まず急ぐものを止める:クレジットカードや口座の明細、スマホに届くメールから契約中のサブスク・有料サービスを洗い出して停止してね。止めないと料金が続くから最優先だよ。順番は、サブスクを止めてからカードを解約。請求だけ残るのを防げるの。ログインできないものは、各サービスの窓口に遺族として連絡を。
  2. 資産と中身を調べる:ネット銀行・ネット証券・暗号資産などの有無を、カードやメール、アプリの手がかりから確認してね。相続放棄の判断(期限あり)にも関わるから早めに。あわせて、スマホ・パソコンの中の残しておきたい写真やデータも確認しておくの。ロックが解けないときは、無理せず専門業者や修理店に相談しよう。
  3. 頼み先を決めて整理する:全部まとめて任せたいなら専門業者、ロック解除やデータ救出だけなら修理店・データ復旧業者、相続手続きなら司法書士・行政書士、家の片付けとまとめてなら遺品整理業者へ。見積もりは「総額・対応範囲・データの取り扱い」をそろえて2〜3社で比較してね。この3ステップで、はじめてでも落ち着いて進められるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

デジタル遺品整理の費用はいくらかかるの?

結論:依頼する内容と機器の台数・難しさで大きく変わるよ。専門業者の基本プランは4万円前後〜が目安で、そこにパスワード解除やデータ復旧、アカウント解約といった作業ごとの料金が加わる形が多いの。パスワード解除だけでも3万〜15万円ほど、データ復旧は症状しだいで軽度なら1〜5万円、水没や物理破損の重度だと数十万円になることもあるよ。一方、契約先が分かっていて自分で解約するだけなら、手数料ほどで済むこともあるの。料金は作業が増えるほどふくらむから、必ず「総額」と「どこまでやってくれるか」を見積もりで確認して、できれば2〜3社で相見積もりを取ってね。

故人のスマホ・パソコンのパスワードがわからない。ロック解除できる?

結論:解除できることもあるけれど、必ず開くとは限らないよ。最近の端末はセキュリティが強く、専門業者でも開けない・データを取り出せないことがあるの。ロック解除やデータ取り出しは、デジタル遺品整理の専門業者やパソコン・スマホの修理/サポート店、データ復旧業者が作業単位で対応してくれるよ。費用は1台2〜5万円が目安で、難しいほど高くなりがち。注意したいのは、無理な解除でデータが消えてしまうリスクや、高額になりやすいこと。依頼前に機種と状況を伝えて、成功する見込みと料金、ダメだったときの費用を確認してね。生前に、いざというとき家族がロックを解けるようにしておくのがいちばんの備えだよ。

サブスク(定額サービス)の解約はどうすればいい?

結論:解約しない限り料金は引き落とされ続けるから、できるだけ早めに止めるのが大事だよ。まずはクレジットカードや銀行口座の明細、スマホに届くメールから、契約中のサービス名を洗い出してね。ログインできるものはマイページから解約、ログインできないものは各サービスの窓口に「契約者が亡くなった」ことを伝えて、遺族としての停止手続きをお願いするの。気をつけたいのが、クレジットカードを先に解約してしまうと引き落としができずに請求だけが残ってしまうことがある点。サブスクを止めてからカードを解約する順番が安心だよ。自分で探すのが大変なときは、デジタル遺品整理の専門業者が契約の特定から解約まで手伝ってくれるの。

ネット銀行・ネット証券・暗号資産はどう調べて相続するの?

結論:まず取引先を探し当てて、それぞれの会社で相続手続きをする流れになるよ。キャッシュカードやメール、スマホのアプリ、カード明細の入出金から手がかりを探してね。証券会社が分からないときは、証券保管振替機構(ほふり)に開示請求すると口座のある会社の一覧を確認できるの。取引先が分かったら、戸籍謄本や遺産分割協議書などの相続書類を提出して、払い戻しや名義変更、口座解約を進めるよ。暗号資産は取引所に相続手続きを問い合わせ、自分で管理するウォレット保管分は秘密鍵が必要になるの。手続きが複雑で、相続放棄するかどうかの判断にも関わるから、司法書士や行政書士などの専門家に相談すると安心だよ。

SNSアカウントやメールはどうやって閉じるの?

結論:各サービスに用意された「亡くなった方のアカウント」向けの手続きを使うよ。主要なSNSやメールには、遺族からの申請でアカウントを削除したり、追悼用に切り替えたりできる仕組みがあるの。多くは、本人が亡くなったことが分かる書類(死亡が確認できる書類や続柄が分かる書類)の提出を求められるよ。ログインできる場合は自分で退会することもできるけれど、故人のアカウントに勝手にログインすること自体を禁じているサービスもあるから、案内に沿って正規の手続きで進めるのが安心。写真やメッセージなど残しておきたいデータがあれば、削除する前に保存しておいてね。手順が分からないときは、専門業者が代行・サポートしてくれるよ。

自分(生前)にできるデジタル終活の備えは?

結論:「いざというとき家族が困らない最低限」を残しておくのが、いちばんの備えだよ。国民生活センターも、スマホの中の見えない契約で遺族が困らないよう、デジタル終活を呼びかけているの。具体的には、①スマホ・パソコンのロックを家族が解ける状態にしておく(解除方法をエンディングノート等に記す)②契約中のサブスクや有料サービスの名前を一覧にする③ネット銀行・証券・暗号資産は会社名と支店名くらいはメモに残す④見られたくないデータは生前に整理しておく、の4つが基本。IDやパスワードそのものは紛失・悪用のリスクがあるから、保管場所を家族に伝える形が安全だよ。元気なうちの少しの準備が、残された家族の手間とお金を大きく減らしてくれるの。