05CHAPTER 05
失敗を防ぐ注意点——出す前に読んでね
集積所に勝手に出さない——「回収されないごみ」になっちゃうの
結論:パソコンモニターは資源有効利用促進法の対象で、粗大ごみ・不燃ごみの対象外にしている自治体が多いの。知らずに集積所へ出すと、警告シールを貼られて回収されずに残ってしまうことがあるんだ。まずは自治体の分別案内で「モニター」「ディスプレイ」の扱いを調べて、出せない地域ならメーカー回収・宅配便回収・量販店の店頭回収に切り替えてね。ちなみにパソコン本体も同じ法律の対象だから、本体とモニターをセットで手放すならパソコン処分の記事とあわせて段取りすると一度で片付くよ。
PCリサイクルマークを探そう——あるだけで数千円変わるの
処分を決めたら、まず本体の背面や銘板のシールでPCリサイクルマークを探してみて。2003年10月以降に売られた家庭向け製品に付いていて、あればメーカー回収が無料になるの。マークなし(2003年9月以前の製品)は液晶3,300円・ブラウン管4,400円ほどが目安の有料だよ(メーカーで異なる)。たとえばNECは液晶ディスプレイ3,300円・CRTディスプレイ4,400円、富士通は液晶3,630円・CRT4,730円で、富士通はこのページの目安より高めの例だよ(どちらも税込・各社の公表・2026年10月時点)。
自作パソコン用やメーカーが倒産した製品など回収先がないモニターは、業界団体の窓口が有償で引き受けてくれるの。「マークなしで料金を払うのはちょっと」というときは、マーク不問の宅配便回収(1,000〜3,000円目安)や量販店の店頭回収(1,100円〜目安)と見比べて、安いほうを選べばいいんだ。
テレビチューナー内蔵なら「テレビ」——家電リサイクル法のルートだよ
見た目はそっくりでも、テレビチューナーを内蔵したモニターやテレビは「テレビ」扱いで、家電リサイクル法の対象になるの。この場合はメーカーのPCリサイクルではなく、リサイクル料金を払って家電リサイクル券で出す流れだよ。見分け方はアンテナ端子(丸い同軸の差し込み口)があるか、または型番で仕様を調べるのが確実。間違ったルートに申し込むと受け付けてもらえなくて二度手間になっちゃうから、最初の1分で確認してね。テレビ側の正しい出し方・料金は家電リサイクルの記事にまとめてあるよ。
モニターにデータは残らない——でもパソコン本体は別なの
「処分する前にデータを消さなきゃ」と心配になるかもしれないけど、モニターは映像を映すだけの機器で、写真や書類のデータは保存されていないの。だからモニター単体の処分にデータ消去は基本不要——その点は気楽に手放して大丈夫だよ。ただしパソコン本体・ハードディスク・USBメモリは別。そっちには個人情報がぎっしり入っているから、手放す前のデータ消去が必須なの。消去のやり方(ソフト消去・物理破壊)はパソコン処分とハードディスク処分の記事に詳しくまとめてあるよ。例外として、録画機能つきモニターなど記録媒体を内蔵する機種だけは初期化してから手放すと安心だね。
「無料回収」の宣伝とトラックの巡回には気をつけて
「不用品を無料で回収します」と巡回するトラックやチラシには、積み込んだあとで作業費・運搬費を請求された、回収品が不法投棄されていたというトラブルが報告されているの。家庭の不用品を回収するには、自治体の「一般廃棄物収集運搬業」の許可(または自治体の委託)が必要——古物商や産廃の許可だけでは家庭ごみは運べないんだ。頼む前に①許可の有無 ②料金の内訳 ③追加料金の条件を確認して、書面やメールで見積もりを残してね。そして突然訪ねてくる買取・回収業者は家に上げないこと。訪問購入には特定商取引法のクーリングオフ(8日間)があるけれど、液晶モニターは対象から外れているから、その場で決めないのがいちばんの自衛だよ。困ったら消費者ホットライン188に相談してね。マークありなら正規ルートが無料なんだから、あわてる必要はないの。
こんな点に気をつけてね
- 1先に確認(自治体で出せるか・マークの有無・チューナー内蔵かの3つで出口が決まるよ)
- 2割れた画面は梱包注意(ガラスや液晶パネルでけがをしないよう厚紙や毛布で包んでね)
- 3無料回収・飛び込みに応じない(許可と料金内訳を確認。液晶モニターの訪問買取はクーリングオフ対象外・困ったら188だよ)
処分前に確認することリスト
- 背面のシールでPCリサイクルマークと型番を確認する
- アンテナ端子の有無でテレビ扱いかを見分ける
- 製造5年以内の高性能機なら買取査定へ
- 自治体の分別案内で地域ルールを調べる
- ケーブル・スタンドの行き先も決める