01CHAPTER 01
そのひび、危険?「幅0.3mm」の見分け方と工法別の費用相場
結論:基礎のひび割れでまず確かめたいのは「幅・向き・サイン」の3つだよ。分かれ目は幅0.3mm——0.3mm未満の髪の毛のように細いひび(ヘアクラック)は、コンクリートの乾燥収縮や表面の化粧モルタルだけのひびのことが多くて、緊急性は低めと言われているの。一方、幅0.3mm以上で深さのあるひび(構造クラック)は、雨水が入って中の鉄筋をさびさせたり、不同沈下(地盤の沈み)のサインだったりして、放っておくと強度低下につながるおそれがあるんだ。幅は名刺(厚さ約0.3mm)がひびにすっと入るかでだいたい見分けられるよ。さらに横や斜めに長く走るひび・同じ場所に集中する複数のひび・茶色いさび汁・表面の剥がれ(中の鉄筋が見える)は危険度高めのサインだから、早めに専門家へ。費用の目安は、表面の充填(シール)工法が1箇所数千円〜2万円程度、Uカットシール工法が1mあたり2,000〜6,000円、ひびの奥まで樹脂を入れるエポキシ樹脂低圧注入が1mあたり1〜3万円、アラミド繊維シート補強が1㎡あたり2〜4万円。出張費や最低受注額があるから、1箇所だけでも総額数万円になることが多いの。
似たテーマとの区別はこうだよ。外壁(壁面)のひび・剥がれ→外壁補修、外壁材のつなぎ目の目地→コーキング打ち替え、家全体の耐震性が心配→耐震診断、基礎コンクリートのひび割れ→このページ。工法別の費用感は下のカードにまとめたね。
充填(シール)工法
ヘアクラック向け。表面にシール材を塗り込んで雨水の浸入を防ぐの。1箇所数千円〜2万円程度が目安だよ。
Uカットシール工法
ひびに沿ってU字の溝を掘り、補修材を充填。幅0.3mm以上向けで1mあたり2,000〜6,000円が目安なの。
エポキシ樹脂低圧注入
ひびの奥までゆっくり樹脂を注入してコンクリートと一体化。構造クラックの本命で1mあたり1〜3万円目安。
アラミド繊維シート補強
鋼材より強くさびない繊維シートを貼って基礎ごと補強。1㎡あたり2〜4万円目安で、地震への備えにもなるよ。
建築士の住宅診断
原因と危険度を中立の立場で調べてもらう選択肢。目視5〜7万円・機材を使う詳細調査は6〜12万円が目安。
大規模な基礎補強
沈下や劣化が進んだ場合の打ち増し・基礎全体の補強は数十万〜100万円超のことも。必ず診断とセットでね。