VOL. 257 2026 · JUNE ISSUE 屋根葺き替え・カバー工法 費用比較

屋根葺き替えとカバー工法の費用相場と選び方ランキング

結論:30坪の家の目安で、カバー工法(重ね葺き)が80〜160万円程度、葺き替えが130〜260万円程度だよ。スレート屋根で雨漏りや下地の傷みがなければカバー工法、瓦屋根や下地が傷んでいる家は葺き替えが基本の選び方。葺き替えで屋根が軽くなると地震にも強くなって、耐震・省エネの補助金を使える場合があるんだ。気をつけたいのは、下地が傷んだ屋根への無理なカバー工法と、「無料点検」から始まる訪問勧誘。「総額のわかりやすさ・屋根の状態との相性・耐久性とメンテナンス・地震や台風への強さ・依頼先と保証の信頼性」の5基準で、失敗しにくい順にまとめたよ。

平均閲覧時間:約8分

  • 01カバー工法は80〜160万円程度 — 撤去・処分費がない分、葺き替えより数十万円安くなりやすいよ
  • 02葺き替えは130〜260万円程度 — 下地から直せる唯一の方法。瓦屋根・雨漏りした家はこちらだよ
  • 03足場代15〜25万円程度も総額で確認 — 外壁塗装と同時にやると足場代を1回分にできるんだ

01CHAPTER 01

葺き替えとカバー工法とは?費用相場と違いの基本

結論:屋根の大規模リフォームには2つの方法があるんだ。「葺き替え」は今の屋根材を全部はがして下地から新しくする方法で、「カバー工法(重ね葺き)」は今の屋根の上に防水シートと新しい屋根材を重ねる方法。葺き替えだけに「既存屋根の撤去・処分」と「下地の補修」の工程があるから、その分費用が高くなるんだよ。30坪(屋根面積80〜100㎡程度)の目安は、カバー工法が80〜160万円程度、スレートからガルバリウム鋼板への葺き替えが130〜180万円程度、瓦からだと140〜260万円程度。どちらも足場代15〜25万円程度が別途かかるか、総額に含まれているかを必ず確認してね。

使う屋根材の単価の目安は、アスファルトシングルが3,500〜6,500円/㎡程度、スレートが4,000〜8,000円/㎡程度、ガルバリウム鋼板が9,000〜12,000円/㎡程度、瓦が9,000〜16,000円/㎡程度。いま主流なのは、軽くてさびに強いガルバリウム鋼板(最近はさらに強いSGL鋼板も)だよ。すでに雨漏りしているなら、先に雨漏り修理の記事で原因調査の進め方をチェックしてみて。色あせやコケ程度の軽い劣化なら、屋根塗装で延命できる場合もあるんだ。

カバー工法(30坪)

80〜160万円程度が目安。撤去・処分費がかからない分、葺き替えより安く済みやすいよ。

葺き替え:スレート→金属

130〜180万円程度が目安。撤去・処分費と下地補修費が含まれるんだ。

葺き替え:瓦→金属

140〜260万円程度が目安。瓦は撤去量が多く、処分費もかさみやすいよ。

足場・養生

15〜25万円程度(700〜1,120円/㎡程度)。外壁塗装と同時なら1回分で済むんだ。

屋根材の単価

シングル3,500円〜・スレート4,000円〜・ガルバ9,000円〜・瓦9,000円〜(/㎡・目安)。

工期の目安

カバー工法は5日〜2週間程度、葺き替えは1〜2週間程度。天候で延びることもあるよ。

どっちが向いてる?の大原則:カバー工法は「下地が健康なスレート屋根」専用の節約術。瓦屋根は表面に凹凸があるから重ねられないし、雨漏りで下地が腐っている屋根に重ねるのは危険なんだ。逆に下地まで直せるのは葺き替えだけ。まずは屋根と下地の状態を点検してもらってから工法を決めるのが、いちばんの近道だよ。

02CHAPTER 02

屋根葺き替え・カバー工法の選び方 おすすめランキング7【2026年6月】

編集部が「総額のわかりやすさ・屋根の状態との相性・耐久性とメンテナンス・地震や台風への強さ・依頼先と保証の信頼性」の5基準で、多くの家にとって失敗しにくい順に並べたよ。いまの屋根材と下地の状態で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。費用はどれも30坪前後の目安で、屋根の形・勾配・地域によって変わるよ。

目的で絞り込み
比較
1

カバー工法×ガルバリウム鋼板(スレート屋根の定番・費用を抑える)

既存屋根に重ねる、いちばん選ばれている節約術

費用 80〜160万円程度 工期 5日〜2週間程度 条件 下地が健康なこと
編集部おすすめスレート屋根なら
築20〜30年のスレート屋根で雨漏りがないなら、まず候補にしたいのがガルバリウム鋼板のカバー工法。今の屋根の上に防水シートと軽い金属屋根を重ねるから、撤去・処分費がかからず、30坪で80〜160万円程度に収まりやすいんだ。屋根が二重になる分、断熱・遮音がよくなるという声もあるよ。工期も5日〜2週間程度と短くて、住みながらでもストレスが少ない。気をつけたいのは、重ねられるのは下地が健康な平らな屋根だけということと、屋根が0.4〜1.2トン程度重くなること、それと将来2回目のリフォームでは撤去量が増えること。防水シートの重ね幅などの施工品質で雨漏りリスクが変わるから、施工写真を残してくれる業者さんに頼むと安心だよ。
4.6
比較
2

葺き替え×ガルバリウム鋼板(下地から一新する本命)

撤去して下地から新しくする根本リフォーム

費用 130〜180万円程度〜 工期 1〜2週間程度 下地 補修・交換できる
雨漏りの経験がある家や、下地(野地板・防水シート)の寿命が心配な築30年超の家なら、下地から全部新しくできる葺き替えが本命だよ。スレートからガルバリウム鋼板への葺き替えで30坪130〜180万円程度が目安。撤去・処分費と下地補修費が入る分カバー工法より高いけど、屋根の内側の傷みを直せるのは葺き替えだけなんだ。新しい防水シートと屋根材で、この先20〜30年の安心を買うイメージだね。すでに雨染みや天井のシミがあるなら、雨漏り修理の記事で応急処置と原因調査を先に確認してみて。見積もりでは「下地の補修費がいくらまで含まれているか」を必ず聞いておこう。はがしてみたら傷みが広かった、で追加費用になりやすいポイントだからね。
4.4
比較
3

瓦から軽い金属屋根への葺き替え(耐震重視・補助金も)

屋根の重さを約10分の1にする耐震リフォーム

費用 140〜260万円程度 効果 屋根が大幅に軽くなる 補助金 耐震系の対象になることも
瓦屋根の家なら
瓦屋根は表面に凹凸があるからカバー工法は選べなくて、リフォームするなら葺き替え一択になるんだ。おすすめは軽いガルバリウム鋼板への葺き替え(30坪140〜260万円程度)。瓦の重さは1坪あたり約150kgともいわれていて、金属屋根にすると屋根全体で数トン軽くなり、建物の重心が下がって地震の揺れに強くなるんだよ。この「屋根の軽量化」は自治体の耐震改修補助の対象になることがある(耐震診断とセットで申請するのが原則)から、工事前にお住まいの市区町村に確認してみてね。瓦の撤去量が多くて処分費がかさみやすいから、見積もりでは撤去・処分費の内訳をチェック。瓦の見た目を残したい家は、軽量の防災瓦という選択肢もあるよ。
4.1
比較
4

葺き替え×スレート(初期費用を抑えて屋根を新しく)

材料単価が安い定番スレートで一新

費用 100〜150万円程度 単価 4,000〜8,000円/㎡程度 メンテ 10年前後で塗装が必要
「下地も直したいけど、初期費用はなるべく抑えたい」なら、材料単価が安いスレートへの葺き替え(30坪100〜150万円程度)も選択肢だよ。スレートは色やデザインが豊富で、多くの住宅で使われてきた定番素材。ただし10年前後ごとに塗装メンテナンスが必要で、ガルバリウム鋼板より割れやコケが出やすいから、長期の総額ではガルバに逆転されることもあるんだ。「あと15〜20年住む予定で、こまめなメンテナンスも苦にならない」家に向いているよ。逆に、メンテナンスの手間を減らしたいならガルバリウム鋼板を、将来の塗り替え費用は屋根塗装の記事で相場をつかんでおくと、長期の資金計画が立てやすいよ。
3.9
比較
5

カバー工法×アスファルトシングル(デザイン重視・静かな屋根)

洋風デザインと雨音の静かさが持ち味

単価 3,500〜6,500円/㎡程度 特長 軽い・雨音が静か 注意 強風でめくれることも
金属屋根の見た目がちょっと無機質に感じるなら、シート状の屋根材「アスファルトシングル」のカバー工法も見てみて。表面に石粒が付いた洋風のデザインで、材料単価3,500〜6,500円/㎡程度と控えめ、しかも軽くて雨音が静かなのが持ち味なんだ。ガルバリウム鋼板のカバー工法より一回り安く収まるケースもあるよ。気をつけたいのは、接着とくぎで留める素材だから、強風地域ではめくれ・はがれのリスクがあることと、施工に慣れた業者さんがガルバより少なめなこと。台風の通り道になりやすい地域なら、施工実績と保証内容(風災時の対応)をしっかり確認してから選ぼう。海の近くで金属のさびが心配な家にも相性がいい素材だよ。
3.7
比較
6

屋根塗装でのメンテナンス(劣化が軽いうちの延命)

塗り直しで防水性を回復するお手入れ

費用 40〜80万円程度 条件 屋根材が元気なうち 周期 10年前後が目安
「色あせやコケは気になるけど、割れや雨漏りはない」なら、まだ葺き替えやカバー工法までしなくても、塗装での延命が間に合う段階かも。スレートや金属屋根の塗り直しは30坪で40〜80万円程度が目安で、防水性を回復させて屋根材の寿命を延ばせるんだ。築10〜15年でのファーストメンテナンスとしていちばん現実的な選択肢だよ。ただし、屋根材そのものの寿命が来ていたら塗っても直らないから、割れ・反り・下地の傷みがある場合は塗装ではなくカバー工法や葺き替えを提案されるはず。費用相場と塗料の選び方は屋根塗装の記事に詳しくまとめているから、まずそちらで「うちはまだ塗装でいけるか」をチェックしてみてね。
3.5
比較
7

部分修理・差し替え(傷みが一部だけのとき)

傷んだ箇所だけ直す最小コストの選択肢

費用 数万円〜30万円程度 対象 棟板金・割れた屋根材など 保険 風災なら火災保険対象も
台風で棟板金が浮いた、スレートが数枚割れた、みたいに傷みが一部だけなら、部分修理(数万円〜30万円程度)で十分なことも多いんだ。屋根全体の寿命がまだ残っているのに、慌てて葺き替えまで決める必要はないよ。強風や飛来物による破損は火災保険の風災補償の対象になる場合があるから、写真を撮って保険会社に確認してみてね。注意したいのは、部分修理を繰り返しても下地の寿命(20〜30年程度)は戻らないこと。修理のたびに「あと何年もつか」を聞いておいて、次の大規模リフォームの時期と予算を考えておくと安心。部分修理の費用相場と頼み方は屋根修理の記事に詳しくまとめているよ。
3.3

※ 評価は編集部による5基準(総額のわかりやすさ・屋根の状態との相性・耐久性とメンテナンス・地震や台風への強さ・依頼先と保証の信頼性)の総合判断だよ(2026年6月時点)。費用相場は30坪前後の目安で、屋根の形・勾配・下地の状態・地域によって変わるよ。最新の費用は現地調査つきの見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

屋根リフォームの選び方(=失敗しない5基準)

このランキングは、屋根の葺き替え・カバー工法で後悔しやすい5点を基準にしてるよ。見積もりを並べるときのチェックリストとして使ってね。

① 総額のわかりやすさ

本体価格だけでなく、足場代・撤去処分費・下地補修費・諸経費まで入った総額で比較。「一式」が多い見積もりは内訳を聞いてね。

② 屋根の状態との相性

カバー工法は下地が健康なスレート屋根専用。瓦屋根・雨漏り進行中・2回目のカバーは葺き替え一択だよ。点検結果で決めよう。

③ 耐久性とメンテナンス

ガルバは塗装周期が長め、スレートは10年前後で塗装が必要。「この先30年の総額」で考えると選びやすいんだ。

④ 地震・台風への強さ

屋根は軽いほど地震に有利。カバー工法は逆に0.4〜1.2トン程度重くなるから、耐震性が気になる家は構造も相談してね。

⑤ 依頼先と保証の信頼性

自社施工か、施工写真を残すか、工事保証は何年か。メーカー保証と工事保証は別物だから、両方の年数を確認しよう。

04CHAPTER 04

目的別おすすめ早見表

「結局どうすれば?」を一発で。いまの屋根の状態と目的から、いちばん合う選び方はこれだよ。

築20〜30年のスレート・雨漏りなし

費用を抑えて一新

推しガルバのカバー工法

撤去費ゼロで80〜160万円程度。下地点検で問題なければ最有力だよ。

瓦屋根をリフォームしたい

地震に強くする

推し軽い金属屋根へ葺き替え

瓦はカバー不可。軽量化は耐震補助金の対象になることもあるんだ。

雨漏りした・下地が心配

根本から直す

推し葺き替えで下地から一新

下地を直せるのは葺き替えだけ。傷んだ屋根に重ねるのは危険だよ。

とにかく総額を抑えたい

かしこく節約

推し専門業者直+外壁と同時施工

自社施工の専門店なら仲介経費なし。足場代も1回分にできるんだ。

色あせ・コケ程度の劣化

延命でしのぐ

推し屋根塗装でメンテナンス

40〜80万円程度で寿命を延ばせる。割れ・雨漏りが出る前が勝負だよ。

台風で一部だけ壊れた

最小限で直す

推し部分修理+火災保険の確認

風災なら保険対象の場合も。写真を撮ってまず保険会社に相談してね。

05CHAPTER 05

悪質業者・契約のつまずき注意(ここが最重要)

「無料点検」「屋根が浮いてますよ」の訪問勧誘に気をつけて

結論:屋根工事のトラブルでいちばん多いのが、突然訪ねてきて「近くで工事をしていたら、お宅の屋根が浮いているのが見えた」「無料で点検します」と不安をあおる訪問勧誘なんだ。屋根は自分で確認しにくいから、狙われやすいんだよ。怪しいサインは、その場で契約を急がせる・大幅な値引きを強調する・「火災保険を使えば実質無料」と言うの3つ。屋根に上がらせると、わざと壊して写真を撮る悪質なケースまで報告されているから、その場では絶対に屋根に上げない・契約しないが鉄則。訪問販売で契約した場合は、条件を満たせばクーリングオフの対象になるよ。困ったら消費者ホットライン「188」や自治体の消費生活センターに相談してね。

下地が傷んだ屋根へのカバー工法は「安物買い」になる

カバー工法は魅力的な節約術だけど、下地が傷んでいる屋根に重ねると、釘やビスがきかずに強風で屋根ごとはがれたり、内側で腐食が進行したりするんだ。あとから直そうとすると、重ねた屋根を全部はがすことになって、最初から葺き替えるより高くつく。「カバー工法ありき」で点検なしに見積もりを出す業者さんには気をつけて、下地の状態を写真つきで説明してくれるかを業者選びの基準にしよう。それと、屋根が二重になると内側に湿気がこもりやすくなるから、換気や防湿の対策をどう取るかも契約前に聞いておきたいポイントだよ。

「一式見積もり」と追加費用のトラブルを防ぐ

葺き替えでは、はがしてみたら下地の傷みが想定より広くて追加費用、というケースが起こりがち。これ自体は仕方ない面もあるんだけど、トラブルになるのは見積もりが「屋根工事一式◯◯万円」とざっくりしている場合なんだ。契約前に、足場代・撤去処分費・下地補修費(単価と想定範囲)・本体工事費・諸経費の内訳を出してもらって、「下地補修が増えた場合の単価」まで決めておくと安心だよ。あと、梅雨や台風シーズンは工期が延びやすいから、防水シートを張るまでの工程を雨の少ない時期に当てられるか、スケジュールも相談してみてね。

補助金・火災保険は「自分で確認」が合言葉

瓦から金属への軽量化は耐震改修の補助対象になることがあるし(耐震診断とセットが原則)、断熱性を高める屋根リフォームは国の省エネ系補助金(条件により最大100万円程度)や自治体の制度を使える場合があるんだ。台風・強風での破損は火災保険の風災補償の対象になることも。ただし、どれも対象条件・申請時期・登録業者の指定が細かく決まっているから、「補助金が使えますよ」という営業トークをうのみにせず、市区町村の窓口と保険会社に自分で確認してから契約するのが安全だよ。申請代行の手数料を高く取る業者にも気をつけてね。

こんな点に気をつけてね

  • 1訪問勧誘では契約しない・屋根に上げない(不安をあおられたら、別の業者さんに点検を頼んで裏を取ろう。困ったら「188」へ)
  • 2内訳のある見積もりを2〜3社から取る(足場・撤去処分・下地補修・本体・諸経費。「一式」だけの見積もりは要注意だよ)
  • 3下地の状態を写真で確認してから工法を決める(傷んだ下地へのカバー工法は後で高くつく。点検報告のていねいさで業者を選ぼう)
見積もりで確認することリスト:①総額と内訳(足場・撤去処分・下地補修・本体・諸経費) ②下地補修費の単価と想定範囲 ③工事保証とメーカー保証の年数 ④工期と雨天時の対応 ⑤補助金・火災保険の適用可否(自分でも窓口に確認)。この5つを聞けば、見積もりの良し悪しはだいたい見分けられるよ。

06CHAPTER 06

初めてでも安心・屋根リフォーム3ステップ

あわてなくて大丈夫。点検と状態の把握 → 2〜3社で見積もり比較 → 契約と工事の3ステップで進めよう。

  1. 屋根と下地の状態を点検してもらう:まず屋根の専門業者さんに点検を頼んで、屋根材と下地の状態を写真つきで報告してもらおう。これで「塗装で延命できるか」「カバー工法でいけるか」「葺き替えが必要か」がほぼ決まるんだ。築年数・雨漏りの有無・前回のメンテナンス時期をメモしておくと話が早いよ。あわせて、お住まいの市区町村に耐震・省エネ系の補助金があるかも調べておこう。
  2. 2〜3社から内訳つきの見積もりを取る:同じ工法・同じ屋根材の条件で2〜3社に見積もりを頼んで、足場代・撤去処分費・下地補修費・本体工事費・諸経費の内訳で比べよう。金額だけでなく、点検報告のていねいさ・施工写真を残すか・工事保証の年数も大事な比較ポイント。外壁塗装も近いうちに予定しているなら、外壁塗装と同時に頼むと足場代が1回分で済むよ。その場で契約を迫る業者さんは候補から外して大丈夫。
  3. 契約して工事、完了後は書類を保管する:契約書で工事範囲・追加費用の条件・保証内容を確認してから判を押そう。工事中は、下地の状態や防水シートの施工写真を撮ってもらうと、あとあと安心。完了後は、契約書・保証書・施工写真をひとまとめに保管して、次のメンテナンス時期(塗装なら10年前後、点検は5年ごとくらい)をカレンダーに入れておくと、屋根の寿命をしっかり使い切れるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

屋根葺き替えの費用は30坪でいくらくらい?

結論:30坪(屋根面積80〜100㎡程度)の目安で、スレートからガルバリウム鋼板への葺き替えが130〜180万円程度、瓦からガルバリウム鋼板だと140〜260万円程度だよ。既存屋根の撤去・処分費と下地の補修費が含まれる分、カバー工法(80〜160万円程度)より高くなるんだ。足場代15〜25万円程度が総額に入っているかも必ず確認してね。屋根の形や勾配、下地の傷み具合で大きく変わるから、現地調査つきの見積もりで総額を出してもらおう。

カバー工法と葺き替え、どっちを選べばいい?

結論:スレート屋根で雨漏りや下地の傷みがないならカバー工法、瓦屋根や下地が傷んでいるなら葺き替えが基本だよ。カバー工法は撤去・処分費がかからない分で数十万円安くなりやすく、工期も短い。ただ下地が傷んでいると新しい屋根材をしっかり固定できないから施工できないんだ。迷ったら、まず下地の状態を点検してもらってから決めよう。築年数が長くて将来2回目のリフォームが見えている家は、長い目で見ると葺き替えのほうが得になることもあるよ。

カバー工法ができないケースは?

結論:①瓦屋根(表面に凹凸があって重ねられない)②雨漏りが進んで下地が腐食している③過去に一度カバー工法をしている屋根、の3つが代表だよ。下地が傷んだまま重ねると釘がきかず、強風で屋根がはがれる危険があるんだ。それと屋根が0.4〜1.2トン程度重くなるから、耐震性が心配な家は構造もあわせて相談してね。重ねた内側の結露対策(換気・防湿シートの施工方法)をどう取るかも、契約前に確認したいポイントだよ。

補助金や火災保険は使える?

結論:条件が合えば使えるよ。重い瓦から軽い金属屋根への葺き替えは、耐震改修の補助対象になることがある(耐震診断とセットで申請するのが原則)。断熱性能を高める屋根リフォームには国の省エネ系補助金(条件により最大100万円程度)や自治体の制度もあるんだ。台風や強風で壊れた屋根の修理は、火災保険の風災補償の対象になる場合も。ただ「保険を使えば無料」と勧誘する業者とのトラブルが多いから、申請はまず自分で保険会社に確認してね。

工期はどのくらい?住みながらできる?

結論:30坪の目安で、カバー工法が5日〜2週間程度、葺き替えが1〜2週間程度(下地補修が多いと延びる)だよ。どちらも住みながら工事できるよ。足場の設置・撤去の日と、既存屋根の撤去作業の日は音やほこりが出やすいから、在宅勤務の予定は調整しておくと安心。梅雨や台風シーズンは天候で工期が延びやすいから、余裕のある時期に計画するのがおすすめだよ。

屋根工事はどこに頼むのが安い?

結論:自社の職人が施工する屋根専門業者(板金店・瓦店など)に直接頼むと、仲介の経費がかからない分、費用を抑えやすいよ。リフォーム会社やハウスメーカー経由は管理や保証が手厚い反面、下請けに出す際の経費が上乗せされて割高になりがちなんだ。どこに頼むにしても、同じ工事内容の見積もりを2〜3社から取って、総額と保証年数・施工実績を並べて比べるのが失敗しないいちばんの近道だよ。