VOL. 364 2026 · JUNE ISSUE 実家じまい 費用と進め方

実家じまいの費用相場と進め方ランキング

結論:実家じまいの総費用は自分たちで片付けて売却するなら数十万円以内のことも、業者に片付けを頼んで売却するなら50万〜200万円前後、解体まで含むと150万〜300万円超が目安だよ。進め方は「家族で話す→名義を確認→家財を片付ける→手続き→家の出口を決める」の5ステップで、親が元気なうちに少しずつがいちばんスムーズなの。「料金の明朗さ/対応範囲/出口までの連携/気持ちへの配慮/信頼性」の5基準で、頼り先をランキングしたよ。

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  • 01相場の幅 — 家財の片付けは間取りで7万〜85万円程度、解体は木造で100万〜300万円程度が中心の目安なの
  • 02始めどき — 親が元気なうちが最良。気持ちを確かめながら、帰省のたびに少しずつ進められるよ
  • 03鉄則 — 空き家のまま放置しない。名義の確認は最初に、売れる家財の買取で費用を軽くするのも忘れずにね

01CHAPTER 01

実家じまいの費用はいくら?相場と「費用の決まり方」

結論:実家じまいとは、親が暮らした家を片付けて、売却・賃貸・解体などで手放す(または身軽にする)こと。総費用は「家財の量 × 家の出口(売る・壊す)× どこまで業者に頼むか」の3つでほぼ決まるよ。目安は、自分たちで片付けて売却するなら数十万円以内に収まることも、業者に片付けを頼んで売却するなら50万〜200万円前後、解体まで含むと150万〜300万円超。大きな金額に見えるけど、売れる家財の買取・自治体の補助・税の特例で軽くできる部分もあるから、まず内訳を知ることから始めようね。

似たテーマとの区別はこうだよ。家まるごとの出口を決める話→このページ亡くなったあとの家財整理→遺品整理親が元気なうちの持ち物整理→生前整理すぐに手放さず家を守る→空き家管理なの。費用の内訳は下のカードにまとめたね。

家財の片付け・処分

業者に頼むと1LDK7万〜20万円・3LDK17万〜50万円・4LDK22万〜70万円程度が目安。物量と作業の範囲で変わるの。

清掃・庭の手入れ

売る前の簡易清掃や庭木の伐採・草刈りで数万〜十数万円程度。家の印象が良くなって、売却にもプラスなんだ。

売却の諸費用

仲介手数料は「売買価格の3%+6万円+消費税」が上限の目安。ほかに登記や測量で数万〜数十万円かかることも。

解体費

木造一戸建てで100万〜300万円程度が中心の目安。構造・立地・庭の物置などで増減して、500万円近くなる例もあるの。

税金

売却益には譲渡所得税。ただし相続した空き家の3,000万円特別控除など、要件を満たすと大きく軽くなる特例があるよ。

放置した場合の維持費

空き家のままでも固定資産税などで年10万円前後+管理の手間がかかり続けるの。「何もしない」が実は高くつくんだ。

数字は「目安」だよ:実家じまいの費用は家財の量・建物の構造と大きさ・地域・依頼する範囲で大きく変わるんだ。同じ3LDKでも、家財が少なければ片付けは安く済むし、再建築できない土地なら売却の進め方も変わるの。だから「片付け・売却・解体それぞれの見積もり」を分けて取って、総額の見取り図を最初に作ってね。最新の制度・料金は市区町村と各社の公式情報で確かめよう。

02CHAPTER 02

実家じまいの頼り先ランキング7【2026年6月】

編集部が「料金の明朗さ・対応範囲の広さ・出口までの連携・気持ちへの配慮・信頼性と実績」の5基準で、はじめてでも頼りやすい順にまとめたよ。実家じまいは1社で完結しないことが多くて、片付け+売却のように組み合わせて使うのが基本なの。金額はどれも目安だよ。

目的で絞り込み
比較
1

遺品整理・生前整理の専門業者に頼む(仕分けから供養・買取まで一括の本命)

家財の仕分け・搬出・供養・買取までワンストップ——気持ちに寄り添って進めてくれる、実家じまいの本命なの

費用 間取りで7万〜85万円程度が目安 向く人 家財が多い・遠方で通えない人 注意 現地見積もりで総額と内訳を確認
編集部おすすめはじめてなら
一軒まるごとの家財を、「残す・売る・手放す」に仕分けながら片付けてくれるのが遺品整理・生前整理の専門業者だよ。料金は間取りと物量で決まって、1LDK7万〜20万円・3LDK17万〜50万円・4LDK22万〜70万円程度が目安なの。買取に対応する業者なら、売れる家財の金額を費用から差し引いてくれるんだ。仏壇やお人形の供養、権利証・通帳など貴重品の捜索まで対応してくれる業者もあって、親の家を雑に扱われたくない気持ちに寄り添ってくれるのが何よりの強み。親が元気なうちの生前整理として、本人と相談しながら少しずつ進める使い方もできるよ。選ぶときは①訪問しての見積もり ②内訳の明示 ③許可・損害賠償保険の有無を確認して、2〜3社で比べてね。費用と業者選びの詳しい話は遺品整理・生前整理の記事にまとめているよ。
4.7
比較
2

不動産会社に売却を相談する(仲介と買取の2ルート・実家の出口の本命)

時間をかけて高くの「仲介」と、早く確実の「買取」——実家の出口は、この2ルートの使い分けで決まるの

費用 仲介手数料は価格の3%+6万円+税が上限目安 向く人 実家を売って手放したい人 注意 査定は複数社で・名義の確認を先に
片付けた実家をどうするか——売ると決めたら、不動産会社への相談が出口の本命だよ。ルートは2つ。「仲介」は市場価格で売れる可能性が高いぶん、買い手が見つかるまで3〜6カ月以上みておきたいの。「買取」は不動産会社が直接買い取るから早くて確実だけど、市場価格より2〜3割ほど安くなる傾向なんだ。古い家でも「古家付き土地」として売れることがあるし、買取なら家財が残ったままでも引き取ってくれる会社もあるよ。査定は無料の会社がほとんどだから、必ず複数社に頼んで金額と提案を比べるのが鉄則。そしてもうひとつ大事なのが名義——登記が親や祖父母のままだと売却できないの。名義の整理が済んでいないなら、7位の専門家相談から先に進めてね。
4.5
比較
3

自分たちで少しずつ片付ける(費用を抑えて気持ちも確かめられる進め方)

帰省のたびに1部屋ずつ——費用はいちばん抑えられて、親と思い出を確かめながら進められる方法なの

費用 粗大ごみ1点数百〜2,000円程度が中心 向く人 時間が取れる・親と一緒に進めたい人 注意 一軒分は想像以上の量・数カ月単位で計画
時間さえ取れるなら、自分たちで少しずつ片付けるのが費用面ではいちばん軽いよ。処分費は自治体の粗大ごみで1点数百〜2,000円程度が中心で、詳しい出し方は粗大ごみの出し方の記事にまとめているの。何より、親と一緒に「これは残そう」「これはありがとうって手放そう」と確かめながら進められるのは、この方法だけの価値なんだ。コツは帰省のたびに1部屋ずつ・「思い出の物」はいちばん最後に回すこと——アルバムや手紙から始めると手が止まっちゃうの。気をつけたいのは量で、一軒分の家財は軽トラック何台分にもなるから、自治体回収だけだと数カ月かかることも。通帳・権利証・印鑑・保険証券などの貴重品の確認は必ず自分たちの手でやって、残った大物だけ不用品回収に頼む組み合わせが現実的だよ。
4.4
比較
4

買取業者に査定してもらう(売れる家財をお金に換えて費用を軽くする)

着物・古い道具・家電もまず査定——売れた分だけ処分費が軽くなる、実家じまいの節約の要なの

費用 査定・出張無料の業者が多い 向く人 売れそうな家財が多い家の人 注意 訪問買取は押し買いに注意・188も覚えてね
「全部処分」と決める前に、売れる物を買取に出して費用を軽くする一手間を挟んでみてね。実家には着物・古い工具・カメラ・お酒・切手・家具・家電など、思わぬ値段がつく物が眠っていることがあるの。出張買取なら査定無料の業者が多くて、まとめて見てもらえるんだ。品目別の相場は着物買取工具買取の記事が参考になるよ。気をつけたいのが「押し買い」——査定だけのつもりが、貴金属などを強引に買い取られるトラブルなの。訪問購入は特定商取引法でクーリングオフ(8日間)の対象だから、納得できない取引は取り消せるし、困ったら消費者ホットライン「188」に相談してね。2〜3社の査定額を比べて、その場で即決しないのが安全な使い方だよ。値段がつかなかった物は、粗大ごみや不用品回収の処分ルートへ回そう。
4.2
比較
5

不用品回収業者に頼む(量が多い家財を一気に運び出すスピード型)

トラック単位でその日のうちに——仕分けが済んだあとの「量」を一気に減らすスピード担当なの

費用 軽トラ1.5万〜3万円・2t車5万〜8万円程度 向く人 期限が迫っている・量が多い人 注意 「無料回収」の呼び込みには頼まない
残す物の仕分けが済んだら、あとは量との勝負——そこで頼りになるのが不用品回収業者だよ。軽トラック積み放題で1.5万〜3万円・2tトラックで5万〜8万円程度が目安で、分別から搬出までその日のうちに終わるスピード感が魅力なの。売却や退去の期限が決まっているときに特に心強いんだ。選ぶときは自治体の一般廃棄物収集運搬の許可(または許可業者との提携)を確認してね——アナウンスしながら巡回する「無料回収」の車は、あとから高額請求や不法投棄のトラブルが報告されているから避けるのが無難だよ。訪問見積もりで総額を書面にしてもらい、2〜3社で比べるのが基本。料金の内訳や悪質業者の見分け方は不用品回収の記事で詳しくまとめているの。
4.0
比較
6

解体業者に頼む(古い家は更地にして土地で売る・補助金の確認を)

傷んだ家は土地にして次の人へ——解体は補助金と税金のタイミングまでセットで考えるのがコツなの

費用 木造で100万〜300万円程度が中心 向く人 老朽化で売れにくい家を手放したい人 注意 更地は固定資産税が上がる・時期に注意
老朽化が進んで買い手がつきにくい家は、解体して土地として売るのが現実的な出口になるよ。費用は木造一戸建てで100万〜300万円程度が中心の目安で、構造(鉄骨・RCは高め)・重機が入れるか・庭の物置やブロック塀の有無で増減して、500万円近くなる例もあるの。心強いのが自治体の解体補助——老朽化した空き家の解体に数十万円規模の補助を出す地域があるから、見積もりの前に市区町村へ確認してね。そして大事なのがタイミング。家を壊すと固定資産税の「住宅用地の特例」が外れて土地の税額が上がるから、売却の段取りが見えてから壊すのが鉄則なの。家財が残ったままだと処分費が上乗せされるので、片付けを済ませてから頼むと無駄がないよ。費用の内訳と業者選びは家の解体の記事で詳しく解説しているの。
3.8
比較
7

相続・登記は専門家に相談する(名義の整理は実家じまいの土台)

名義が動かないと家は売れない——司法書士さんや無料相談窓口が、実家じまいの土台を固めてくれるの

費用 相続登記は実費+報酬で数万〜十数万円程度 向く人 名義が親や祖父母のままの人 注意 相続登記は3年以内の義務・早めに動こう
順位は7位だけど、名義が整理できていないなら実は最初に頼る相手だよ。家の登記が亡くなった親や祖父母のままだと、売却も解体も進められないの。しかも2024年4月から相続登記は義務化されていて、相続を知った日から3年以内に申請しないと過料の対象になる可能性があるんだ。手続きは司法書士さんに頼むのが確実で、費用は登録免許税などの実費+報酬で数万〜十数万円程度が目安。相続人が多い・代替わりが重なっている家ほど時間がかかるから、実家じまいを考え始めたらまず登記簿(登記事項証明書)で名義を確認してね。いきなり依頼するのが不安なら、市区町村の無料法律相談や法テラスで全体像を聞くところから始めれば大丈夫。誰に何を相談すればいいかは相続の相談先の記事に整理しているよ。
3.6

※ 評価は編集部による5基準(料金の明朗さ・対応範囲の広さ・出口までの連携・気持ちへの配慮・信頼性と実績)の総合判断だよ(2026年6月時点)。金額は各業界の公開料金情報をもとにした目安で、家財の量・建物の構造・地域・依頼範囲によって大きく変わるの。補助金や税の特例は要件・期限があるから、正確な内容は必ず市区町村・税務署と各社の公式情報で確認してね。

03CHAPTER 03

頼り先選び(=失敗しない5基準)

このランキングは、実家じまいでつまずきやすい5点を基準にしてるよ。家財・家・名義の3つを別々の相手に頼むことが多いから、それぞれで同じ目線のチェックが効くの。

① 総額は明朗?

片付け・売却・解体それぞれで、内訳つきの書面見積もりをくれるか。「一式◯万円」だけの見積もりは内容を確認しようね。

② 対応範囲は広い?

仕分け・供養・買取・清掃までどこまで頼めるか。範囲が広いほど窓口が減って、遠方からでも進めやすくなるの。

③ 出口まで伴走してくれる?

片付けのあとの売却・解体・管理まで見据えた提案があるか。次の段取りまで相談できる相手だと迷子にならないよ。

④ 気持ちに寄り添ってくれる?

親の家は思い出のかたまり。仕分けを急かさない、供養や形見分けに丁寧な業者かどうかは、口コミの中身で分かるの。

⑤ 許可・保険・実績は確か?

廃棄物の許可や買取の古物商許可、作業時の損害賠償保険、同じような家の実績。3つ揃っていれば安心して任せられるよ。

04CHAPTER 04

状況別おすすめ早見表

「うちの場合はどこから?」を一発で。実家の状況にいちばん合う進め方はこれだよ。

親が元気・これから考えたい

気持ちを確かめながら進めたい

推し生前整理から少しずつ

帰省ごとに1部屋ずつ。親の意向を聞ける今が最良なの。

家財が大量・遠方で通えない

まるごと任せたい

推し遺品整理・生前整理業者

仕分けから供養・買取まで一括。相見積もりで比べてね。

費用をできるだけ抑えたい

かけるお金を最小に

推し自分で仕分け+買取活用

売れる物を先に査定へ。残りは粗大ごみと回収業者なの。

すでに空き家になっている

維持費の出血を止めたい

推し売却相談+空き家管理

複数社の査定と並行して、管理サービスで傷みを防ごう。

古くて売れそうにない

土地として手放したい

推し解体+土地で売却

解体補助の確認を先に。壊す時期は売却とセットでね。

名義が祖父母や親のまま

何から手を付ければ?

推し相続登記の相談から

名義が動かないと売れないの。司法書士さんへ最初にね。

ちなみに、実家じまいは「今すぐ手放す」だけが正解じゃないの。気持ちの整理がつくまでは空き家管理で家の状態を保つ選択もあるし、家財だけ先に軽くしておく「半分じまい」もあるんだ。名義の確認→家財→家の出口の順番さえ守れば、ペースは家族それぞれで大丈夫だよ。

05CHAPTER 05

損しないための注意点——動く前に読んでね

訪問買取の「押し買い」に気をつけて

結論:実家じまいの場面で増えているのが、「不用品を何でも買い取ります」と訪問して、貴金属や着物だけを強引に安く買い取っていく「押し買い」なの。査定のつもりが、断りにくい雰囲気で手放してしまった——という相談が消費生活センターに寄せられているんだ。守り方は3つ。①電話やチラシの「無料査定」をきっかけに1社だけで決めない ②その場で渡さず、品物と金額の書面をもらう ③訪問購入はクーリングオフ(8日間)の対象だと覚えておくこと。期間内なら品物を取り戻せるし、業者は8日間品物の引き渡しを拒める制度もあるの。納得できない取引をしてしまったら、消費者ホットライン「188」にすぐ相談してね。

解体・更地化のタイミングで税金が変わる

住宅が建っている土地は、固定資産税が「住宅用地の特例」で大きく軽減されているの。家を解体して更地にすると特例が外れて、土地の固定資産税が数倍に上がることがあるんだ。だから「とりあえず壊して身軽に」は要注意——売却の段取りや次の活用が見えてから解体するのが鉄則だよ。逆に、老朽化した空き家には自治体の解体補助(数十万円規模の地域も)があるから、壊すと決めたら見積もりの前に市区町村へ確認してね。年度の予算がなくなると受付が締め切られることもあるから、申請は早めが安心なの。

「何もしない」がいちばん高くつく——放置のリスク

結論を急がなくていいけれど、放置だけは避けてね。空き家のままでも固定資産税などで年10万円前後+火災保険・光熱費の基本料がかかり続けるし、人が住まない家は傷みが早いの。管理が行き届かず「特定空家」や「管理不全空家」に指定されると、住宅用地の特例が外れて固定資産税が数倍に上がるおそれがあるんだ。雑草・倒壊・動物の住み着きで、近隣との関係が難しくなることも。遠方ですぐ動けないなら、空き家管理サービスで月1〜2回の巡回をお願いしながら、売却や活用を考える時間をつくるのが現実的だよ。

親の気持ちを置き去りにしない——いちばん大事なこと

実家じまいで後悔が残るのは、お金よりも「気持ちの置き去り」なの。親にとって家は人生そのものだから、「早く片付けよう」と急かすと心を閉ざしてしまうことがあるんだ。コツは、「処分」ではなく「これからの暮らしを軽くする」話として切り出すこと。「この食器、誰かに使ってもらえたら嬉しいね」のように、物の行き先を一緒に決めると前向きに進みやすいよ。写真に残してから手放す、形見分けの時間をつくる、判断に迷う物は「保留箱」へ——急がない仕組みが、結局いちばんの近道なの。亡くなったあとの整理になった場合は、遺品整理の記事も気持ちの面から書いているから、参考にしてね。

こんな点に気をつけてね

  • 1名義の確認を最初に(登記が親や祖父母のままだと売却も解体もできないの。相続登記は3年以内の義務だよ)
  • 2解体は売却の段取りが見えてから(更地にすると固定資産税が上がる。補助金の確認も壊す前にね)
  • 3訪問買取は即決しない(押し買いはクーリングオフ8日の対象。納得できなければ消費者ホットライン「188」へ)
動き出す前に確認することリスト:①家の名義(登記事項証明書)と相続人 ②親の気持ちと「残したい物」 ③貴重品の場所(通帳・権利証・印鑑・保険証券) ④市区町村の解体補助・空き家の相談窓口 ⑤売却時の税の特例(3,000万円特別控除の要件)。この5つを押さえれば、あとは順番に進めるだけだよ。迷ったら一人で抱え込まず、家族と専門家を頼ってね。

06CHAPTER 06

はじめてでも迷わない・実家じまいの進め方5ステップ

順番さえ守れば、むずかしくないよ。話し合う → 名義を確認 → 家財を片付ける → 手続き → 家の出口を決めるの5ステップ。

  1. 家族で話し合う:最初の一歩は片付けでも見積もりでもなく、親と兄弟姉妹の気持ちを聞くこと。帰省のタイミングで「この家、これからどうしようか」と切り出して、住み続けたいのか・住み替えたいのか・誰が窓口になるのかをゆるく確認しておこう。ここを飛ばすと、あとで「聞いてない」のすれ違いが起きやすいの。一度で決めようとせず、何回かに分けて話せば大丈夫だよ。
  2. 相続・名義を確認する:法務局で登記事項証明書を取って、家と土地の名義を確認してね。亡くなった人の名義のままなら相続登記(3年以内の義務)が先。境界があいまいな土地は測量が必要になることもあるの。司法書士さんや市区町村の無料相談を使えば、何が必要かを整理してもらえるよ。権利証・通帳・保険証券など貴重品の保管場所も、このタイミングで親に確認しておくと安心なの。
  3. 家財を仕分けて片付ける:残す・売る・手放す」の3分類で、思い出の物はいちばん最後に。売れそうな着物・道具・家電は先に買取査定に出すと処分量が減って費用も軽くなるよ。量が多ければ遺品整理・生前整理の専門業者へ、仕分け後の搬出だけなら不用品回収へ——2章のランキングを参考に組み合わせてね。貴重品の確認だけは必ず自分たちの手で
  4. 住所・ライフラインの手続きをする:親が住み替えるなら住民票の移動・郵便の転送・電気/ガス/水道の停止または契約変更を。空き家の期間ができるなら、火災保険を空き家向けの契約に見直すのを忘れずに(住宅用のままだと補償されないことがあるの)。新聞や定期便、サブスクの解約もこの段階でまとめて済ませると漏れがないよ。
  5. 家の出口を決める(売る・貸す・解体・管理):複数の不動産会社に査定を頼んで、仲介・買取・古家付き土地・解体して更地の選択肢を金額で比べよう。売却益が出そうなら3,000万円特別控除などの税の特例を税務署・税理士さんに確認してね。すぐに結論が出ないときは空き家管理で家を守りながら考えればいいの。「放置しない」ことだけ守れば、どの出口を選んでも大丈夫だよ。

07CHAPTER 07

あわせて聞かれる質問(FAQ)

実家じまいの費用はいくらくらい?

結論:どこまで業者に頼むかで大きく変わって、自分たちで片付けて売却するなら数十万円以内に収まることも、業者に片付けを頼んで売却するなら50万〜200万円前後、建物の解体まで含むと150万〜300万円超が目安だよ。内訳は「家財の片付け・処分」「清掃や庭の手入れ」「売却の諸費用」「税金」「解体費」の5つに分けて考えると見通しがよくなるの。売れる家財の買取や自治体の補助で抑えられる部分もあるから、まず総額の見取り図を作ってから動くと安心だよ。

実家じまいはいつ始めるのがいい?

結論:親が元気なうちに、少しずつ始めるのがいちばんスムーズだよ。本人と「残したい物・手放していい物」を確かめながら進められるし、家をこれからどうしたいかの気持ちも直接聞けるの。亡くなったあとに始めると、相続の手続きと並行になって、心にも時間にも余裕がなくなりがちなんだ。帰省のタイミングで「この家、これからどうしようか」と話してみるのが最初の一歩。一度に決めなくて大丈夫だよ。

実家を空き家のまま放置するとどうなるの?

結論:固定資産税などの維持費が年10万円前後かかり続けるうえ、傷みが進んで「特定空家」などに指定されると、住宅用地の特例が外れて固定資産税が数倍に上がるおそれがあるの。雑草や老朽化で近隣トラブルになることもあるんだ。すぐに結論が出ないときは、空き家管理サービスで家の状態を保ちながら、売却や活用をゆっくり考える方法もあるよ。放置だけは避けるのが鉄則なの。

家財の片付けは業者と自分たち、どっちがいい?

結論:時間が取れるなら「思い出の品と貴重品の仕分けは自分たちで、残りの搬出・処分は業者に」の組み合わせがバランスいいよ。業者にまるごと任せると間取りにより7万〜85万円程度が目安で、自分たちで進めれば粗大ごみの処分費中心に抑えられるの。ただ一軒分の家財は想像以上の量で、自治体回収だけだと数カ月かかることもあるんだ。通帳・権利証・印鑑などの貴重品の確認だけは、必ず自分たちの手でやってね。

売れそうにない実家はどうすればいい?

結論:あきらめる前に試せる道が4つあるよ。①不動産会社の「買取」に相談する(仲介で売れにくい家も対象になることがあるの)②古家付き土地としてそのまま売りに出す ③解体して土地で売る(自治体の解体補助が使える場合もあるよ)④自治体の空き家の相談窓口や、隣の土地の方への声かけ。立地や建物の状態で最適解が変わるから、複数の不動産会社に査定してもらって比べるのが近道だよ。

実家じまいで使える補助金や税金の特例はある?

結論:代表的なのは3つ。①老朽化した家の解体費を補助する自治体の制度(数十万円規模の補助がある地域もあるの)②相続した空き家を売ったときの譲渡所得3,000万円特別控除(建築時期や耐震性などの要件があるよ)③自分や親が住んでいた家を売るときの3,000万円特別控除。どれも要件と期限が細かいから、市区町村の窓口と税務署・税理士さんに早めに確認してね。制度の内容は変わることがあるから、最新情報のチェックも忘れずに。