VOL. 330 2026 · JUNE ISSUE 屋根漆喰補修 おすすめの選び方

屋根漆喰補修の費用相場と選び方ランキング

結論:瓦屋根の漆喰(しっくい)補修は、詰め直しが1mあたり3,500〜5,000円程度・棟瓦の取り直しが1mあたり1〜1.5万円程度が目安だよ。戸建ては漆喰の総延長が50m前後のことが多くて、詰め直し全体なら15〜25万円程度に収まる例が多いの。漆喰の寿命は15〜20年程度で、剥がれの放置は雨漏り・瓦ズレへ一直線。「診断の確かさ/単価と総額の明朗さ/施工の丁寧さ/安全と保証/急かさない誠実さ」の5基準で、補修方法と頼み方をランキングしたよ。

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  • 01費用の目安 — 詰め直し3,500〜5,000円/m・棟瓦取り直し1〜1.5万円/m程度。足場が必要だと15〜20万円程度の加算もあるの
  • 02寿命は15〜20年 — 白い漆喰のひび割れ・剥がれ・庭に落ちたかけらが補修のサイン。放置すると雨漏り・瓦ズレへ進行するよ
  • 03訪問営業に注意 — 「漆喰が剥がれてますよ」の点検商法が多い分野なの。その場で契約せず、写真つき点検の相見積もりでね

01CHAPTER 01

屋根の漆喰補修って何をする工事?費用の目安

結論:漆喰は、瓦屋根のてっぺん(棟)や軒先で瓦のすき間を埋めている白い建材のこと。棟の中の土台(葺き土)を雨水から守る「フタ」の役割をしているんだ。漆喰補修は、この劣化した漆喰を新しく詰め替える工事で、費用は「1mあたりの単価 × 漆喰の長さ」でほぼ決まるの。詰め直しなら3,500〜5,000円/m程度、棟ごと積み直す取り直しなら1〜1.5万円/m程度が目安だよ。

似たテーマとの区別はこうだよ。瓦の割れ・ズレ・部分修理の全般→屋根修理すでに天井にシミがある・雨漏りしている→雨漏り修理屋根全体が寿命で葺き替えを考えたい→屋根の葺き替え漆喰だけが傷んできた→このページ。費用の目安は下のカードにまとめたね。

漆喰の詰め直し

1mあたり3,500〜5,000円程度が目安。古い漆喰を取り除いて新しく詰める基本の補修だよ。

棟瓦の取り直し

1mあたり1〜1.5万円程度が目安。棟瓦を外して土台から積み直す重症向けの工事なの。

部分補修

剥がれた箇所だけなら10m以内で2.5〜5万円程度から。早く見つけるほど安く済むよ。

戸建てまるごと詰め直し

漆喰の総延長は50m前後が多くて、総額15〜25万円程度に収まる例が多いの(足場別)。

足場が必要な場合

15〜20万円程度の加算があることも。2階建てや急勾配の屋根は見積もりで確認してね。

点検の目安

5年に1回くらい+台風や地震の後。漆喰の寿命は15〜20年程度と言われているよ。

補修を考えたいサインはこの4つ:①漆喰の変色・カビやコケ ②ひび割れ・欠け ③白い漆喰のかけらが庭や雨どいに落ちている ④棟が波打って見える・瓦がズレている。とくに③と④まで進んでいたら、雨漏りが始まる前に早めの点検が安心だよ。

02CHAPTER 02

屋根漆喰補修の方法・頼み方ランキング7【2026年6月】

編集部が「診断の確かさ・単価と総額の明朗さ・施工の丁寧さ・安全と保証・急かさない誠実さ」の5基準で、はじめてでも失敗しにくい順に補修方法と頼み方をまとめたよ。屋根の状態と予算で最適解が変わるから、フィルターも使ってみてね。費用はどれも目安で、屋根の形・勾配・地域・業者さんによって変わるんだ。

目的で絞り込み
比較
1

漆喰の詰め直しを瓦工事の専門店に頼む(15〜20年ぶりメンテの王道)

古い漆喰を撤去して新しく詰める基本工事——瓦のプロ直依頼が品質と価格の近道

費用 3,500〜5,000円/m程度 向く人 傷みが漆喰だけの段階 注意 古い漆喰の撤去が省かれてないか
編集部おすすめ迷ったら
築15〜20年で漆喰のひび割れや剥がれが出てきたら、まず検討したいのが漆喰の詰め直し工事だよ。費用は1mあたり3,500〜5,000円程度が目安。大事なのは工程で、古い漆喰をきれいに取り除いて清掃してから、新しい漆喰を詰めるのが正しいやり方なの。古い漆喰の上に重ね塗りする「詰め増し」は、すぐ剥がれてかえって雨水の通り道を作ってしまうから、見積もりで「既存撤去が含まれるか」を必ず確認してね。頼む先は、瓦葺き工事を専門にする瓦工事店(瓦葺き技能士のいるお店)に直接頼むと、中間マージンがないぶん安くて品質も期待できるんだ。屋根の上は自分で確認できないから、施工前後の写真を撮って見せてくれる業者さんを選ぶのが安心の決め手だよ。
4.7
比較
2

棟瓦の取り直しで土台から積み直す(歪み・ズレが出た棟の根本解決)

棟瓦をいったん全部外して積み直す——波打つ棟・ズレた瓦はここまで戻って直す

費用 1〜1.5万円/m程度が目安 向く人 棟の歪み・瓦のズレがある 注意 詰め直しより大がかり・高額
重症ならこれ
漆喰がほとんど剥がれ落ちていたり、棟が波打って見える・のし瓦がズレている段階まで進んでいたら、詰め直しでは足りないの。そこで選ばれるのが棟瓦の取り直し工事だよ。棟瓦とのし瓦をいったん全部取り外して、古い土を撤去し、土台から積み直して漆喰を詰める根本解決の工事なんだ。費用は1mあたり1〜1.5万円程度が目安で、詰め直しの2〜3倍になるけど、棟の歪みを放置すると瓦の落下や雨漏りの危険があるから、ここはお金のかけどころ。地震や台風への強さも取り戻せるよ。すでに天井へのシミが出ているなら、雨漏り修理の記事もあわせて見てみてね。取り直しが本当に必要かは状態次第だから、写真つきの点検報告で「詰め直しで済むか・取り直しか」の判断根拠を見せてもらうのが大事なの。
4.5
比較
3

剥がれた箇所だけ部分補修する(早期発見の最小コスト)

10m以内なら2.5〜5万円程度から——早く見つけた人だけが選べる安い直し方

費用 2.5〜5万円程度から 向く人 剥がれが一部だけ・早期発見 注意 他の箇所も時間差で劣化するの
庭で白いかけらを1つ見つけた——そんな早期発見の段階なら、剥がれた箇所だけの部分補修で済むことがあるよ。費用は補修範囲が10m以内なら2.5〜5万円程度からが目安。漆喰補修のなかではいちばん安い直し方だけど、知っておきたい注意がふたつあるの。ひとつは出張費・最低料金。範囲が小さくても職人さんが屋根に登る以上、数千円〜の基本料金はかかるんだ。もうひとつは、同じ時期に施工された漆喰は時間差で同じように劣化すること。1か所剥がれたということは、他の箇所も寿命が近いサインだから、部分補修のついでに屋根全体の漆喰の状態も点検してもらって、残りの寿命を教えてもらうのが賢い頼み方だよ。「今回はここだけ・数年後に全体詰め直し」と計画が立てられれば、出費の山も読めて安心なの。
4.3
比較
4

屋根全体の点検とセットで漆喰を診てもらう(台風・梅雨前の備え)

写真・ドローンで見えない屋根を見える化——直す前に「本当の状態」を知る一手

費用 点検無料〜1万円台が目安 向く人 状態が分からない・予防したい 注意 訪問してくる「無料点検」は別物
「剥がれてるのかどうかも分からない」なら、補修の前に屋根全体の点検から入るのが安心ルートだよ。瓦工事店や屋根修理店の多くは無料〜1万円台で現地点検をしてくれて、最近はドローンや高所カメラで撮った写真で、登らず安全に屋根の状態を見せてくれるお店も増えているの。漆喰だけじゃなく、瓦のズレ・割れ、谷板金、雨どいまでまとめて診てもらえば、直す優先順位と数年先までの出費計画が立てられるんだ。タイミングは梅雨や台風シーズンの前、そして大きな台風や地震の後がおすすめ。ひとつだけ大事な注意——ここで言う点検は自分で選んだ業者さんに頼む点検のことで、向こうから訪ねてくる「無料点検します」は営業の入口であることが多いから、別物として扱ってね。
4.1
比較
5

外壁塗装など足場を使う工事とまとめて施工する(足場代を1回分に)

15〜20万円級の足場代を共有——「ついで施工」が漆喰補修の最強節約術

費用 足場代1回分の節約に 向く人 外壁・屋根の工事予定がある 注意 漆喰の施工実績は別途確認してね
漆喰補修そのものは数十万円かからないことが多いのに、足場が必要になると15〜20万円程度が上乗せされて、一気に重たく感じる——これが漆喰補修の悩みどころなの。そこで効くのが、足場を組む他の工事と同じタイミングでまとめて施工する頼み方だよ。外壁塗装屋根塗装雨どいの修理は、どれも足場を組む工事。築15〜20年は外壁塗装の時期とも重なるから、「外壁をやるなら漆喰も一緒に」で足場代を1回分にできるんだ。逆の順番もあって、漆喰補修を頼むときに「数年内に外壁塗装の予定があるか」を考えてから足場の要否を決めると無駄がないの。ひとつ注意は、塗装店さんは漆喰が専門外のこともあること。漆喰部分の施工実績か、瓦工事店との連携を確認してから任せてね。
3.9
比較
6

台風被害なら火災保険の風災補償を確認する(経年劣化は対象外)

自然災害による破損は補償されることも——ただし「保険で無料」勧誘とは線を引いて

費用 適用なら自己負担が減ることも 向く人 台風・強風・大雪の後に破損 注意 経年劣化は対象外・虚偽申請NG
台風や強風・大雪のあとに漆喰の剥がれや棟の崩れに気づいたなら、火災保険の風災・雪災補償の対象になる可能性があるよ。適用されれば自己負担がぐっと減ることもあるから、修理を頼む前に、加入している保険会社や代理店に自分で確認してみてね。被害に気づいたら修理前の写真を業者さんに撮っておいてもらうと申請がスムーズなの。ただし、ここには大事な線引きがあるんだ。経年劣化による剥がれは対象外で、「保険を使えば実質無料で直せますよ」と勧誘して経年劣化を災害被害として申請させる業者が問題になっているの。虚偽の申請は契約者本人のリスクになってしまうから、「無料」を入口にする業者さんとは距離を置いて、保険が使えるかどうかの判断は保険会社に委ねるのが正解だよ。
3.8
比較
7

DIY・応急処置は地上からの観察まで(屋根に登るのはNG)

双眼鏡とスマホでできる「見守りDIY」——登らない・詰め増さない・固めない

費用 0円〜(観察・記録のみ) 向く人 まず自分で様子を知りたい 注意 転落・詰め増し・コーキング固め
正直に言うと、屋根の上での漆喰DIYはおすすめできないの。理由は3つ。①瓦の上は滑りやすく転落事故の危険が大きいこと、②古い漆喰の上に重ね塗りする「詰め増し」はすぐ剥がれて雨水の通り道を作ること、③コーキング材で固める応急処置は瓦のすき間の通気を塞いで湿気を溜め、あとの補修も難しくすることがあるんだ。じゃあ自分でできることは何もない?——あるよ。双眼鏡やスマホのズームで地上から棟まわりを観察する、庭や雨どいに落ちた白いかけらを保管して業者さんに見せる、台風の後に写真を撮っておく。この「見守りDIY」が早期発見につながって、結局いちばん補修費を安くしてくれるの。瓦のズレなど漆喰以外の不具合に気づいたら、屋根修理の記事で頼み方を確認してね。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(診断の確かさ・単価と総額の明朗さ・施工の丁寧さ・安全と保証・急かさない誠実さ)の総合判断だよ(2026年6月時点)。料金は複数の公開料金表をもとにした目安で、屋根の形・勾配・地域・業者さんによって変わるの。正確な金額は、必ず現地調査つきの見積もりで確認してね。

03CHAPTER 03

漆喰補修の業者さん選び(=失敗しない5基準)

このランキングは、漆喰補修でつまずきやすい5点を基準にしてるよ。屋根の上は自分で確認できないからこそ、「見える化してくれるか・急かさないか」が業者さん選びの軸になるの。

① 診断は確か?

写真やドローンで状態を見せて、「詰め直しか取り直しか」の根拠を説明してくれるかが第一関門だよ。

② 単価と総額は明朗?

「1mあたり◯円×◯m」と内訳が出るか。「工事一式◯十万円」だけの見積もりは内訳を聞いてね。

③ 施工は丁寧?

古い漆喰の撤去・清掃をちゃんとやるか。詰め増し(重ね塗り)で済ませる施工は長持ちしないの。

④ 安全と保証は?

高所作業の保険加入、施工後の保証年数、施工前後の写真報告。この3点は遠慮なく確認してね。

⑤ 急かさない誠実さ

「今すぐやらないと危険」と契約を急がせないか。本当に危険な状態なら、応急処置の提案が先のはずだよ。

04CHAPTER 04

状態・状況別おすすめ早見表

「結局どうすれば?」を一発で。屋根の状態ときっかけにいちばん合う動き方はこれだよ。

築15〜20年・メンテ未経験

そろそろ寿命かも。何から始める?

推し漆喰の詰め直し

漆喰の寿命どんぴしゃの時期。瓦工事店の点検→詰め直しが王道だよ。

棟が波打つ・瓦がズレてる

見るからに様子がおかしい

推し棟瓦の取り直し

詰め直しでは足りない段階。土台から積み直す根本解決を急いでね。

庭に白いかけらが落ちていた

一部だけ剥がれたみたい

推し部分補修+全体点検

早期発見の特権で安く済むの。他の箇所の寿命もついでに診てもらおう。

台風・梅雨の前に備えたい

壊れる前に確認しておきたい

推し屋根点検とセット

写真・ドローン点検で見える化。直す優先順位と出費計画が立つよ。

外壁塗装の予定がある

どうせなら安く済ませたい

推し足場工事とまとめ施工

15〜20万円級の足場代を1回分に。漆喰補修いちばんの節約術なの。

台風・大雪のあとに壊れた

自然災害で剥がれ・崩れが出た

推し火災保険の確認

風災・雪災補償の対象になることが。修理前の写真と保険会社への相談を先にね。

ちなみに、瓦屋根のメンテナンスは漆喰だけで完結しないの。瓦の割れ・ズレの直し方は屋根修理の記事、すでに雨染みがあるなら雨漏り修理の記事、屋根全体の寿命なら葺き替えの記事、塗装でのメンテは屋根塗装の記事でまとめているよ。「漆喰・瓦・防水・塗装」の4点で考えると、屋根の健康管理が見えてくるんだ。

05CHAPTER 05

漆喰補修料金のしくみと頼む前の注意点

料金は「単価 × 漆喰の長さ」+足場の有無で決まる

結論:見積もりで見るべきポイントは3つだけ。①工法(詰め直し3,500〜5,000円/m・棟瓦取り直し1〜1.5万円/m程度が目安)、②漆喰の長さ(戸建ては棟・軒先あわせて50m前後が多いの。「単価×m数」の内訳が書かれているか確認してね)、③足場の有無(2階建てや急勾配だと15〜20万円程度の加算も。1階の下屋だけなら不要なこともあるよ)。同じ屋根でも「どこまで直すか」で総額が大きく変わるから、写真つきの点検報告で工法の根拠を見せてもらうのがいちばん大事なの。

「漆喰が剥がれてますよ」の訪問営業——その場で契約しない

漆喰は、訪問販売の点検商法でいちばん名指しされやすい部位のひとつなんだ。「近くで工事をしていたら剥がれが見えた」「このままだと雨漏りする」と不安をあおって、その場で契約させる手口が報告されているの。なかには補修が不要な屋根に虚偽の指摘をしたり、相場の数倍の見積もりを出したりする例もあるんだよ(同じ工事で訪問業者80万円・専門店20万円という差が出た事例も)。不安になっても、その場では決めないでね。自分で選んだ業者さん2〜3社の写真つき点検と比べれば、本当の状態と適正価格はちゃんと見えてくるんだ。もし契約してしまっても、訪問販売なら契約書面を受け取った日から8日以内はクーリングオフできる。困ったときは消費者ホットライン「188」に電話して、最寄りの消費生活センターに相談してね。

「火災保険で実質無料」の勧誘と、詰め増し・コーキング固めにも注意

もうひとつの定番トラブルが保険金の不正請求への誘い込み。経年劣化なのに「台風のせいにすれば保険で無料で直せる」とすすめる業者がいるけど、虚偽申請のリスクを負うのは契約者本人なの。保険が使えるかは保険会社に自分で確認するのが正解だよ。施工面では、古い漆喰の上に塗り重ねる「詰め増し」と、コーキング材で瓦を固める安易なシーリング施工に注意。どちらも一見きれいに仕上がるけど、剥がれやすかったり瓦の通気を塞いで湿気を溜めたりして、数年後の本格補修をかえって難しくすることがあるんだ。

こんな点に気をつけてね

  • 1剥がれを「まだ大丈夫」と放置しない(棟の中の土が雨を吸うと、雨漏り・瓦ズレ・取り直し工事へ進んで費用が数倍になるの。かけらを見つけたら点検してね)
  • 2自分で屋根に登らない(瓦は滑りやすく転落事故の危険が大きいの。観察は地上から双眼鏡・スマホズームで。低い下屋でも作業はプロに任せてね)
  • 3「一式見積もり」のまま契約しない(単価×m数の内訳と施工前後の写真報告を約束してくれるか。屋根の上が見えない分、書面と写真が守りになるよ)
申し込み前に確認することリスト:①点検は写真つきで無料か ②見積もりは「工法・単価×m数・足場の要否」の内訳つきか ③古い漆喰の撤去が工程に含まれているか ④施工保証の年数と工事中の保険加入 ⑤瓦工事の実績(瓦葺き技能士の在籍など)。この5つを聞けば、安心して任せられるかはだいたい見分けられるよ。

06CHAPTER 06

はじめてでも安心・漆喰補修の3ステップ

むずかしいことはないよ。地上から観察して材料を集める → 写真つき点検と相見積もり → 工事と完了確認の3ステップ。

  1. 地上から観察して材料を集める:まず家のまわりをぐるっと一周して、棟まわりの白い部分の剥がれ・変色、庭や雨どいに落ちた白いかけらを双眼鏡やスマホのズームで確認しよう。かけらは捨てずに保管ね。あわせて築年数と前回のメンテ時期(分かれば)をメモしておくと、点検の話がぐっと早くなるよ。屋根には登らないでね。
  2. 写真つき点検と相見積もりを取る:瓦工事店・屋根修理店など2〜3社に現地点検を頼んで、写真つきの状態報告をもらおう。見積もりでは「詰め直しか取り直しか(その根拠)・単価×m数の内訳・古い漆喰の撤去の有無・足場の要否・保証年数」の5点を必ず確認ね。会社ごとに工法の判断が分かれたら、根拠の説明がていねいな方を選ぶと失敗しにくいの。極端に安い・不安をあおる業者さんは避けるのが無難だよ。
  3. 工事と完了確認:詰め直しなら1〜2日、取り直しでも数日で終わることが多いよ。完了したら施工前・施工中・施工後の写真を見せてもらって、詰めムラや漆喰の出っ張り(瓦より外にはみ出すと雨を呼ぶの)がないか説明を受けてね。保証書を受け取って保管すれば完了。あとは5年に1回くらいの点検と、台風・地震の後の地上チェックで、屋根は長く健康でいてくれるよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

屋根の漆喰補修の費用はいくらくらい?

結論:漆喰の詰め直しは1mあたり3,500〜5,000円程度、棟瓦の取り直しは1mあたり1〜1.5万円程度が目安だよ。一般的な戸建ては漆喰の総延長が50m前後のことが多くて、詰め直し全体なら15〜25万円程度に収まる例が多いの。剥がれた箇所だけの部分補修なら、10m以内で2.5〜5万円程度から頼めることもあるよ。屋根の形や勾配、足場の有無(必要なら15〜20万円程度の加算)で変わるから、正確な金額は現地調査つきの見積もりで確認してね。

漆喰の詰め直しと棟瓦の取り直しはどう違う?どっちが必要?

結論:傷んでいるのが漆喰だけなら「詰め直し」、棟そのものが歪んだりズレたりしているなら「棟瓦取り直し」が目安だよ。詰め直しは、古い漆喰をきれいに取り除いてから新しい漆喰を詰める基本の補修。取り直しは、棟瓦をいったん全部外して土台から積み直す大がかりな工事で、漆喰がほとんど剥がれ落ちていたり、棟が波打って見えたりする重症のケースに選ばれるの。どちらが必要かは屋根に登らないと正確には分からないから、写真つきで状態を報告してくれる業者さんに点検してもらうのが安心だよ。

漆喰の剥がれを放置するとどうなる?

結論:漆喰の剥がれを放置すると、棟の中の土が雨水を吸って雨漏りにつながりやすくなるの。漆喰は棟の土台を覆って雨水から守るフタの役割をしているから、剥がれたままだと内部の土がやせて瓦の固定力が落ちて、瓦のズレ・棟の歪みへ進行していくんだ。そうなると詰め直しでは済まず、棟瓦の取り直しや雨漏り修理まで必要になって、費用がぐっと大きくなるの。漆喰の寿命は15〜20年程度と言われているから、築15年を過ぎたら一度点検してもらうと安心だよ。

漆喰の補修はDIYでできる?

結論:屋根の上での漆喰補修はおすすめできないの。高所からの転落の危険が大きいうえ、古い漆喰の上に重ね塗りする「詰め増し」はすぐ剥がれやすくて、かえって雨水の通り道を作ってしまうことがあるんだ。コーキング材をたっぷり塗って固める応急処置も、瓦のすき間の通気を塞いで湿気を溜めてしまう心配があるよ。手を出してよいのは、地上から様子を観察したり、落ちてきた漆喰のかけらを保管して業者さんに見せたりするところまで。1階の下屋など低い場所でも、作業はプロに任せるのが結局いちばん安上がりなの。

「漆喰が剥がれてますよ」と訪問営業が来たけど本当?

結論:その場で契約しないで、自分で選んだ別の業者さんに点検してもらってね。「近くで工事をしていたら漆喰の剥がれが見えた」と訪ねてくる点検商法では、補修が不要な屋根でも「剥がれている」と告げる虚偽の指摘や、相場よりずっと高い見積もりが報告されているの。屋根の上は自分で確認できないから、写真つきで報告してくれる業者さん2〜3社の意見を比べるのが確実だよ。もし契約してしまっても、訪問販売なら契約書面を受け取った日から8日以内はクーリングオフできるの。困ったら消費者ホットライン「188」に相談してね。

漆喰の補修に火災保険は使える?

結論:台風や強風・大雪などの自然災害で漆喰が壊れた場合は、火災保険の風災・雪災補償の対象になることがあるよ。ただし、経年劣化による剥がれは対象外なの。「保険を使えば無料で直せる」と勧誘して、経年劣化なのに災害被害として申請させようとする業者には要注意——虚偽の申請は契約者本人のリスクになってしまうんだ。使えるかどうかは、加入している保険会社や代理店に自分で確認するのがいちばん確実。被害に気づいたら、修理の前に屋根の写真を撮っておいてもらうと申請がスムーズだよ。