天窓の雨漏り修理・撤去 費用の比較

天窓の雨漏り修理と撤去費用ランキング

結論:天窓の雨漏りは、ゴムパッキンやシーリングの劣化が原因なら約2〜5万円の打ち直しで止まることが多いよ。何度直しても戻ってくるなら、まわりの防水からやり直すか、思いきって天窓をふさぐという道もあるの。「費用のめやす・止まりやすさ・部屋の明るさをどこまで残せるか・工事の日数・足場が要るか」の5つの見方で並べたよ。屋根に自分で上がるのは危ないから、そこだけは無理をしないでね。

読むめやす:約21分

最終更新日:2026年8月15日

  • 01パッキン・シーリングの打ち直しは約2〜5万円が目安 — 本体をまるごと替えると約16〜26万円、ふさいでしまう工事は約10〜30万円が目安だよ
  • 02足場が要ると約15〜30万円が別にかかる — 屋根の塗装や葺き替えの予定があるなら、同じ足場でまとめると1回分で済むの
  • 03「無料点検」の飛び込み営業はその場で契約しない — 屋根工事の点検商法は相談が増えているよ。困ったら消費者ホットライン188

01CHAPTER 01

天窓の雨漏り修理とは?まず費用相場と「どこから漏れているか」から

結論:天窓(トップライト)は、屋根に穴をあけて窓をはめこんだ場所だよ。だから雨漏りの原因は、窓そのものよりまわりのつなぎ目にあることがほとんどなの。ゴムパッキン、まわりを埋めたシーリング、屋根材との取り合いにある板金、その下の防水シート——この4つのどこかが年月で傷んで、雨の通り道ができてしまう、という流れだよ。だから費用も「窓の値段」ではなく「どこまでめくって直すか」で決まるの。

目安としては、パッキンやシーリングの打ち直しなら約2〜5万円、まわりの防水からやり直すと約5〜20万円、本体をまるごと交換すると約16〜26万円、撤去して屋根材でふさぐと約10〜30万円。ここに足場が必要なら約15〜30万円が別に乗ることがあるよ。ずいぶん幅があるように見えるけれど、これは「表面のゴムを1本打ち直す」のと「屋根をめくって下地から作り直す」のを同じ言葉で呼んでいるからなの。2026年時点の目安だから、実際は現地を見てもらった見積もりで確かめてね。

パッキン交換・打ち直し

ゴムパッキンの交換は約2〜4万円、シーリングも一緒に打つなら約3〜5万円が目安。いちばん軽い直し方だよ。

まわりの防水をやり直す

シーリングの打ち直しや板金・防水シートのやり直しで約5〜20万円が目安。くり返す雨漏りはここが原因のことが多いの。

ガラスの交換

約5〜30万円が目安。ガラスの種類(複層・強化)と大きさ、屋根の上での作業のしやすさで大きく動くよ。

本体をまるごと交換

約16〜26万円が目安。傷みが進んでいる場合や、開け閉めの部品まで壊れているときはこちらになるよ。

撤去して屋根材でふさぐ

約10〜30万円が目安。天窓をやめて屋根に戻す工事だよ。内側の天井をふさぐだけなら約3〜10万円が目安。

足場・廃材の処分

足場は一般的な住宅で約15〜30万円が目安。天窓を外したときの廃材の処分は約1〜5万円が目安だよ。

相場をひと目で比較

同じ「天窓1か所あたり」の料金幅を、ひとつのものさしに並べたよ。バーが右へ伸びるほど高め。どこまでめくるかでこれだけ差が出るから、まず原因の場所を見てもらうのが節約の近道だよ。

パッキン交換・打ち直し約2〜5万円
内側の天井をふさぐ約3〜10万円
まわりの防水をやり直す約5〜20万円
ガラスの交換約5〜30万円
本体をまるごと交換約16〜26万円
撤去して屋根材でふさぐ約10〜30万円

横軸は0〜30万円。各バーは上の工事別の目安(最安〜最高)をそのまま並べたものだよ。足場代(約15〜30万円)は「1棟あたり」で数え方がちがうから、このものさしには入れていないの。天窓が2か所以上あるときは、そのぶん本体やガラスの費用は増えるけれど、足場は1回で済むことが多いよ。

金額は「目安」だよ:同じ工事でも、屋根の勾配(傾き)・天窓の位置と高さ・屋根材の種類・何年ぶんの傷みかで作業量が変わるの。とくに「室内にしみが出ている」ときは、すでに下地の木や断熱材まで濡れていることがあって、そこの補修が別に必要になるよ。見積もりでは「足場は含まれているか」「防水シートまでやり直すのか」「室内側の天井の補修は入っているか」の3つを必ず確認してね。屋根全体の雨漏りは雨漏り修理のページでもまとめているよ。

天窓の修理費用 かんたん試算(ざっくりのめやす)

直し方と、足場・廃材の有無をタップすると、すぐ下に費用のめやすが出るよ(送信ボタンはいらないの)。上で紹介した目安の下限を足し合わせただけのざっくりレンジだから、実際は現地を見てもらった見積もりで確認してね。タップしても変わらないときは、下に続く本文をそのまま読んでね。

  • どこまで直す?
  • 足場は必要そう?
  • 天窓を外して廃材が出る?
修理費用のめやす:約2万円〜
※本文で紹介した目安の「下限」を足しただけのざっくりレンジだよ。かけ算はしていないの。実際は屋根の勾配・天窓の大きさと数・室内側の傷み具合・地域で大きく変わるし、業者によっては出張費や高所作業の割増が別に必要なこともあるの。必ず見積もりで確認してね。

02CHAPTER 02

天窓の雨漏り 直し方ランキング7【2026年8月】

編集部が「費用のめやす・雨漏りの止まりやすさ・部屋の明るさをどこまで残せるか・工事の日数・足場が要るか」の5つの見方で、当てはまる人が多い順に並べたよ。どれが正解かは、傷んでいる場所と天窓をこれからも使いたいかで変わるから、この並びは「決めるときの下地」として使ってね。金額は2026年時点の目安で、条件で変わるよ。

目的で絞り込み
比較
1

ゴムパッキン・シーリングの打ち直し

いちばん軽い直し方。1日で終わることも多い

費用 約2〜5万円 向く人 初めての雨漏り・しみが小さい 効果 ◎ 原因が合えばぴたりと止まる
編集部おすすめ迷ったら
いちばん多いのがこれ。天窓のガラスと枠のあいだにはゴムパッキンが入っていて、そこが硬くなったり縮んだりすると、すきまから雨が入ってくるの。パッキンの交換だけなら約2〜4万円、まわりのシーリングも一緒に打ち直すなら約3〜5万円が目安だよ。いいところは、天窓も屋根もそのまま残せて、工事が1日で終わることが多い点。気をつけたいのは「上から新しいシーリングを重ねるだけ」の直し方で、古いゴムが縮んだままだと、また同じところが開いてしまうことがあるの。見積もりのときに「古いシーリングを撤去してから打つのか」を聞いてみてね。ここで止まらなかったら、原因はもっと奥の板金や防水シートにあるサインだよ。シーリングの打ち替えの考え方も参考になるよ。
4.7
費用約2〜5万円(パッキンのみなら約2〜4万円)
向く人初めての雨漏り・しみが小さい
効果◎ 原因が合えばぴたりと止まる
時期晴れの日に1日で終わることが多い
注意古いシーリングを撤去してから打つか確認
比較
2

まわりの板金・防水シートからやり直す

何度打ち直しても戻ってくる雨漏りはここ

費用 約5〜20万円 向く人 再発をくり返している 効果 ◎ 根本から止まりやすい
再発しているなら
打ち直したのに、次の大雨でまた同じところにしみが出る——そんなときは、雨の入り口が表面ではなく、屋根材の下にある板金(雨押え)や防水シートのほうにある可能性が高いよ。ここを直すには天窓のまわりの屋根材をいったんめくって、下地から作り直すことになるから、費用は約5〜20万円が目安。防水シートの張り替えまで入ると、最低でも10万円ほどは見ておきたいの。強みは、原因のいちばん奥から手を入れるぶん、止まったあとに長くもつこと。注意したいのは、室内にしみが広がっているときは下地の木や断熱材も濡れていることがあって、その補修が別途になる場合があること。見積もりの段階で「めくってみて傷んでいたら、いくらくらい増えそうか」を聞いておくと、あとで驚かずにすむよ。どこから入っているか分からないときは雨漏りの調査(散水調査)から始める手もあるの。
4.5
費用約5〜20万円(防水シートまでなら約10万円〜)
向く人打ち直しても再発をくり返している
効果◎ 根本から止まりやすい
強み直ったあとに長くもちやすい
注意下地が濡れていると補修が別途になることがある
比較
3

天窓の本体をまるごと交換する

明るさを残したまま、傷んだ窓を入れ替える

費用 約16〜26万円 向く人 天窓はこれからも使いたい 効果 ◎ 部品ごと新しくなる
「天窓の明るさは手放したくない、でも直してもきりがない」というときの選択肢。窓の枠ごと外して、新しい天窓を入れ直す工事だよ。費用は約16〜26万円が目安で、天窓が大きいときや屋根の形が複雑なときは、これより上がることもあるの。いいところは、パッキンも開け閉めの部品もぜんぶ新しくなるから、当分は同じ悩みが起きにくいこと。見落とされやすいのは、古い天窓と同じ大きさの製品がもう作られていないことがあるという点だよ。そのときは屋根の開口を作り直すぶんの手間が乗るから、見積もりで「いまと同じサイズが入るのか」を確かめてね。屋根の葺き替えやカバー工法を考えているなら、その工事と同時にやると足場が1回で済むから、まとめて相談するのがおすすめ。屋根の葺き替えやカバー工法のページもあわせてどうぞ。
4.3
費用約16〜26万円(大きさ・屋根の形で変動)
向く人天窓の明るさをこれからも使いたい
効果◎ パッキンも部品も新しくなる
時期屋根工事と同時なら足場が1回で済む
注意同じサイズの製品があるか先に確認
比較
4

撤去して屋根材でふさぐ

天窓をやめる。雨漏りの心配ごと無くなる

費用 約10〜30万円 向く人 もう使っていない・夏が暑い 効果 ◎ 原因そのものが無くなる
思いきった選択だけれど、満足したという声がいちばん多いのがこれだよ。天窓を外して、屋根の下地からふさいで、まわりと同じ屋根材で仕上げる工事。費用は約10〜30万円が目安だよ。選ぶ理由は雨漏りだけじゃなくて、「夏に暑い」「まぶしい」「掃除ができない」「もう何年も開けていない」といった声も多いの。天窓は真上から日が入るぶん、南向きの窓より熱が入りやすいからね。失うのは明るさだから、ふさいだあとの部屋がどのくらい暗くなるかは、昼間に天窓をカーテンや板で覆ってみると想像しやすいよ。そしてここがいちばん大事——屋根の塗装や葺き替えの予定があるなら、そのときに一緒にやると足場代が1回で済むの。別々にやると足場だけで2回ぶん(約15〜30万円×2)かかってしまうから、順番をそろえるだけで大きく変わるよ。
4.2
費用約10〜30万円(廃材の処分は約1〜5万円)
向く人もう使っていない・夏の暑さがつらい
効果◎ 雨漏りの原因そのものが無くなる
強み屋根工事と同時なら足場が1回で済む
注意部屋は暗くなる。戻すのは大がかり
比較
5

ガラスだけを交換する

割れ・くもり・結露がひどいときに

費用 約5〜30万円 向く人 ガラスが割れた・中がくもった 注意 枠が傷んでいると再発する
ガラスそのものが割れた、複層ガラスの内側がくもって外から拭いても取れない——そんなときの選択肢だよ。費用は約5〜30万円が目安で、幅が広いのはガラスの種類(複層か単板か・強化かどうか)と大きさ、そして屋根の上での作業のしやすさでぜんぜん変わるから。気をつけたいのは、雨漏りの原因が枠のほうにあるときは、ガラスを替えても止まらないこと。「ガラスの内側がくもる」のは、ガラスとガラスのあいだの密閉が切れているサインで、これは雨漏りとは別の症状なの。両方が同時に起きているなら、本体をまるごと替えたほうが結果的に安くつくこともあるから、ガラスだけの見積もりと、本体交換の見積もりを両方もらって比べてみてね。窓ガラス全般の考え方はガラス・窓の修理交換のページにもまとめているよ。
4.0
費用約5〜30万円(種類・大きさで大きく変動)
向く人ガラスが割れた・中がくもった
効果○ 見た目と結露は良くなる
強み枠を残せるので工事が軽い
注意原因が枠側だと雨漏りは止まらない
比較
6

内側(天井側)だけをふさぐ

屋根に上がらずに、まぶしさと暑さを止める

費用 約3〜10万円 向く人 まぶしさ・暑さが主な悩み 注意 雨漏りは止まらないの
屋根はさわらずに、部屋の天井側から板と断熱材でふさいでしまうやり方だよ。費用は約3〜10万円が目安で、足場が要らないぶん、ここまでで紹介した工事よりずっと軽く済むの。まぶしさと夏の暑さには効くし、天井がまっすぐになるぶん部屋がすっきり見えるという声もあるよ。ただし、ここは正直に書いておくね。この方法では雨漏りは止まらないの。屋根には天窓が残ったままだから、雨の入り口はそのまま。ふさいだ板の上(見えないところ)に水がたまって、木が腐ってしまうこともあるの。だから「いま雨漏りしている」なら、まず外側の雨を止めてから、その上で内側をふさぐかどうかを考えてね。逆に、雨漏りはしていなくて「まぶしい・暑い」だけが悩みなら、いちばん安く効く方法だよ。
3.8
費用約3〜10万円
向く人まぶしさ・夏の暑さが主な悩み
効果○ 光と熱は止まる
強み足場が要らず工事が軽い
注意雨漏りは止まらない(先に外側を直す)
比較
7

まず室内で受けて、雨がやんでから相談する

その日にできる応急。屋根には上がらないでね

費用 ほぼ0円(手持ちの道具で) 向く人 いま落ちてきて困っている 注意 これは応急。直したことにはならない
いますぐなら
いま天井から落ちてきているなら、まずこれ。バケツやたらいを置いて、中にタオルや新聞紙を敷く(はねる音と飛び散りが減るよ)。まわりの家具と家電はどかして、床にはビニールシートを敷く。天窓のまわりの照明にも水が回ることがあるから、その部屋の照明を消して、必要ならブレーカーを落とすのも大事だよ。そして、ぜったいにやらないでほしいのが「雨の日に自分で屋根へ上がること」。ぬれた屋根は想像よりずっとすべるし、天窓のガラスは人が乗る前提で作られていないの。雨をしのぐシートかけは、高所の作業に慣れた業者にお願いしてね。落ちてきた場所と時間、雨の強さと風向きをメモして、天井のしみを写真に撮っておくと、あとで原因を探すときの手がかりになるよ。そのまま火災保険の相談にも使えるから、撮っておいて損はないの。
3.7
費用ほぼ0円(バケツ・シート・タオル)
向く人いま落ちてきて困っている
効果被害を広げないための時間かせぎ
時期雨がやんでから業者に見てもらう
注意雨の日に自分で屋根へ上がらない

※ 評価は編集部による5つの見方(費用のめやす・雨漏りの止まりやすさ・部屋の明るさをどこまで残せるか・工事の日数・足場が要るか)の総合判断だよ(2026年8月時点)。費用の目安は屋根の形・天窓の大きさと数・傷みの進み方・地域で変わるよ。最新の料金や補償の範囲は、各社の見積もりと保険会社の窓口で確認してね。

03CHAPTER 03

直し方と業者の選び方(=失敗しない5つの見方)

天窓でつまずきやすいのは、「安く直したい」だけで決めてしまうところ。下の5つを順番に見ると、直すのかふさぐのかが自然に決まるよ。

① 何回目の雨漏りか

初めてなら打ち直しから。2回目・3回目なら、原因は表面より奥にあると考えたほうがいいよ。

② 天窓をこれからも使うか

もう何年も開けていない・夏がつらい、なら「ふさぐ」も立派な選択。明るさとの引き換えで考えてね。

③ 足場が要るかどうか

約15〜30万円が別に乗るかどうかの分かれ目。要るなら、ほかの屋根工事とまとめられないか考えよう。

④ 屋根全体の予定

塗装や葺き替えが数年内にあるなら、その工事と同時にやるのがいちばん無駄がないよ。

⑤ 見積書の内訳

足場・防水シート・板金・室内側の補修・廃材の処分が入っているか。総額でそろえて比べる。

「雨漏りを直した実績」を聞いてみてね:天窓は、屋根と窓の両方にまたがる場所なの。だから屋根の工事に慣れているかがそのまま仕上がりに出るよ。頼むときは「天窓の雨漏りを直したことはありますか」「うちの屋根材でも同じやり方でできますか」と聞いてみて。写真か図で「どこから入って、どこを直すのか」を説明してくれる業者は信頼しやすいよ。逆に、見もしないうちから「たぶんここですね」と金額だけ言ってくる相手は、ちょっと立ち止まってね。同じ写真と症状のメモを3社ほどに渡して、同じ条件で見積もりをもらうのがいちばんフェアな比べ方だよ。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「結局どうすればいいの?」を一発で。いまの困りごとにいちばん合う進め方はこれだよ。

いま天井から落ちてきている

すぐできる

推し室内で受けて、やんでから相談

屋根には上がらないでね。写真とメモが後で効いてくるよ。

雨漏りは初めて・しみは小さい

費用重視

推しパッキン・シーリングの打ち直し

約2〜5万円が目安。原因が合えばこれで止まるよ。

直してもまた戻ってくる

根本から

推し板金・防水シートからやり直す

約5〜20万円が目安。入り口は屋根材の下にあるかも。

天窓の明るさは残したい

長くもたせる

推し本体をまるごと交換

約16〜26万円が目安。同じサイズが入るか先に確認を。

もう使っていない・夏が暑い

悩みごと解消

推し撤去して屋根材でふさぐ

約10〜30万円が目安。屋根工事と同時なら足場が1回。

05CHAPTER 05

【重要】転落・高額請求・保険トラブルを防ぐための注意点

自分で屋根に上がらない——ここだけは守ってね

天窓の修理でいちばん怖いのは、金額よりけがだよ。屋根は乾いていてもすべりやすいし、ぬれているときはもっと危ないの。そして見落とされがちなのが、天窓のガラス自体は人が乗る前提で作られていないということ。踏み抜いてしまえば、そのまま室内へ落ちることになるよ。「ブルーシートをかけるだけだから」と思っても、風のある日の高いところでは体を持っていかれるの。雨をしのぐ応急のシートかけも、高所の作業に慣れた業者にお願いしてね。室内でできる応急(バケツを置く・家具をどかす・照明を消す)だけを自分でやって、屋根の上は任せる——これがいちばん安全な線引きだよ。

「無料点検」の飛び込み営業に気をつけて

台風や大雨のあと、頼んでいないのに「近くで工事をしていて、お宅の屋根が浮いているのが見えました」と訪ねてくることがあるの。国民生活センターは、こうした屋根工事の点検商法の相談が増えているとして注意を呼びかけているよ。よくある流れは、点検の名目で屋根に上がって、撮ってきた写真を見せながら「このままだと大変なことになる」と契約を急がせる、というもの。そもそも自分の屋根の上は自分では確かめられないから、言われたことが本当かどうかを判断しづらいのが、この商法のいやなところなの。その場でサインしない・ひとりで決めない・別の会社にも見てもらう。この3つだけ覚えておいてね。

「火災保険で自己負担0円」という誘い文句

「保険金が使えるので、自己負担なく直せます」という勧誘についても、国民生活センターに相談が寄せられているよ。実際には、保険金が出るかどうか・いくら出るかは、損害の調査が終わるまで誰にも分からないの。それなのに契約を先に結んでしまい、保険金の何割かを手数料として請求されて修理ができなくなった、解約を申し出たら解約料を求められたといったトラブルが起きているの。さらに「被害を受けていないのに、保険会社にそう言うよう求められた」というケースもあるけれど、これに応じてしまうと自分が不利になるよ。火災保険で直せる可能性があるのは、台風や雹(ひょう)といった自然災害で壊れたときで、年月による劣化は対象外とされているの。判断するのは保険会社だから、まず自分で保険証券を見て、契約している保険会社の窓口に直接聞いてみてね。

これだけは確認:①頼んでいないのに訪ねてきた業者と、その場で契約しない ②「保険で自己負担0円」はうのみにしない(出るかどうかを決めるのは保険会社だよ) ③書面の見積もりをもらって、3社ほどで比べる ④足場・防水シート・室内の補修・廃材の処分が別料金かどうかを聞いておく。訪問販売(飛び込み営業)での契約は、原則クーリング・オフ(契約書面を受け取ってから8日以内)で解約できるよ。少しでも不安なときは、契約の前でも消費者ホットライン「188(いやや)」に相談してね。

こんな点に気をつけてね

  • 1雨の日はもちろん、晴れていても自分で屋根に上がらない(天窓のガラスは人が乗る前提で作られていないの)
  • 2天井のしみのそばの照明は使わない(濡れた電気の器具は危ないよ。不安ならブレーカーを落としてね)
  • 3飛び込みの「無料点検」は即決しない(クーリング・オフは書面から8日以内・困ったら188)

06CHAPTER 06

初めてでも安心・進め方3ステップと、足場/保険の考え方

むずかしく考えなくて大丈夫。記録する → 見てもらう → 屋根全体の予定と合わせて決めるの3ステップだよ。順番を守るだけで、むだな出費とやり直しがぐっと減るの。

  1. 雨漏りの様子を記録する:天井のしみを写真に撮って(時間がたつと広がるから、日付ちがいで何枚かあるとなお良し)、いつ・どのくらいの雨で・どちらから風が吹いていたときに落ちてきたかをメモしてね。「強い雨のときだけ」「南からの風のときだけ」といった条件が分かると、原因の場所をしぼりこみやすくなるの。
  2. 屋根の工事に慣れた業者に見てもらう:同じ写真とメモを3社ほどに渡して、同じ条件で見積もりをもらおう。「どこから入って、どこを直すのか」を写真か図で説明してくれるかが見分けるポイントだよ。原因がはっきりしないときは、水をかけて確かめる調査から入る方法もあるの。
  3. 屋根全体の予定と合わせて決める:ここがいちばん節約になるところ。屋根の塗装や葺き替えが数年内にあるなら、そのときに天窓もまとめて——足場代(約15〜30万円)が1回で済むよ。逆に、屋根がまだ元気で天窓だけが悪いなら、単独で直すほうが早いの。

足場は「要るか要らないか」で総額が大きく変わるよ

天窓の工事でいちばん大きな金額になりがちなのが、じつは足場なの。一般的な住宅で約15〜30万円が目安だよ。だから同じ「約10万円の工事」でも、足場が要るかどうかで総額はまるで変わってしまうの。足場が要るかどうかは、屋根の勾配と天窓の位置、それに作業の内容で決まるから、見積もりの内訳でそこを必ず見てね。

足場が要らないことがある

屋根の傾きがゆるく、天窓が軒に近いとき。内側だけをふさぐ工事も足場は要らないことが多いよ。

足場が要りやすい

急な屋根・2階以上・天窓が屋根の中ほどにあるとき。作業する人の安全のためのものでもあるの。

まとめると1回で済む

屋根の塗装・葺き替え・カバー工法と同時にやれば、足場は1回ぶん。別々だと2回ぶんかかるよ。

保険が使えることがある

台風や雹で壊れたときは、火災保険の風災・雹災の補償が関わることがあるよ。年月による劣化は対象外。

免責金額を先に確認

自己負担額を下回る修理費だと保険金は出ないの。見積もりを取ってから保険会社に相談する順番だよ。

廃材の処分

天窓を外すと古い枠やガラスが出るよ。処分費は約1〜5万円が目安。見積もりに入っているか確認してね。

頼む前チェックリスト(これだけ確認すれば安心)

  • 天井のしみの写真と、落ちてきた日・雨の強さ・風向きのメモを用意した
  • 天窓の数と、屋根材の種類(瓦・スレート・金属)をだいたい把握した
  • これからも天窓を使いたいか、ふさいでもいいかを家族で話した
  • 屋根の塗装・葺き替えの予定がないかを確かめた(足場をまとめられるかの判断)
  • 火災保険の風災・雹災の補償の有無と、免責金額を保険証券で確認した
  • 同じ写真で3社ほどに見積もりを頼み、足場・防水シート・室内の補修・処分費が入っているかをそろえた
まとめてやると安くなることも:屋根に足場を組むタイミングは、ほかの工事と重ねると1回で済むよ。屋根がそろそろなら屋根塗装やカバー工法、雨どいの詰まりも気になるなら雨どいの掃除、外壁のひび割れが出ているなら外壁の補修を同じときに相談してみてね。どこから漏れているか分からないときは雨漏りの調査から始めるのも手だよ。

08CHAPTER 08

あわせて聞かれる質問(FAQ)

天窓の雨漏り修理はいくらかかる?

結論:いちばん軽いゴムパッキンの交換や打ち直しなら約2〜5万円が目安、まわりの板金や防水シートからやり直すと約5〜20万円が目安だよ。天窓の本体をまるごと交換すると約16〜26万円、撤去して屋根材でふさぐと約10〜30万円が目安になるの。ここに足場が必要なら約15〜30万円が別に乗ることがあるから、総額はこの足場代が要るかどうかで大きく変わるよ。2026年時点の目安だから、実際は現地を見てもらった見積もりで確認してね。

天窓の雨漏りは、どこから入っていることが多いの?

結論:多いのは、ガラスと枠のあいだのゴムパッキン、まわりを埋めたシーリング、屋根材との境目にある板金(雨押え)、そしてその下の防水シートの4か所だよ。どれも年月で少しずつ縮んだり切れたりして、すきまができてしまうの。ここで大事なのは、天窓は屋根に穴をあけてはめこんだ場所だから、窓そのものより「まわりのつなぎ目」が弱点になりやすいということ。だから表面のシーリングを打ち直しても止まらないときは、原因がもっと奥にあるサインだよ。どこから入っているか分からないときは、水をかけて確かめる調査から始める方法もあるの。

天窓をふさぐ費用はどのくらい?

結論:屋根の外側から天窓を外して、下地から屋根材で仕上げる工事は約10〜30万円が目安だよ。いっぽう、屋根はさわらずに部屋の天井側だけを板と断熱材でふさぐなら約3〜10万円が目安なの。ただしこの2つは効果がぜんぜん違って、内側だけをふさぐ方法では雨漏りは止まらないよ。屋根には天窓が残ったままだから、雨の入り口はそのまま。ふさいだ板の上に水がたまって木が傷むこともあるの。いま雨漏りしているなら、まず外側の雨を止めるのが先。まぶしさや夏の暑さだけが悩みなら、内側をふさぐのがいちばん軽く済むよ。

足場は必ず必要なの?

結論:いつも必要というわけではないよ。屋根の傾きがゆるくて天窓が軒に近いときや、部屋の天井側だけをふさぐ工事なら、足場なしでできることがあるの。反対に、急な屋根・2階以上・天窓が屋根の中ほどにあるときは、足場を組むことが多いよ。これは作業する人の安全のためのものでもあるから、必要と言われたら削らないでね。目安は一般的な住宅で約15〜30万円。ここでの節約のこつは「まとめること」で、屋根の塗装や葺き替えの予定があるなら同じときに天窓もやると、足場は1回ぶんで済むよ。別々にやると2回ぶんかかってしまうの。

火災保険で天窓の雨漏りは直せる?

結論:台風や雹(ひょう)といった自然災害で壊れた場合は、火災保険の風災・雹災の補償が関わることがあるよ。いっぽうで、年月による部材の劣化が原因の雨漏りは対象外とされているの。もうひとつ大事なのが免責金額(自己負担額)で、修理費がそれを下回ると保険金は出ないことになるよ。だから順番としては、まず修理の見積もりを取ってから、保険証券を見て契約している保険会社の窓口に相談するのがいいの。なお「保険で自己負担0円で直せます」と持ちかけてくる業者もいるけれど、保険金が出るかどうかを決めるのは保険会社だからね。判断を業者にゆだねないでね。

「無料点検します」と訪ねてきた業者に頼んでもいい?

結論:その場で契約するのはやめておこうね。国民生活センターは、屋根工事の点検商法についての相談が増えているとして注意を呼びかけているよ。よくあるのは、頼んでいないのに訪ねてきて、点検の名目で屋根に上がり、撮ってきた写真を見せながら契約を急がせるという流れ。自分の屋根の上は自分では確かめられないから、言われたことが本当かどうかを判断しづらいのがこわいところなの。まずは断って、あらためて自分で選んだ会社に見てもらってね。もし契約してしまっても、訪問販売なら原則として契約書面を受け取ってから8日以内はクーリング・オフができるよ。困ったときは消費者ホットライン188に相談してね。