いま、不正な操作や暗号化が続いているかもしれないとき

その端末をネットワークから外して(LANケーブルを抜く・Wi-Fiを切る。電源は切らない)、つながったままのバックアップも切り離し、専門家に連絡してね。くわしくは初動対応(05)へ。

このページの要点(2026年10月9日時点)

  • 10月1日〜9日に当事者が公表した国内の事案を66件載せたよ。そのうち14件は、委託先やクラウドなど自社の外の事業者を経由した事案なんだ。
  • 取引先の事故を知ったら、止める・続けるを決める前に、①自社のデータがどこにあるか ②自社とどうつながっているか(接続・認証情報) ③止まったら業務がどうなるかの3つを確かめよう。
  • 「調査中」「おそれ」は、安全という意味でも、漏えいが決まったという意味でもないよ。分からない項目は、確かめる人と期限を決めて残しておこう。
  • 解約や接続の停止にも、業務の停止・データ移行の失敗・証拠の消失といったリスクがあるよ。決めるときは「条件」と「見直す日」をセットにしよう。
  • 個人データの漏えい等が条件に当たると、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が法律上の義務になる。委託先で起きた事故でも、委託元の自社に義務がかかることがあるよ(05の8)。
  • 取引先の事故の連絡を受けて動いている最中なら、9問でわかる影響チェック(04)→最初の72時間の動き方(05)の順に見てね。

No.01今月公表された主な情報漏洩・不正アクセス(2026年10月1日〜9日の公表分)

結論:10月1日〜9日に当事者が公式に発表した国内の事案を66件、参考に海外の1件を載せたよ。件数は公表文の書き方のまま(最大・約・延べなど)で、数え方がそろわないから合計はしていないんだ。

  • 66件国内で公表された事案10月1日〜9日に当事者が公表したもの
  • 14件委託先・クラウド経由自社の外の事業者の事故が影響したもの
  • 22件漏えい等を「確認」ほかは「おそれ」34件・調査中8件・確認されていない2件

このページの一覧を数えた数だよ(2026年10月9日時点)。公表されていない事案は入っていないんだ。

状態の印は、公表文の言葉に合わせて4つに分けているよ。漏えい等を確認=流出や不正な閲覧が確認されたもの、漏えいのおそれ=可能性があるとして公表されたもの、調査中=有無を含めて調べているもの、漏えいは確認されていない=公表時点で確認されていないもの。枠線の形でも見分けられるようにしてあるよ。

業種ごとの早見表

会社の名前を押すと、その事案の行へ移って詳細が開くよ。

業種は、公表文の事業内容から編集部が大きく7つに分けたものだよ。当事者が公表していない報道だけの話、SNSや攻撃者の主張だけのもの、当事者が否定したもの、9月以前に公表された事案は、この一覧に入れていないんだ。

このすぐ下にボタンが出ていれば、重ねて押して「委託先・クラウド経由」×「金融・保険」のように絞り込めるよ。行を押すと、対象の情報・企業の対応・問い合わせ窓口・未確認のことが開くんだ。

事案の一覧(公表日の新しい順)

一覧を飛ばして「自社で確かめること」へ

10/09ブックオフグループHD(子会社) 会員情報管理システム漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)最大 約643万件(対象になりうる会員番号の数で、実際の人数でも、流出が確認された数でもない)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
最大 約643万件(対象になりうる会員番号の数で、実際の人数でも、流出が確認された数でもない)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号、郵便番号・住所、パスワードのハッシュ値、ポイントカード番号、会員番号
含まれないと公表された情報
決済情報
原因・経路
第三者による不正アクセス。脆弱性は是正済み
検知・判明
10/6 不正アクセスを確認
公表の経緯
10/9 初報(適時開示)。対象人数は精査中で続報予定
企業の対応
攻撃元の通信を遮断し脆弱性を是正。対象システムへの外部アクセスを遮断。全システムの緊急総点検を実施中
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
調査結果を踏まえ順次個別に連絡(予定)
問い合わせ窓口
お客様窓口 0570-01-2902(ナビダイヤル、10:00〜18:30)/専用フォーム
利用者へのお願い
同社を装うメール・SMS・電話に注意し、URLや添付を開かない。同社がパスワード・認証コード・カード/口座情報を尋ねることはない
二次被害
公開・悪用・会員情報の書き換えは確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況。公表文は概要で「流出を確認」、件数欄で「漏えい可能性」と表現が混在。公式発表の記載に合わせて、このページで分類を見直した(2026年10月9日)
出典
公式発表(PDF)/報道
10/08第一興商 ビッグエコー・DKダイニング等の会員、従業員漏えいのおそれ委託先・クラウド経由約872.4万件(顧客 約863.1万+従業員 約9.3万)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
約872.4万件(顧客 約863.1万+従業員 約9.3万)
影響を受けた可能性のある情報
氏名(登録名)、性別、生年月日、メールアドレス、電話番号
含まれないと公表された情報
パスワード(この情報だけではポイントは使えない)
原因・経路
委託先の従業員PC1台のマルウェア感染
検知・判明
10/1〜2 委託先(日本コロムビアグループ)の端末感染が判明、10/5 報告を受領
公表の経緯
10/8 公表
企業の対応
委託先が端末を隔離し認証情報をリセット。第一興商は監視・点検を行い、委託先管理を検証・強化
サービス・利用者への影響
第一興商のシステムへの影響は未確認
本人への通知
サイト掲載(個別通知の記載なし)
問い合わせ窓口
03-3280-3702/incident-desk@dkkaraoke.co.jp(10:00〜17:00、土日祝除く)。フリーダイヤルは準備中
利用者へのお願い
不審なメール・SMS・電話に注意。同社がパスワードやカード情報を尋ねることはない
二次被害
不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:報告・届出先
出典
公式発表/報道
10/08ローソン ローソンID・ローソンアプリ予約漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)2,155,371件(ID 2,155,345+予約 26)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
2,155,371件(ID 2,155,345+予約 26)
影響を受けた可能性のある情報
ID:メールアドレス、氏名(入力した場合は性別・電話番号・住所・メルマガ取得情報)。予約:氏名、電話番号、クレジットカード番号の一部
原因・経路
アプリで本人情報を表示するセキュリティ機構が突破された
検知・判明
10/7 調査で判明(不正アクセスは9/12〜14、9/17)
公表の経緯
10/8 公表
企業の対応
不審なアクセス元をブロックし、アプリ予約機能を停止。監視とインシデント対応の体制を強化
サービス・利用者への影響
アプリ予約は停止中(10月中旬に再開予定)
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会など
本人への通知
lawson_id@mailservice.lawson.jp から順次メール。アプリでも告知
問い合わせ窓口
カスタマーセンター専用受付フォーム(電話の記載なし)
利用者へのお願い
登録先への不審なメール・SMS・電話に注意
二次被害
確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表/報道
10/08ハイホー 光回線各ブランドのマイページ漏えい等を確認ID・パスワードの悪用38,509件(契約単位)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
ID・パスワードの悪用
件数(公表値)
38,509件(契約単位)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、契約・請求情報など
含まれないと公表された情報
カード情報、口座情報
原因・経路
乗り換えを装った電話勧誘でログイン情報を聞き出され、本人になりすましてログインされた(システムへの侵入ではない)
公表の経緯
10/8 公表
企業の対応
アクセス元を遮断。電話番号・郵便番号・生年月日によるログイン方式を廃止
報告・届出先(公表文)
警察に相談
本人への通知
一部は個別連絡済み。全対象者に書面を郵送
問い合わせ窓口
各ブランドの問い合わせフォーム(電話の記載なし)
利用者へのお願い
ID・パスワード・生年月日を電話で教えない。「倒産」「自動で切り替わる」などの電話は切る。教えてしまったらすぐパスワードを変え、登録メールが変わっていないか確認
二次被害
金銭被害は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:検知・判明の日・サービスの状況
出典
公式発表
10/08アドベンチャー skyticket漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)件数未公表
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数未公表
影響を受けた可能性のある情報
氏名、生年月日、メールアドレス、電話番号、住所、ハッシュ化したパスワード、銀行口座情報、振込名義
含まれないと公表された情報
クレジットカード情報
原因・経路
自社管理サーバーの一部への不正アクセス
公表の経緯
10/8 第1報
企業の対応
経路を遮断し脆弱性を修正。調査を継続
サービス・利用者への影響
10/7からカード保存決済とカード保存機能を一時停止
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
info@skyticket.com から順次メール
問い合わせ窓口
カスタマーサポート info@skyticket.com(10:00〜18:00、土日祝含む)
利用者へのお願い
skyticketと、同じメール・パスワードを使う他サービスのパスワードを変更。予約履歴を確認
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:検知・判明の日・二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表
10/08ユーザベース NewsPicks(業務用管理ツール)漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)人数調査中一部を報道で補足
業種(大分類)
メディア・出版・広告
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
人数調査中
影響を受けた可能性のある情報
氏名、勤務先、メールアドレス、住所、電話番号、カード名義、カード番号の下3〜4桁
含まれないと公表された情報
暗号化パスワード、カード番号の全桁、セキュリティコード(漏えい未確認)
原因・経路
業務用管理ツールへの不正アクセス
検知・判明
10/8 12:48 検知
公表の経緯
10/8 夜に公表
企業の対応
対策本部を設置し、14:01にサーバーを遮断。防御措置のうえサービス継続
サービス・利用者への影響
サービス継続中
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(10/8 21:44 速報)、警察
本人への通知
影響の可能性がある人へ順次個別に案内
問い合わせ窓口
問い合わせフォーム(電話の記載なし)
利用者へのお願い
NewsPicksを装う連絡に注意。同社がパスワードやカード情報を尋ねることはない
二次被害
公開・不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数(調査中・未公表)。公式ページは本文が動的表示のため、詳細の一部を報道で照合
出典
公式発表/報道
10/08八十二長野銀行 職員の業務用メール漏えいのおそれメールの乗っ取り35名(その他の情報は確認中)
業種(大分類)
金融・保険
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
35名(その他の情報は確認中)
影響を受けた可能性のある情報
顧客など35名分のメールアドレス
原因・経路
不審メールの受信を契機にメールアカウントへ不正アクセス
検知・判明
10/7 発生、10/8 発覚
公表の経緯
10/8 公表
企業の対応
当該アカウントへのアクセスを遮断。外部の専門事業者がログを解析
報告・届出先(公表文)
関係当局
本人への通知
対象者に個別連絡
問い合わせ窓口
お客さま相談室 0120-82-8682(9:00〜17:00、土日祝除く)
利用者へのお願い
当行を装うメールのリンク・添付を開かない
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/08大阪歴史博物館 ボランティアへのメール漏えい等を確認誤送信・紛失4名
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
誤送信・紛失
件数(公表値)
4名
影響を受けた可能性のある情報
メールアドレス(うち1名は氏名も)
原因・経路
BCCにすべきところをCCで送信
検知・判明
10/7 誤送信
公表の経緯
10/8 公表
企業の対応
再発防止として複数人での確認を徹底
本人への通知
電話で個別に謝罪しメール削除を依頼
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無
出典
公式発表
10/08小平市(東京都) 市ホームページ(保守委託先のクラウド基盤)調査中委託先・クラウド経由不明一部を報道で補足
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
不明
影響を受けた可能性のある情報
問い合わせフォームに入力された氏名・住所・電話番号・メールアドレス等(漏えいのおそれ)
原因・経路
保守委託先のクラウド基盤への攻撃(ランサムウェアとする報道あり。市の告知本文はこのページでは確かめられていない)
検知・判明
10/7 朝から閲覧不能
公表の経緯
10/8 市公式Xで告知
サービス・利用者への影響
市HP・市議会HP・粗大ごみ申込ページが閲覧不能
本人への通知
市公式Xで告知
二次被害
漏えいは現時点で未確認
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:企業の対応・報告・届出先・件数(調査中・未公表)。市HPは閲覧不能、X投稿は直接読めず、内容をpiyolog等で照合。公式発表の記載に合わせて、このページで分類を見直した(2026年10月9日)
出典
公式発表/報道
10/07IDCフロンティア IDCFクラウド 東日本リージョン1調査中ランサムウェア/委託先・クラウド経由495の企業・自治体に影響
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
ランサムウェア/委託先・クラウド経由
件数(公表値)
495の企業・自治体に影響
影響を受けた可能性のある情報
漏えいの有無・範囲は未公表
原因・経路
ランサムウェア攻撃。侵入経路は調査中
検知・判明
10/7 3:40頃 障害発生
公表の経緯
10/7 初報・第2報、10/8 第3報、10/9 第4報
企業の対応
東日本リージョン1を遮断・停止。外部のセキュリティ専門企業と侵入経路を調査。他リージョンの管理コンソールを停止し、起動・停止は同社が代行。第4報で、10/7 9時に緊急対策本部を設置し、ソフトバンクの法人部門を窓口にバックアップ手順の案内と移行環境の提案をしていると公表
サービス・利用者への影響
対象4ゾーンは停止、データの復元は困難な見通し。顧客自身のバックアップからの再構築を案内
報告・届出先(公表文)
監督省庁、警視庁
本人への通知
対象顧客へ個別連絡、サイトにも掲載
問い合わせ窓口
問い合わせフォーム
利用者へのお願い
他のゾーン・リージョンの利用者は自分でバックアップを取得する
二次被害
他リージョンでの不正アクセスは未確認
未確認・注意
この行は第3報(10月8日)の時点の内容に、第4報(10月9日)の対応体制を足した(2026年10月9日)
出典
公式発表(第3報)/公式発表(第4報)/報道
10/07ニッスイ(日水物流) 物流システム(商品の入出荷)調査中委託先・クラウド経由業務停止
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
業務停止
影響を受けた可能性のある情報
個人情報・顧客データの流出有無を確認中
原因・経路
委託先データセンターへの不正アクセスとみられる(INTERNET WatchはIDCF障害の影響先として報道)
検知・判明
10/7 発生
公表の経緯
10/7 第1報
企業の対応
早期復旧に向けて対応中
サービス・利用者への影響
入出荷を停止中、再開は未定
本人への通知
サイト掲載のみ
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:報告・届出先・二次被害の有無
出典
公式発表/報道
10/07損保ジャパン SMILING ROAD(委託先:スカラコミュニケーションズ)漏えいのおそれ委託先・クラウド経由約6万件(延べ、重複を含む)
業種(大分類)
金融・保険
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
約6万件(延べ、重複を含む)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、電話番号、住所、メールアドレス、勤務先、ドライバーID、運転アラート情報、機器情報、申込番号、問い合わせ内容
含まれないと公表された情報
口座、クレジットカード、マイナンバーカードの情報
原因・経路
委託先サーバーへの不正アクセス(10/2 20:33頃〜10/3 8:01頃)
検知・判明
10/3 委託先から連絡
公表の経緯
10/7 公表
企業の対応
委託先が経路を遮断。委託先管理を検証し強化策を決定予定
本人への通知
個別連絡(困難な場合は公表で代替)
問い合わせ窓口
お客さま専用窓口 0120-268-567(平日9:00〜17:00)
利用者へのお願い
同社を装う電話・メールに注意し、リンクや添付を開かない
二次被害
不正利用・公開は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・報告・届出先
出典
公式発表(PDF)/報道
10/07エイチ・アイ・エス(タイ現地法人) タイ子会社のファイルサーバ漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)最大627名
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
最大627名
影響を受けた可能性のある情報
英字氏名、署名欄の名前、性別、生年月日、パスポート番号・有効期限、アレルギー情報
含まれないと公表された情報
電話番号、住所、メールアドレス、クレジットカード情報
原因・経路
第三者による不正アクセス。侵入経路は未公表
検知・判明
2025/12/11 検知、2026/2/24 627名分と判明
公表の経緯
10/7 公表
企業の対応
サーバーを切断し外部からのアクセスを制限。外部専門家と全ファイルを精査。海外拠点のセキュリティと本社の監視体制を強化
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、JIPDEC(2025/12/29)
本人への通知
連絡先が分かる人に順次個別連絡、それ以外はHPで公表
問い合わせ窓口
お客様特設窓口 0120-945-146(平日11:00〜18:00)/support-desk@his-world.com
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・二次被害の有無
出典
公式発表(PDF)
10/07戸田建設 取引先への支払い管理システム等漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)計17,978件(取引先メール最大7,200+取引データ最大6,000+従業員4,778名)
業種(大分類)
製造・建設・医薬
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
計17,978件(取引先メール最大7,200+取引データ最大6,000+従業員4,778名)
影響を受けた可能性のある情報
取引先:担当者メールアドレス、取引データ。従業員:氏名、住所、電話番号、メールアドレス、所属部署
原因・経路
外部からの不正アクセス(原因は調査中)
検知・判明
10/5 検知(漏えいの形跡は10/1〜5)
公表の経緯
10/7 公表
企業の対応
通信を遮断しネットワークから隔離。外部専門機関と調査
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(10/7)
本人への通知
漏えいが確認された人に順次個別案内
問い合わせ窓口
security_m@toda.co.jp/お客様センター 0120-805-106(受付時間の記載なし)
利用者へのお願い
同社関係者を装うメール・SMSはURLや添付を開かずに削除
二次被害
公開・不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/07ホテリエ(大英産業のホテル運営受託) 宿泊管理システム(8施設)漏えい等を確認委託先・クラウド経由7,919人
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
7,919人
影響を受けた可能性のある情報
氏名、電話番号、メールアドレス、国籍、宿泊日、施設名、料金
含まれないと公表された情報
住所、カード情報、旅券情報
原因・経路
旧運営会社から業務を引き継いだ際、資料に載っていなかったアカウントが残っており、それを使われた
検知・判明
9/14 システム運営会社が検知
公表の経緯
10/7 公表(大英産業も同日)
企業の対応
アカウントを停止しアクセス元を遮断。アカウント管理ルールを見直し、委託先の監督を強化
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(9/17 速報)
本人への通知
対象者にメールで説明とお詫び
問い合わせ窓口
お客様窓口 info@hotel.inc(10/12まで)、10/13以降は hotelier-support@borp.jp(電話の記載なし)
利用者へのお願い
同社を装う不審なメール・SMS・電話に注意
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況。10/13以降の窓口アドレスが、大英産業のページでは borp.co.jp と表記されており食い違いがある。公式発表の記載に合わせて、このページで分類を見直した(2026年10月9日)
出典
公式発表(PDF)
10/07チャーム チャーム本店(ペット用品通販)漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)約2.5万件を追加(退会済み顧客。既報の約39万件とは別)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
約2.5万件を追加(退会済み顧客。既報の約39万件とは別)
影響を受けた可能性のある情報
退会済み顧客の保有データ(氏名、住所、電話、生年月日、メール、パスワードのハッシュ値など。項目は人により異なる)
含まれないと公表された情報
クレジットカード情報
原因・経路
第三者による不正アクセス(8月の事案)
検知・判明
8/12 検知
公表の経緯
8/13 第1報、8/20 第2報、9/1 第3報、10/7 第4報
企業の対応
サーバーを遮断し本店を休店。保存期間を過ぎた情報・不要な情報の削除を徹底
サービス・利用者への影響
本店サイトは休止中(電話注文は受付)。Yahoo!・楽天の支店は通常営業
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、JIPDEC
本人への通知
確認できる連絡先へ順次個別に案内
問い合わせ窓口
0120-89-4828(8:00〜17:00、年中無休。携帯は 0276-88-4828)/shop@charm.co.jp
利用者へのお願い
同じ・似たパスワードを他のサービスで使っていれば変更
二次被害
第3報で不正ログイン239名を確認
未確認・注意
合計には10月の第4報で追加された約2.5万件のみ計上
出典
公式発表
10/07セレス ポイントインカム漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)195件(会員88+従業員等107)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
195件(会員88+従業員等107)
影響を受けた可能性のある情報
個人情報(具体的な項目は記載なし)
含まれないと公表された情報
決済関連情報(保持していない)
原因・経路
不審なアクセス(内容は非公表)
検知・判明
10/5 未明から検知
公表の経緯
10/7 公表
企業の対応
サービスを一時停止し、緊急メンテナンスとシステム全体の点検を実施
サービス・利用者への影響
10/7 21時に再開予定と公表
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
該当の可能性がある人に個別メール
問い合わせ窓口
お問い合わせフォーム(電話の記載なし)
利用者へのお願い
ログイン時にパスワード再設定を求められたら対応する
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:二次被害の有無
出典
公式発表
10/07北海学園大学 学生のメールアカウント調査中メールの乗っ取り1アカウント
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
1アカウント
影響を受けた可能性のある情報
明記なし。フィッシングメールが5名に送信された
原因・経路
第三者による不正アクセス
検知・判明
記載なし(不正送信は9/10〜12)
公表の経緯
10/7 更新
企業の対応
多要素認証の導入を検討
報告・届出先(公表文)
文部科学省、個人情報保護委員会
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・二次被害の有無
出典
公式発表
10/07東武鉄道 お客さまセンターの問い合わせフォーム(スカラ「i-ask」)調査中委託先・クラウド経由件数記載なし
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
件数記載なし
影響を受けた可能性のある情報
お問い合わせフォームの情報(東武に関する情報の閲覧・取得の形跡は現時点で確認されていない)
原因・経路
委託先スカラコミュニケーションズへの不正アクセス(10/2〜3)
検知・判明
委託先から報告
公表の経緯
10/7 公表
企業の対応
委託先が緊急のセキュリティ強化を実施。東武が管理するシステムへの不正アクセスは確認されていない
本人への通知
不明
問い合わせ窓口
0120-983-861(9:00〜18:00、土休日も受付)
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数・サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無
出典
公式発表(PDF)/報道
10/07富山県立大学 学生のMicrosoft 365(1名)漏えいは確認されていないメールの乗っ取り迷惑メール1,092件送信
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
迷惑メール1,092件送信
影響を受けた可能性のある情報
漏えいは確認されていない
含まれないと公表された情報
メール送信以外の不正操作、機密情報の漏えい
原因・経路
本人PCのマルウェア感染でID・パスワードが盗まれた可能性
検知・判明
8月に判明(送信は8/23〜27)
公表の経緯
10/7 公表
企業の対応
アカウントを停止し新アカウントを発行。10/1から学外ログインにパスキー・多要素認証を義務化
報告・届出先(公表文)
県警と連携
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・二次被害の有無
出典
公式発表/報道
10/06ミスターマックス MrMaxアプリ・オンラインストア漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)最大1,735,154人(10/3時点の会員)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
最大1,735,154人(10/3時点の会員)
影響を受けた可能性のある情報
会員ID、氏名、メールアドレス、電話番号(登録状況による)
含まれないと公表された情報
住所、生年月日、クレジットカード情報、パスワード、購入履歴
原因・経路
第三者がサービスを構成するソフトウェアの機能を不正利用してサーバーへ侵入
検知・判明
10/3 夕方 不審なアクセスを確認
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
サービスを一時停止し、同日中に外部アクセスを遮断。外部専門機関と調査し監視を強化
サービス・利用者への影響
一時停止(再開の記載なし)
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
noreply@mrmax.jp から個別メール
問い合わせ窓口
incident-desk@mrmax.co.jp(電話の記載なし)
利用者へのお願い
同社を名乗る不審なメール・SMS・電話・郵便物に注意。同社がパスワードやカード番号を尋ねることはない
二次被害
悪用は確認されていない
未確認・注意
情報の一部の流出を確認。人数は対象の最大値
出典
公式発表
10/06スカラコミュニケーションズ FAQシステム「i-ask」(委託元 最大5社)漏えいのおそれ委託先・クラウド経由延べ最大713,126件
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
延べ最大713,126件
影響を受けた可能性のある情報
氏名、メールアドレス、問い合わせ内容など(委託元により異なる)
原因・経路
管理サイトへの不正ログインと不正プログラムの設置
検知・判明
10/3 朝 監視アラートで検知
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
不正ログインに使われたアカウントと全管理者のパスワードを変更、攻撃元IPを遮断、不正プログラムを隔離。多要素認証・環境分離・定期診断を予定
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
利用企業へ10/3中に報告。対象者への連絡は利用企業と連携
問い合わせ窓口
内部統制・情報セキュリティ推進本部 03-6418-3973(平日9:00〜17:00)/incident@scala-com.jp
利用者へのお願い
同社や利用企業を装う連絡は、公式サイトの窓口で確認
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表/報道
10/06旭化成セラピューティクス 医療従事者向けサイト「Pharma DIGITAL」漏えいのおそれ委託先・クラウド経由最大 約51.4万名+従業員 約700名
業種(大分類)
製造・建設・医薬
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
最大 約51.4万名+従業員 約700名
影響を受けた可能性のある情報
医療従事者:氏名、所属施設名・住所、職種、診療科など(約4.4万名はメールアドレス等も)。従業員:氏名、メールアドレス、写真
含まれないと公表された情報
クレジットカード情報、要配慮個人情報
原因・経路
委託先へのサイバー攻撃。原因は調査中
検知・判明
10/2 委託先(医薬情報ネット)から報告
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
サイトを停止し経路を是正。委託先の管理・監督を強化
サービス・利用者への影響
サイトは停止中
報告・届出先(公表文)
関係当局
本人への通知
電子メール等で個別連絡
問い合わせ窓口
医薬情報ネット窓口 0120-88-2566(10/8以降)/security_team@pin-japan.com
利用者へのお願い
不審なメールのURL・添付を開かず、個人情報を入力しない
二次被害
確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表/報道
10/06シチズン時計 問い合わせ管理(委託先:スカラコミュニケーションズ)漏えいのおそれ委託先・クラウド経由約10万名
業種(大分類)
製造・建設・医薬
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
約10万名
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレス等。問い合わせ欄に口座・カード情報を書いた場合はそれも
含まれないと公表された情報
ECサイト・会員サービス・社内ネットワークへのアクセスは確認されていない
原因・経路
委託先サーバーへの不正アクセス(10/2〜3)
検知・判明
10/3 委託先から報告
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
当該システムは10月中旬に利用を終了し、保管情報を全削除する予定。委託先管理を強化
サービス・利用者への影響
当該システムは新規受付に使っていない
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
順次個別連絡
問い合わせ窓口
専用お問い合わせフォーム(電話の記載なし)
利用者へのお願い
同社を装う不審なメール・SMS・電話に注意
二次被害
確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表
10/06楽天ドライブ クラウドストレージ漏えい等を確認ID・パスワードの悪用15,382アカウント(保存データ)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
ID・パスワードの悪用
件数(公表値)
15,382アカウント(保存データ)
影響を受けた可能性のある情報
①687件:アカウント名・表示名・画像URL ②313件:①+暗号化パスワード ③15,382件:保存された写真・文書等
原因・経路
一部システムの管理用アカウントの認証情報を不正取得された(取得方法は非公表)
検知・判明
記載なし(被害は1/29〜9/17、8/27)
公表の経緯
10/6 公表(10/8 ページ更新)
企業の対応
経路を遮断し監視を強化。アプリのダウンロードと新規アカウント発行を制限
サービス・利用者への影響
アプリDL・新規発行を制限
報告・届出先(公表文)
関係当局
本人への通知
メール等で個別通知
問い合わせ窓口
臨時サポート窓口 0800-600-6600(年中無休 9:00〜17:00)/フォーム
利用者へのお願い
身に覚えのない請求や脅迫的な連絡には応じず、窓口か警察に相談
二次被害
確認されていない
未確認・注意
合計には最大の③のみ計上(①〜③の重複は記載なし)
出典
公式発表/報道
10/06CINRA 求人サービス「CINRA JOB」漏えいのおそれ脆弱性・設定の不備21,508人
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
21,508人
影響を受けた可能性のある情報
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、学歴、職歴、希望条件、応募履歴
含まれないと公表された情報
カード情報(保有していない)
原因・経路
プログラムの脆弱性を突いて得た認証情報で不正アクセス
検知・判明
8/18 発覚
公表の経緯
8/27 第一報、10/6 最終報告
企業の対応
認証情報を無効化し権限を削除、悪用されたクラウドサービスを停止、プログラムを修正。監視強化と定期的な脆弱性診断
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察(第一報)
本人への通知
登録メールアドレスへ連絡
問い合わせ窓口
incident_support@cinra.net(第一報では 03-6555-6272 平日10:00〜18:00 も記載)
利用者へのお願い
CINRAを装う連絡に注意。CINRAがパスワード・口座・カード情報を尋ねることはない
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/06アクティブ 通販サイト漏えいのおそれ脆弱性・設定の不備最大54,916件
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
最大54,916件
影響を受けた可能性のある情報
店名・屋号、住所、電話番号、メールアドレス、受注情報
含まれないと公表された情報
クレジットカード、銀行口座、ログインパスワード
原因・経路
SQLインジェクション攻撃。不正に作られた管理者アカウント経由でデータが出力された形跡
検知・判明
10/3 社内ログ解析で検知(攻撃は10/2)
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
脆弱性を修正、データ出力機能を停止、不正アカウントを削除。外部フォレンジックを手配。WAF強化と外部の脆弱性診断
サービス・利用者への影響
基幹業務は通常どおり
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(速報)
本人への通知
不明
問い合わせ窓口
お客様相談室 0120-30-6550(平日9:00〜17:30)/フォーム
利用者へのお願い
同社を装う不審なメール・SMS・電話に注意
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:二次被害の有無
出典
公式発表
10/06気象キャスターネットワーク 団体Webサイト漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)最大15,959件
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
最大15,959件
影響を受けた可能性のある情報
入会・講座申込・問い合わせの氏名、メールアドレス(一部は住所・電話番号)
原因・経路
未公表(9/29にサイト改ざん)
検知・判明
9/27 サーバー事業者から連絡(不正アクセスは9/24から)
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
ファイル削除とサイト閉鎖。外部専門機関の調査を準備中
サービス・利用者への影響
9/30からサイト閉鎖
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
文書による公表
問い合わせ窓口
wcn-privacy@weathercaster.jp
利用者へのお願い
同会を装う連絡に注意し、パスワードやカード情報を入力しない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:二次被害の有無
出典
公式発表(PDF)
10/06ナカバヤシ 採用管理「ApplyNow」漏えいのおそれ委託先・クラウド経由1,826件
業種(大分類)
製造・建設・医薬
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
1,826件
影響を受けた可能性のある情報
応募者の氏名、住所、メールアドレス、電話番号、生年月日、性別、職業
含まれないと公表された情報
動画データ
原因・経路
ApplyNowのデータ分析ツールの脆弱性を悪用した不正アクセス
検知・判明
10/5 ApplyNowから報告
公表の経緯
10/6 公表(ApplyNow自体は9/9 第一報)
企業の対応
ApplyNow側がアクセスを遮断しパッチを適用、新サーバーへ移行、外部フォレンジックに委託
報告・届出先(公表文)
ApplyNow:個人情報保護委員会、警察
本人への通知
ApplyNowが登録メールアドレスへ個別メール
問い合わせ窓口
ApplyNow 0120-401-373(毎日9:00〜18:00)/ナカバヤシ人事部 06-6943-0285
利用者へのお願い
「補償」を名目に支払いを求める連絡は詐欺の可能性が高い(ApplyNow)
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況。不正アクセス日がナカバヤシ(9/6)とApplyNow(8/9〜9/7)で食い違う
出典
公式発表/報道
10/06エバーグリーン・マーケティング 従業員メール(1名)漏えいのおそれメールの乗っ取り1,000件(取引先237+法人顧客763)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
1,000件(取引先237+法人顧客763)
影響を受けた可能性のある情報
取引先:会社名、メールアドレス。法人顧客:会社名、住所、口座情報(名義に個人名を含むもの)、請求情報
原因・経路
従業員のメールアカウントへの不正ログイン
検知・判明
6/26 発生
公表の経緯
7/31 初報、10/6 追加公表
企業の対応
フォレンジック調査。認証管理・アクセス監視・メールセキュリティを強化し社員教育
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
順次個別通知
問い合わせ窓口
企画管理部 egm_planning@egmkt.co.jp
利用者へのお願い
心当たりのない口座振替申込・口座変更依頼・不審な連絡に注意
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/06山口大学 教職員のメール漏えいのおそれメールの乗っ取り967件
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
967件
影響を受けた可能性のある情報
連絡先の氏名・メールアドレス(631件)、メールアドレスのみ(336件)。不審メールを463宛先へ送信
原因・経路
フィッシングの偽サイトでID・パスワードを入力
検知・判明
記載なし(不審メール送信は8/26)
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
アカウントを停止しパスワードを変更。関係者へお詫びと注意喚起のメール
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、文部科学省
本人への通知
関係者へメール
利用者へのお願い
教職員名でも心当たりがなければURL・添付を開かず削除
二次被害
金銭被害の報告はない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況。公表文の表現は「流出したと思われる件数」
出典
公式発表
10/06ニモカ nimoca利用履歴照会サービス漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)521件
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
521件
影響を受けた可能性のある情報
nimocaカード番号、生年月日、登録メールアドレス
含まれないと公表された情報
氏名、住所、電話番号、性別、利用履歴
原因・経路
公開Webサービスへの不正アクセス。自動送信メールに登録情報の一部が含まれていた
検知・判明
10/4 利用者の問い合わせで調査開始
公表の経緯
10/6 公表
企業の対応
10/4 17:40に利用履歴照会の全サービスを停止し調査
サービス・利用者への影響
照会サービスは停止中。カードは通常どおり使える
本人への通知
文書による公表
問い合わせ窓口
nimocaコールセンター 050-3616-2155(8:00〜20:00、年中無休)
利用者へのお願い
不審なメールのURLにアクセスせず、コールセンターに連絡
二次被害
公開・不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:報告・届出先
出典
公式発表(PDF)/報道
10/06長崎市 市の各種事務(10事案)漏えい等を確認誤送信・紛失10事案 計86人
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
誤送信・紛失
件数(公表値)
10事案 計86人
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、生年月日、税額、出生届の写しの記載事項など
含まれないと公表された情報
マイナンバー
原因・経路
誤送付、入れ違え、書類の紛失、委託業者による健診名簿の残置
検知・判明
4〜9月に発生
公表の経緯
10/6 上半期分を一括公表
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:企業の対応・サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無
出典
公式発表
10/06こしの都ネットワーク メールサーバー調査中メールの乗っ取り件数は公表文を参照
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
メールの乗っ取り
影響を受けた可能性のある情報
記載なし(メールサーバーが不正アクセスを受け、セゾンカードを装うフィッシングメールの送信に使われた。情報の漏えいについての記載はない)
原因・経路
メールサーバーへの不正アクセス
公表の経緯
10/6 公表
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数・検知・判明の日・企業の対応・サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無。公式発表の記載に合わせて、このページで分類を見直した(2026年10月9日)
出典
公式発表
10/05物語コーポレーション 焼肉きんぐ 公式アプリ漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)10,788,963件(登録10,808,784件のうち)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
10,788,963件(登録10,808,784件のうち)
影響を受けた可能性のある情報
会員番号、氏名(アプリ登録名)、メールアドレス、電話番号
含まれないと公表された情報
パスワード、生年月日、性別、郵便番号、店舗利用履歴、決済情報
原因・経路
第三者による不正アクセス(詳細は調査中)
検知・判明
10/2 不正アクセス確認、10/3 漏えい確認
公表の経緯
10/5 公表
企業の対応
通信を遮断し防御措置。開発会社と監視を強化し、他ブランドのアプリにも同措置
サービス・利用者への影響
アプリの提供は継続
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会への報告と警察への被害届を進めている
本人への通知
記載なし(サイトで公表)
問い合わせ窓口
公式アプリ専用コールセンター 0120-795-775(10:00〜18:00、土日祝含む)
利用者へのお願い
不審なメール・SMS・電話のリンクや添付を開かない。同社がパスワードやカード情報を尋ねることはない
二次被害
公開・不正利用は確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表
10/05ホワイトエッセンス 予約サイト・基幹システム漏えい等を確認脆弱性・設定の不備約105万アカウント(顧客・加盟院関係者・本部社員の合計)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
約105万アカウント(顧客・加盟院関係者・本部社員の合計)
影響を受けた可能性のある情報
名前、住所、電話番号、メール、生年月日、性別、勤務先、ログインID・暗号化パスワード、利用情報など
含まれないと公表された情報
口座情報、顧客の画像
原因・経路
予約サイトの脆弱性を起点に基幹システムへ侵入
検知・判明
8/5 不正アクセス確認
公表の経緯
8/12 初回告知、10/5 漏えいを公表
企業の対応
8/12にシステムを停止。外部専門機関の助言で脆弱性に対処し、不正通信の検知・遮断の仕組みを導入。認証方式と権限設定を見直し
サービス・利用者への影響
安全確認済みの範囲から再開。マイページは停止中
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
連絡先を確認できた人に順次個別連絡
問い合わせ窓口
専用窓口 0120-385-035(10/18までは土日祝含む10:00〜19:00、10/19以降は平日のみ)/cust-qqsupport@whiteessence.co.jp
利用者へのお願い
同じID・パスワードを他で使っていれば変更
二次被害
確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表
10/05GMOリサーチ&AI アンケートサイト「infoQ」漏えい等を確認脆弱性・設定の不備最大948,498件(保有する全件)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
最大948,498件(保有する全件)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、フリガナ、性別、生年月日、メール、住所、電話番号、暗号化パスワード、会員ID
含まれないと公表された情報
クレジットカード、マイナンバー(保有していない)
原因・経路
使っていたソフトウェアの脆弱性を悪用した侵入
検知・判明
10/3 会員の問い合わせで確認
公表の経緯
10/5 公表
企業の対応
10/3にポイント交換停止→攻撃経路遮断→サービス停止。再発防止策は後日公表
サービス・利用者への影響
10/3から停止中、再開未定
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(10/5)
本人への通知
10/5から順次メール
問い合わせ窓口
infoQサポートセンター infoq-support@gmo-research.ai(対応 平日10:00〜18:00)
利用者へのお願い
パスワードを使い回している他サービスの変更。身に覚えのないポイント交換は窓口へ
二次被害
ポイントの不正交換611件
未確認・注意
—
出典
公式発表/報道
10/05セイコーマート セイコーマートアプリ漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)574,647人
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
574,647人
影響を受けた可能性のある情報
姓名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、クラブカードの入会・退会年月日
含まれないと公表された情報
パスワード、クレジットカード情報、購買履歴
原因・経路
アプリサーバー経由で会員情報サーバーへ不正アクセス(手口は非開示)
検知・判明
9/28 判明
公表の経緯
9/29 第一報・第二報、9/30 第三報(572,022人)、10/5 第四報で574,647人に
企業の対応
9/28 20時にサーバー接続を停止。外部調査会社と調査。アプリ・Webでの新規入会・会員情報変更機能を終了し、店舗・フォーム受付に移行
サービス・利用者への影響
アプリはログイン不可、再開未定。ポイント付与・会員価格・クーポンは利用可
報告・届出先(公表文)
行政当局に報告、警察と連携
本人への通知
10/5から全アプリ会員にアプリのお知らせで対象かを通知
問い合わせ窓口
お客様相談室 0120-89-8551(月〜土 9:00〜17:00)
利用者へのお願い
同社を騙るメールに注意。同社がカード情報・パスワード・PINを聞くことはない
二次被害
不正利用は確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表(PDF)
10/05大和証券 問い合わせ管理(委託先:スカラコミュニケーションズ)漏えいのおそれ委託先・クラウド経由約22万件(うち約11万名)
業種(大分類)
金融・保険
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
約22万件(うち約11万名)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、メールアドレス、口座番号、問い合わせ履歴
含まれないと公表された情報
この情報だけでは口座へのアクセスや取引はできない
原因・経路
委託先サーバーへの不正アクセス(10/2〜3)
検知・判明
10/3 委託先から連絡
公表の経緯
10/5 公表
企業の対応
委託先が緊急対策。既存の委託先を点検し委託先管理を強化。不正取引の監視を継続
本人への通知
10/5にお知らせBOXで個別連絡
問い合わせ窓口
専用窓口 0120-851850(9:00〜17:00、土日祝除く)
利用者へのお願い
取引用ID・パスワード・暗証番号・ワンタイムパスワードを提供しない
二次被害
不正取引は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・報告・届出先
出典
公式発表(PDF)/報道
10/05四国銀行 大和証券の外部委託先の件漏えいのおそれ委託先・クラウド経由件数非公表
業種(大分類)
金融・保険
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
件数非公表
影響を受けた可能性のある情報
大和証券へのインターネット問い合わせに関する情報
原因・経路
大和証券の問い合わせ管理委託先への不正アクセス
公表の経緯
10/5 告知
本人への通知
対象者に個別連絡
問い合わせ窓口
大和証券の窓口(0120-851-850)を案内
利用者へのお願い
なりすましの電話・メールに注意
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:検知・判明の日・企業の対応・サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表
10/05大起水産 公式アプリ漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)174,933人(退会者を含む)
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
174,933人(退会者を含む)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、電話番号、メールアドレス、性別、郵便番号、住所、生年月日(住所・生年月日は任意登録)
含まれないと公表された情報
パスワード
原因・経路
第三者による不正アクセス(詳細未公表)
検知・判明
9/15 確認
公表の経緯
10/5 公表(10/6 一部更新)
企業の対応
対策を実施し監視を強化。外部の専門調査会社が調査中
サービス・利用者への影響
アプリは通常どおり利用可
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
10/5にアプリ登録メールへ案内
問い合わせ窓口
専用窓口 0120-811-266(9:00〜18:00、土日祝含む)
利用者へのお願い
不審なメール・SMS・電話のURLにアクセスしない
二次被害
確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表(PDF)
10/05i-plug OfferBox(利用企業向けページ)漏えいのおそれ脆弱性・設定の不備最大314,009人(閲覧可能だった総数)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
最大314,009人(閲覧可能だった総数)
影響を受けた可能性のある情報
学生の氏名、メールアドレス
含まれないと公表された情報
利用企業以外への流出は確認されていない
原因・経路
設定不備で通信データに個人情報が含まれ、利用企業が開発者ツールで見られた(5/12〜8/28)
検知・判明
8/27 利用企業からの問い合わせ
公表の経緯
10/5 公表
企業の対応
8/28に設定を修正し全通信を確認。リリース判定基準を見直し、外部の脆弱性診断を実施
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(9/11 速報)
本人への通知
連絡先が分かる学生に個別通知
問い合わせ窓口
お問い合わせ窓口 0120-600-463(平日9:00〜18:00)
二次被害
二次被害のおそれは極めて低いとしている
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/05トラストバンク ふるさとチョイス(Amazon Pay経由の寄付)漏えい等を確認脆弱性・設定の不備254件
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
254件
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、お礼の品の配送先
含まれないと公表された情報
カード番号、セキュリティコード
原因・経路
自社システムの不具合(不正アクセスではない)
検知・判明
記載なし(受付停止は9/7)
公表の経緯
10/5 公表
企業の対応
Amazon Payでの受付を一時停止しシステムを修正。テスト・監視体制を強化
サービス・利用者への影響
9/8に再開済み
報告・届出先(公表文)
関係機関
本人への通知
「対象となる方への対応」とのみ記載
問い合わせ窓口
問い合わせフォーム
利用者へのお願い
同社や自治体を装う連絡に注意
二次被害
不正決済は確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表
10/05アマナ 社内ネットワーク(VPN)漏えいのおそれID・パスワードの悪用件数記載なし
業種(大分類)
メディア・出版・広告
事案の種類
ID・パスワードの悪用
件数(公表値)
件数記載なし
影響を受けた可能性のある情報
取引先企業等の個人情報(項目の記載なし)
原因・経路
VPN機器で従業員アカウントを悪用した不正ログイン
検知・判明
6/24 検知
公表の経緯
10/5 掲載、10/8 更新
企業の対応
VPN接続を遮断、アカウント無効化、全社パスワードを強制変更、遠隔操作ツールを削除。24時間監視
本人への通知
漏えいが確認された場合などに個別通知(現時点では未通知)
問い合わせ窓口
セキュリティインシデント対応チーム info-security@amana.co.jp
二次被害
遮断後の再侵入なし
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数・サービスの状況・報告・届出先
出典
公式発表
10/05くふうカンパニー くふう まちトークβ版漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)1件以上(調査中)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
1件以上(調査中)
影響を受けた可能性のある情報
メールアドレス(確認)、生年月日・性別(可能性)
原因・経路
第三者による不正アクセス
公表の経緯
10/5 公表
企業の対応
サービスを停止
サービス・利用者への影響
停止
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:検知・判明の日・二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表
10/05リゾーツ琉球 ホテルリゾートイン石垣島 宿泊管理システム漏えい等を確認委託先・クラウド経由17,170名(同行者を含む)
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
委託先・クラウド経由
件数(公表値)
17,170名(同行者を含む)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、連絡先、住所、生年月日、国籍など。うち旅券画像234名、署名画像6名、顔写真5名
含まれないと公表された情報
カード情報、パスワード
原因・経路
宿泊管理システムへの不正アクセス
検知・判明
システム提供事業者から報告(不正アクセスは9/18〜19)
公表の経緯
10/5 ホテル、10/6 会社サイトで公表
企業の対応
システム提供事業者が遮断。専用窓口を設置
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(9/28 関係各社の連名で速報)
本人への通知
通知メール。旅券等の画像を含む人には個別連絡
問い合わせ窓口
お客様窓口 050-1809-4180(平日9:00〜17:00)/security@guest-desk.jp
利用者へのお願い
リンク・添付を開かず、個人情報やカード情報の入力に応じない
二次被害
悪用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表/報道
10/04日本経済新聞社 Google Workspace/Microsoft 365漏えいのおそれメールの乗っ取り1,646人
業種(大分類)
メディア・出版・広告
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
1,646人
影響を受けた可能性のある情報
社員や取引先などのメールアドレス、氏名など(Google)。M365からはなりすましメール約9,000件が送信された
含まれないと公表された情報
読者・取材先の情報
原因・経路
外部からの不正ログイン
検知・判明
Google分は8月上旬に判明、M365分は9/30
公表の経緯
10/4 に2件を公表
企業の対応
パスワードを変更。M365は送信先にメールの削除を依頼
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
M365分は送信先へ個別連絡。Google分は記載なし
問い合わせ窓口
privacycontact@nex.nikkei.co.jp/問い合わせフォーム
利用者へのお願い
同社やグループ関係者を装うメールに注意
二次被害
Google分は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表/報道
10/04日経BP 従業員のメール漏えいのおそれメールの乗っ取り26件
業種(大分類)
メディア・出版・広告
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
26件
影響を受けた可能性のある情報
メール送受信先の個人名、メールアドレス
原因・経路
日経新聞社社員のアドレスから届いたフィッシングで認証情報を取られた
検知・判明
9/30 判明
公表の経緯
10/4 公表
企業の対応
アカウントへの接続を遮断
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
個別メール
問い合わせ窓口
経営企画室・広報(連絡先の記載なし)
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・二次被害の有無
出典
公式発表
10/03アバハウスインターナショナル オンラインストア(会員・受注DB)漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)件数記載なし
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数記載なし
影響を受けた可能性のある情報
会員ID、氏名、住所、電話番号、メール、生年月日、性別、注文情報
含まれないと公表された情報
クレジットカード番号、セキュリティコード
原因・経路
社内システムへの不正ログインを起点に、不正プログラムを設置・実行されDBへ侵入
検知・判明
9/28 顧客の問い合わせで調査開始
公表の経緯
10/2 個別メール、10/3 公式掲載
企業の対応
経路を遮断。再発防止策は全容判明後に公表
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
10/2に登録メールへ個別メール(退会者を含む)
問い合わせ窓口
カスタマーサポートセンター(フォーム、電話の記載なし)
利用者へのお願い
返金・欠品名目の不審メールに注意。会員パスワードの変更とカード明細の確認
二次被害
同社を装う返金・欠品名目の不審メールを確認
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数・サービスの状況
出典
公式発表/報道
10/03リクルート スタディサプリ漏えいのおそれ脆弱性・設定の不備3,687件
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
3,687件
影響を受けた可能性のある情報
メールアドレスが登録済みであると特定された可能性
含まれないと公表された情報
氏名、パスワード、決済情報
原因・経路
一部機能の仕様不備を突いた不正アクセス
検知・判明
9/30 判明
公表の経緯
10/3 公表
企業の対応
機能を改修し、緊急セキュリティ点検と監視強化
本人への通知
順次個別連絡(学校・自治体経由の利用者にも)
問い合わせ窓口
利用者区分ごとの問い合わせフォーム
利用者へのお願い
同社を装うメールのURLにアクセスせず、公式サイト・アプリから利用
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・報告・届出先
出典
公式発表/報道
10/02大阪公立大学 情報基盤システム(仮想化基盤)調査中ランサムウェア大学は「調査中」
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
ランサムウェア
件数(公表値)
大学は「調査中」
影響を受けた可能性のある情報
大学公式は調査中。報道では氏名、住所、メール、学生証の写真など
原因・経路
ランサムウェア攻撃。仮想サーバー群の停止と一部データ改ざんの形跡
検知・判明
10/2 0:20頃 保守ベンダーがサーバー停止を確認
公表の経緯
10/2 休講案内、10/5 記者会見、10/8 第4報(対面授業再開)
企業の対応
学長を本部長とする危機対策本部を設置。外部専門事業者と調査・復旧し、臨時システムで業務を継続
サービス・利用者への影響
10/9から対面授業を再開。臨時Moodleなどを提供、OMUメールは段階的に再開
報告・届出先(公表文)
大阪府・市、文部科学省、警察(10/2)、個人情報保護委員会(10/5)
本人への通知
臨時お知らせサイトと大学アプリで告知
問い合わせ窓口
個人情報に関する専用窓口の記載なし(報道は広報課 06-6967-1834)
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表/報道
10/02第一ライフグループ・第一生命 従業員向け人事システム漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)約12万名(従業員約5万、退職者約7万)
業種(大分類)
金融・保険
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
約12万名(従業員約5万、退職者約7万)
影響を受けた可能性のある情報
従業員番号、氏名、住所、電話番号、性別、所属、職位、職務、管理職上司の氏名
含まれないと公表された情報
顧客情報への不正アクセスは確認されていない
原因・経路
第三者による不正アクセス
検知・判明
9/24 検知
公表の経緯
10/2 公表
本人への通知
Web公表(個別通知の記載なし)
問い合わせ窓口
人事部窓口 フォーム優先。電話 070-3195-0933/070-3195-1239(平日9:00〜17:00)
利用者へのお願い
不審な電話・郵便物・身に覚えのない請求に注意
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:企業の対応・サービスの状況・報告・届出先
出典
公式発表(PDF)
10/02ヤマト運輸 クロネコ代金後払いサービス漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)件数未公表(調査中)
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数未公表(調査中)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、電話番号、メール、与信番号、請求金額、債権残高、商品明細、加盟店情報
含まれないと公表された情報
クレジットカード情報、パスワード
原因・経路
第三者による不正アクセス(手口は未公表)
検知・判明
9/28 確認
公表の経緯
9/29 第1報、10/2 第2報
企業の対応
外部アクセスを制限し9/28 22:28にサービス停止。セキュリティ専門機関と調査
サービス・利用者への影響
同サービスは停止中、復旧未定。宅急便は通常どおり
本人への通知
漏えいが確認された人へ個別連絡
問い合わせ窓口
scmail2@kuronekoyamato.co.jp(電話の記載なし)
利用者へのお願い
不審なメール・SMSのURLや添付は開かず削除
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:報告・届出先・二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表/報道
10/02日本エネルギー経済研究所 所員6名のMicrosoft 365漏えい等を確認メールの乗っ取り確認13件/おそれ782件
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
確認13件/おそれ782件
影響を受けた可能性のある情報
パスポート情報13件(漏えい確認)。メールアドレス759件(うち金融関係情報5件)、氏名・役職・所属23件(可能性)
原因・経路
フィッシングで所員6名のアカウントに不正アクセス
検知・判明
7/29 外部機関から情報提供
公表の経緯
9/11 初報、10/2 続報
企業の対応
アカウント停止とパスワード変更、外部専門機関と調査。認証強化と監視の高度化
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
対象の本人へ通知済み
問い合わせ窓口
業務ユニット 03-5547-0222(平日9:30〜17:00)/ieej-mail@tky.ieej.or.jp
二次被害
公開・不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表(PDF)
10/02JOGMEC 機構の情報システム漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)約8,500件(役職員 約1,100+外部 約7,400)
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
約8,500件(役職員 約1,100+外部 約7,400)
影響を受けた可能性のある情報
メールアドレス
原因・経路
外部からの不正アクセスとみられる
検知・判明
9/9 外部機関からの情報提供で判明
公表の経緯
10/2 公表
企業の対応
アクセス制限・通信制御を実施し外部事業者と調査。認証・監視機能の強化を策定中
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会を含む関係機関
本人への通知
対象者を特定のうえ順次個別連絡(予定)
問い合わせ窓口
総務部 050-2027-0001(平日10:00〜17:00)
二次被害
公開・不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/02サミーネットワークス 777CON-PASS漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)件数調査中
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数調査中
影響を受けた可能性のある情報
電話番号(店頭予約利用者のみ)、性別、生年月日、ユーザーID、プロフィール写真、お気に入りホール、行動エリア
含まれないと公表された情報
認証用顔画像、ログイン用メール、パスワード、氏名、カード情報
原因・経路
情報取得のリクエストを不正に実行された
検知・判明
9/30 通信量の異常で検知(不正アクセスは9/25)
公表の経緯
10/2 初報・続報
企業の対応
9/30に攻撃元IPを遮断し、不正リクエストに応答しない仕様を緊急リリース
本人への通知
流出と対象者が確定したら改めて報告
問い合わせ窓口
一般のお問い合わせページのみ
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表
10/02池上通信機 社内サーバー漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)件数記載なし
業種(大分類)
製造・建設・医薬
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数記載なし
影響を受けた可能性のある情報
同社が保有していたとみられる情報(種類は未公表)
原因・経路
一部のサーバーで不正アクセスが疑われる痕跡を確認。同社が保有していたと思われる情報が攻撃者のリークサイトに公開されていることを確認
検知・判明
9/21 外部から情報提供
公表の経緯
9/30 初報、10/2 第3報
企業の対応
社内ネットワークの切断を継続。外部専門機関と調査し、段階的に復旧予定
サービス・利用者への影響
社内ネットワークは切断中
報告・届出先(公表文)
捜査機関・関係当局と連携
本人への通知
Web公表のみ
問い合わせ窓口
一般問い合わせページのみ
二次被害
攻撃者のリークサイトへの掲載を確認
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数。公式発表の記載に合わせて、このページで分類を見直した(2026年10月9日)
出典
公式発表
10/02ムーンスター オンラインストア漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)件数記載なし
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数記載なし
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、過去の注文情報
含まれないと公表された情報
クレジットカード番号、パスワード
原因・経路
外部からの不正アクセス(手口は未公表)
公表の経緯
3/26 初報、10/2 続報
企業の対応
外部接続を遮断し、パスワードを強制変更。専門事業者と調査
本人への通知
Webサイトで案内
問い合わせ窓口
カスタマーセンター 0800-800-1792(平日10:00〜17:00)/cs@moonstar.co.jp
利用者へのお願い
添付を開かず、パスワードやカード情報を入力しない
二次被害
同社を装うフィッシングメールを確認
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数・検知・判明の日・サービスの状況・報告・届出先
出典
公式発表
10/02ジャパンタイムズ グループ会社が管理するサーバー調査中不正アクセス(手口は未公表など)未公表
業種(大分類)
メディア・出版・広告
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
未公表
影響を受けた可能性のある情報
漏えいの有無を含め調査中
含まれないと公表された情報
電子版、購読者データベース、決済システム(影響なし)
原因・経路
未公表
公表の経緯
10/2 @Press配信
企業の対応
外部専門業者と調査
サービス・利用者への影響
新聞発行・サイトは通常どおり
本人への通知
不明
利用者へのお願い
同社をかたる不審なメール・電話に注意
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:検知・判明の日・報告・届出先・二次被害の有無・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表
10/02講談社ビーシー 従業員メール(旧ドメイン1件)漏えいのおそれメールの乗っ取り人数非公表(不審メール50件送信)
業種(大分類)
メディア・出版・広告
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
人数非公表(不審メール50件送信)
影響を受けた可能性のある情報
メールボックス内の個人情報等
原因・経路
第三者がID・パスワードを入手したと推定
検知・判明
9/14 不審メール送信を確認
公表の経緯
10/2 公表
企業の対応
当該アカウントを停止・削除
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会
本人への通知
対象の特定が困難として個別通知は困難
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・件数(調査中・未公表)
出典
公式発表
10/01日本原子力研究開発機構 JRR-3 研究支援サイト漏えい等を確認不正アクセス(手口は未公表など)175人
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
175人
影響を受けた可能性のある情報
顔写真付き身分証の画像200件(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、在留カード)、特殊健康診断結果146件、放射線業務従事者証明書21件。マイナンバー6名分
含まれないと公表された情報
アカウント情報(ID、パスワード、氏名など)
原因・経路
未公表(究明中)
検知・判明
9/25 不正ダウンロードを確認
公表の経緯
10/1 公表
企業の対応
同日に外部からのアクセスを停止。原因究明を継続
サービス・利用者への影響
外部アクセス停止中
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、関係官庁、警察
本人への通知
対象者に個別に通知し謝罪
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:二次被害の有無
出典
公式発表
10/01佐川急便 お荷物問い合わせサービス漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)件数調査中(約100日分)
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数調査中(約100日分)
影響を受けた可能性のある情報
荷物の送り主・届け先の氏名、住所、電話番号(約100日分)。スマートクラブ会員はメール・会員IDも
含まれないと公表された情報
クレジットカード情報、パスワード、銀行口座
原因・経路
第三者による不正アクセス(手法は未公表)
検知・判明
9/30 確認
公表の経緯
9/30 第1報、10/1 第2報・第3報(窓口開設)、10/8 FAQ更新
企業の対応
アクセス制限とWebサービスの一部停止。第三者機関と調査。確報は出荷人と連名で準備中
サービス・利用者への影響
荷物追跡など9つのWebサービスを停止中。集荷・配達は通常どおり
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会(10/1 速報)、警察
本人への通知
Webサイトで公表(個別通知の記載なし)
問い合わせ窓口
専用コールセンター 0120-28-3449(9:00〜17:00、土日祝含む)
利用者へのお願い
同社を装う不審なメール・SMS・電話に注意。スマートクラブと同じパスワードを他で使っていれば変更
二次被害
不正利用は確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数(調査中・未公表)
出典
公式発表/報道
10/01らしんばん 買取・通販など各サービス漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)件数記載なし
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
件数記載なし
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、連絡先、生年月日、本人確認書類の種類・番号、買取明細、振込先口座、注文・配送情報、買取同意書画像
含まれないと公表された情報
クレジットカード、パスワード、マイナンバー、本人確認書類の画像(10/9追記)
原因・経路
第三者による不正アクセス
検知・判明
記載なし(不正アクセスは9/14〜16)
公表の経緯
10/1 公表、10/9 追記
企業の対応
遮断とシステム改修、監視体制の強化
サービス・利用者への影響
通信買取の集荷手配を10/6から再開(お知らせ一覧の見出し)
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
対象の可能性がある人に個別メール
問い合わせ窓口
個人情報に関する専用フォーム(対応は平日10:00〜18:00)
利用者へのお願い
同社を装う連絡に注意。同社がパスワードやカード情報を尋ねることはない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:件数・二次被害の有無
出典
公式発表
10/01ニッポンレンタカーサービス ニッポンレンタカーアプリ漏えいのおそれ不正アクセス(手口は未公表など)55名
業種(大分類)
運輸・物流・旅行・宿泊
事案の種類
不正アクセス(手口は未公表など)
件数(公表値)
55名
影響を受けた可能性のある情報
氏名、電話番号、メール、ログインID、利用・予約履歴。登録者は運転免許証番号、住所、生年月日、カード番号下4桁、名義人名も
原因・経路
外部からの攻撃(第一事象とは別の手法)
検知・判明
9/29 確認(攻撃は9/19〜21)
公表の経緯
9/26 第一事象(41名)、10/1 別事象
企業の対応
対策と封じ込めを実施し調査継続
報告・届出先(公表文)
個人情報保護委員会、警察
本人への通知
登録メールアドレスへ個別連絡
問い合わせ窓口
お客様サポート窓口(連絡先の表示なし)
利用者へのお願い
不審なメール・電話・郵便物のURLを開かない
二次被害
確認されていない
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況
出典
公式発表
10/01チケットプラス チケプラ(Web)漏えいのおそれ脆弱性・設定の不備最大107名(ほかに他人の情報を見た可能性のある最大322名)
業種(大分類)
IT・通信・Webサービス
事案の種類
脆弱性・設定の不備
件数(公表値)
最大107名(ほかに他人の情報を見た可能性のある最大322名)
影響を受けた可能性のある情報
氏名、メール、郵便番号、住所、電話番号、カード下4桁など。別の利用者の画面に表示された可能性
含まれないと公表された情報
カード番号の全桁、パスワード
原因・経路
負荷軽減のためのキャッシュ設定変更の不備(9/28〜29)
検知・判明
9/29 21:40頃 利用者の問い合わせで判明
公表の経緯
10/1 公表
企業の対応
サービスを停止し設定を修正。システム変更時の確認・検証プロセスを見直し
サービス・利用者への影響
9/30 7:00に再開
報告・届出先(公表文)
関係機関
本人への通知
10/1に個別メール
問い合わせ窓口
カスタマーサポート(フォーム)
二次被害
確認されていない
未確認・注意
—
出典
公式発表
10/01ローソン メールサーバー漏えいは確認されていないメールの乗っ取り不審メール 約70万件送信
業種(大分類)
小売・飲食・サービス
事案の種類
メールの乗っ取り
件数(公表値)
不審メール 約70万件送信
影響を受けた可能性のある情報
情報流出・侵入・改ざんは確認されていない
原因・経路
第三者によるメールサーバーの不正利用
検知・判明
記載なし(不正利用は9/25〜27)
公表の経緯
10/1 公表
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:企業の対応・サービスの状況・報告・届出先・二次被害の有無
出典
公式発表
10/05デンマーク中央住民登録(CPR) 住民登録システム漏えい等を確認ID・パスワードの悪用約880万人海外
業種(大分類)
教育・研究・行政・団体
事案の種類
ID・パスワードの悪用
件数(公表値)
約880万人
影響を受けた可能性のある情報
氏名、住所、CPR番号(個人番号)など
含まれないと公表された情報
保護登録者の氏名・住所
原因・経路
正規のアクセス権を持つ国内民間企業1社のアクセスが悪用され、大量の自動照会
検知・判明
10/2 夜 検知
公表の経緯
10/5 省の発表
企業の対応
当該企業のアクセス権を取り消し、CPR全体のセキュリティ点検を指示
報告・届出先(公表文)
データ保護庁、警察
本人への通知
不明
未確認・注意
公表文に記載が見つからなかった:サービスの状況・二次被害の有無
出典
公式発表/報道

一覧を見たら、自社で確かめること

  • 自社が使っているサービスや委託先の名前が無いか。事故を起こした事業者の名前ではなく、利用企業の名前で公表されることもあるよ(スカラコミュニケーションズの「i-ask」は、利用企業を最大5社としつつ社名を出していない)。
  • 取引先から、まだ連絡が来ていないか。公表より先に、取引先には個別の連絡が届いていることがある。総務・情報システム・営業の窓口あてのメールを確かめよう。
  • 自社の顧客や従業員を装った連絡への備え。多くの公表文が「パスワードやカード番号を尋ねることはない」と書いている。自社名をかたった連絡があったときの案内文を準備しておくと慌てないよ。
  • 同じパスワードの使い回し。漏えいしたサービスと同じパスワードを業務のアカウントに使っていないかを、従業員に確かめてもらおう。

No.02直接攻撃されなくても影響を受ける:10月の傾向とサプライチェーンの経路

結論:10月の公表分では、委託先やクラウドを経由した事案、IDとパスワードの悪用、メールアカウントの乗っ取りが多く見られたよ。どれも「自社のシステムは無事でも、預けたデータや業務が影響を受ける」形なんだ。

事案の種類件数(国内)主な事案
不正アクセス(手口は未公表など)27件ブックオフグループHD、ローソン、アドベンチャー、ユーザベースほか23件
委託先・クラウド経由14件第一興商、小平市、IDCフロンティア、ニッスイほか10件
メールの乗っ取り11件八十二長野銀行、北海学園大学、富山県立大学、エバーグリーン・マーケティングほか7件
脆弱性・設定の不備8件CINRA、アクティブ、ホワイトエッセンス、GMOリサーチ&AIほか4件
ID・パスワードの悪用3件ハイホー、楽天ドライブ、アマナ
ランサムウェア2件IDCフロンティア、大阪公立大学
誤送信・紛失2件大阪歴史博物館、長崎市

このページの一覧(国内66件)を数えたもの。1件に2つの種類が付くことがあるから、足すと66件より多くなるよ。公表されていない事案や、報道だけの事案は入っていないので、世の中全体の割合を表す数字ではないんだ。

「自社への攻撃」と「取引先経由」と「取引先の停止」は分けて考える

自社への直接攻撃

自社のシステムやアカウントが狙われる

VPN機器の認証情報の悪用(アマナ)、メールアカウントの乗っ取りなど。止める・調べるのは自社の判断で進められる。

取引先を経由する侵害

取引先の中にある自社のデータが漏れる/取引先から自社へ入られる

委託先のサーバーや端末が狙われ、預けていた顧客情報に影響が出る形。調べられるのは主に取引先側で、自社は説明を求めて判断する。

取引先の停止による影響

情報は漏れていなくても、業務が止まる

委託先データセンターへの不正アクセスとみられる障害で入出荷ができなくなった例(ニッスイの物流子会社)のように、漏えいとは別に事業への影響が出る。電話窓口が止まったときの動き方は電話・CTIが止まったときの対応ガイドにまとめたよ。

取引先の事故が自社に届く6つの経路

押すと、仕組み・10月の例・自社で確かめることが開くよ。

SaaS・クラウドサービスの侵害預けたデータが、事業者の中で見られる・止まる
仕組み
問い合わせ管理や採用管理などのサービスは、多くの利用企業のデータを同じ仕組みで預かる。事業者の管理画面や基盤が破られると、利用企業のデータにまとめて影響が出る。
10月の例
スカラコミュニケーションズの「i-ask」(利用企業 最大5社)、ApplyNow(ナカバヤシが公表)、IDCFクラウド(495の企業や自治体に影響)。
自社で確かめること
どのサービスに、どんな項目を、いつから預けているか。問い合わせの自由記述欄のように、顧客が口座番号などを書き込む欄が無いか。
委託先のVPN・リモートアクセスの侵害保守や運用のための入口が、攻撃者の入口になる
仕組み
保守会社や委託先が自社のネットワークに入れるようにしてある経路は、その委託先の認証情報が盗まれると、そのまま自社への入口になる。
10月の例
委託先の経路そのものの事例は、この期間の公表分では確かめられなかった。自社のVPN機器で従業員アカウントが悪用された例(アマナ)は、同じ型の入口だよ。
自社で確かめること
取引先から入れる接続の一覧(VPN・リモートデスクトップ・遠隔保守ツール)、使っているアカウント、多要素認証の有無、接続の記録が残っているか。
共有アカウント・認証情報の悪用1つのIDが、複数の会社・複数の人で使われている
仕組み
取引先と同じ管理者アカウントを使っていたり、パスワードを表やメールで受け渡していたりすると、どちらかで漏れたときに両方へ影響する。
10月の例
楽天ドライブは、管理用アカウントの認証情報が不正に取得されたと公表。ホテリエは、旧運営会社からの引継ぎ資料に載っていなかったアカウントを経由した不正アクセスと公表した(第三者が使えた原因は不明としている)。
自社で確かめること
取引先と共有しているアカウント、受け渡したパスワード、使われていないのに残っているアカウント。
API・システム間連携の悪用正規の連携の形のまま、大量に情報を引き出される
仕組み
アプリやシステム同士をつなぐAPIは、ふつうはキーやトークンで相手を確かめて答える。キーが漏れたり、権限が広すぎたり、確かめずに答える設定のAPIが残っていたりすると、正規の利用と見分けにくい形で情報を取られる。
10月の例
JPCERT/CCは、公開アプリを解析して管理用APIを不正に操作する手口や、他のシステムから盗んだAPIキーを使う手口を注意喚起した。海外では、デンマークの住民登録システムで、照会の正規の権限を持つデンマークの民間企業1社のアクセスが第三者に悪用されたと公表された(約880万人分の登録情報)。
自社で確かめること
取引先に渡しているAPIキーやトークン、その権限の広さ、有効期限、1日に呼べる回数の上限、呼び出しの記録。
ソフトウェアやアップデートの経路を介した攻撃使っている部品や更新の仕組みが狙われる
仕組み
取引先が使っているソフトウェアの弱点(脆弱性)や、更新の配布経路が狙われると、その製品を使う多くの組織に同時に影響が出る。
10月の例
更新の配布経路を介したと公表された事案は、この期間の公表分では見つけられなかった。ソフトウェアの脆弱性を突かれた例は複数あり、ApplyNow は利用していたデータ分析ツールの脆弱性を悪用されたと公表している。JPCERT/CC は BIツール Metabase の脆弱性の悪用も挙げた。
自社で確かめること
取引先が使っている主な製品(分かる範囲)、脆弱性の修正をどのくらいで当てる決まりになっているか。
委託先の停止による間接的な業務影響漏えいが無くても、仕事が止まる
仕組み
物流・決済・予約・クラウド基盤などを1社に頼っていると、その会社が止まった時点で自社の業務も止まる。
10月の例
IDCフロンティアは、東日本リージョン1の一部ゾーンを止め、データの取り出しや復元は困難な見通しで、復旧は利用者自身のバックアップからのみ可能と案内した。ニッスイは、物流子会社の日水物流で商品の入出荷ができない状況だと公表した(原因は委託先データセンターへの不正アクセスとみられる、としている)。
自社で確かめること
その取引先が止まると止まる業務、止まってもよい時間(RTO)、自社で持っているバックアップ、代わりの手段。CTIやクラウド電話が止まったときの転送・乗り換え・番号の移し方は電話・CTIが止まったときの対応ガイドで見られるよ。

10月に公的機関が出した注意喚起

  • 個人情報保護委員会(10月7日):大規模な漏えい等が続いていることを受けて、講じなければならない技術的安全管理措置(アクセス制御、識別と認証、不正アクセスの防止・検知など)を改めて示した。その手法の例として、アクセス権限の最小化、多要素認証(フィッシングに耐性のあるものを含む)、ログの一定期間の保管などを挙げている。使わなくなった個人データは遅滞なく消去するよう努めること(努力義務)も求めているよ。(注意喚起)
  • JPCERT/CC(10月8日):既知の脆弱性の探索と悪用、アプリの管理用APIへの不正なリクエスト、BIツール Metabase の脆弱性(SQLインジェクション)を挙げた。対策として、APIの呼び出し回数の制限、全エンドポイントのアクセス制御、トークンの最小権限・有効期限・速やかな無効化、修正版への更新、不要な管理機能をインターネットに出さないこと、保存期間を過ぎたデータを残さないこと、顧客への二次被害防止の呼びかけなどを挙げている。(JPCERT-AT-2026-0030)

この章の数字の限界

数えたのは、10月1日〜9日に当事者が公表し、このページで公式発表を確かめた事案だけだよ。公表しない事案、まだ気づかれていない事案、報道だけの事案は入っていない。「委託先経由が◯割」のような世の中全体の割合としては読まないでね。

No.03委託先の事故が利用企業へ広がった10月の事例

結論:委託先やクラウドの1か所の事故が、何社もの利用企業の顧客情報や業務に届いた例が続いたよ。タブを切り替えると、事例ごとに「何が起きて、利用企業は何を確かめればよいか」が見られるんだ。

i-ask(問い合わせ管理)

何が起きたか問い合わせ対応のFAQシステム「i-ask」の管理サイトに第三者が不正にログインし、不正なプログラムを設置した。10月3日朝にデータベースの監視アラートをきっかけに調査を始め、同日8時頃に不正アクセスを遮断したと公表している。
影響したシステム・サービススカラコミュニケーションズの「i-ask」(利用企業の問い合わせ受付・管理)
影響した情報利用企業ごとに異なる。氏名・メールアドレス・問い合わせ内容など。大和証券は口座番号を含むと公表し、シチズン時計は問い合わせ欄に口座やカードの情報を書いた場合はそれも含まれるとしている。
利用企業・顧客への影響影響を受けた利用企業は最大5社、件数は延べ最大713,126件(重複を含む)。公表を確かめられた利用企業は大和証券・シチズン時計・損保ジャパン・東武鉄道の4社で、大和証券の件は四国銀行も告知している。
公表された事実管理者アカウントのパスワードを全環境で変更し、再発防止として多要素認証の導入などの管理者認証の強化を挙げている。
未確認のこと公式発表は利用企業を「最大5社」としていて、社名を確かめられたのは4社。残りの有無は分からない。スカラコミュニケーションズと、大和証券・シチズン時計・損保ジャパンは、公表時点で情報の悪用は確認されていないとしている。
利用企業が確かめること自社が使っている問い合わせ・FAQ・チャットのサービスで、管理画面に多要素認証が掛かっているか。顧客が自由記述欄に書いた情報を、どれだけの期間保存しているか。
備えるための教訓自由記述欄には、預けるつもりのない情報(口座番号など)も入る。保存期間を決めて消す、入力欄に「口座番号やカード番号は書かないでね」と添えるなど、預ける量そのものを減らそう。シチズン時計は、新規受付に使っていなかった当該システムの利用を終えて保管情報を削除する予定と公表している。
出典スカラコミュニケーションズの公表/大和証券/シチズン時計/損保ジャパン

IDCFクラウド(クラウド基盤)

何が起きたか10月7日午前3時40分頃から、IDCFクラウドの東日本リージョン1の一部(4つのゾーン)で、ランサムウェア攻撃による障害が起きた。
影響したシステム・サービスIDCフロンティアの IDCFクラウド(東日本リージョン1の一部ゾーン)。ほかのリージョンも管理コンソールを止めている(第3報)。
影響した情報漏えいの有無と範囲は、公表時点で明らかにされていない。
利用企業・顧客への影響495の企業や自治体に影響。データの取り出しや復元は困難な見通しで、復旧は「お客さま自身が保持しているバックアップデータからのみ可能」と案内している。ニッスイは、物流子会社の日水物流で商品の入出荷ができない状況と公表し、原因を委託先データセンターへの第三者による不正アクセスとみられるとしている(ニッスイは事業者名を出しておらず、IDCFの影響先としては報道で伝えられている)。
公表された事実攻撃の種類(ランサムウェア)、影響したゾーン、影響した組織の数、復元が困難な見通しであること(第3報)。第4報(10月9日)では対応体制として、10月7日午前9時に緊急対策本部を設け、ソフトバンクの法人部門を窓口に、バックアップ手順の案内と移行環境の提案、利用者の要望に応じた仮想サーバーの起動・停止などの代行をしていること、外部のセキュリティ専門企業と連携して詳しく調べていることを公表している。
未確認のこと侵入経路、データの持ち出しの有無、復旧の見通し(第4報まで記載なし)。
利用企業が確かめることクラウドの中にあるバックアップだけに頼っていないか。クラウドの事業者が止まったとき、何日で、どこから、誰が戻すのか。
備えるための教訓バックアップは「別の場所」「別の権限」に置き、実際に戻す練習をしておく。止まってよい時間(RTO)と、どの時点まで戻せればよいか(RPO)を、業務ごとに決めておこう。CTIやクラウド電話が止まった会社向けには、電話・CTIが止まったときの対応ガイドで今日の転送と、待つか乗り換えるかの決め方をまとめているよ。
出典IDCフロンティアの公表(第3報)/IDCフロンティアの公表(第4報)/ニッスイの公表

第一興商(委託先の端末)

何が起きたか委託先の日本コロムビアグループで、従業員の端末(PC1台)がマルウェアに感染していたことが分かった。第一興商は10月5日に報告を受けた。
影響したシステム・サービス委託先の業務端末
影響した情報会員(登録名・性別・生年月日・メールアドレス・電話番号)と従業員の情報。パスワードは含まれないと公表している。
利用企業・顧客への影響約872.4万件(顧客 約863.1万件・従業員 約9.3万件)が外部に漏えいしたおそれ。
公表された事実委託先の端末1台の感染であること、件数、報告を受けた日、パスワードが含まれないこと。
未確認のこと実際に持ち出された量と範囲。
利用企業が確かめること委託先の担当者の端末から、自社の顧客データをどれだけの量、どの形で取り出せるのか。委託先の端末の管理(ウイルス対策・持ち出し制限)を、契約や確認書で確かめているか。
備えるための教訓1台の端末から数百万件に届く状態は、委託先の側でも気づきにくい。委託先に渡すデータは業務に要る項目と件数だけにして、まとめて取り出せる権限を絞ろう。
出典第一興商の公表

ApplyNow(採用管理)

何が起きたか採用管理のサービス「ApplyNow」が利用していたデータ分析ツールの脆弱性を、第三者に悪用された。ナカバヤシは10月5日に ApplyNow から報告を受けた。
影響したシステム・サービス採用管理プラットフォーム「ApplyNow」
影響した情報ナカバヤシの応募者の氏名・住所・メールアドレス・電話番号・生年月日・性別・職業(1,826件)。
利用企業・顧客への影響応募者の個人情報が対象。ApplyNow が登録メールアドレスへ個別に連絡し、ナカバヤシも窓口を設けている。
公表された事実原因が ApplyNow の使っていたツールの脆弱性であること、件数、報告を受けた日。
未確認のことほかの利用企業の範囲は、ナカバヤシの公表からは分からない。
利用企業が確かめること自社が使っている採用・人事のサービスが、さらに別のツールやサービス(再委託先)を使っていないか。利用企業への連絡は、いつ・どの窓口に来る決まりか。
備えるための教訓SaaS の中でさらに別のツールが使われていると、事故の報告は何段階も経て届く。契約で「何時間以内に、誰に、何を知らせるか」を決め、再委託先の一覧も出してもらおう。
出典ナカバヤシの公表

ホテリエ(残ったアカウント)

何が起きたかホテル運営を受託するホテリエの宿泊管理システム(8施設)に不正アクセスがあった。旧運営会社からの引継ぎ資料などに、そのアカウントの情報が含まれていなかったと公表している。
影響したシステム・サービス宿泊管理システム(8施設)
影響した情報宿泊者7,919人の氏名・電話番号・メールアドレス・国籍・宿泊日・施設名・料金。住所・カード情報・旅券情報は含まれないとしている。
利用企業・顧客への影響宿泊者への個別のメールでの説明とお詫び。ホテルを持つ大英産業も同じ日に公表した。
公表された事実引継ぎ資料に載っていなかったアカウントを経由したこと、施設数、人数。
未確認のこと第三者がそのアカウントを使えた原因は不明としている。
利用企業が確かめること委託先が交代したとき、前の委託先のアカウント・接続・データがすべて止められたかを、自社で確かめた記録があるか。
備えるための教訓委託先の交代や契約終了のときは、アカウントの棚卸しを「渡された資料」ではなく「システムの実物」で行う。管理画面のユーザー一覧を出してもらい、知らないアカウントを止めよう。
出典ホテリエの公表

医療従事者向けサイト(Web運営の委託)

何が起きたか旭化成セラピューティクスが医療従事者向けサイト「Pharma DIGITAL」の運営を委託している医薬情報ネットがサイバー攻撃を受け、不正アクセスが確認された。
影響したシステム・サービス医療従事者向けサイト「Pharma DIGITAL」
影響した情報医療従事者の氏名・所属施設・職種など(約51万4,000名、うち約4万4,000名はメールアドレス等も)と、従業員 約700名の情報。
利用企業・顧客への影響個人情報が不正に閲覧・取得された「可能性」として公表。サイトは止めている。
公表された事実委託先へのサイバー攻撃であること、対象の人数、情報の不正利用は確認されていないこと。
未確認のこと原因の詳細は調査中としている。
利用企業が確かめることWebサイトの運営を外に任せている場合、会員情報を自社の個人データとして委託しているか(誰が取得し、誰の利用目的か)。委託なら、委託元としての監督(点検・報告)の記録があるか。
備えるための教訓運営を任せても、自社の個人データとして委託しているなら、委託元としての監督の義務は残る。委託先のセキュリティの確かめ方と、事故のときの連絡の決まりを契約に書いておこう。
出典旭化成セラピューティクスの公表

デンマーク(海外)(正規の権限の悪用)

何が起きたかデンマークの住民登録システム(CPR)で、照会の正規の権限を持つデンマークの民間企業1社のアクセスが、第三者に悪用された。
影響したシステム・サービス住民登録システム(CPR)
影響した情報氏名・住所・個人番号(CPR番号)など。
利用企業・顧客への影響約880万人が登録されている情報が対象と公表された。
公表された事実正規のアクセス権が悪用されたこと、対象の人数。
未確認のこと悪用された企業の名前と、どう悪用されたかの詳細。
利用企業が確かめること取引先に渡している照会や連携の権限が、業務に要る範囲より広くないか。1日に引き出せる量の上限と、いつもと違う使われ方に気づく仕組みがあるか。
備えるための教訓正規の権限での引き出しは「侵入」に見えない。連携先ごとに、引き出せる項目と量の上限を決めて、記録を見る人を決めておこう。
出典デンマーク内務・保健省の発表(デンマーク語)

No.04【重要】取引先が被災したとき、取引を続ける・止める・解約するをどう判断するか

結論:先に「自社とどうつながっているか」と「止めたら業務がどうなるか」を確かめて、そのうえで4つの選択肢(継続・条件付き継続・一時停止・解約や乗り換え)から選ぶよ。どれを選んでも、見直す条件と日付をセットで決めておこう。

このページは判断を代わりにしないよ

取引先の事故が自社にどこまで影響するかは、契約・つながり方・預けている情報・事業への影響で変わる。ここに書いたのは、判断に要る材料と確かめ方だよ。「すぐ解約すべき」「続けても安全」と一律に決められる話ではないんだ。

4-1. 自社への影響を確かめるチェックリスト

8つの項目を押すと、確かめる理由・確かめ方・問題が見つかったときの動き方が開くよ。

取引先に個人情報や機密情報を預けているか漏えいしたとき、法律上の報告や顧客への説明が要るかが決まる
確かめる理由
預けているのが個人データなら、委託元として報告や本人への通知の義務がかかることがある。機密情報なら取引先や顧客との契約に関わる。
確かめ方
委託契約書と業務の流れから、渡している項目・件数・期間を書き出す。分からなければ取引先に「保管している自社のデータの項目と件数」を文書で聞く。
見つかったら
個人データなら法務・個人情報の担当に早めに共有し、報告の要否を検討する(05の8)。
取引先が自社のシステムへ接続できるか取引先から自社へ入れる経路は、攻撃者の入口にもなる
確かめる理由
取引先の認証情報が盗まれていたら、自社のネットワークに入られるおそれがある。
確かめ方
VPN・リモートデスクトップ・遠隔保守ツール・クラウドの管理者権限など、取引先に許している接続を一覧にする。
見つかったら
接続を一時的に止めるかを、業務への影響と証拠の残し方をふまえて決める(05の2)。
VPN・API・SSO・共有アカウントで連携しているか正規の連携のまま情報を取られる経路
確かめる理由
連携用のキーやトークンは、漏れると正規の利用と見分けにくい。
確かめ方
連携の一覧(相手・方式・権限・キーの有効期限・呼び出しの記録の有無)を作る。
見つかったら
キーの再発行と古いキーの失効を、取引先と順番を決めて行う。
管理者権限や認証情報を共有しているかどちらかで漏れると、両方に届く
確かめる理由
共有のIDやパスワードは、取引先側で漏れたかどうかを自社から確かめにくい。
確かめ方
共有しているアカウント、メールや表で受け渡したパスワード、退職者や前の委託先のアカウントを洗い出す。
見つかったら
変更・失効を進める。乗っ取りが疑われる端末からは変更しない。
自社のデータが、ほかの顧客と同じ環境に置かれているか1か所の事故が、まとめて自社に届く
確かめる理由
SaaS やクラウドでは、多くの利用企業のデータが同じ仕組みの中にある。
確かめ方
取引先に「自社のデータが影響を受けた環境に含まれるか」を聞く。サービスの仕様書や契約の別紙も見る。
見つかったら
含まれるなら、影響の範囲と調査の見通しを文書でもらう。
取引先が止まると、主要な業務が止まるか止める判断そのものが、自社の業務を止めることがある
確かめる理由
一時停止や解約を選んだとき、自社の業務がどれだけ止まるかを先に知っておく必要がある。
確かめ方
その取引先が止まると止まる業務を書き、日付が決まっているもの(給与の支払日・取引先への支払い・納期・税や社会保険の手続き・決済の入金)に印を付ける。止まってよい時間(RTO)と代わりの手段も書く。代わりの手段の例:手作業や表計算での一時運用、電話・FAXでの受注、別の事業者のスポット契約、顧客への遅れの連絡。
見つかったら
代わりの手段を今のうちに用意し、顧客への連絡の要否を決める。
自社への影響について説明を受けているか説明が無いまま判断しない
確かめる理由
取引先の説明が、判断の材料のいちばんの出どころになる。
確かめ方
受けた説明を、発生時期・影響範囲・自社データへの影響・実施した措置・次の報告予定に分けて書き出す。
見つかったら
足りない項目は、確認依頼の文面で文書で聞く(05の7)。
アクセスログや監査記録を確かめられるか自社側で確かめられることを増やす
確かめる理由
取引先の説明を待つあいだも、自社側の記録で不審な動きが無いかを見られる。
確かめ方
クラウドの管理画面・VPN・メールの認証記録が、どのくらいの期間残っているかを確かめる。保存期間が短ければ、先に書き出して保存する。
見つかったら
不審な記録があれば、触らずに保存して専門家に相談する(05の3)。

4-2. リスクを整理する評価の目安

7つの観点ごとに、いまの状況がどこに当たるかを見てね。「分からない」は「高い」と同じに扱うのが決まりだよ。分からないことは、安全という意味ではないんだ。

段階目安
自社データへのアクセス
高い(分からないときも)個人データ・機密情報を預けている
中くらい預けているが、個人データや機密情報ではない
低い自社のデータを預けていない
特権権限・認証情報の共有
高い(分からないときも)管理者権限やパスワードを共有している
中くらい取引先が使うアカウントはあるが、権限が限られ多要素認証もある
低い共有していない
侵害・漏えいの確認状況
高い(分からないときも)自社データへの影響が確認された/おそれがあると説明された
中くらい調査中で、自社データが含まれるかが未確定
低い取引先が、自社データは影響を受けていないと根拠つきで説明
取引先の封じ込め
高い(分からないときも)封じ込めの説明が無い
中くらい経路を遮断したが、原因は調査中
低い原因が特定され、侵入経路を塞いだと説明
情報開示の十分さ
高い(分からないときも)説明が口頭だけ、または無い
中くらい一部が文書で出ている
低い発生時期・範囲・措置・次の報告予定が文書で出ている
自社の法令・契約上の義務
高い(分からないときも)個人データで報告の要件に当たり得る、または顧客との契約に報告期限がある
中くらい個人データはあるが、報告の要件に当たるかは調べている
低い個人データを預けておらず、契約上の報告期限も無い
取引先のサービスの継続・復旧
高い(分からないときも)止まっていて、復旧の見込みが示されていない
中くらい止まっているが、復旧の日が示されている
低い平常どおり動いている
代わりのサービスへの切り替え
高い(分からないときも)切り替え先が無い、またはデータを取り出せない
中くらい数日〜数週間あれば切り替えられる
低いすぐ切り替えられる手段がある
止めたときの事業への影響
高い(分からないときも)主要な業務が止まる
中くらい一部の業務が遅れる
低い止めても主要な業務は続けられる

読み方の目安:上の6行(データ・認証情報・確認状況・封じ込め・開示・法令や契約の義務)は自社への二次被害や義務の大きさ、下の3行(サービスの継続・切り替え・事業への影響)は止めること自体のリスクの大きさを表すよ。組み合わせの目安は次のとおり。

上の6行(二次被害・義務)下の3行(止めるリスク)まず検討する選択肢
高いが多い低いが多いC 一時停止・接続遮断、または D 解約・乗り換え
高いが多い高いが多いB 条件付き継続、または部分的な遮断で時間を作る
低いが多い高いが多いA 継続(説明を文書で受けたうえで)
低いが多い低いが多いA 継続。続報を追う担当を決める

あくまで考え始める順番の目安で、どれを選ぶかは個別の事情で決まるよ。

4-3. 取引先の説明が十分かを見る

調べている途中であること自体は、不誠実という意味ではないよ。大事なのは、分かっていないことを分かっていないと言い、次にいつ何を知らせるかを示しているかなんだ。

表は横にすべらせて見られるよ。

確かめること十分な説明の例追加で聞きたいサイン
発生時期と検知した日時不正アクセスの期間と、気づいた日時が分けて書かれている日付が1つだけ、または書かれていない
対象システムと影響範囲影響したシステム名と、影響していない範囲が書かれている「一部」「限定的」だけ
自社データへの影響自社のデータが含まれるか/含まれないかと、その根拠自社についての記述が無い
調査の進み具合何が分かっていて、何を調べているか「調査中」だけで中身が無い
封じ込め措置遮断した経路、止めたアカウント、当てた修正何をしたかが書かれていない
認証情報とアクセス権限の見直し自社が関わるアカウントやキーの変更・失効の予定自社側でやるべきことが分からない
外部の専門家による調査調査を依頼しているか、いつ結果が出る見込みか社内だけで調べているのか分からない
復旧の判断基準何を確かめたら再開するのか再開の日だけが示される
再発防止策と期限具体的な対策と、いつまでに行うか「強化する」だけ
次回の報告予定次に報告する日時、または条件次の連絡がいつか分からない

4-4. 4つの選択肢を比べる

タブを切り替えて、選ぶ条件・良い点・リスク・やること・見直す条件を見比べてね。

A 継続(そのまま続ける)

選ぶ条件
自社データ・接続・認証情報への影響が無いと根拠つきで説明され、取引先の封じ込めも説明されている。
良い点
業務が止まらない。移行の手間やミスが起きない。
リスク
説明が後から変わったときに、対応が遅れる。
やること
受けた説明を文書で保存する。次回の報告予定を記録し、続報を追う担当を決める。
事業上の注意
「続ける」と決めた理由と根拠を記録しておくと、あとで顧客や監査に説明しやすい。
見直す条件
続報で自社データへの影響が判明した/自社側で不審な動きが見つかった/約束の報告が来ない。

B 条件付き継続(条件を付けて続ける)

選ぶ条件
調査中で影響が確定していないが、止めると業務への影響が大きい。または、つながりを絞れば続けられる。自社データへの影響は確定したが、侵入経路が塞がれたと文書で説明され、止めると業務への影響が大きい場合もここ。
良い点
業務を続けながら、二次被害のリスクを下げられる。
リスク
条件が守られているかを見続ける手間がかかる。条件が曖昧だと、実際には何も変わらない。
やること
条件を具体的に決める(例:接続は自社が許可したときだけ/共有パスワードを変更/連携キーを再発行/渡すデータを必要な項目に絞る/週1回の報告)。
事業上の注意
条件と期限を取引先に文書で伝え、合意を記録する。
見直す条件
条件が守られない/調査結果が出た/決めた期限が来た。期限の目安は、取引先の次回報告日の翌営業日、長くても2週間ごと。

C 一時停止・接続遮断(いったん止める)

選ぶ条件
取引先から自社へ入れる経路や共有の認証情報があり、侵害が否定されていない。または、自社側にも不審な兆候がある。
良い点
取引先経由の侵入やデータの持ち出しを止められる。
リスク
その取引先に頼る業務が止まる。止め方によっては、調査に要る記録が消えることがある。
やること
止める範囲(接続だけ/連携だけ/サービス全体)を決める。止める前に記録を保存する。代わりの手段と、顧客への連絡の要否を決める。
事業上の注意
一時停止が契約上どう扱われるか(料金・違約)を確かめる。止めたことを取引先に通知する。
再開の目安
封じ込めと原因の説明を文書で受けた/共有の認証情報・キーを変更済み/接続は多要素認証かつ自社の許可制で再開できる/自社側の記録に異常が無い。
見直す条件
止め始めてから、その業務の「止まってよい時間(RTO)」の半分がたった時点で、再開・代わりへの切り替え・解約のどれにするかを必ず決め直す。

D 解約・乗り換え(取引をやめる)

選ぶ条件
説明や対応が繰り返し不十分、同じような事故が続く、契約上の義務が守られていない、など信頼の前提が崩れている。
良い点
長い目で見て、同じ取引先による事故のリスクから離れられる。
リスク
解約しても、すでに預けたデータの漏えいリスクは消えない。移行中の設定ミス・認証情報の引き継ぎ漏れ・業務の停止が起きやすい。
やること
順番が大事。①データを取り出せるか確かめて取り出す ②代わりの先を確保する ③そのあとで解約を通知する。そのうえで、データの返却と削除の証明、アカウントと接続の失効、移行計画(並行稼働の期間)、移行先のセキュリティの確認。
事業上の注意
解約の条件・違約金・データの取り出し方を契約で確かめる。先に解約を伝えると、データを取り出す前にアカウントを止められることがある。解約の合意書で損害賠償の請求を手放していないかも、弁護士と確かめよう(05の8)。
完了の目安
並行稼働で業務が回ることを確かめた/旧環境のアカウント失効とデータ削除の証明を受け取った。移行の途中で問題が出たら、並行稼働を延ばす。
  • 乗り換えにもリスクがある:データ移行の失敗、設定ミス、古いアカウントの残り、移行中の業務停止が起きやすい。急ぐほど起きやすいので、並行して動かす期間を取ろう。
  • 解約しても、預けたデータは戻らない:すでに漏れたかもしれない情報のリスクは、解約では消えない。データの返却・削除の証明をもらうところまでがセットだよ。
  • 一律の正解は無い:同じ事故でも、つながり方と事業への影響で答えが変わる。迷ったら、間の選択肢(B・C)で時間を作り、材料がそろってから決め直そう。
  • 解約を今決められなくても:乗り換えの準備(データの取り出し・候補の選定)だけを先に始めることはできるよ。

4-5. 経営会議で使える判断の流れ

  1. 取引先の事故を把握する — 誰から・いつ・どの経路で知ったかを記録する。報道で知った場合も、取引先に事実を確かめる。
  2. 自社との接続経路とデータの所在を確かめる — 4-1 の8項目。分からない項目は担当と期限を決める。
  3. 個人データが絡むなら、報告の要否の検討を並行して始める — 速報の目安は、自社が知った日から3〜5日(05の8)。確定を待たない。
  4. 必要なら、暫定的な封じ込めを検討する — 取引先から入れる経路や共有の認証情報があるなら、止めるかを業務への影響とあわせて決める(05の2)。
  5. 取引先から影響範囲と対応状況を聞く — 4-3 の10項目。文書でもらう。
  6. 自社へのリスクと事業への影響を評価する — 4-2 の7観点。分からない項目は「高い」として扱う。
  7. 継続・条件付き継続・一時停止・解約を決める — 決める人(社長など)と決める期限を最初に決めておく。4-4 の4つから選び、理由・条件・見直す日を記録する。
  8. 状況が変わったら、決め直す — 続報・自社側の点検結果・決めた期限のどれかで、もう一度 1 から確かめる。

決めたことは、下の記録用テンプレートに書いて残しておこう。あとで顧客・取引先・監査に説明するときの根拠になるよ。

経営判断の記録テンプレート

【取引先の事故に関する判断の記録】
※事実・出典・判断の理由を書き、推測や「どちらに責任があるか」の評価は書かない
記録日時:[ 年 月 日 時 分] 記録者:[ ]
■ 事故の概要
 取引先・サービス名:[ ]
 把握した日時と経路:[ ](取引先からの連絡/報道/その他)
 取引先の説明(要点):[ ]
■ 自社とのつながり
 預けている情報:[ ](個人データ:あり/なし/不明)
 接続・連携:[ ](VPN/API/SSO/共有アカウント)
 止まったときの業務への影響:[ ]
■ 確認できていること/できていないこと
 確認済み:[ ]
 未確認(担当・期限):[ ]
■ 法令・契約上の対応
 個人情報保護委員会への報告:要/不要/検討中(理由・判断日・相談先:[ ])
  速報の期限の目安:[ 月 日] 確報の期限:[ 月 日]
 本人への通知:要/不要/代わりの措置(理由:[ ])
 契約上の報告・通知:[ ] 業種ごとの決まり・所管官庁:[ ]
 保険会社(代理店)への連絡:[ 年 月 日]
■ 判断
 決めた人(決裁者):[ ]
 4-2の評価(高い/中くらい/低いの数):[ ]
 選んだ対応:A 継続/B 条件付き継続/C 一時停止・接続遮断/D 解約・乗り換え
 理由:[ ]
 選ばなかった選択肢と理由:[ ]
 条件・実施する措置:[ ]
■ 見直し
 見直す条件:[ ]
 次に見直す日時:[ ] 担当:[ ]
■ 関係者への共有
 共有した相手と日時:[ ](経営層/法務/顧客対応/取引先)
 取引先に判断を知らせた日時:[ ]
■ 費用・損害(分かる範囲)
 時間外の対応・調査費・顧客対応など:[ ]

No.05重大なインシデントに直面したら:被害を広げず、判断を進めるための初動

結論:最初にやるのは、慌てて全部を止めることではなく、状況を書き出して責任者を決めることだよ。いまも不正な操作が続いている疑いがあるときだけは、封じ込めと専門家への連絡を同時に進めよう。

いま、不正な操作が続いているかもしれないとき

見知らぬ操作が続いている、ファイルが次々に暗号化されている、身代金を求める表示が出ている、といった場合は、被害を広げない手当てと、専門家・取引先への連絡を並行して進めてね。LANケーブルを抜く・Wi-Fiを切るなどでその端末をネットワークから外し、社内の NAS や外付けディスクなど、つながったままのバックアップもすぐ切り離そう。電源を切ると調査に要る情報が消えることがあるから、電源を切るかどうかは専門家に聞いてから決めてね。感染が疑われる端末で管理者IDを使ってログインしないことも大事だよ。

段階目的主に動く人
1. 状況の把握何が起きていて、何が分かっていないかを書き出す対応の責任者・情報システム
2. 被害を広げない暫定措置侵入や持ち出しの経路を、業務への影響をふまえて絞る情報システム・外部の専門家
3. 証拠と情報の保全あとで原因や範囲を調べられるよう、記録を残す情報システム・外部の専門家
4. 関係者との連携と意思決定経営層・法務・取引先と、判断と役割をそろえる経営層・対応の責任者・法務
5. 事業の継続・説明・復旧と再発防止業務を回し、必要な相手に説明し、元に戻して再発を防ぐ経営層・広報・情報システム

5-1. まず状況を整理する

次の6つを、1枚のメモ(時刻つき)にまとめよう。分からない項目は空けずに「未確認」と書いておくのがコツだよ。

  • 事故の概要:何が起きたと言われているか(取引先の言葉のまま)
  • 把握した時刻と経路:誰から、いつ、どの手段で知ったか
  • 対象のサービス・取引先:契約名・サービス名・担当窓口
  • 確認済みの事実:自社で確かめたこと、取引先が文書で示したこと
  • 未確認のこと:まだ分からないこと、それを誰がいつまでに確かめるか
  • 次に確認する時刻:取引先の次回報告予定と、社内で集まる時刻

5-2. 被害を広げないための暫定措置

止めるのは、目的と条件がはっきりしているときだけにしよう。どの措置にも、業務が止まる・調査に要る記録が消える、という裏面があるんだ。

取引先からの接続を一時的に止める目的:取引先経由の侵入を防ぐ
行う条件
取引先から自社へ入れる経路(VPN・遠隔保守・管理者権限)があり、侵害が否定されていない
注意すること
その接続に頼る保守や業務が止まる。止めた日時を記録し、取引先には既に分かっている電話番号でも知らせる
専門家に相談したいとき
止めると重要なシステムの保守ができなくなるとき
共有している認証情報を変更・失効する目的:盗まれた認証情報で入られるのを防ぐ
行う条件
取引先と共有しているID・パスワード・APIキーがある。悪用が確認された・疑いが強いものは、業務が止まっても先に失効させ、順番の調整はその後でよい
注意すること
乗っ取りが疑われる端末からは変更しない。パスワードを変えるだけでは、ログイン中の状態や、メールの自動転送・受信ルール、登録された多要素認証の端末、連携アプリの許可が残ることがある。強制サインアウトとこれらの確認もセットで(変える前に画面を保存)
専門家に相談したいとき
どのアカウントが使われたか分からないとき
データ連携を一時的に止める目的:連携経由のデータの持ち出しを防ぐ
行う条件
API や自動連携で自社データを渡している
注意すること
受発注・在庫など連携先の業務が止まる。止める前に連携の記録を保存する
専門家に相談したいとき
連携が多く、止める順番を決められないとき
振込先の変更・請求書の差し替えの依頼を止める目的:取引先を装った詐欺でお金を失わないように
行う条件
取引先のメールが乗っ取られた、または取引先をかたる連絡が来ている
注意すること
振込先口座の変更・請求書の差し替え・支払いを急がせる依頼には、既に分かっている電話番号へ折り返して確かめるまで応じない(メールに書かれた連絡先は使わない)。経理と営業にも同じ日のうちに伝える
専門家に相談したいとき
すでに振り込んでしまったとき(金融機関と警察にすぐ相談)
自社の端末をネットワークから外す目的:自社内に広がるのを防ぐ
行う条件
自社の端末に不審な動きがある、暗号化が進んでいる
注意すること
LANケーブルを抜く・Wi-Fiを切るなどで外し、電源は切らない。社内の NAS や外付けディスクなど、つながったままのバックアップもすぐ切り離す。感染が疑われる端末で管理者IDを使ってログインしない。初期化・再インストールは調査が終わるまで待つ
専門家に相談したいとき
ほぼ常に(自社への侵害が疑われる段階)
システム全体を外部から遮断する目的:被害を確実に止める
行う条件
暗号化が進んでいる・不正な操作が続いているなど、差し迫った危険がある
注意すること
インターネットや拠点間・取引先との接続を切ることで、サーバーの電源を落とすことではない(電源を切るかは専門家と決める)。業務への影響が最も大きいので、再開の判断基準を先に決めておく
専門家に相談したいとき
ほぼ常に

5-3. 情報と証拠を保全する

残すもの

あとで原因と範囲を調べるために

取引先からの通知(メールの原本・受け取った日時)、クラウドやVPN・メールの認証の記録(保存期間が短ければ先に書き出す)、画面の写真、時系列のメモ(誰が・いつ・何をしたか)、関係者からの報告。

調査の前に避けること

証拠が消えるおそれがある操作

端末の初期化・再インストール、ログの削除や上書き、怪しいファイルを自分で開くこと、ウイルス対策ソフトでの削除を何度も繰り返すこと、電源を切ること、攻撃者への連絡や身代金の支払いを自分の判断で行うこと。必要なときは専門家・警察と相談してから。

5-4. 時間の流れに沿った優先順位

時間の区切りは実務の目安だよ

ここに書いた「1時間」「72時間」は、多くの事故で考える順番の目安で、法律上の期限ではないんだ。法律上の報告の期限は、条件に当たるときだけかかる(05の8)。事故によって、早く動くべきことも、待ったほうがよいことも変わるよ。

最初の1時間

目的
責任者を決め、状況を書き出す
確認事項
何が起きたと言われているか、知った経路、自社とのつながり(データ・接続・認証情報)の当たり
担当
対応の責任者(いなければ経営者がまず担う)
完了の条件
状況メモの1版ができ、責任者と次の集合時刻が決まっている
注意
差し迫った危険が無ければ、全部を止めない。止める判断は 5-2 の条件で

1〜4時間

目的
つながりを確かめ、必要な暫定措置を決める
確認事項
4-1 の8項目、取引先から入れる経路、共有の認証情報、保存期間の短い記録
担当
情報システム・保守会社
完了の条件
暫定措置を「行う/行わない」と理由つきで決め、記録を書き出してある
注意
乗っ取りが疑われる端末からパスワードを変えない

当日中

目的
経営層・関係部門と判断をそろえる
確認事項
取引先への確認依頼(5-7)、個人データの有無、業務への影響と代わりの手段、サイバー保険・賠償責任保険の有無(入っていれば保険会社か代理店へ事故の連絡。調査会社に頼む前に補償の条件を確かめる)
担当
経営層・法務・個人情報の担当・顧客対応
完了の条件
4-4 の選択肢を暫定で選び、見直す時刻を決めた
注意
外向きの説明は、確かめた事実だけにする

24時間以内

目的
取引先の説明を受けて、評価をし直す
確認事項
4-3 の10項目、自社側の記録の点検結果
担当
対応の責任者・情報システム
完了の条件
4-2 の評価表が埋まり、分からない項目に担当と期限が付いた
注意
「調査中」を安全と読まない

72時間以内

目的
法令・契約上の対応と、外部への説明の要否を決める
確認事項
個人情報保護法の報告の要否、契約上の報告義務、顧客への連絡の要否、業法や取引所の決まり
担当
法務・個人情報の担当・経営層(必要なら弁護士)
完了の条件
報告・通知の要否と、その理由が記録されている
注意
報告の要否は、確定を待たず「おそれ」の段階でも検討する

その後

目的
復旧と再発防止
確認事項
取引先の最終報告、再発防止策と期限、自社の委託先管理の見直し(06)
担当
経営層・情報システム
完了の条件
見直した点を、委託先の一覧と契約に反映した
注意
落ち着いたら、対応の振り返りを記録して次の事故に備える

5-5. 関係者の役割分担

役割やること専任がいない会社では
経営層判断(継続・停止・解約、外部への説明)と、そのための人とお金を決める社長が責任者を兼ねてよい。ただし記録係は別の人に
対応の責任者状況の取りまとめ、時刻つきの記録、取引先との窓口を1本にする総務や経理の責任者でもよい。技術は外部の専門家に頼る
情報システムつながりの確認、暫定措置、記録の保全保守会社・取引のあるIT業者に連絡。契約上どこまで頼めるかを確かめる。事故を起こしたのがその保守会社自身なら、自社の点検は別の事業者に頼む
法務・個人情報の担当報告・通知の要否、契約上の義務の確認顧問の弁護士・社労士などに相談。個人情報保護法の相談ダイヤルもある
広報・顧客対応問い合わせへの答え方、自社名をかたった連絡への注意喚起電話・メールの受付の答え方を1枚にまとめて共有
外部の専門家調査(フォレンジック)、封じ込めの助言、法的な助言IPA の企業組織向け相談窓口、警察の相談窓口、弁護士

5-6. すぐに使える初動チェックリスト

押すと済みの印が付いて、数を数えるよ。チェックの状態は保存も送信もしない(ページを閉じると消える)から、残したいときは印刷するか、記録テンプレートに書き写してね。

5-7. 取引先への確認依頼テンプレート

コピーして、[ ]の中を書き換えて使ってね。口頭で聞いた内容も、この形で文書の返事をもらっておくと、あとで判断の根拠になるよ。

相手か自社のメールが乗っ取られているかもしれないとき

最初の連絡と、接続を止めたことの連絡は、既に分かっている電話番号で行おう。メールには調査の詳しい中身を書きすぎないでね。返事に書かれた「弊社側で実施すべき対応」も、電話で確かめてから行うと安心だよ。

取引先への確認依頼の文面

件名:[サービス名]のセキュリティ事故に関するご確認のお願い

[取引先名]
[ご担当者名]様

いつもお世話になっております。[自社名]の[氏名]です。
[日付]にご連絡(または公表)いただいた[事故の名称]について、弊社への影響を確認するため、[契約書第◯条(事故時の報告)に基づき、]現時点で分かっている範囲で、次の点を文書でお知らせいただけますでしょうか。調査中の項目は「調査中」とお書きいただき、分かる時期の見込みを添えていただけると助かります。

1. 発生時期(不正アクセス等があった期間)と、検知された日時
2. 影響を受けたシステム・サービスと、影響を受けていない範囲
3. 弊社のデータ(項目・件数)が影響を受けた環境に含まれるか、その根拠
4. 弊社との接続(VPN・API・連携・共有アカウント等)への影響の有無
5. 実施済みの措置(遮断・アカウント停止・修正等)と、その日時
6. 弊社側で実施すべき対応(パスワードやキーの変更等)があれば、その内容と順番
7. 外部専門機関による調査の有無と、結果の見込み時期
8. 個人情報保護委員会等への報告状況(差し支えない範囲で)。弊社が個人データの取扱いを委託している場合は、本件のご連絡を個人情報保護法第26条第1項ただし書の通知として扱われるかどうか
8-2. 影響を受けたおそれのある弊社関係の本人の数、要配慮個人情報・クレジットカード情報の有無、暗号化の有無、二次被害またはそのおそれの有無、本人への連絡・公表の状況や予定
9. 再発防止策と実施予定時期
10. 次回のご報告予定日時と、窓口のご担当者・連絡先
11. 弊社が利用しているサービスの稼働状況、停止の予定、復旧の見込み、弊社データの取り出し(エクスポート)の可否と方法
12. 弊社に関係する記録(ログ)の保全と、必要に応じたご提供のお願い
13. 再委託先の関与の有無

お忙しいところ恐れ入りますが、[希望日時(例:受信から2営業日以内)]までにご返信いただけますと幸いです。
取り急ぎ、弊社では[実施した暫定措置があれば記載]を行っております。

[自社名・部署・氏名・連絡先]

5-8. 法令・契約上の対応と、専門家への相談

個人データの漏えい等(そのおそれを含む)が次の条件に当たると、個人情報保護法で、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が義務になるよ。委託先で起きた事故でも、自社が委託元なら自社に義務がかかる場合があるんだ。当てはまるかは、預けた情報・件数・原因で変わるから、早めに法務や弁護士と確かめよう。

項目内容(2026年10月9日に個人情報保護委員会のページで確認)
報告が必要になる場合次のどれかの漏えい等(おそれを含む):①要配慮個人情報が含まれる ②不正に利用されると財産的被害が生じるおそれがある ③不正の目的をもって行われたおそれがある(不正アクセスなど。Webフォームに入力中の情報の盗み取りのように、個人データとして扱う予定の個人情報も含む) ④本人の数が1,000人を超える。高度な暗号化などで本人の権利利益が守られている場合は対象外になることがある。
速報知ったあと速やかに。個人情報保護委員会は、目安を発覚日から3〜5日以内と案内している。その時点で分かっている範囲で報告する。
確報発覚日から30日以内。③の不正の目的によるおそれがある場合は60日以内。
委託先で起きた場合委託元と委託先の両方に報告の義務がかかるのが原則。委託先が委託元に速やかに通知したときは、委託先の報告義務は免除される(その場合、委託元が報告する)。
本人への通知報告の対象になる事態では、状況に応じて速やかに本人へ通知する。連絡先が分からないなど通知が難しい場合は、事案の公表や問い合わせ窓口の設置など、代わりの措置をとる。
平時の義務安全管理措置(第23条)と、委託先の監督(第25条)。委託先の事故でも、監督のしかたが問われることがある。

改正法が公布されている(まだ施行前)

2026年7月17日に、個人情報保護法の改正法が公布されたよ(施行は原則として公布から2年以内の政令で定める日)。改正後は、一定の条件での速報の免除、本人1名の誤送付などの確報のとりまとめ、本人への通知の緩和(代わりの措置を認める)、委託先の義務の一部免除、違法な第三者提供の報告対象化などが予定されている。2026年10月9日時点では施行されておらず、上の表は今のルールだよ。施行日と細目は個人情報保護委員会の案内で確かめてね。

出典:個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」。業種によっては、報告先が所管の省庁になる場合がある。報告するときは必ず最新の案内を確かめてね。

個人情報保護法のほかに、次の決まりにも当てはまらないかを確かめよう。

  • 業種ごとの法令・監督官庁の決まり:金融・通信・医療など、業種によっては別に報告の決まりがある。
  • 契約上の報告義務:顧客や取引先との契約に、事故の報告期限や方法が書かれていることがある。自社が「委託先」の立場になる取引も確かめる。
  • 上場会社の開示:業績や事業への影響が大きい場合は、取引所の適時開示の対象になることがある。
  • 警察への相談:不正アクセスや脅迫を受けたときは、都道府県警察のサイバー事案の窓口に相談・通報できる(警察庁の案内)。

専門家の支援が要りそうな状況

  • 自社のシステムにも侵入された疑いがある
  • 影響の範囲が分からず、取引先の説明も足りない
  • 個人データの件数が多い、または要配慮個人情報・カード情報などが含まれる
  • 身代金を求められている、データを公開すると脅されている
  • 解約・損害賠償・契約違反が論点になりそう

相談先

表は横にすべらせて見られるよ。

相談先向いている相談連絡の方法
IPA 企業組織向けサイバーセキュリティ相談窓口インシデントの対応の進め方、技術的な相談メール(受付先はIPAのページで確認)
JPCERT/CC インシデント報告インシデントの報告・対応の調整の依頼Webフォームまたはメール(原則、電話では受け付けていない)
都道府県警察のサイバー事案の相談窓口不正アクセス・脅迫・詐欺の被害の相談や通報警察庁のオンライン窓口(e-Gov)または最寄りの警察署。緊急のときは110番
個人情報保護法相談ダイヤル個人情報保護法の制度についての質問(事業者も利用できる)03-6457-9849(9:30〜17:30、土日祝日・年末年始を除く)
弁護士報告・通知の要否、顧客への説明、契約・損害賠償顧問の弁護士、または地域の弁護士会の相談窓口

相談の前に、5-1の状況メモ、取引先からの通知の原本、預けているデータとつながりの一覧(4-1)、これまでにとった措置と時刻をそろえておくと、話が早く進むよ。

No.06再発防止:委託先のリスクを平時から管理する(TPRM)

結論:事故が起きてから慌てないために、委託先を「預けている情報」「つながり方」「止まったときの影響」で分けて、大事なところから確かめていこう。専任の担当がいなくても、一覧表と契約の見直しから始められるよ。

10の対策を押すと、目的・確認方法・できあがるもの・担当・完了の条件が開くよ。

委託先のリスク分類どこから手を付けるかを決める
やること
預けている情報・接続の有無・止まったときの影響で、委託先を高・中・低に分ける
確認方法
委託先の一覧を作り、3つの観点の欄を足す
できあがるもの
委託先一覧(リスクの高・中・低つき)
担当
経営層・総務
完了の条件
すべての委託先に分類が付いている
契約前のセキュリティ確認契約してから問題に気づかないように
やること
多要素認証、データの保管場所、事故のときの連絡、再委託の有無を事前に聞く
確認方法
確認項目を10問ほどの質問票にする
できあがるもの
記入済みの質問票
担当
契約の担当
完了の条件
高リスクの新規契約で質問票が回収されている
多要素認証と特権アカウントの管理盗まれたパスワードだけで入られないように
やること
管理画面・VPN・クラウドの管理者に多要素認証を必ず掛け、管理者の数を絞る
確認方法
管理者アカウントの一覧と、多要素認証の有無を確かめる
できあがるもの
管理者アカウントの一覧
担当
情報システム
完了の条件
管理者全員に多要素認証が掛かっている
アクセス権限とログの管理誰が何に触れるかを、あとで確かめられるように
やること
委託先の権限を業務に要る範囲に絞り、ログを一定期間残す
確認方法
委託先のアカウントと権限、ログの保存期間を確かめる
できあがるもの
権限の一覧・ログの保存設定
担当
情報システム
完了の条件
不要な権限が外れ、ログの保存期間が決まっている
脆弱性管理知られた弱点を放置しないように
やること
委託先が使う主な製品の修正を、どのくらいで当てる決まりかを確かめる
確認方法
契約や質問票で修正の方針を聞く
できあがるもの
修正の方針(期限)
担当
情報システム・委託先
完了の条件
高リスクの委託先で方針が文書化されている
バックアップと復旧訓練止まっても戻せるように
やること
大事なデータを委託先とは別の場所・別の権限で保存し、実際に戻してみる
確認方法
戻すのに何時間かかるかを測る
できあがるもの
復旧手順書・訓練の記録
担当
情報システム
完了の条件
1つ以上の業務で、実際に戻せた記録がある
インシデントの報告条件事故を早く知るために
やること
何が起きたら・何時間以内に・誰に・何を知らせるかを契約に書く
確認方法
既存の契約の事故報告の条項を読む
できあがるもの
契約の条項(または覚書)
担当
契約の担当・法務
完了の条件
高リスクの委託先で報告条件が合意されている
再委託先の管理見えない先の事故に備えて
やること
委託先がさらに使っている事業者(クラウド・ツール)の一覧を出してもらう
確認方法
再委託の有無と一覧を聞く
できあがるもの
再委託先の一覧
担当
契約の担当
完了の条件
高リスクの委託先で一覧を受け取っている
契約更新時のリスク再評価状況の変化に気づくために
やること
更新のたびに、分類と質問票を見直す
確認方法
更新日を一覧に書き、1か月前に見直す
できあがるもの
見直しの記録
担当
契約の担当
完了の条件
更新した契約に見直しの記録がある
契約終了時のデータ返却・削除・権限失効終わったあとに残らないように
やること
データの返却または削除の証明、アカウントと接続の失効を、システムの実物で確かめる
確認方法
管理画面のユーザー一覧で、前の委託先のアカウントが残っていないかを見る
できあがるもの
削除証明・失効の記録
担当
情報システム・契約の担当
完了の条件
終了した委託先のアカウントが0件

契約前・更新時に送る質問票(例)

委託先に送る質問の例だよ。全部に「はい」と答えられる会社は多くないから、答えを見て、高リスクの委託先との話し合いの材料にしてね。

委託先への質問票(例)

【情報セキュリティに関するご質問】
1. 弊社のデータを保管している場所(国・事業者・サービス名)を教えてください。
2. 管理画面・VPN・クラウドの管理者アカウントに多要素認証を設定していますか。
3. 弊社のデータにアクセスできる担当者の人数と、権限の見直しの頻度を教えてください。
4. アクセスの記録(ログ)をどのくらいの期間保存していますか。
5. ソフトウェアの脆弱性の修正は、公開からどのくらいの期間で適用する決まりですか。
6. バックアップは別の場所・別の権限で保管し、戻す訓練をしていますか。
7. 事故が起きたとき、何時間以内に、誰に、どの方法で弊社へ知らせますか。
8. 弊社の業務に関わる再委託先(クラウド・ツールを含む)を教えてください。
9. 契約が終わったとき、弊社データの返却・削除とその証明はどう行いますか。
10. 外部の認証や第三者による点検(受けていれば名称と時期)を教えてください。

中小企業でもできる90日間の改善計画

1〜30日(見える化)

  1. 委託先の一覧を作る — クラウド・SaaS・保守会社・業務委託先を書き出し、預けている情報・接続・止まったときの影響を書く。(担当の目安:総務と情報システム/1〜2日)
  2. リスクを高・中・低に分ける — まずは「高」だけを決めれば十分。(経営者と総務/半日)
  3. 管理者アカウントと多要素認証を確かめる — 自社の管理画面・VPN・クラウドから。(情報システムか保守会社/半日)
  4. 事故のときの連絡先を1枚にする — 社内の責任者、委託先の窓口、相談先(05の8)、保険会社。(総務/1時間)

この期間にできあがるもの:委託先一覧(分類つき)、連絡先の1枚。

31〜60日(契約と権限)

  1. 高リスクの委託先に質問票を送る — 上の質問票の例を使う。(契約の担当/送付は1日、回収まで2〜3週間)
  2. 契約の事故報告の条項を読む — 無ければ、更新時に足す候補として記録する。(総務、迷ったら顧問の弁護士/1〜2日)
  3. 委託先の権限と共有アカウントを整理する — 使っていないアカウントを止め、共有パスワードをやめる。(情報システム/1〜3日)
  4. ログの保存期間を確かめる — 短ければ延ばす設定を検討する。(情報システム/半日)

この期間にできあがるもの:回収した質問票、権限の一覧、ログの保存設定。

61〜90日(戻す練習)

  1. バックアップから1つ戻してみる — 大事な業務を1つ選び、戻すまでの時間を測る。(情報システム/1日)
  2. 初動の机上訓練をする — このページの 05 を使い、取引先の事故を想定して1時間で話し合う。(経営者と各部門の責任者/1時間)
  3. 契約更新と終了の手順を決める — 見直しと、データ削除・アカウント失効の確かめ方。(総務/半日)
  4. 90日の振り返り — できたこと・残ったことを一覧に書き、次の90日の計画にする。(経営者/1時間)

この期間にできあがるもの:復旧訓練の記録、机上訓練のメモ、更新・終了の手順。

手引きを使うなら、IPA の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」第4.0版(2026年3月公開)に、付録として「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」と「中小企業のためのセキュリティインシデント対応の手引き」があるよ。経営者向けには、経済産業省の「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver 3.0」が、取引先を含めたサプライチェーン全体での対策を求めている。相談や見守りを外に頼みたいときは、IPA が案内している中小企業向けの「サイバーセキュリティお助け隊サービス」も選択肢になるよ。

用語解説

このページに出てくる言葉を、できるだけ短く説明したよ。

用語意味
サプライチェーン攻撃取引先・委託先・使っているソフトウェアなど、自社とつながる相手を経由して、最終的に自社や自社のデータに被害を与える攻撃。
ランサムウェアデータを暗号化して使えなくし、元に戻すことと引き換えに身代金を求める不正なプログラム。データを盗んで公開すると脅す例や、暗号化をせずに公開だけで脅す例もある。
SaaSインターネット経由で使うソフトウェアのサービス(問い合わせ管理・採用管理・会計など)。データは事業者の環境に保存される。
VPN社外から社内のネットワークに安全に入るための仕組み。入口の機器や認証情報が狙われやすい。
APIシステム同士がデータをやり取りするための窓口。ふつうはキーやトークンで相手を確かめるが、設定によっては確かめずに応答してしまうものもある。
SSO(シングルサインオン)1回のログインで複数のサービスを使えるようにする仕組み。便利な反面、元のアカウントが盗まれると影響が広がる。
多要素認証パスワードに加えて、スマホのアプリや生体認証など別の要素でも本人を確かめる仕組み。パスワードだけ盗まれても入られにくくなる。ワンタイムコードもフィッシングで盗まれることがあるため、管理者にはパスキーなどフィッシングに強い方式が望ましい。
特権アカウントシステムの設定変更やすべてのデータの閲覧ができる、管理者などの強い権限を持つアカウント。
インシデント対応セキュリティの事故が起きたときに、状況の把握・被害の拡大防止・調査・復旧・再発防止を進める一連の対応。
BCP(事業継続計画)事故や災害で業務が止まったときに、大事な業務を続ける・早く再開するための計画。
TPRM(サードパーティリスクマネジメント)委託先・取引先・クラウド事業者など、外部の事業者に関わるリスクを、契約前から終了後まで管理する取り組み。
RTO(目標復旧時間)業務が止まってから、いつまでに再開させるかの目標の時間。
RPO(目標復旧時点)どの時点のデータまで戻せればよいかの目標。たとえば「前日の夜の状態まで」。
WAFWebサイトの手前で、不正な通信(SQLインジェクションなど)を見分けて止める仕組み。一覧の公表文の対策欄に出てくるよ。

No.08まとめ:自社の安全と事業継続を守るために

結論:取引先の事故を知ったら、まず自社への影響を確かめて、必要な暫定措置を検討し、関係者と一緒に決める。この順番さえ守れば、慌てて全部を止めることも、確かめずに放っておくことも避けられるよ。今日からできることは次の5つなんだ。

  1. 委託先の一覧に3つの欄を足す — 預けている情報・つながり方(接続・連携・共有アカウント)・止まったときの影響。
  2. 事故の連絡が来たら、影響チェックから始める — 影響チェックで確認の優先度を決め、確認依頼の文面で取引先に文書で聞く。
  3. 止める・続けるは、条件と見直す日をセットで決める — 4つの選択肢から選び、記録テンプレートに残す。
  4. 個人データが絡むなら、早めに法務と確かめる — 報告・通知の要否は「おそれ」の段階から検討する(05の8)。
  5. 相談先を今のうちに決めておく — 社内の責任者、委託先の窓口、IPA・警察・弁護士の連絡先を1枚にしておく。

あわせて聞かれる質問(FAQ)

取引先で情報漏えいが起きたら、すぐ解約したほうがいい?

結論:すぐに解約と決める前に、自社とのつながりと、止めたときの業務への影響を確かめよう。

解約しても、すでに預けたデータのリスクは消えないし、移行中の設定ミスや業務の停止が起きやすいんだ。継続・条件付き継続・一時停止・解約の4つの比べ方は04にまとめたよ。

自社への影響は、どうやって確かめればいい?

結論:預けている情報、取引先から自社への接続や連携、共有している認証情報、止まったときの業務への影響の4つから確かめるよ。

8つの確認項目と確かめ方は04の1にあるよ。取引先には、影響範囲や次回の報告予定を文書で聞いておこう。

取引先と共有しているパスワードは、すぐ変えるべき?

結論:共有している認証情報があるなら、変更や失効を検討しよう。ただし、変える順番と端末には注意が要るよ。

乗っ取りが疑われる端末から変えると、新しいパスワードも盗まれるおそれがあるんだ。連携に使っているキーを変えると業務が止まることもあるから、取引先と順番を決めてね(05の2)。

漏えいが「おそれ」や「調査中」のときは、何をすればいい?

結論:安全とも漏えいが確定したとも読まずに、自社でできる確認と記録を先に進めよう。

分からない項目には、確かめる人と期限を付けておくのがコツだよ。個人データが絡むなら、報告の要否は「おそれ」の段階から法務と確かめよう。

委託先の事故でも、自社が個人情報保護委員会に報告しないといけないの?

結論:自社の個人データの取扱いを委託していて、条件に当たる漏えい等なら、委託元の自社にも報告の義務がかかるのが原則だよ。

渡し方(委託か第三者提供か)やクラウドの使い方で整理が変わるから、迷ったら法務と確かめてね。条件と流れは05の8にまとめたよ。

報告の期限はどのくらい?

結論:速報は速やかに(目安は発覚日から3〜5日以内)、確報は30日以内、不正の目的によるおそれがある場合は60日以内だよ。

期限がかかるのは、報告の対象になる条件に当たるときだけなんだ。報告するときは、個人情報保護委員会の最新の案内を必ず確かめてね。

顧客に連絡したほうがいい?

結論:報告の対象になる漏えい等なら本人への通知が義務になって、そうでなくても二次被害を防ぐために連絡したほうがよい場合があるよ。

確かめた事実だけを書き、調査中のうちに責任の所在を断定したり「被害は無い」と言い切ったりしないでね。取引先の名前を出すときは契約の守秘義務を確かめ、文面とタイミングを取引先とそろえよう。

セキュリティの担当がいない会社は、どこに相談すればいい?

結論:技術の相談は IPA の企業組織向け相談窓口、被害の相談は警察、法律や契約の相談は弁護士が窓口になるよ。

連絡の方法は05の8の表にまとめたよ。相談の前に、状況のメモと取引先からの通知の原本をそろえておくと話が早いんだ。

クラウドや SaaS が止まったときに備えて、何をしておけばいい?

結論:大事なデータを別の場所・別の権限でバックアップして、実際に戻す練習をしておこう。

10月には、クラウドの事業者が「復旧は利用者自身のバックアップからのみ可能」と案内した例があったんだ。止まってよい時間(RTO)と、どの時点まで戻せればよいか(RPO)を、業務ごとに決めておくと安心だよ。

このページの事案一覧は、どうやって作ったの?

結論:10月1日〜9日に当事者が公表した発表を開いて、日付・件数・対象の情報・対応を公表文の書き方のまま写しているよ。

報道だけの話や、当事者が否定したもの、9月以前に公表されたものは入れていないんだ。公表文に書かれていないことは「記載なし」として扱い、推測で埋めていないよ。

出典と更新情報

項目内容
対象期間2026年10月1日〜10月9日に当事者が公表した事案(発生した日ではなく、公表した日で数えている)
調べた日2026年10月9日
更新の方針月ごとに、その月に公表された事案で一覧と傾向を見直して更新する
公開日・更新日公開 2026年10月9日/最終更新 2026年10月9日
事案の調べ方各社・団体の公式発表(適時開示・お知らせ・PDF)を開いて照合した。本文の一部を読めなかった2件は報道で補い、一覧に「一部を報道で補足」と表示している。主な事例(03)は、このページの作成時に公式発表を開き直して確かめた。
法令・公的情報個人情報保護委員会・JPCERT/CC・IPA・警察庁・経済産業省のページ(2026年10月9日に確認)
作成人気ランキング.com 編集部
監修弁護士やセキュリティの専門家による監修は受けていない

主な公的情報:

各事案の公式発表は、01の一覧で行を開くとリンクがあるよ。件数や状況は続報で変わることがあるから、使う前に公式発表で最新の情報を確かめてね。

このページについて

このページは一般的な情報をまとめたもので、個別の事案についての法的な判断や、専門家によるインシデント対応の代わりにはならないよ。実際の判断は、契約・業種・被害の状況によって変わるから、必要に応じて弁護士やセキュリティの専門家に相談してね。